福岡第一高等学校完全ガイド:九州バスケの名門が挑む国際バカロレアDP教育と、アジアに開かれた福岡での学校生活

  1. スポーツの名門校が国際教育の最前線へ――福岡第一高等学校のIBプログラム
  2. 福岡第一高等学校の学校概要――都築学園グループの総合力
    1. 学校の基本情報
    2. 都築学園グループという安心の母体
    3. 1956年創立の伝統と革新の融合
  3. 国際バカロレア・ディプロマプログラム(DP)の特徴
    1. デュアルランゲージDP――日本語で学べる安心感
    2. IBディプロマプログラムの科目構成
    3. IBコアの3本柱――TOK・EE・CAS
    4. IBスコアと資格取得について
  4. スポーツの名門としての顔――文武両道の真の意味
    1. バスケットボール部の全国的名声
    2. 多彩な部活動と学校文化
  5. 入学方法――IBコースへの道のり
    1. 入試の種類と日程
    2. IBコースに求められる資質
    3. オープンスクール・学校説明会を活用しましょう
  6. 学費について――正直にお話しします
    1. 福岡第一高等学校の学費の目安
    2. 利用可能な支援制度
    3. IBプログラム特有の追加費用について
  7. 進路実績――IBディプロマで開かれる世界
    1. 国内大学への進学
    2. 海外大学への進学
    3. IBディプロマが大学入試で評価されるポイント
  8. 福岡での学校生活――国際都市の恵みを受けて
    1. アジアの玄関口・福岡の地理的優位性
    2. 留学生との寮生活がもたらす異文化体験
    3. 福岡市の生活環境
    4. 通学とアクセス
  9. よくある質問(FAQ)――お母さまの疑問にお答えします
    1. Q1. IBコースは英語が得意でないと入れませんか?
    2. Q2. IBディプロマの取得は難しいですか?
    3. Q3. IBディプロマを取得できなかった場合、大学受験はどうなりますか?
    4. Q4. スポーツの名門校ということは、IBコースでも体育会系の雰囲気が強いですか?
    5. Q5. 国際科の留学生との交流は具体的にどのように行われますか?
    6. Q6. 福岡第一高校のIBコースから海外大学に進学する生徒はいますか?
    7. Q7. 学費の支援制度にはどのようなものがありますか?
    8. Q8. IBコースの1クラスの人数はどのくらいですか?
  10. 福岡第一高等学校のIBコースが向いているお子さま
  11. まとめ――福岡から世界へ羽ばたく翼を

スポーツの名門校が国際教育の最前線へ――福岡第一高等学校のIBプログラム

「福岡第一高校」と聞くと、まず思い浮かべるのはバスケットボールの全国大会、ウインターカップでの華やかな活躍ではないでしょうか。実は私もそうでした。でも、この学校には「国際バカロレア(IB)ディプロマプログラム」という、もうひとつの大きな柱があるんです。ご存知でしたか?

「スポーツが強い学校って、勉強のほうはどうなの?」――お母さまの中には、そんな疑問を感じる方もいらっしゃるかもしれません。正直に申し上げると、私も最初はそう思いました。でも、調べれば調べるほど、福岡第一高等学校の国際科・IBコースは本気で世界を見据えた教育を展開していて、「ここまでやるの!?」と驚かされることばかりだったんです。

福岡という街そのものが、今、国際都市として急速に変貌を遂げています。アジアの玄関口として、韓国や中国、東南アジアへの直行便が多数就航し、外国人居住者も年々増加しています。そんな福岡の地で、世界基準の教育を受けられるということ。これは、お子さまの将来にとって非常に大きな意味を持つのではないでしょうか。

この記事では、福岡第一高等学校のIBディプロマプログラムについて、お母さま目線でとことん掘り下げてご紹介します。入学方法から学費、進路実績、福岡での生活環境まで、「知りたかった!」という情報をできるだけ網羅しました。ぜひ最後までお付き合いくださいね。

