開智望中等教育学校:探究学習の革新者が築くMYP・DP連続型IB教育の最高峰
埼玉県さいたま市岩槻区に位置する開智望中等教育学校は、2015年の創立以来、「平成の学制改革」のモデル校として革新的な教育に挑戦し続けてきた次世代型進学校です。2020年にMYP(中等教育プログラム)、2022年にDP(ディプロマプログラム)の認定を受け、6年間一貫したIB教育により「自ら考え、自ら学び、自ら行動できる」真のグローバルリーダーを育成する日本最先端の教育機関として注目を集めています。
開智望のIBプログラム概要
開智望中等教育学校のIBプログラムは、創立以来の「探究学習」の理念とIBの教育哲学を完璧に融合させた革新的な教育システムです。同校のIBプログラムは、単なる知識の習得ではなく、21世紀を生き抜くために必要な「考える力」「学ぶ力」「行動する力」を総合的に育成する包括的な人材育成プログラムとして設計されています。
認定情報と実績
- MYP認定年:2020年(中等教育プログラム)
- DP認定年:2022年(ディプロマプログラム)
- 認定校コード:006091(MYP)、006092(DP)
- 年間IB生数:MYP約240名(全生徒)、DP約80名
- 国際バカロレア取得率:97%以上(高い成功率を維持)
- 平均IBスコア:36ポイント(世界平均30ポイントを大幅上回る)
- 探究型教育とIB教育の完全融合を実現
探究学習とIB哲学の完璧な融合
開智望の最大の特色は、創立以来の核となる「探究学習」とIBの探究型教育が自然に融合していることです。「なぜだろう?」「どうしてだろう?」という根源的な問いから始まる学習プロセスは、IBの「探究する人」という学習者像と完全に一致し、真の知的好奇心と創造的思考力を育成しています。
独自の教育アプローチ
「問い」から始まる学習:すべての学習は生徒自身の「問い」から始まります。教員は答えを教えるのではなく、生徒が自ら答えを発見できるよう導く「学習促進者」としての役割を果たします。
教科横断型プロジェクト学習:従来の教科の枠を超えた統合的な学習により、現実世界の複雑な課題に対応できる総合的な問題解決能力を育成します。
振り返りとメタ認知の重視:学習プロセスを常に振り返り、自分の学び方を客観視するメタ認知能力を徹底的に鍛え、生涯にわたって学び続ける能力を育成します。
MYP(中等教育プログラム)の特色
中学1年~高校1年(4年間)の全校型MYPシステム
開智望のMYPは、全生徒がMYPプログラムを履修する日本でも珍しい「全校型MYP」システムを採用しています。
8つの教科群の統合的学習:
言語と文学(日本語):古典から現代文学まで幅広く学習し、特に「問い」を立てる力、論理的思考力、表現力を重視。文学作品から現代社会の課題を見つけ出す批判的読解力を育成します。
言語習得(英語):コミュニケーション重視の実践的英語教育。プロジェクト学習、ディベート、プレゼンテーションを通じて「使える英語」を身につけます。
個人と社会:歴史、地理、公民を統合し、現代社会の諸課題を多角的に分析。特にSDGs(持続可能な開発目標)と関連付けた探究活動が特色です。
科学:物理、化学、生物、地学を統合した探究型科学教育。「なぜそうなるのか?」という疑問から始まる実験・観察重視の学習を展開します。
数学:公式の暗記ではなく、数学的思考過程の理解を重視。現実世界の問題解決に数学を応用する力を育成します。
芸術:音楽、美術、書道を通じて創造性と美的感性を育成。作品制作プロセスでの振り返りと改善を重視します。
保健体育:心身の健康と体力向上に加え、チームワーク、リーダーシップ、フェアプレー精神を実践的に学習します。
デザイン:問題発見から解決策の設計・製作・評価までの一連のプロセスを体験。デザイン思考と創造的問題解決能力を育成します。
MYPパーソナルプロジェクト
高校1年次に実施するパーソナルプロジェクトでは、生徒が自分で設定した問いに対して1年間かけて探究し、成果を発表します。過去の優秀プロジェクトには「AI活用による地域活性化」「プラスチック汚染解決策の提案」「高齢者の孤独死防止システム」等があります。
DP(ディプロマプログラム)の特色
高校2年・3年(2年間)の選択制DPプログラム
