日本IB MYP認可歴ランキングTOP10:最も長くMYPを実践してきた学校はどこ?

「中学生の子どもにIB教育を受けさせたいけれど、たくさんのMYP認定校があって、どの学校を選べばいいのかしら…」そんなふうにお悩みのお母さま・お父さまも多いのではないでしょうか。

IB校選びで意外と見落とされがちなのが、「その学校がどれだけ長くMYPを実践してきたか」という視点です。認可歴が長いということは、それだけ多くの生徒を指導し、カリキュラムを磨き上げ、教員の専門性も積み重ねてきた証拠。つまり、お子さまが受ける教育の「厚み」が違うんです。

この記事では、日本全国のIB MYP認定校を認可年の古い順にランキング形式でご紹介します。IBO(国際バカロレア機構)公式データおよび各校公式情報に基づいた正確な情報ですので、学校選びの参考にしていただければ幸いです。

  1. そもそもIB MYP(中等教育プログラム)とは?
  2. 日本IB MYP認可歴ランキングTOP10
  3. 第1位:加藤学園暁秀中学校・高等学校 ― 2000年1月認可
    1. 日本で最初にMYP認定を受けたパイオニア校
    2. 基本情報
    3. お母さまへのポイント
  4. 第2位:K. International School Tokyo(KIST)― 2003年6月認可
    1. 東京初、日本で2番目のMYP認定校
    2. 基本情報
    3. お母さまへのポイント
  5. 第3位:関西学院大阪インターナショナルスクール(OIS)― 2004年認可
    1. 関西を代表する伝統あるIBコンティニュアムスクール
    2. 基本情報
    3. お母さまへのポイント
  6. 第4位:東京インターナショナルスクール(TIS)― 2007年12月認可
    1. 港区の名門が築いた18年のMYP実績
    2. 基本情報
    3. お母さまへのポイント
  7. 第5位:玉川学園中学部・高等部 ― 2009年3月認可
    1. 日本を代表する私学がMYPを全面導入
    2. 基本情報
    3. お母さまへのポイント
  8. 第6位:名古屋国際中学校・高等学校 ― 2009年認可
    1. 中部地方初のMYP一条校
    2. 基本情報
    3. お母さまへのポイント
  9. 第7位:東京学芸大学附属国際中等教育学校(TGUISS)― 2010年2月認可
    1. 国公立初のMYP認定校という歴史的快挙
    2. 基本情報
    3. お母さまへのポイント
  10. 第8位:カネディアン・アカデミィ(Canadian Academy)― 2011年6月認可
    1. 日本最古のDP校がMYPも認定取得
    2. 基本情報
    3. お母さまへのポイント
  11. 第9位:ホライゾン・ジャパン・インターナショナルスクール(HJIS)― 2013年認可
    1. 横浜で成長を続けるIBコンティニュアムスクール
    2. 基本情報
    3. お母さまへのポイント
  12. 第10位:つくばインターナショナルスクール ― 2014年6月認可
    1. つくば学園都市で育むグローバルな知性
    2. 基本情報
    3. お母さまへのポイント
  13. 日本MYP認定校の全体像:ランキング外の注目校
  14. MYP認可歴の長さが教育の質に与える影響
  15. インターナショナルスクールと一条校、どちらを選ぶ?
  16. お子さまに合ったMYP校の選び方
  17. まとめ:日本のMYP教育は新たなステージへ

そもそもIB MYP(中等教育プログラム)とは?