福岡第一高等学校の学校概要――都築学園グループの総合力

学校の基本情報

項目 内容
正式名称 福岡第一高等学校
設立年 1956年
運営法人 学校法人都築学園(都築学園グループ)
学校種別 私立高等学校(男女共学)・一条校
所在地 福岡県福岡市南区玉川町
IB認定日 2018年2月28日
認定プログラム ディプロマプログラム(DP)
授業言語 日本語・英語(デュアルランゲージDP)

都築学園グループという安心の母体

福岡第一高等学校は、都築学園グループが運営する教育機関のひとつです。都築学園グループは、幼稚園から大学院まで幅広い教育機関を擁する西日本有数の学園グループとして知られています。「ひとつの高校だけで運営しているわけじゃない」というのは、保護者として安心できるポイントですよね。

グループ内には大学や短期大学も含まれており、教育に関するノウハウやリソースが共有されています。IB教育のような先進的なプログラムを導入・維持するには、しっかりとした経営基盤と教育への投資が不可欠です。その点で、都築学園グループの総合力は大きな強みと言えるでしょう。

1956年創立の伝統と革新の融合

1956年の創立以来、福岡第一高等学校は福岡県内でも有数の総合高等学校として発展してきました。もともとは職業教育や実学を重視した学校として出発し、時代の変化とともにカリキュラムを進化させてきた歴史があります。

「伝統校」というと堅苦しいイメージがあるかもしれませんが、むしろ福岡第一高校の特徴は「変わることを恐れない」ところにあると思います。スポーツの強化、国際科の設立、そしてIBプログラムの導入。常に新しい挑戦を続けてきた学校だからこそ、2018年のIB認定取得も自然な流れだったのかもしれません。

国際バカロレア・ディプロマプログラム(DP)の特徴

デュアルランゲージDP――日本語で学べる安心感

お母さまにとって一番気になるのは、「うちの子、英語で全部の授業を受けられるの?」ということではないでしょうか。ご安心ください。福岡第一高等学校のIBコースは「デュアルランゲージ・ディプロマプログラム(DLDP)」を採用しています。

これはどういうことかというと、英語と芸術系の科目は英語でそれ以外の科目は日本語で授業が行われるということです。つまり、帰国子女やインターナショナルスクール出身でなくても、日本の中学校を卒業したお子さまがしっかりと学べる環境が整っているんです。

「全部英語じゃないなら、IBの意味があるの?」と思われるかもしれませんが、文部科学省が推進するこのデュアルランゲージ方式は、日本語での深い思考力と英語でのコミュニケーション力を同時に育てる仕組みとして、非常に高く評価されています。むしろ、母語での深い学びがあるからこそ、国際的な場面でも自分の意見をしっかり発信できる人材が育つのです。

IBディプロマプログラムの科目構成

福岡第一高等学校で開講されているDP科目は以下の通りです。

教科群 科目名 レベル 授業言語
グループ1(言語と文学) Japanese A: Literature HL 日本語
グループ2(言語習得) English B HL 英語
グループ3(個人と社会) History(歴史) SL / HL 日本語
グループ4(理科) Chemistry(化学) SL / HL 日本語
グループ5(数学) Mathematics: Analysis and Approaches SL 日本語
グループ6(芸術) Visual Arts / Film Studies / Theatre SL 英語

グループ6の芸術科目では、Visual Arts(美術)、Film Studies(映像)、Theatre(演劇)から選択できるのが特徴です。特にTheatre(演劇)は、プレゼンテーション能力や表現力を磨くのに非常に効果的な科目で、将来どんな分野に進んでも役立つ力が身につきます。

IBコアの3本柱――TOK・EE・CAS

IBディプロマプログラムには、6つの教科群に加えて、3つの「コア」と呼ばれる必修要素があります。これが、IBを「単なる難しい勉強」ではなく、「人間として成長するプログラム」にしている核心部分なんです。

