「静岡県でIB(国際バカロレア)教育を受けられる学校って、あるのかしら?」
そんな疑問をお持ちのお母さま、お父さま。実は静岡県には、日本のIB教育を語る上で絶対に外せない学校があるんです。しかも、歴史と実績のある老舗校と、新しい風を吹き込む新設校という、まったく異なる魅力を持つ2校が揃っています。
1校目は、沼津市にある加藤学園暁秀中学校・高等学校。なんと20年以上のIB実施歴を誇る、日本最古級のIB認定校のひとつです。「日本でIBといえば加藤学園」と言われるほど、その実績は圧倒的なんですよ。
2校目は、浜松市にある聖隷クリストファー中・高等学校グローバルスクールコース(GSC)。2026年4月に独立校として新たなスタートを切る、西静岡地区初のIB DP認定校です。まさにこれからの成長が楽しみな学校ですね。
この記事では、静岡県でIB教育を検討されている保護者の皆さまに向けて、この2校の特色・プログラム内容・入試情報を詳しくご紹介します。お子さまにぴったりの学校選びの参考にしていただければ嬉しいです。
加藤学園暁秀中学校・高等学校:日本IB教育のパイオニア
学校の基本情報と歴史
加藤学園暁秀中学校・高等学校は、静岡県沼津市に位置する私立の中高一貫校です。日本におけるIB教育の先駆者として、20年以上にわたってIBプログラムを実施してきた、まさに日本のIB教育のパイオニアと呼ぶにふさわしい存在です。
「20年以上って、すごいですよね?」と思われた方、本当にその通りなんです。日本でIB教育が注目され始めたのはここ10年ほどのことですが、加藤学園はそのずっと前から国際教育に取り組んできました。つまり、他校がIB導入を検討し始めた頃には、すでに何百人もの卒業生を世界に送り出していたということなんです。
この長い歴史が意味するのは、単に「古い」ということではありません。20年以上の試行錯誤を経て磨き上げられたカリキュラム、経験豊富な教員陣、そして国内外の大学との強固なネットワーク。これらは一朝一夕では手に入らない、加藤学園だけの財産なんです。
IBプログラムの詳細:MYPからDPへの一貫教育
加藤学園暁秀の大きな強みは、MYP(ミドル・イヤーズ・プログラム)とDP(ディプロマ・プログラム)の両方を提供していることです。これ、実はとても重要なポイントなんですよ。
MYP(7年生〜10年生)では、中学1年生から高校1年生までの4年間、IB方式の教育を受けます。ここでは、教科の知識だけでなく、「自分で考える力」「探究する姿勢」「多角的な視点」を徹底的に鍛えていきます。
DP(11年生〜12年生)では、高校2年生と3年生の2年間で、IBディプロマ取得を目指します。全科目をIB方式で実施するため、世界基準の学びがここにあります。
「MYPからDPへの接続って、そんなに大事なの?」と思われるかもしれませんね。実は、DPだけを提供する学校の場合、高校2年生でいきなりIBの学び方に切り替わるので、最初の数ヶ月は戸惑うお子さまも少なくないんです。でも加藤学園なら、MYPの4年間でIBの学習スタイルにしっかり慣れてからDPに進めるので、無理なくステップアップできるというわけなんです。
DPで学ぶ主な内容は以下の通りです:
- 6つの教科グループ:言語と文学、言語習得、個人と社会、理科、数学、芸術から科目を選択
- TOK(知の理論):「知識とは何か」を探究する、IBならではの哲学的な科目
- EE(課題論文):自分で選んだテーマについて4,000語の論文を執筆
- CAS(創造性・活動・奉仕):課外活動を通じた人間的成長
そして嬉しいことに、加藤学園では日本の高校卒業資格とIBディプロマの両方を取得することが可能です。これは、国内大学と海外大学の両方への進学の道が開けるということ。お子さまの将来の選択肢が大きく広がりますよね。
バイリンガルコースの特色:段階的な英語力養成
加藤学園暁秀のもうひとつの大きな魅力が、バイリンガルコースです。「うちの子、英語がそんなに得意じゃないけど大丈夫かしら?」というお母さまの心配、よく分かります。でも安心してください。加藤学園のバイリンガルコースは、段階的に英語の比率を上げていく設計になっているんです。