ランキングに入る前に、MYPについて簡単におさらいしておきましょう。

MYP(Middle Years Programme)は、国際バカロレア(IB)が提供する11歳〜16歳を対象とした教育プログラムです。日本の学校制度でいうと、おおむね中学1年生〜高校1年生に相当する年齢層ですね。

MYPの大きな特徴は、8つの教科グループ(言語と文学、言語の習得、個人と社会、理科、数学、芸術、保健体育、デザイン)を横断的に学ぶカリキュラム設計です。PYP(初等教育プログラム)で育んだ探究心を、より高度な学問的思考へと発展させていく「橋渡し」の役割を担っています。

また、MYPでは「サービス・アズ・アクション」(地域社会への奉仕活動)や「パーソナルプロジェクト」(個人研究プロジェクト)など、教科の枠を超えた実践的な学びも重視されています。「テストで良い点を取る」だけでなく、「社会とつながり、自ら考え、行動できる人間」を育てるプログラムなんです。

世界110カ国以上、1,400校以上で実施されているMYPですが、日本国内でも近年急速に認定校が増加しています。IB教育推進コンソーシアム(文部科学省)によると、2025年末時点で国内のMYP認定校は47校に達しています。

日本IB MYP認可歴ランキングTOP10

それでは、日本全国のIB MYP認定校を認可年が古い順にご紹介していきます。認可歴が長い学校ほど、MYP教育のノウハウと実績が蓄積されているといえますね。

第1位:加藤学園暁秀中学校・高等学校 ― 2000年1月認可

日本で最初にMYP認定を受けたパイオニア校

日本のMYP教育の歴史は、この学校から始まりました。静岡県沼津市に位置する加藤学園暁秀中学校・高等学校が、2000年1月にMYP認定を取得。実に26年以上にわたってMYP教育を実践し続けている、まさに日本のIB教育のパイオニアです。

加藤学園暁秀は1972年に設立された私立校で、早くからバイリンガル教育に力を入れてきました。2002年にはDP(ディプロマプログラム)の認定も取得し、日本初のMYP-DP一貫IB教育校という先駆的な存在となっています。「バイリンガルコース」では、英語と日本語の両方でMYPカリキュラムを学ぶことができ、日本の教育課程との両立も実現しているんです。

基本情報

正式名称:加藤学園暁秀中学校・高等学校(Katoh Gakuen Gyoshu Junior and Senior High School)
IBO School Code:001374
所在地:静岡県沼津市
対象学年:中学1年〜高校1年(MYP)、高校2・3年(DP)
IBプログラム:MYP(2000年〜)、DP(2002年〜)
授業言語:英語・日本語(バイリンガル)
学校種別:私立一条校

お母さまへのポイント

「26年以上のMYP実績」という安心感は、他校にはない圧倒的な強みですよね。一条校ですので日本の学習指導要領もしっかりカバーしており、「IB教育を受けたいけれど、日本の学校制度から外れるのは不安…」というご家庭にとって理想的な選択肢です。静岡県という立地ですが、新幹線で東京から約1時間というアクセスの良さもポイント。寮はありませんが、地元の生徒に加え、IB教育を求めて遠方から通う生徒もいますよ。

第2位:K. International School Tokyo(KIST)― 2003年6月認可

東京初、日本で2番目のMYP認定校

第2位は、東京都江東区白河に位置するK. International School Tokyo(KIST)です。2003年6月にMYP認定を受け、約23年の実績があります。

KISTは2002年にPYP、2003年にMYP、2004年にDPの認定を取得し、わずか2年間でPYP・MYP・DPの全3プログラムを揃えたフルIBコンティニュアムスクールとなりました。3歳から18歳まで、一貫したIB教育を受けられる環境が整っています。東京で最も早くMYPを導入したインターナショナルスクールとして、長年にわたりIB中等教育のスタンダードを築いてきた存在です。

基本情報

正式名称:K. International School Tokyo(KIST)
IBO School Code:002120
所在地:東京都江東区白河1-5-15
対象学年:Grade 6〜10(MYP)
IBプログラム:PYP(2002年〜)、MYP(2003年〜)、DP(2004年〜)
授業言語:英語
学校種別:インターナショナルスクール