TOK(Theory of Knowledge:知の理論)

「そもそも”知っている”ってどういうこと?」「科学的な知識と芸術的な知識は何が違うの?」――こんな根源的な問いに向き合う科目です。正解のない問いに対して自分の考えを論理的に組み立てる力は、大学でも社会でも間違いなく武器になります。

EE(Extended Essay:課題論文)

自分で選んだテーマについて、4,000語の論文を執筆します。「高校生が論文を?」と驚かれるかもしれませんが、実はこれが大学での研究活動の素晴らしい準備になるんです。テーマの設定から資料収集、論理構成まで、大学での学びに直結するスキルが身につきます。

CAS(Creativity, Activity, Service:創造性・活動・奉仕)

勉強だけでなく、創造的な活動やスポーツ、地域社会への貢献活動にも取り組みます。福岡という国際色豊かな都市で行うCAS活動は、多文化共生の実践そのものです。地域の外国人コミュニティとの交流や、国際的なボランティア活動など、教室の外にも学びの場が広がっています。

IBスコアと資格取得について

IBディプロマの取得には、6科目の試験とコア科目を含めて45点満点中24点以上の取得が必要です。この国際的に認められた資格を取得することで、日本の高校卒業資格に加えて、世界中の大学で認められるIBディプロマを手にすることができます。

一条校である福岡第一高等学校でIBを学ぶ最大のメリットは、日本の高校卒業資格とIBディプロマの両方を同時に取得できることです。万が一IBのスコアが思うようにいかなかった場合でも、日本の大学受験に通常の方法で臨むことができます。これは保護者として非常に心強いポイントではないでしょうか。

スポーツの名門としての顔――文武両道の真の意味

バスケットボール部の全国的名声

福岡第一高等学校と聞いて、バスケットボールを連想する方は多いでしょう。男子バスケットボール部は、高校バスケの全国大会であるウインターカップに数多く出場し、優勝経験も複数回を誇る全国屈指の強豪校です。Bリーグ(プロバスケットボールリーグ)で活躍するOBも輩出しており、まさに日本のバスケットボール界における名門中の名門です。

「でも、IBコースの生徒にはスポーツは関係ないのでは?」と思われるかもしれません。確かに、IBコースの生徒がバスケ部に所属するケースは一般的ではないかもしれません。しかし、「本気で何かに打ち込む人がいる環境」で学ぶことの価値は計り知れません。トップアスリートの努力する姿や、チームワークの大切さ、目標に向かって全力を注ぐ姿勢――そういった「空気」の中で過ごすことは、IBの学びにも良い影響を与えるものです。

多彩な部活動と学校文化

バスケットボール部以外にも、福岡第一高等学校にはサッカー部、野球部、陸上競技部、駅伝部、ヨット部、馬術部、ボウリング部、ゴルフ部、バドミントン部など、非常に多彩なクラブ活動が用意されています。

IBプログラムのCAS(創造性・活動・奉仕)の「Activity」の要素として部活動に参加することも可能で、学業と課外活動のバランスを取りながら充実した高校生活を送ることができます。「勉強だけ」の学校ではないからこそ、学校全体に活気があり、さまざまな価値観や目標を持った生徒たちと出会えるのは大きな魅力です。

入学方法――IBコースへの道のり

入試の種類と日程

福岡第一高等学校の入試は、大きく分けてパラマ入試一般入試の2種類があります。

パラマ入試(推薦・専願型)

