【最新情報】育英西中学校・高等学校とは
育英西中学校・高等学校は、奈良県奈良市三松四丁目に位置する学校法人奈良育英学園運営の私立中高一貫女子校です。2021年に奈良県初の国際バカロレア(IB)ミドルイヤーズプログラム(MYP)認定校として認定され、同時に女子校としては日本初のIB MYP認定校という歴史的意義を持つ革新的な教育機関として注目を集めています。
関西大学の高大接続パイロット校、立命館大学交流協力協定校として、豊富な大学連携ネットワークを活用しながら、「豊かな教養と純真な人間愛をもって社会に貢献できる女性の育成」という建学の精神のもと、キリスト教を基盤とした宗教教育・情操教育と最先端の国際教育を融合させた独自の教育モデルを実践しています。
【歴史的意義】奈良県初のIB MYP認定校誕生の軌跡
IB認定校への道のり
育英西中学校・高等学校のIB教育導入は、学校創立以来掲げてきた「国際社会に貢献できる女性の育成」という理念と国際バカロレア教育哲学の合致から始まりました。2018年に国際バカロレア(IB)ミドルイヤーズプログラム(MYP)候補校として認定され、3年間の準備期間を経て、2021年に念願の奈良県初のIB MYP認定校として正式認定されました。
この認定により、育英西は女子校として日本初のIB MYP認定校という偉業を達成し、関西圏における女子教育×国際教育融合の先駆者として、新たな教育モデルの確立に成功しました。2024年現在も継続的にMYPプログラムを実施し、IDU(学際的単元)発表会やIB通信の発行など、活発な国際教育活動を展開しています。
奈良育英学園の歴史と建学精神
母体である奈良育英学園は、1916年(大正5年)に藤井高蔵、ショウ夫妻によって「私立育英女学校」として創立された、創立100年を超える歴史ある教育機関です。建学の精神「完全なる人格の育成」について、創設者の藤井高蔵は「人は誠をもって世に立つべきである。人をごまかすことは勿論、自分をごまかすことも恐ろしい罪である。偉い人になるよりも、まず誠の人となれ」と語っており、これを要約すると「偉い人になるよりは、まず誠の人として生きよう」という理念が学園の根幹を成しています。
1983年に育英西中学校・高等学校が開校し、2008年に学校法人立命館との「交流協力協定」により立命館コースを設置、2023年に開校40周年を迎えた歴史の中で、一貫して女子教育に特化した教育機関として発展を続けてきました。
【教育の特色】IB MYP×女子教育×大学連携の三位一体モデル
国際バカロレア(IB)MYPプログラムの実践
育英西のIB MYPプログラムは、国際バカロレア機構が定める厳格な基準に基づいて実施される中等教育プログラムです。「質の高い、チャレンジに満ちた国際教育に信念をもって取り組む」というIBワールドスクールとしての理念を共有し、以下の特色ある教育を展開しています:
1. 学際的単元(IDU)による探究学習
中学3年生を対象とした学際的単元(Interdisciplinary Unit: IDU)では、複数の教科を横断した探究学習を実施しています。2024年12月には中学3年生によるIDU発表会が開催され、生徒たちが自ら設定した課題について深い探究を行った成果を発表しました。この取り組みは、従来の教科別学習の枠を超えた統合的な学びを実現し、批判的思考力と創造性の育成に大きく寄与しています。
2. 8つの教科グループによる包括的学習
IB MYPプログラムでは、言語と文学、言語習得、個人と社会、理科、数学、芸術、保健体育、デザインの8つの教科グループを通じて、バランスの取れた総合的な学習を提供しています。各教科においてIBの学習者像である「探究する人」「知識のある人」「考える人」「コミュニケーションができる人」「信念をもつ人」「心を開く人」「思いやりのある人」「挑戦する人」「バランスのとれた人」「振り返りができる人」の育成を目指しています。
3. 継続的な評価とポートフォリオ作成
MYPプログラムでは、従来のテストによる評価だけでなく、プロジェクト学習、プレゼンテーション、ポートフォリオ作成を通じた継続的な評価システムを採用しています。この方法により、生徒の学習過程と成長を多面的に評価し、真の学力向上を実現しています。
女子教育に特化した教育環境
育英西の最大の特色は、女子校として日本初のIB MYP認定校という地位を活かした、女子教育に特化した国際教育の実践です。女子校ならではの教育環境において、以下の特色ある取り組みを展開しています:
1. 女性リーダーシップ教育の推進