中学校(MYP期間)では、授業の約45〜55%が英語で行われます。つまり、最初は半分くらいが英語。残りは日本語で学べるので、「いきなり全部英語」という無理な環境ではありません。お子さまが英語に慣れていくペースを大切にしてくれるんです。
高校(DP期間)になると、英語での授業比率が約75%にまで上がります。中学の3年間でしっかり英語力を鍛えてきたからこそ、この比率でも無理なく学べるようになっているんですね。
この「段階的アプローチ」が本当に素晴らしいと思うんです。最初から100%英語の環境に放り込まれるのではなく、お子さま一人ひとりのペースで英語力を伸ばしていける。だからこそ、帰国子女でなくても、英語がそこまで得意でなくても、挑戦できる環境があるんです。
加藤学園暁秀の入試情報と学費
加藤学園暁秀のバイリンガルコースへの入学を検討されている方に、入試の概要をお伝えしますね。
入試の特徴として、バイリンガルコースでは英語力を重視した選考が行われます。ただし、「ネイティブレベルでないと無理」というわけではありません。20年以上の経験を持つ学校だからこそ、さまざまな英語レベルのお子さまを受け入れ、育ててきた実績があります。
学費については、私立校ですので公立校と比較すると費用はかかりますが、IB教育の質と実績を考えると、非常にコストパフォーマンスの高い選択と言えるのではないでしょうか。特に、海外のインターナショナルスクールと比較すると、同等以上の教育を遥かにリーズナブルに受けられます。
最新の学費や入試日程は、学校公式サイトや説明会で確認されることをおすすめします。説明会では在校生の保護者の方からリアルな声を聞ける機会もありますので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
聖隷クリストファー中・高等学校グローバルスクールコース:西静岡の新星
学校の基本情報と設立背景
聖隷クリストファー中・高等学校は、静岡県浜松市に位置する学校です。その中に設置されたグローバルスクールコース(GSC)は、2026年4月に独立校として新たなスタートを切る予定の、注目のプログラムです。
「新しい学校って、実績がないから不安…」と感じるお母さまもいらっしゃるかもしれませんね。お気持ちはとてもよく分かります。でも、聖隷クリストファーには母体としての確かな教育実績があり、そこに最新の国際教育のエッセンスを加えた学校なんです。しかも、西静岡地区(浜松エリア)では初のIB DP認定校という点が、地域の保護者の方々にとって大きな意味を持っています。
これまで浜松エリアでIB教育を受けようと思ったら、沼津の加藤学園まで通うか、県外の学校を検討するしかありませんでした。それが、自宅から通える距離でIB教育を受けられるようになるんです。これは本当に画期的なことですよね。
グローバルスクールコース(GSC)の特色
聖隷クリストファーのグローバルスクールコースは、「英語イマージョン教育」を軸に据えた、非常にユニークなプログラムです。具体的にどんな特色があるのか、詳しく見ていきましょう。
英語イマージョン教育
週の授業の約65%が英語で実施されます。対象となる科目は以下の通りです:
- 英語:当然ながら、英語の授業は英語で
- 数学:論理的思考を英語で鍛える
- 理科:実験・観察も英語で実施
- 社会:グローバルな視点で社会を学ぶ
- 音楽:芸術を通じた国際理解
- 美術:創造性を英語環境で育む
- 体育:身体活動を通じた英語コミュニケーション
「数学や理科まで英語で?うちの子、ついていけるかしら…」と心配される方もいらっしゃると思います。でも大丈夫。ネイティブ教員が専門科目を直接指導してくれるので、「英語が分かる日本人教師が教える」のとは全く違う、本物の英語環境が用意されているんです。もちろん、サポート体制もしっかり整えられていますよ。
聖隷クリストファー小学校からの接続
聖隷クリストファーのもうひとつの強みは、小学校からの一貫した教育体系です。聖隷クリストファー小学校で国際教育の基礎を築き、中学・高校のGSCでさらに発展させていくという流れが自然にできています。もちろん、中学校からの入学も歓迎されていますのでご安心くださいね。
入学定員
- 中学校:60名
- 高校:60名
少人数制の環境で、一人ひとりに目が届く教育が実現されています。大規模校では難しい、きめ細かなサポートが受けられるのは、保護者として安心できるポイントではないでしょうか。