  • 出願期間:例年1月上旬〜中旬
  • 試験日:例年1月中旬
  • 国際科IBコースへの入学を強く希望する生徒向け

一般入試

  • 出願期間:例年1月下旬〜2月上旬
  • 試験日:例年2月上旬
  • 福岡県の私立高校入試日程に準拠

入試の具体的な日程や出願方法は年度によって異なりますので、必ず学校の公式ウェブサイトや募集要項で最新情報をご確認ください。

IBコースに求められる資質

IBコースを志望するにあたって、「英語がペラペラじゃないとダメなんじゃ…」と不安に思われるお母さまもいらっしゃるでしょう。もちろん英語力はあるに越したことはありませんが、デュアルランゲージDPを採用しているため、入学時点で高い英語力が求められるわけではありません。

それよりも大切なのは、以下のような資質です。

  • 知的好奇心:「なぜ?」「どうして?」と問い続ける姿勢
  • 主体性:自分から学びに向かう意欲
  • コミュニケーション力:他者と協力して課題に取り組む力
  • 粘り強さ:困難な課題にも諦めずに取り組む力
  • 国際的な視野への関心:世界の出来事や異文化に対する興味

「うちの子、そこまで飛び抜けた才能があるわけじゃないけど…」と思われる方もいるかもしれません。でも、大丈夫です。IBプログラムは「もともと優秀な子だけのもの」ではなく、「プログラムを通じて成長していく」ことを大切にしています。入学してからの伸びしろこそが重要なのです。

オープンスクール・学校説明会を活用しましょう

百聞は一見にしかず。IBコースへの進学を検討されているなら、ぜひオープンスクールや学校説明会に足を運んでみてください。実際にIBコースの生徒や先生と話してみると、パンフレットだけではわからない学校の「雰囲気」や「空気感」が伝わってきます。

特にIBコースは少人数制で運営されることが多く、先生との距離が近いのが特徴です。説明会では個別相談の機会も設けられていることが多いので、具体的な疑問点を直接質問できるチャンスです。

学費について――正直にお話しします

福岡第一高等学校の学費の目安

学費のことは、やっぱり気になりますよね。お母さまにとって、教育への投資は家計全体に関わる大きな決断です。正直にお話しすると、IBコースの学費は一般コースよりも高めに設定されていることが多いです。

福岡第一高等学校の学費は、入学金が約40,000円、授業料はコースによって年額396,000円〜480,000円程度とされています。IBコースの場合は、教材費や試験登録料など、IBプログラム固有の費用が追加で発生します。

具体的な費用の内訳については年度により変更されることがありますので、必ず学校に直接お問い合わせいただくか、最新の募集要項をご確認ください。

利用可能な支援制度

学費の負担を軽減するための制度についても、しっかり確認しておきましょう。

高等学校等就学支援金制度(国の制度)

世帯年収に応じて、授業料に充当する支援金が支給されます。私立高校の場合、年収約590万円未満の世帯では最大396,000円の支給があり、実質的に授業料の負担がかなり軽減されます。

福岡県の私立高校向け助成制度

福岡県独自の就学支援制度もあり、国の制度と合わせて利用することで、さらに負担を軽減できる場合があります。

学校独自の奨学金制度

福岡第一高等学校では、成績優秀者や特待生を対象とした奨学金制度を設けている場合があります。詳細は学校に直接お問い合わせください。

「IBの教育を受けさせたいけど、学費が心配…」というお母さまは、まず入学前に利用可能な支援制度をすべて確認されることをお勧めします。想像していたよりも実質負担額が抑えられるケースも少なくありません。

IBプログラム特有の追加費用について

IBプログラムでは、通常の学費に加えて以下のような費用が発生することがあります。事前に把握しておくと安心です。

  • IB試験登録料:IBディプロマの最終試験を受験するための国際バカロレア機構への登録料
  • 教材費:IB指定の教科書やリソース代
  • 課外活動費:CAS活動に関連する費用(フィールドワーク、ボランティア活動等)
  • 海外研修費:学校プログラムによる海外研修がある場合の参加費用