「豊かな教養と純真な人間愛をもって社会に貢献できる女性の育成」という教育目標のもと、将来のグローバル社会でリーダーシップを発揮できる女性の育成に重点を置いています。IB教育の探究学習と女子教育の特性を組み合わせることで、自主性と協調性を兼ね備えた次世代女性リーダーの育成を実現しています。
2. キリスト教精神に基づく情操教育
キリスト教を基盤とした宗教教育・情操教育を実施し、他者への思いやりと奉仕の精神を育成しています。ただし、厳格な宗教活動は行わず、多様な価値観を尊重する国際的な視野を持った教育を実践しています。
3. 安全で支援的な学習環境
女子校特有の安心できる学習環境において、生徒たちは自分らしさを表現し、積極的に発言し、リーダーシップを発揮する機会を多く得ることができます。この環境は、IB教育が重視する「挑戦する人」「信念をもつ人」の育成に最適な条件を提供しています。
大学連携ネットワークの活用
育英西は、関西大学の高大接続パイロット校、立命館大学交流協力協定校として、豊富な大学連携ネットワークを活用した先進的な教育を実践しています:
1. 立命館コースの特色
立命館コースでは、3年間で7回立命館大学を訪問し、学部研究や進路研究を行います。大学院生・学生の研究内容を身近に学び、将来の学部選択について考える機会を提供しています。高大連携だからこそできる学びのスタイルとして、S.D.プログラム(探究学習)では、生徒が自らの興味・関心に基づいて2年生で週2時間、3年生で週1時間の授業時間を活用しながら研究を進め、レポート・論文作成に挑戦します。
立命館大学への進学システムでは、推薦枠15学部(理系4学部、文系11学部)を活用し、高校2年半の校内成績と英語資格試験等で進学学部が決定されます。過去5年間の合格率はほぼ100%を維持しており、確実な進路保障を実現しています。
2. 関西大学との高大接続教育
関西大学の高大接続パイロット校として、先進的な高大接続教育プログラムに参加しています。この連携により、高校段階から大学レベルの学びに触れる機会を提供し、生徒の学習意欲の向上と進路意識の明確化を図っています。
3. 幅広い大学推薦制度
約90大学400を超える推薦枠を確保し、関西大学13、同志社大学2、関西学院大学3、近畿大学25、龍谷大学6、京都女子大学10など、多様な進路選択肢を提供しています。新たに武庫川女子大学も加え、安心の進路保障体制を構築しています。
【カリキュラム構成】特設コースと立命館コースの戦略的設計
普通科2コース制の概要
育英西高等学校では、普通科のもとに「特設コース」と「立命館コース」の2コース制を採用し、生徒の多様な進路希望に対応した教育を提供しています。
特設コース:国公立・難関私立大学進学対応
特設コースは、国公立大学や難関私立大学への進学を目指す生徒を対象としたコースです。基礎学力の徹底的な定着から応用力の養成まで、段階的かつ体系的な学習指導を行います。
特設コースの特色:
- 少人数制指導:一人ひとりの学習状況に応じたきめ細かな指導
- 進学補習・講習:放課後や長期休暇を活用した集中的な学習サポート
- 個別進路指導:進路指導スペシャリストによる早朝から19時までの個別対応
- 大学入試対策:最新の入試動向に対応した実践的な指導
立命館コース:高大連携型進学システム
立命館コースは、立命館大学・立命館アジア太平洋大学への進学を前提とした特色あるコースです。高大連携教育の利点を最大限に活用し、大学での学びを見据えた先進的な教育を展開しています。
立命館コースの特色:
- 探究学習(S.D.プログラム):自ら課題を見つけ、探究する力を育成
- 大学訪問プログラム:3年間で7回の立命館大学訪問による実体験学習
- 学部研究システム:大学院生・学生との交流を通じた進路研究
- 確実な進学保障:過去5年間ほぼ100%の立命館大学合格実績
【進学実績】関関同立60%を誇る卓越した進路実現
2024年度進学実績の概要
育英西中学校・高等学校は、女子校でありながら極めて優秀な進学実績を誇っています。進路の約60%の生徒が関関同立(関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学)に進学し、国公立大学+関関同立+三女子大(同志社女子大学・京都女子大学・武庫川女子大学)+産近甲龍への進学率は76%に達しています。
主要大学合格実績の詳細
国公立大学
国公立大学への合格実績も着実に向上しており、特設コースを中心として、地元奈良県内の国公立大学をはじめ、関西圏の主要国公立大学への合格者を輩出しています。
関関同立の合格状況
- 関西大学:推薦枠13を活用した安定的な合格
- 同志社大学:推薦枠2による選抜的な合格
- 関西学院大学:推薦枠3による確実な合格