お母さまへのポイント

PYPからMYP、そしてDPまで一貫してIB教育を受けられるのは、お子さまの成長を長い目で見守りたいお母さまにとって大きな安心材料ですよね。23年間のMYP実績は、教員の指導力やカリキュラムの成熟度に直結しています。江東区白河というアクセスの良い立地で、都内各所からの通学にも便利です。

第3位:関西学院大阪インターナショナルスクール(OIS)― 2004年認可

関西を代表する伝統あるIBコンティニュアムスクール

第3位は、大阪府箕面市に位置する関西学院大阪インターナショナルスクール(Osaka International School of Kwansei Gakuin)です。2004年にMYP認定を受け、約22年の実績があります。

OISは、名門・関西学院大学の系列校として、PYP・MYP・DPの全プログラムを提供するフルIBコンティニュアムスクールです。2018年に関西学院千里国際中等部・高等部と統合し、現在は「Kwansei Gakuin Senri and Osaka International Schools」として運営されています。日本人生徒とインターナショナル生徒が同じキャンパスで学ぶ、ユニークな教育環境が特徴なんです。

基本情報

正式名称:Osaka International School of Kwansei Gakuin(関西学院大阪インターナショナルスクール)
IBO School Code:000595
所在地:大阪府箕面市小野原西4-4-16
対象学年:Grade 6〜10(MYP)
IBプログラム:PYP(2004年〜)、MYP(2004年〜)、DP
授業言語:英語
学校種別:インターナショナルスクール

お母さまへのポイント

関西学院という日本有数の教育ブランドに支えられた安定感は、関西圏のお母さまにとって大きな魅力ですよね。緑豊かな箕面の丘陵地に広がるキャンパスは、のびのびと学べる理想的な環境です。関西学院大学への推薦制度もあり、進路の選択肢が広いのも嬉しいポイント。日本人生徒と海外からの生徒が日常的に交流する環境は、真の意味での「国際感覚」を自然に身につけられますよ。

第4位:東京インターナショナルスクール(TIS)― 2007年12月認可

港区の名門が築いた18年のMYP実績

第4位は、東京都港区に校舎を構えるTokyo International School(TIS)です。2007年12月19日にMYP認定を受け、約18年の実績があります。

TISは1994年に設立された非営利のインターナショナルスクールで、2005年にPYP、2007年にMYPの認定を取得。2025年5月にはDPの認定も受け、ついにPYP・MYP・DPの全プログラムを揃えたフルIBコンティニュアムスクールへと進化しました。2026年には高輪ゲートウェイシティへの移転が予定されており、最新の教育施設でさらなる発展が期待されています。

基本情報

正式名称:Tokyo International School(TIS)
IBO School Code:002638
所在地:東京都港区南麻布2-13-6
対象学年:Grade 6〜10(MYP)
IBプログラム:PYP(2005年〜)、MYP(2007年〜)、DP(2025年〜)
授業言語:英語
学校種別:インターナショナルスクール

お母さまへのポイント

南麻布という一等地にありながら、温かくアットホームな雰囲気が魅力のTIS。18年間のMYP教育で培われた探究学習のクオリティは、保護者からも高く評価されています。2026年の高輪ゲートウェイシティへの移転後は、JR山手線・京浜東北線の新駅直結という抜群のアクセスが実現します。MYPからDPへの接続も整い、これからますます注目される学校ですよ。

第5位:玉川学園中学部・高等部 ― 2009年3月認可

日本を代表する私学がMYPを全面導入

第5位は、東京都町田市に広大なキャンパスを持つ玉川学園中学部・高等部です。2009年3月にMYP認定を受け、約17年の実績があります。

玉川学園は1929年に創立された日本有数の私立総合学園で、「全人教育」を建学の精神に掲げています。2009年にMYP、2010年にDPの認定を取得し、日本の伝統的な私立校の中でいち早くIB教育を本格導入した先進校です。IBクラスでは、日本の学習指導要領とMYPカリキュラムを統合した独自の教育プログラムを展開しており、日本語と英語のバイリンガル環境で学ぶことができます。