これらの追加費用については、入学説明会などで詳しく確認されることをお勧めします。

進路実績――IBディプロマで開かれる世界

国内大学への進学

IBディプロマを取得した生徒は、多くの国内大学で「IB入試」や「グローバル入試」といった特別な入試枠で受験することができます。東京大学をはじめとする旧帝大や難関国立大学、早慶上智などの私立大学でもIBスコアを活用した入試が広がっています。

九州大学をはじめとする地元の有力大学でもIB入試の受け入れが進んでおり、福岡で学びながら地元のトップ大学にIBスコアで挑戦できるのは大きなアドバンテージです。

福岡第一高等学校の卒業生の進学先としては、国内の国公立大学や私立大学への進学実績が報告されています。IBコースならではの「深い学び」の経験は、大学でのゼミや研究活動にそのまま活かせるため、入学後の学業面でも高い評価を受けることが多いようです。

海外大学への進学

IBディプロマの最大の魅力のひとつは、世界中の大学でその資格が認められていることです。福岡第一高等学校のIBコース卒業生の中には、オーストラリアのメルボルン大学やマレーシアのテイラーズ大学など、海外の大学に進学した実績もあります。

「海外の大学なんて、うちの子には無理じゃ…」と思われるかもしれません。でも、福岡という街のロケーションを考えてみてください。アジアの主要都市への直行便が多数就航し、韓国のソウルまで飛行機でわずか約1時間半。シンガポールやバンコクにも直行便が飛んでいます。アジアの大学を視野に入れた進路選択は、福岡に住んでいるお子さまにとってはとても現実的な選択肢なんです。

アジアの名門大学の中には、IBディプロマのスコアに応じて奨学金を提供しているところもあり、学費面でもメリットがある場合があります。

IBディプロマが大学入試で評価されるポイント

なぜ大学側はIBディプロマをこれほど評価するのでしょうか。それは、IBで培われる以下のような能力が、大学での学びに直結するからです。

  • 批判的思考力:与えられた情報を鵜呑みにせず、多角的に分析する力
  • 論文執筆力:EE(課題論文)で鍛えられた学術的文章作成能力
  • プレゼンテーション力:TOKで磨かれた論理的発表能力
  • 時間管理能力:複数の課題を同時に進める力
  • 社会貢献への意識:CAS活動で培われた市民としての自覚

これらは、大学のアドミッション・ポリシーが求める「主体的に学ぶ力」「社会に貢献する意欲」とまさに合致しています。

福岡での学校生活――国際都市の恵みを受けて

アジアの玄関口・福岡の地理的優位性

福岡市は、東京や大阪とは異なる独自の国際性を持つ都市です。地理的にアジアに近く、上海、ソウル、台北、バンコクなどアジアの主要都市との直行便が充実しています。この「アジアに近い」という立地は、お子さまの国際感覚を育てる上で計り知れない価値があります。

街を歩けば、さまざまなアジアの言語が聞こえてきます。留学生や外国人ビジネスパーソンが増加し続けており、福岡の街全体がひとつの「国際教室」のような環境になりつつあるのです。IBコースで学ぶ異文化理解を、日常生活の中で自然と実践できる――これは福岡という街の大きな魅力です。

留学生との寮生活がもたらす異文化体験

福岡第一高等学校の国際科では、海外からの交換留学生を受け入れています。アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、そしてさまざまなアジアの国々から来た留学生たちと日常的に交流できる環境が整っています。

学校には「トルバドゥール」という学生寮もあり、寮生活を通じて留学生たちとの共同生活が可能です。毎日の食事や会話、共同での生活体験を通じて、自然と異文化理解が深まっていきます。教室での「国際教育」を超えた、リアルな国際体験が日常的に得られるのは、この学校の大きな特徴です。

「寮生活は少し心配…」というお母さまもいらっしゃるでしょう。でも、考えてみてください。親元を離れて自立する力、多様な背景を持つ仲間との協調性、自分の文化を外国人に伝える力――これらは、社会に出てからも一生の財産になるスキルです。高校生のうちからこうした経験ができることは、非常に貴重なことだと思います。