- 立命館大学:立命館コースによる大量合格(ほぼ100%合格率)
女子大学の合格実績
女子校の特色を活かし、関西圏の主要女子大学への合格実績も極めて優秀です:
- 京都女子大学:推薦枠10による安定的な合格
- 武庫川女子大学:新たな推薦枠確保による進路拡大
- 同志社女子大学:継続的な合格実績
進路指導サポート体制の充実
育英西の進路指導は、複数の進路指導スペシャリストが常駐する進路指導室を中心として、早朝から19時まで生徒一人ひとりに対応する充実したサポート体制を構築しています。生徒一人ひとりの希望を尊重しながら、きめ細かく的確な進路指導を行うことで、高い進学実績を実現しています。
【国際教育の実践】グローバル人材育成への取り組み
英語教育の強化
IB MYP認定校として、育英西では特色ある英語教育プログラムを展開しています:
1. マンツーマンオンライン英会話「CHATTY」
最新のICT技術を活用したマンツーマンのオンライン英会話システム「CHATTY」を導入し、生徒一人ひとりが自分のペースで英語コミュニケーション能力を向上させることができます。個別指導により、苦手分野の克服と得意分野の伸長を効果的に実現しています。
2. 外国人教員による「English Plus」
外国人教員2名による授業「English Plus」では、ネイティブスピーカーとの直接的な交流を通じて、実践的な英語運用能力を身につけます。異文化理解と国際的な視野の拡大にも大きく寄与しています。
国際交流プログラムの充実
IB教育の理念に基づき、多様な国際交流プログラムを実施しています:
1. IB通信による情報発信
2024年7月にはIB(国際バカロレア)通信を発行し、校内外に向けてIB教育の取り組みと成果を積極的に発信しています。この取り組みは、IB教育への理解促進と学校全体の国際教育意識の向上に貢献しています。
2. 多文化理解教育の推進
IB教育の「心を開く人」「思いやりのある人」という学習者像の実現に向けて、多文化理解教育を積極的に推進しています。異なる文化的背景を持つ人々との交流を通じて、グローバル社会で活躍するために必要な国際感覚と協調性を育成しています。
【施設・設備】最新の学習環境
ICT教育環境の整備
IB教育の効果的な実施に向けて、最新のICT設備を整備しています:
- デジタル教室:プロジェクター、電子黒板を完備した現代的な教室環境
- オンライン学習システム:「CHATTY」をはじめとする先進的なオンライン学習プラットフォーム
- 情報処理教室:最新のコンピュータ設備によるICTリテラシー教育
- 図書館・メディアセンター:多様な学習リソースと快適な学習空間
特色ある教育施設
女子校としての特色を活かした、安全で快適な教育環境を提供しています:
- チャペル:宗教教育・情操教育の拠点となる神聖な空間
- 音楽・芸術教室:IB MYPの芸術教育をサポートする専門的な設備
- 理科実験室:探究学習に対応した最新の実験設備
- 体育館・グラウンド:保健体育教育と部活動に対応した充実した運動施設
【入試情報】2025年度入学試験の詳細
中学校入試概要
育英西中学校の入試は、多様な入学機会を提供する複数回実施制を採用しています:
入試日程(2025年度)
- 第1回入試:2025年1月18日(土)
- 第2回入試:2025年1月19日(日)
- 第3回入試:2025年1月25日(土)
試験科目
- 国語:50分(100点)
- 算数:50分(100点)
- 理科:30分(50点)
- 社会:30分(50点)
- 面接:個人面接(保護者同伴)
高等学校入試概要
高等学校入試では、特設コースと立命館コースの2コース制に対応した選抜を実施します:
入試日程(2025年度)
- 推薦入試:2025年2月10日(月)
- 一般入試:2025年2月11日(火)
コース別選考方法
- 特設コース:学力試験(国語・数学・英語・理科・社会)+ 面接
- 立命館コース:学力試験(国語・数学・英語)+ 面接 + 調査書
奨学金制度
優秀な生徒の支援を目的とした奨学金制度を設けています:
- 学業奨学金:入試成績優秀者に対する授業料減免
- スポーツ奨学金:スポーツ活動で優秀な成績を収めた生徒への支援
- 育英奨学金:経済的支援が必要な生徒への授業料補助
【アクセス・基本情報】通学とキャンパス環境
基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
学校名 | 育英西中学校・高等学校 |
英語名 | Ikuei Nishi Junior and Senior High School |
設立年 | 1983年 |
学校法人 | 学校法人奈良育英学園 |