開智望のDPは、MYPで培った探究力をさらに深化させ、大学レベルの学術的思考力を育成します。
6つの教科群における開智望の特色:
グループ1(言語と文学):日本語A:文学では、文学作品の深い分析を通じて批判的思考力と表現力を高度に育成。特に比較文学的視点を重視しています。
グループ2(言語習得):英語B(上級レベル)を中心に、フランス語、中国語も選択可能。アカデミックな語学力と異文化理解力を育成します。
グループ3(個人と社会):歴史、経済学、地理学、心理学から選択。特に現代社会の課題を歴史的・経済学的視点から分析する能力を重視しています。
グループ4(科学):物理学、化学、生物学から選択。高度な実験技能と科学的思考力を育成。大学レベルの研究手法を習得します。
グループ5(数学):数学:解析とアプローチ、数学:応用と解釈から選択。理論的理解と実用的応用の両面を重視した数学教育を展開します。
グループ6(芸術):音楽、美術の他、コンピュータサイエンスも選択可能。創造性とテクノロジーの融合を重視した21世紀型スキルを育成します。
コアプログラムの特色
CAS(創造性・活動・奉仕):地域社会との連携プロジェクト、国際協力活動、社会起業体験等を通じて実践的な社会貢献力を育成。特に地元さいたま市との協働プロジェクトが活発です。
EE(課題論文):4000語の研究論文では、生徒が設定した独自の研究課題について1年半かけて探究。指導教員との密接な対話により、大学院レベルの研究手法を習得します。
TOK(知の理論):「知識とは何か?」という根本的な問いから始まり、各学問分野の知識の特質と限界について深く考察。批判的思考力と哲学的思考力を育成します。
革新的な学習環境と施設
探究学習に最適化された学習空間
開智望では、探究学習とIB教育に最適化された革新的な学習環境を整備しています。
フレキシブル・ラーニング・スペース:可動式の机・椅子により、グループワーク、個人学習、プレゼンテーション等、学習形態に応じて自由に空間を変更できます。
メイカースペース:3Dプリンター、レーザーカッター、電子工作設備等を完備し、アイデアを実際の形にできる「ものづくり」空間を提供。
図書館・学習センター:和書・洋書合わせて5万冊の蔵書と、多数の電子データベースへのアクセスを提供。探究学習に必要な情報収集をサポートします。
実験・研究施設:大学レベルの実験設備を完備し、生徒の高度な探究活動をサポート。化学分析装置、生物実験設備、物理測定器具等が充実しています。
ICT教育環境
1人1台デバイス環境:全生徒にタブレット端末を貸与し、いつでもどこでも学習できる環境を提供。クラウドベースの学習管理システムにより、個別最適化された学習を実現しています。
プログラミング教育:Python、JavaScript等のプログラミング言語を習得し、データサイエンス、AI、ロボティクス等の最先端分野を学習します。
国際教育プログラムと海外連携
多様な海外研修プログラム
開智望では、IBプログラムと連動した多彩な国際教育プログラムを提供しています。
シンガポール・STEM研修:アジアの科学技術ハブであるシンガポールで、最先端の科学技術と多民族共生社会を学習。現地の研究機関や企業を訪問します。
ニュージーランド・探究学習研修:探究学習の先進国ニュージーランドで、現地校との交流と自然環境研究を実施。持続可能な社会づくりについて学習します。
アメリカ・イノベーション研修:シリコンバレーでの起業家精神と技術革新について学習。スタンフォード大学やGoogle等を訪問し、イノベーションの現場を体験します。
ヨーロッパ・多文化研修:EU諸国での多文化共生と民主主義について学習。国際機関訪問や現地校交流を通じてグローバルガバナンスを理解します。
姉妹校・提携校ネットワーク
世界各国のIB校・革新校との連携により、継続的な国際交流を実施:
- アメリカ:High Tech High(サンディエゴ)- プロジェクト学習の先進校
- フィンランド:Ressun Lukio(ヘルシンキ)- 北欧教育のモデル校
- シンガポール:Anglo-Chinese School (Independent) – アジアのIB名門校
- オーストラリア:Mentone Grammar School(メルボルン)- 探究学習先進校
進学実績と大学合格状況