福岡市の生活環境

県外からの進学を考えているお母さまにとって、福岡市の生活環境も気になるポイントですよね。福岡市は「住みたい街ランキング」で常に上位にランクインする、全国的に見ても住みやすい都市です。

  • 交通の利便性:地下鉄・バスの公共交通が充実。空港が都心から近い
  • 生活コスト:東京・大阪と比べて家賃や物価が比較的リーズナブル
  • 食文化:博多ラーメン、もつ鍋、明太子など豊かな食文化(お子さまの健康的な食生活にも嬉しい)
  • 自然環境:海と山が近く、リフレッシュできる環境
  • 安全性:日本の主要都市の中でも治安が良好
  • 国際コミュニティ:外国人居住者の増加に伴い、多文化共生の取り組みが活発

特にアジアからのビジネスパーソンやIT関連企業の進出が増えており、福岡市は「スタートアップ都市」としても注目されています。お子さまが将来グローバルなキャリアを目指すなら、高校時代からこうした国際的なビジネス環境に触れられるのは大きなプラスです。

通学とアクセス

福岡第一高等学校は福岡市南区玉川町に位置しています。福岡市内の公共交通機関を利用して通学することができ、学校周辺は住宅街で落ち着いた学習環境が整っています。

県外からの入学を検討している場合は、前述の学生寮「トルバドゥール」を利用することも選択肢のひとつです。寮の利用条件や費用については、学校に直接お問い合わせください。

よくある質問(FAQ)――お母さまの疑問にお答えします

Q1. IBコースは英語が得意でないと入れませんか?

A. デュアルランゲージDPを採用しているため、入学時点で高い英語力が必須というわけではありません。英語と芸術系科目以外は日本語で授業が行われます。もちろん英語力は在学中に伸ばしていく必要がありますが、「今の段階で英語がペラペラでなければダメ」ということはありません。大切なのは、英語を学ぶ意欲と、新しいことへの挑戦心です。

Q2. IBディプロマの取得は難しいですか?

A. 正直に申し上げると、簡単ではありません。6科目の学習に加えて、TOK(知の理論)、EE(課題論文)、CAS(創造性・活動・奉仕)と、やるべきことは盛りだくさんです。45点満点中24点以上の取得がディプロマ取得の条件ですが、計画的に取り組めば十分に達成可能です。先生方のサポートも手厚いですし、少人数制だからこそ一人ひとりに目が届く環境です。「難しいからこそ、やり遂げた時の達成感と自信は格別」というのが、IB経験者の共通した声です。

Q3. IBディプロマを取得できなかった場合、大学受験はどうなりますか?

A. 福岡第一高等学校は一条校(日本の学校教育法に基づく正規の高等学校)ですので、IBディプロマの取得に関わらず、日本の高校卒業資格は取得できます。つまり、万が一IBディプロマの取得が叶わなかった場合でも、一般入試やAO入試、推薦入試など、通常の方法で大学受験に臨むことができます。これは一条校でIBを学ぶ大きなメリットのひとつです。

Q4. スポーツの名門校ということは、IBコースでも体育会系の雰囲気が強いですか?

A. IBコースは独自のカリキュラムで運営されており、スポーツ特化のコースとは学びの方向性が異なります。ただし、学校全体に「何事にも全力で取り組む」という文化があり、それはIBコースの生徒にとってもプラスに働きます。IBの学びに真剣に打ち込む姿勢は、アスリートが練習に全力を注ぐ姿勢と根底では共通しているものです。

Q5. 国際科の留学生との交流は具体的にどのように行われますか?

A. 日々の授業やグループワーク、学校行事、そして寮生活を通じて、自然な形で交流が行われます。特に寮生活では、食事や自由時間を共にすることで、教室内では得られない深い異文化理解が生まれます。IBのCAS活動として、留学生と共同でプロジェクトに取り組むこともあります。

Q6. 福岡第一高校のIBコースから海外大学に進学する生徒はいますか?