校長 | (2024年度現在) |
生徒数 | 中学校:約300名、高等学校:約600名 |
教職員数 | 約80名 |
所在地 | 〒631-0074 奈良県奈良市三松四丁目637-1 |
電話番号 | 0742-47-4177 |
ウェブサイト | https://www.ikuei.ed.jp/ikunishi/ |
アクセス方法
電車でのアクセス
- 近鉄富雄駅から徒歩約20分
- 登下校時:奈良交通の直通バス運行
バスでのアクセス
- 奈良交通バス:「育英西中学・高校前」停留所下車すぐ
- 登下校時間帯:専用直通バスの運行あり
キャンパス環境
奈良市の自然豊かな環境に位置し、学習に集中できる静かで安全なキャンパス環境を提供しています。女子校として安心できる教育環境の中で、IB教育の理念である「探究する人」「挑戦する人」の育成に最適な条件を整えています。
【部活動・課外活動】多様な才能を伸ばす環境
文化部活動
IB教育の「バランスのとれた人」の育成に向けて、多様な文化部活動を展開しています:
- 吹奏楽部:関西大会出場レベルの実力を誇る名門部
- 合唱部:美しいハーモニーで心を育む活動
- 茶道部:日本文化の理解と作法の習得
- 華道部:季節の花を通じた感性の育成
- 美術部:創造性と表現力の向上
- 文芸部:言語表現力と文学的感性の育成
- ESS部:英語コミュニケーション能力の実践的向上
- 演劇部:表現力とコミュニケーション能力の向上
運動部活動
健全な心身の育成を目指し、多様な運動部活動を展開しています:
- バスケットボール部:県大会常連の実力派
- バレーボール部:チームワークと協調性を重視
- ソフトテニス部:個人技とペアワークの調和
- 陸上競技部:個人の限界に挑戦する精神力
- 水泳部:持続力と集中力の向上
- 卓球部:瞬発力と判断力の育成
学術・研究活動
IB教育の探究精神を部活動でも実践しています:
- 科学部:実験と研究を通じた科学的思考力の育成
- 数学研究部:論理的思考力と問題解決能力の向上
- 社会研究部:現代社会の課題に対する探究活動
- 国際交流部:異文化理解と国際的視野の拡大
【学校生活】女子校ならではの充実したスクールライフ
年間行事
IB教育の理念と女子校の特色を活かした多彩な年間行事を実施しています:
春学期(4月~7月)
- 入学式・始業式:新年度のスタートを祝う厳粛な式典
- 新入生歓迎会:先輩と後輩の絆を深める交流行事
- 体育祭:学年を超えたチームワークと絆の形成
- 創立記念祭:学校への感謝と誇りを育む特別な日
- IB MYP成果発表会:探究学習の成果を披露する重要な機会
秋学期(9月~12月)
- 文化祭(育英祭):創造性と表現力を発揮する最大のイベント
- 合唱コンクール:美しいハーモニーで心を一つにする
- 修学旅行:異文化体験と友情を深める貴重な機会
- IDU発表会:学際的探究学習の集大成
- クリスマス礼拝:キリスト教精神に基づく心の教育
冬学期(1月~3月)
- 学習発表会:1年間の学習成果を総括
- 卒業式:6年間の成長を祝う感動的な式典
- 進路報告会:進路決定の喜びを分かち合う
- 春期特別講習:新学年に向けた準備学習
生徒指導・生活支援
女子校として生徒一人ひとりの個性を尊重し、安全で充実した学校生活をサポートしています:
1. 個別カウンセリング体制
専門カウンセラーによる個別相談体制を整備し、学習面・生活面・進路面での悩みや課題に対して、きめ細かなサポートを提供しています。女子生徒特有の悩みにも配慮した専門的な支援を行っています。
2. 安全管理システム
ICカードによる登下校管理システムを導入し、保護者への安全メール配信により、生徒の安全を確保しています。女子校として特に重視している安全対策を徹底しています。
3. 健康管理・保健指導
養護教諭による健康管理と保健指導を充実させ、成長期の女子生徒の心身の健康をサポートしています。定期健康診断、メンタルヘルス相談、栄養指導などを実施しています。
【将来展望】次世代女性リーダー育成への挑戦
IB教育のさらなる発展
奈良県初のIB MYP認定校として、育英西は今後も国際教育の先駆者としての役割を果たし続けます:
1. DPプログラム導入の検討
現在のMYPプログラムの実績を基盤として、将来的にはIBディプロマプログラム(DP)の導入も視野に入れています。これにより、中学1年から高校3年まで一貫したIB教育を提供し、真のIBワールドスクールとしての地位を確立することを目指しています。
2. 国際交流プログラムの拡充
海外の姉妹校との交流プログラム、短期・長期留学制度の充実を図り、生徒がグローバル社会で活躍するための実践的な国際経験を積む機会を提供します。