また、帰国生の随時入学も受け付けているとのこと。海外からの帰国のタイミングは家庭によってさまざまですから、柔軟に対応してくれるのは本当にありがたいですよね。
IB DP導入計画:2026年の新たな挑戦
聖隷クリストファーGSCの最大の注目ポイントは、IB DP(ディプロマ・プログラム)の導入です。高校2年生と3年生の2年間でDPを実施する計画で、認定に向けた準備が着実に進められています。
「認定申請中って、まだ認定されていないの?」と心配される方もいらっしゃるかもしれません。IBの認定プロセスは非常に厳格で、教員の資質、施設の充実度、カリキュラムの質など、さまざまな基準をクリアする必要があります。聖隷クリストファーはこのプロセスを着実に進めており、IB認定の実現に向けて準備を重ねています。
DPが正式に認定されれば、GSCの生徒たちは以下のような恩恵を受けることができます:
- 国際的に認められた資格:世界中の大学で入学資格として認められるIBディプロマ
- 批判的思考力の育成:暗記ではなく「考える力」を重視した教育
- 大学進学の幅拡大:国内外の名門大学への道が開ける
- 英語力の飛躍的向上:中学からのイマージョン教育の集大成
GSCの進学実績としては、すでに筑波大学、ICU(国際基督教大学)、上智大学といった国内の難関大学や、海外大学への進学者を輩出しています。IB DP導入後は、さらに進学の選択肢が広がることが期待されますね。
聖隷クリストファーの入試情報と学費
聖隷クリストファーGSCの入学を検討されている方へ、入試情報をお伝えします。
入試の概要
中学入試・高校入試ともに、英語力や国際教育への意欲が選考の重要な要素となります。特に注目すべきは、帰国生の随時入学受付を行っている点です。これは、海外赴任から戻られるご家庭にとって、非常に心強い制度ですよね。
「4月入学じゃないと入れない」という制約がないので、お父さまの転勤時期に合わせて柔軟に対応できます。お子さまの教育の空白期間を最小限に抑えられるのは、大きなメリットではないでしょうか。
学費については、グローバルスクールコースはネイティブ教員の充実した配置など、通常コースとは異なる費用体系となっています。最新の情報は学校の公式サイトや入試説明会でご確認ください。
加藤学園暁秀 vs 聖隷クリストファーGSC:2校徹底比較
2校の特色を一目で比較できるよう、表にまとめました。お子さまに合った学校選びの参考にしてくださいね。
| 比較項目 | 加藤学園暁秀 | 聖隷クリストファーGSC |
|---|---|---|
| 所在地 | 静岡県沼津市(東部) | 静岡県浜松市(西部) |
| IB実施歴 | 20年以上(日本最古級) | 2026年独立校化予定(新設) |
| IBプログラム | MYP(7〜10年生)+ DP(11〜12年生) | DP(高2〜高3)認定準備中 |
| 英語授業比率 | 中学45〜55%、高校約75% | 週の授業の約65% |
| 特色 | MYP+DPの一貫IB教育、豊富な実績 | 英語イマージョン、小中高接続 |
| 帰国生対応 | あり | 随時入学受付あり |
| 日本の高卒資格 | IBディプロマと両方取得可能 | 取得可能 |
| おすすめタイプ | IB教育の実績・安心感を重視するご家庭 | 浜松近郊で最新の国際教育を求めるご家庭 |
どちらの学校が合っている?タイプ別おすすめ
加藤学園暁秀がおすすめのご家庭:
- IB教育の確かな実績と安心感を重視したい
- MYPからDPまでの一貫したIB教育を受けさせたい
- 静岡県東部(沼津・三島・熱海エリア)にお住まい
- お子さまに段階的に英語力を身につけさせたい
- 先輩たちの進学実績を参考にしたい
聖隷クリストファーGSCがおすすめのご家庭:
- 浜松市近郊にお住まいで通学の利便性を重視したい
- 小学校からの一貫した国際教育環境を求めている
- 新しい学校の「第一期生」として学校を一緒に創り上げたい
- 英語イマージョン教育に魅力を感じている
- 帰国のタイミングが不確定で、随時入学制度を活用したい
保護者からよくある質問Q&A
Q1. IBディプロマを取ると、日本の大学にも進学できますか?