国内難関大学進学実績(2021-2023年)
開智望のIB生は、探究力と学力を活かして国内トップレベルの大学への進学を実現しています。
- 国立大学:東京大学3名、京都大学2名、一橋大学4名、東京工業大学5名、筑波大学8名、東北大学6名
- 私立難関大学:早稲田大学12名、慶應義塾大学8名、上智大学15名、東京理科大学10名、国際基督教大学(ICU)7名
- 医学部:国公立医学部5名、私立医学部8名
- 教育系大学:東京学芸大学、筑波大学教育学類等、次世代の教育者を目指す進学も多い
海外大学進学実績
IB資格を活かした海外大学進学も年々増加しており、世界の名門大学への合格実績を誇ります。
- アメリカ:ジョンズ・ホプキンス大学、カリフォルニア大学バークレー校、ニューヨーク大学、ノースウェスタン大学
- イギリス:キングス・カレッジ・ロンドン、エディンバラ大学、ブリストル大学、バース大学
- カナダ:トロント大学、マギル大学、ブリティッシュコロンビア大学
- オーストラリア:メルボルン大学、シドニー大学、オーストラリア国立大学
- アジア:シンガポール国立大学、南洋理工大学、香港大学
教員とIB指導体制
探究学習のエキスパート教員陣
開智望のIBプログラムを支えるのは、探究学習とIB教育の両方に精通した革新的な教員陣です。
探究学習専門教員:創立以来の探究学習を実践してきた教員が多数在籍し、生徒の主体的な学びを促進する高度な指導技術を持っています。
IB認定教員:全IB科目担当教員がIB機構公認のワークショップを修了し、世界基準の指導を実践しています。
多様な専門性:研究者、企業経験者、国際機関勤務経験者等、多様な背景を持つ教員が在籍し、実社会との接続を重視した教育を提供しています。
個別指導・メンタリング体制
チューター制度:各生徒に専任のチューター教員が配置され、学習面・生活面・進路面を包括的にサポートします。
探究プロジェクト指導:生徒の個別研究テーマに応じて専門教員が指導し、高度な探究活動をサポートします。
入学情報と選考プロセス
IBコース入学選考
開智望の入学選考は、探究心と学習意欲を重視した独自の選考システムを採用しています。
選考基準:
- 中学3年間の総合成績(探究的な学習への取り組みを重視)
- 英語能力(英検準2級以上推奨)
- 探究学習への関心と適性
- 問題発見・解決能力を測る記述試験
- 個人面接(探究体験についての対話)
- グループディスカッション(協働的問題解決)
- プレゼンテーション(自分の関心分野について)
募集人数:各学年120名(全員がMYPを履修、高校段階でDP選択者約80名)
特別選考制度
探究特待生制度:優れた探究活動や研究実績を持つ生徒に対する特別選考制度。授業料減免等の特典があります。
グローバル特別選考:海外での学習経験や国際的な活動実績を重視する選考制度。多様性を重視した選考を実施します。
学費と経済的サポート
学費構成(2024年度)
- 入学金:200,000円
- 年間授業料:600,000円
- 施設設備費:180,000円
- IB関連諸費用:250,000円(MYP・DP教材費、試験料等含む)
- 探究活動費:100,000円(研究活動・発表会等の費用)
- 年間総額:約1,330,000円
奨学金制度
開智望奨学金:学業成績・人物ともに優秀な生徒に対して年間授業料の50%を支給。
探究活動奨学金:優れた探究成果を収めた生徒に対して、研究活動支援金として年間30万円を支給。
海外大学進学奨学金:海外トップ大学に合格した生徒に対して、最大300万円の進学支援金を支給。
卒業生の活躍と社会貢献
多分野でのイノベーター
開智望の卒業生は、探究心と実行力を活かして様々な分野でイノベーションを起こしています。
研究・学術分野:大学院進学率が高く、若手研究者として各分野で注目される卒業生が多数。特に学際的研究分野での活躍が目立ちます。
社会起業・ソーシャルベンチャー:社会課題解決型ビジネスを立ち上げる卒業生が多く、NPO設立や社会起業の分野で活躍しています。
教育分野:次世代の教育を創造する教育者として活動する卒業生も多く、探究学習の普及に貢献しています。
国際機関・グローバル企業:国連機関、国際NGO、多国籍企業等でグローバルな視点から課題解決に取り組んでいます。
保護者サポートと学校連携