3. 多言語教育の推進
英語教育のさらなる充実に加えて、第二外国語教育の導入により、多言語対応能力を持つグローバル人材の育成を目指します。
女子教育×国際教育モデルの確立
女子校として日本初のIB MYP認定校という独自の地位を活かし、女子教育と国際教育を融合させた革新的な教育モデルの確立を目指します:
1. 女性リーダーシップ教育プログラムの開発
グローバル社会で活躍する女性リーダーの育成に特化した独自のプログラムを開発し、将来の女性活躍社会を牽引する人材を育成します。
2. STEAM教育との融合
IB教育の探究学習とSTEAM教育を融合させ、科学技術分野での女性活躍を促進する教育プログラムを展開します。
3. 地域社会との連携強化
奈良県の文化的・歴史的資源を活用した地域密着型の国際教育プログラムを開発し、ローカルとグローバルの両方の視点を持った人材を育成します。
持続可能な発展への貢献
IB教育の理念である持続可能な発展目標(SDGs)の達成に向けて、以下の取り組みを推進します:
1. 環境教育の推進
環境問題への意識を高め、持続可能な社会の実現に貢献できる人材を育成します。校内でのエコ活動や地域の環境保護活動への参加を通じて、実践的な環境教育を展開します。
2. 社会貢献プログラムの充実
ボランティア活動や地域貢献活動を通じて、社会に役立つ人材の育成を目指します。IB教育の「思いやりのある人」「奉仕の精神」を実践する機会を提供します。
3. 多様性の尊重と包摂的教育
多様な背景を持つ生徒を受け入れ、互いの違いを尊重し合える包摂的な教育環境を構築します。真の国際理解と平和な社会の実現に貢献する人材を育成します。
【まとめ】育英西中学校・高等学校の革新的教育価値
育英西中学校・高等学校は、奈良県初のIB MYP認定校、女子校として日本初のIB MYP認定校という二つの歴史的意義を持つ革新的な教育機関として、女子教育×国際教育×大学連携の三位一体モデルを確立し、次世代のグローバル女性リーダー育成に成功しています。
1916年の創立以来受け継がれてきた「完全なる人格の育成」という建学の精神と、「偉い人になるよりは、まず誠の人として生きよう」という教育理念のもと、IB教育の10の学習者像を日本の伝統的価値観と融合させた独自の教育哲学を実践しています。
関西大学の高大接続パイロット校、立命館大学交流協力協定校として、豊富な大学連携ネットワークを活用し、立命館コースでの100%近い進学実績、関関同立60%進学という卓越した進路実現を達成しています。特設コースでは国公立大学・難関私立大学への進学をサポートし、約90大学400を超える推薦枠により安心の進路保障を実現しています。
IB MYPプログラムでは、8つの教科グループによる包括的学習、学際的単元(IDU)による探究学習、継続的評価とポートフォリオ作成を通じて、従来の暗記中心の学習から脱却し、真の学力と人間力を育成しています。マンツーマンオンライン英会話「CHATTY」、外国人教員による「English Plus」などの先進的な英語教育プログラムにより、実践的な国際コミュニケーション能力を身につけています。
女子校ならではの安全で支援的な学習環境において、生徒たちは自分らしさを表現し、積極的にリーダーシップを発揮する機会を多く得ることができます。キリスト教精神に基づく情操教育、充実した部活動・課外活動、多彩な年間行事を通じて、豊かな人間性と協調性を育成しています。
2025年以降も、DPプログラム導入の検討、国際交流プログラムの拡充、多言語教育の推進、女性リーダーシップ教育プログラムの開発、STEAM教育との融合など、さらなる教育革新に挑戦し続けることで、持続可能な発展に貢献するグローバル人材の育成を目指しています。
育英西中学校・高等学校は、奈良県における国際教育の拠点として、関西圏の女子教育界のパイオニアとして、そして日本の教育界における革新的なモデル校として、確固たる地位を築いています。「豊かな教養と純真な人間愛をもって社会に貢献できる女性の育成」という使命のもと、次世代を担うグローバル女性リーダーの育成という重要な役割を果たし続けていくことでしょう。
選ばれる理由
- 奈良県初のIB MYP認定校として地域の国際教育を牽引
- 女子校として日本初のIB MYP認定校という歴史的地位
- 関関同立60%進学という卓越した進路実績
- 立命館コース100%進学保障による安心の進路設計
- 約90大学400超の推薦枠による多様な進路選択肢
- 40年の女子教育実績と100年を超える学園の伝統
- IB教育×女子教育×大学連携の革新的三位一体モデル
コメント