基本情報

正式名称:玉川学園中学部・高等部(Tamagawa Academy K-12 and University)
IBO School Code:003009
所在地:東京都町田市玉川学園
対象学年:7〜10年生(MYP)
IBプログラム:MYP(2009年〜)、DP(2010年〜)
授業言語:英語・日本語
学校種別:私立一条校

お母さまへのポイント

「IB教育には興味があるけれど、やっぱり日本の学校に通わせたい」というお母さまにとって、玉川学園は最適な選択肢の一つです。一条校ですので日本の高校卒業資格が取得でき、国内大学への進学もスムーズ。61万平方メートルという広大なキャンパスには、大学やK-12の各学部が集まり、幼稚園から大学まで見通した長期的な教育計画が可能です。小田急線「玉川学園前」駅直結というアクセスの良さも魅力ですね。

第6位:名古屋国際中学校・高等学校 ― 2009年認可

中部地方初のMYP一条校

第6位は、愛知県名古屋市昭和区に位置する名古屋国際中学校・高等学校です。2009年にMYP認定を受け、約17年の実績があります。

名古屋国際中高は、名古屋商科大学(NUCB)を擁する栗本学園のグループ校として、中部地方の一条校で初めてIB MYPを導入した先駆的な存在です。MYPに加えてDPも提供しており、日本語と英語のバイリンガル環境でIB教育を実践しています。グローバルビジネスの拠点である名古屋という土地柄、国際的なキャリアを見据えた教育方針が際立っています。

基本情報

正式名称:名古屋国際中学校・高等学校(Nagoya International Junior and Senior High School)
IBO School Code:050403
所在地:愛知県名古屋市昭和区
対象学年:中学1年〜高校1年(MYP)
IBプログラム:MYP(2009年〜)、DP
授業言語:英語・日本語
学校種別:私立一条校

お母さまへのポイント

中部地方にお住まいで「子どもにIB教育を」とお考えのお母さまにとって、名古屋国際中高は貴重な選択肢です。一条校ですので日本の学校教育制度の中でIB教育が受けられ、国内・海外両方の大学進学に対応できます。名古屋商科大学のネットワークを活かした国際交流やキャリア教育も充実しており、将来のグローバルな活躍を見据えた教育環境が整っていますよ。

第7位:東京学芸大学附属国際中等教育学校(TGUISS)― 2010年2月認可

国公立初のMYP認定校という歴史的快挙

第7位は、東京都練馬区に位置する東京学芸大学附属国際中等教育学校(TGUISS)です。2010年2月5日にMYP認定を受け、約16年の実績があります。

TGUISSが画期的だったのは、日本の国公立学校として初めてIB MYPの認定を受けたという点です。2015年にはDPの認定も取得し、MYP-DPの一貫IB教育を国立の中等教育学校で実現しています。帰国子女や外国籍の生徒も多く在籍し、多様な文化的背景を持つ生徒が共に学ぶ環境は、まさにIBの理念そのもの。「国際バカロレアは私立やインターナショナルスクールだけのもの」という固定観念を覆した、日本のIB教育史における重要な存在です。

基本情報

正式名称:東京学芸大学附属国際中等教育学校(Tokyo Gakugei University International Secondary School)
IBO School Code:003872
所在地:東京都練馬区東大泉5-22-1
対象学年:1〜4年生(MYP)
IBプログラム:MYP(2010年〜)、DP(2015年〜)
授業言語:英語・日本語
学校種別:国立一条校

お母さまへのポイント

「IB教育を受けさせたいけれど、インターナショナルスクールの学費は家計に厳しい…」というお母さまにとって、TGUISSは非常に魅力的な選択肢です。国立学校ですので、学費が圧倒的に低いのが最大のメリット。もちろん入学は選抜制で競争率も高いですが、合格できればIB教育を公立の学費水準で受けられるという、他にはない環境が手に入ります。西武池袋線「大泉学園」駅からのアクセスも良好で、都内からの通学にも便利ですよ。