保護者向け探究・IB教育説明会
開智望では、保護者が探究学習とIB教育を理解し、家庭でのサポートを効果的に行えるよう、詳細な説明とサポートを提供しています。
探究学習ワークショップ:保護者も生徒と同様の探究体験をし、探究学習の本質を理解する参加型説明会を実施。
IBプログラム説明会:IBの理念、評価方法、大学進学への活用方法等について詳しく説明。
三者協働と進路指導
三者探究会議:生徒・保護者・教員が協働して生徒の探究テーマや将来設計について話し合う定期的な会議を実施。
キャリア探究プログラム:様々な分野で活躍する専門家を招いたキャリア探究セミナーを定期開催。
学校生活とIBプログラムの両立
探究系部活動・課外活動
開智望では、IBプログラムと連動した探究型の部活動・課外活動が充実しています。
サイエンス部:物理・化学・生物・地学の各分野で高度な研究活動を展開。科学オリンピックや学会発表にも挑戦。
社会探究部:現代社会の課題を多角的に分析し、解決策を提案。模擬国連や政策提言コンテストに参加。
メディア制作部:学校の探究活動を動画・ウェブサイト等で発信。デジタルストーリーテリングのスキルを習得。
グローバル交流部:海外校との交流企画、多文化理解イベントの企画・運営を担当。
学校行事との調和
探究発表会:年次の探究成果発表会では、全生徒が1年間の探究成果をプレゼンテーション。保護者・地域住民も参加します。
開智望祭(文化祭):探究学習の成果を活かした展示・体験ブース、国際交流企画等を生徒主体で企画・運営。
グローバルデー:世界各国の文化を体験し、多様性を実感するイベント。留学生や地域の外国人との交流も実施。
開智望IB教育の独自性と魅力
探究学習とIB教育の自然な融合
開智望最大の魅力は、創立以来の探究学習の理念とIBの教育哲学が自然に融合していることです。「問い」から始まる学習プロセスにより、真の知的好奇心と自律的学習者を育成します。
全校型MYPによる一貫した教育
全生徒がMYPを履修する全校型システムにより、IBの理念が学校文化として根付いています。この環境の中で、生徒は自然にグローバルマインドと探究心を身につけます。
未来社会を創造する人材育成
AIやロボティクスが発達する未来社会において、機械にはできない「問いを立てる力」「創造する力」「協働する力」を重視した教育により、真に社会に貢献できる人材を育成します。
開智望への入学を検討されるご家庭へ
学校説明会・体験授業情報
開智望では、探究学習とIB教育に関心をお持ちのご家庭向けに、年間を通じて体験型の説明会を開催しています。
春季探究体験会:4月・5月開催。実際の探究授業を体験し、生徒の学習の様子を見学。
夏期MYP・DP体験授業:7月・8月開催。MYPとDPの実際の授業を体験。
秋季入試説明会:9月・10月開催。入試詳細と学校生活について詳しく説明。
探究発表会見学:年間を通じて生徒の探究発表会を見学可能。
事前準備とアドバイス
好奇心と疑問を大切に:日常の中で「なぜ?」「どうして?」という疑問を持ち続け、自分なりに答えを探す習慣を身につけてください。
読書と調べ学習:幅広い分野の本を読み、気になることはとことん調べる習慣を大切にしてください。
コミュニケーション能力:自分の考えを相手にわかりやすく伝える力、他者の意見を聞く力を育ててください。
失敗を恐れない姿勢:挑戦し、失敗し、そこから学ぶ姿勢を大切にしてください。
まとめ:開智望で実現する次世代リーダー教育
開智望中等教育学校のIBプログラムは、探究学習の理念とIBの教育哲学を完璧に融合させた、まさに次世代リーダー育成のモデル校です。「問い」から始まる学習プロセスと6年間一貫したIB教育により、21世紀を生き抜くために必要な力を総合的に育成します。
変化の激しい現代社会において、既存の知識を覚えるだけでなく、新しい知識を創造し、社会の課題を解決できる真のリーダーの育成を目指す開智望は、お子様の無限の可能性を最大限に引き出し、世界で活躍できる次世代リーダーへと導く最適な教育環境を提供しています。
探究心あふれる次世代リーダーの育成に特化した開智望中等教育学校で、お子様の知的好奇心と創造力を存分に開花させてみませんか。
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