はい、もちろんです。近年、日本の多くの大学がIBディプロマを入試で活用できる「IB入試」を導入しています。東京大学、京都大学をはじめとする国立大学や、早稲田大学、慶應義塾大学などの私立大学でもIBスコアを活用した入試制度があります。加藤学園暁秀では日本の高卒資格とIBディプロマの両方を取得できるので、一般入試とIB入試の両方に挑戦することも可能です。選択肢が広がるのは、保護者としてとても心強いですよね。
Q2. 英語がそこまで得意でない子でも大丈夫ですか?
これは本当に多くのお母さまから聞かれる質問です。結論から言うと、最初から完璧な英語力は必要ありません。加藤学園暁秀のバイリンガルコースは、中学入学時に英語授業比率45〜55%からスタートし、段階的に引き上げていく設計です。聖隷クリストファーGSCもネイティブ教員によるサポート体制が整っています。大切なのは、お子さま自身の「学びたい」「成長したい」という気持ちです。
Q3. 転校や海外赴任からの帰国の場合、途中入学はできますか?
聖隷クリストファーGSCは帰国生の随時入学を受け付けていることを明確にしています。加藤学園暁秀についても、転入学の相談に応じてもらえます。いずれの学校も、まずは直接学校にお問い合わせいただくのが一番確実です。海外からのお問い合わせにも対応してくれますので、ご安心ください。
Q4. 部活動や課外活動はどうなっていますか?
IBプログラムでは、CAS(創造性・活動・奉仕)として課外活動が必須要件に含まれています。ですので、学業一辺倒ではなく、スポーツや芸術、ボランティアなど、お子さまの興味に合った活動にも積極的に取り組める環境があります。「勉強ばかりで青春がない」なんてことにはなりませんので、ご安心くださいね。
Q5. 学費は公立校と比べてどのくらい違いますか?
正直にお話しすると、IB教育を提供する私立校の学費は、公立校と比較すると高くなります。ネイティブ教員の配置や少人数制の環境維持には、どうしてもコストがかかるんです。ただ、海外のインターナショナルスクール(年間200〜300万円以上が一般的)と比較すると、はるかにリーズナブルです。また、奨学金制度や各種支援制度を設けている場合もありますので、説明会で詳しく聞いてみることをおすすめします。教育は「投資」と考えると、IB教育で得られる思考力・英語力・国際感覚は、お子さまの将来に大きなリターンをもたらしてくれるはずです。
Q6. 静岡県の東部と西部、どちらに住んでいても通えますか?
加藤学園暁秀は沼津市(県東部)、聖隷クリストファーGSCは浜松市(県西部)に位置しています。静岡県は東西に長い県ですので、お住まいの地域によって通いやすい学校が変わります。沼津・三島・熱海・富士エリアの方は加藤学園暁秀が、浜松・磐田・掛川エリアの方は聖隷クリストファーGSCが通学しやすいでしょう。静岡市にお住まいの場合は、ちょうど中間地点になりますので、両校を見比べてみるのがおすすめです。
静岡県でIB教育を選ぶということ
最後に、静岡県でIB教育を検討されている保護者の皆さまにお伝えしたいことがあります。
静岡県は、日本のIB教育において非常に恵まれた環境にあるんです。20年以上の歴史を持つ加藤学園暁秀という「老舗」と、2026年に独立校化する聖隷クリストファーGSCという「新星」。この2校が県の東部と西部に存在することで、静岡県のどこに住んでいても、IB教育へのアクセスが確保されているのです。
お子さまの教育選びは、保護者にとって最も重要な決断のひとつです。「本当にIBで大丈夫かしら」「うちの子に合っているかしら」と悩まれるのは当然のこと。でも、その悩みこそが、お子さまの将来を真剣に考えている証拠なんですよね。
まずは両校の説明会や学校見学に足を運んでみてください。パンフレットやウェブサイトだけでは伝わらない、学校の雰囲気や在校生の生き生きとした表情を直接感じることが、きっとお子さまにぴったりの学校を見つける一番の近道になるはずです。
静岡県から世界へ。お子さまの無限の可能性を、IB教育が後押ししてくれることを願っています。

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