第8位:カネディアン・アカデミィ(Canadian Academy)― 2011年6月認可

日本最古のDP校がMYPも認定取得

第8位は、兵庫県神戸市東灘区に位置するカネディアン・アカデミィ(Canadian Academy)です。2011年6月1日にMYP認定を受け、約15年の実績があります。

カネディアン・アカデミィの歴史は極めて深く、実は1980年にDP認定を受けた日本最古のIBディプロマスクールなんです。46年にわたるDP教育の実績を持ちながら、2011年にPYPとMYPの認定も取得し、PYP・MYP・DPのフルIBコンティニュアムスクールとなりました。1913年に創立された100年以上の歴史を持つ学校で、神戸の国際コミュニティの中核を担い続けています。

基本情報

正式名称:Canadian Academy(カネディアン・アカデミィ)
IBO School Code:000155
所在地:兵庫県神戸市東灘区向洋町中4-1
対象学年:Grade 6〜10(MYP)
IBプログラム:PYP(2011年〜)、MYP(2011年〜)、DP(1980年〜)
授業言語:英語
学校種別:インターナショナルスクール

お母さまへのポイント

「日本で最も長くIBディプロマを教えてきた学校」という事実は、お子さまの将来を真剣に考えるお母さまにとって何よりの安心材料ですよね。1980年からのDP実績は、卒業生の大学進学データも膨大で、進路指導の質が非常に高いんです。六甲アイランドに位置する美しいキャンパスは、海を望む素晴らしい環境。寮も完備しており、関西圏以外からの入学も可能ですよ。

第9位:ホライゾン・ジャパン・インターナショナルスクール(HJIS)― 2013年認可

横浜で成長を続けるIBコンティニュアムスクール

第9位は、神奈川県横浜市神奈川区に位置するホライゾン・ジャパン・インターナショナルスクール(Horizon Japan International School / HJIS)です。2013年にMYP認定を受け、約13年の実績があります。

HJISはPYP・MYP・DPの全プログラムを提供するフルIBコンティニュアムスクールで、幼稚園から高校まで一貫したIB教育を受けられます。横浜という国際色豊かな港町に位置し、50カ国以上から集まる多様な生徒たちが共に学んでいます。少人数制のきめ細かい指導と、温かいコミュニティ文化が特徴の学校です。

基本情報

正式名称:Horizon Japan International School(HJIS)
IBO School Code:049480
所在地:神奈川県横浜市神奈川区
対象学年:Grade 6〜10(MYP)
IBプログラム:PYP、MYP(2013年〜)、DP
授業言語:英語
学校種別:インターナショナルスクール

お母さまへのポイント

神奈川県にお住まいで「東京まで通わせるのは大変…」というお母さまにとって、HJISは身近なIBコンティニュアムスクールです。横浜駅からのアクセスも良く、都内に比べて落ち着いた環境で学べるのも魅力。少人数制なので、一人ひとりの生徒に対する教員の目が行き届きやすく、「うちの子、大人数の中で埋もれてしまわないかしら」という不安をお持ちのお母さまにもおすすめですよ。

第10位:つくばインターナショナルスクール ― 2014年6月認可

つくば学園都市で育むグローバルな知性

第10位は、茨城県つくば市に位置するつくばインターナショナルスクール(Tsukuba International School)です。2014年6月にMYP認定を受け、約12年の実績があります。

つくばインターナショナルスクールは、2011年にPYP、2014年にMYP、2017年にDPの認定を取得し、PYP・MYP・DPのフルIBコンティニュアムスクールです。つくば研究学園都市という世界有数の研究機関が集まる環境に立地し、研究者の子弟をはじめとする国際的な家庭の生徒が多く学んでいます。科学技術の最前線に触れられる立地は、探究型学習にぴったりの環境ですね。

基本情報

正式名称:Tsukuba International School(つくばインターナショナルスクール)
IBO School Code:006123
所在地:茨城県つくば市上郷7846-1
対象学年:Grade 6〜10(MYP)
IBプログラム:PYP(2011年〜)、MYP(2014年〜)、DP(2017年〜)
授業言語:英語
学校種別:インターナショナルスクール

お母さまへのポイント

つくば市は研究機関や大学が集中する「知の拠点」。JAXA(宇宙航空研究開発機構)や産業技術総合研究所など、世界レベルの研究施設が近くにある環境は、お子さまの知的好奇心を刺激してくれるはずです。都心に比べて生活コストが低く、自然豊かな環境でのびのびと学べるのも、子育て世代には嬉しいポイント。つくばエクスプレスで秋葉原まで約45分というアクセスも便利ですよ。

日本MYP認定校の全体像:ランキング外の注目校

TOP10に続く注目校もご紹介しておきましょう。MYP認定校は2015年以降、急速に増加しています。

11位 オキナワインターナショナルスクール
沖縄県那覇市・南城市、2016年7月認可。沖縄唯一のMYP認定校。PYP・MYPを提供。

12位 市立札幌開成中等教育学校
北海道札幌市東区、2017年3月認可。公立校初のMYP認定校。2018年にDPも取得し、公立のMYP-DP一貫校を実現。

13位 昌平中学校・高等学校
埼玉県北葛飾郡杉戸町、2017年3月認可。埼玉県の私立一条校。IBコースを設置。

14位 仙台育英学園秀光中学校
宮城県仙台市、2018年3月認可。東北地方のMYP認定校。高等学校のDP認定と合わせてMYP-DPの一貫教育を実現。

15位 開智日本橋学園中学・高等学校
東京都中央区、2018年認可。東京都心の私立一条校で、日本橋という好立地。DPも提供。

2019年以降は、広島県立広島叡智学園(公立寄宿制)、大阪教育大学附属池田中学校(国立)、清泉インターナショナルスクール(東京・女子校)など、多様なタイプの学校がMYP認定を取得しています。2025年末時点で全国のMYP認定校は47校に達し、一条校(公立・私立)とインターナショナルスクールがほぼ半々の構成となっています。

MYP認可歴の長さが教育の質に与える影響

「認可歴が長いからといって、必ずしも良い学校とは限らないのでは?」と思われるかもしれませんね。それはもちろんその通りです。ただ、認可歴の長さには、以下のようなメリットがあることも事実です。

1. カリキュラムの成熟度
MYPは5年ごとにIBOの再評価(Evaluation)を受ける必要があります。認可歴の長い学校は、複数回の評価サイクルを経てカリキュラムを改善してきた実績があります。TOP10の学校は、少なくとも2〜5回の再評価を経験済みです。

2. 教員の経験値と研修体制
MYPの指導には、IBOが認定する専門的なワークショップの受講が必要です。認可歴の長い学校には、こうした研修を何度も受け、指導法を磨き続けてきたベテラン教員が多く在籍しています。新しい学校では、教員全員がMYP指導に慣れるまでに時間がかかることもあるんです。

3. パーソナルプロジェクトの指導実績
MYPの集大成である「パーソナルプロジェクト」(MYP最終年に取り組む個人研究プロジェクト)の指導は、経験がものを言います。テーマ設定から研究手法、プレゼンテーションまで、生徒を的確にガイドするには、多くの指導経験が必要です。認可歴の長い学校ほど、この指導ノウハウが蓄積されています。

4. DPへの接続実績
MYPからDP(ディプロマプログラム)への移行は、生徒にとって大きなステップアップです。認可歴の長い学校は、MYP修了生がDPでどのような成果を上げているかのデータも豊富で、進路指導の質が高い傾向にあります。

インターナショナルスクールと一条校、どちらを選ぶ?

MYP認定校を選ぶ際、大きな分岐点となるのが「インターナショナルスクールか、一条校か」という選択です。TOP10の中でも、両方のタイプが含まれています。

インターナショナルスクール(TOP10中7校)

  • 授業は基本的に英語で実施
  • IBカリキュラムが教育の中心
  • 海外大学への進学に強い
  • 学費は年間200〜300万円程度が一般的
  • 日本の学校教育法上の「学校」ではない場合が多い

一条校(TOP10中3校:加藤学園暁秀、玉川学園、名古屋国際)

  • 日本語と英語の両方で授業を実施
  • 日本の学習指導要領とMYPカリキュラムを統合
  • 日本の高校卒業資格を取得可能
  • 国内大学・海外大学の両方に対応
  • 学費はインターナショナルスクールより一般的に低い

「将来は海外の大学に進学させたい」というご家庭にはインターナショナルスクール、「日本の大学進学も視野に入れつつ、国際的な教育を」というご家庭には一条校が向いているかもしれません。ただし、最近はどちらのタイプの学校からも国内外両方の大学に進学する生徒が増えていますので、あまり固定的に考えすぎなくても大丈夫ですよ。

お子さまに合ったMYP校の選び方

認可歴はあくまで学校選びの一つの要素です。最終的には、以下のポイントを総合的に検討されることをおすすめします。

通学のしやすさ
中学生・高校生は毎日の通学が生活の中心になります。通学時間が長すぎると、放課後の活動や自主学習の時間が確保しにくくなってしまいます。

授業言語とお子さまの語学力
英語で全教科を学ぶインターナショナルスクールと、日英バイリンガルの一条校では、求められる英語力が大きく異なります。お子さまの現在の語学力と、入学後のサポート体制を確認しましょう。

DPへの接続
MYP修了後にDP(ディプロマプログラム)に進むことを想定しているなら、同じ学校内でMYP-DPの一貫教育が受けられるかどうかは重要なポイントです。TOP10の学校の多くはDP認定も持っていますが、一部MYPのみの学校もあります。

学費と家計への影響
MYPは中高に相当するため、最低4〜5年間の学費計画が必要です。DP修了までを考えると6〜7年間。インターナショナルスクールの場合、総額で1,500万円を超えることもありますので、事前にしっかりとした資金計画を立てましょう。一条校は比較的学費が抑えられますが、それでもIBコースは一般コースより割高な場合があります。

学校の雰囲気と教育方針
数字やデータだけでなく、実際に学校見学に行ってみることが何より大切です。お子さま自身が「ここで学びたい!」と感じる環境かどうか、ぜひ親子で確かめてみてくださいね。

まとめ:日本のMYP教育は新たなステージへ

2000年の加藤学園暁秀から始まった日本のMYP教育は、26年の歳月を経て、全国47校にまで広がりました。当初はインターナショナルスクールが中心でしたが、現在は一条校(公立・私立)での導入も急速に進み、MYP教育の選択肢はかつてないほど豊富になっています。

特に注目すべきは、公立校でのMYP導入の広がりです。2010年の東京学芸大学附属国際中等教育学校を皮切りに、札幌開成、広島叡智学園、高知国際、さいたま市立大宮国際など、全国の公立校でMYP認定が進んでいます。「学費の壁」を超えてIB教育を受けられる選択肢が増えているのは、保護者にとって本当に嬉しいことですよね。

今回のランキングが、お子さまの学校選びの参考になれば嬉しいです。どの学校を選ばれるにしても、MYPで培われる「批判的思考力」「探究心」「国際的な視野」は、お子さまの一生の財産になるはずですよ。

気になる学校があれば、ぜひ学校説明会やオープンキャンパスに足を運んでみてくださいね。思春期のお子さまにとって、自分で「ここで学びたい」と感じられる学校との出会いは、その後の成長を大きく後押ししてくれるはずです。

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