A. はい、海外大学への進学実績があります。オーストラリアやマレーシアなどの大学への進学が報告されています。福岡はアジアに近い地理的優位性があり、特にアジア圏の大学への進学を視野に入れている生徒にとっては非常に恵まれた環境です。IBディプロマは世界中の大学で認められる資格ですので、進学先の選択肢は大きく広がります。

Q7. 学費の支援制度にはどのようなものがありますか?

A. 国の高等学校等就学支援金制度に加え、福岡県独自の私立高校向け助成制度を利用できます。また、学校独自の奨学金制度がある場合もあります。詳しくは入学説明会や学校の事務局にお問い合わせいただくことをお勧めします。世帯年収や成績によって利用できる制度が異なりますので、早めに情報収集を始めましょう。

Q8. IBコースの1クラスの人数はどのくらいですか?

A. IBコースは少人数制で運営されることが一般的です。正確な人数は年度によって異なりますが、一般のクラスと比べて少人数で、先生と生徒の距離が近い環境が特徴です。少人数だからこそ、ディスカッションやプレゼンテーションの機会が多く、一人ひとりの成長をきめ細かくサポートしてもらえます。

福岡第一高等学校のIBコースが向いているお子さま

ここまでお読みいただいて、「うちの子に合うかしら?」と考えているお母さまもいらっしゃるでしょう。私なりに、福岡第一高等学校のIBコースが特に向いていると思うお子さまの特徴をまとめてみました。

  • 「なぜ?」が口癖のお子さま:知的好奇心が旺盛で、物事の理由や背景を知りたがる
  • 将来、海外で活躍したいという夢を持っているお子さま:IBディプロマは世界への切符になります
  • アジアに興味があるお子さま:福岡の立地を活かした国際経験ができます
  • 英語力を実践的に伸ばしたいお子さま:留学生との日常的な交流が英語上達の近道に
  • 暗記中心の勉強に物足りなさを感じているお子さま:IBの探究的な学びがフィットするかもしれません
  • 多様な人と関わるのが好きなお子さま:さまざまなバックグラウンドの生徒がいる環境を楽しめる
  • 自分の意見を持ち、発信したいお子さま:ディスカッションやプレゼンの機会が豊富です

逆に、「決められたことをコツコツやるのが好き」「競争型の受験勉強のほうが燃える」というタイプのお子さまには、一般の進学コースのほうが合っている可能性もあります。大切なのは、お子さまの性格や学び方のスタイルに合った環境を選ぶことです。

まとめ――福岡から世界へ羽ばたく翼を

福岡第一高等学校のIBディプロマプログラムは、「スポーツの名門校が本気で取り組む国際教育」として、独自のポジションを確立しています。2018年のIB認定以来、デュアルランゲージDPという日本語で学べる安心感、留学生との日常的な異文化交流、そして福岡というアジアの玄関口に位置する地理的優位性――これらが組み合わさることで、他にはない教育環境が生まれています。

都築学園グループという安定した経営基盤のもと、スポーツも学問も「本気で打ち込む」文化を持つこの学校で、お子さまはIBの学びを通じて「考える力」「伝える力」「行動する力」を身につけていくことでしょう。

IBの道は決して楽ではありません。でも、その先には、日本の高校卒業資格と世界で認められるIBディプロマの両方を手に、国内外の大学に挑戦できる未来が待っています。福岡から世界へ。その第一歩を、福岡第一高等学校で踏み出してみませんか?

まずは学校説明会やオープンスクールに参加して、IBコースの雰囲気を直接感じてみてください。お子さまの目が輝く瞬間が、きっとそこにあるはずです。

お問い合わせ先:
福岡第一高等学校
所在地:福岡県福岡市南区玉川町
公式ウェブサイト:https://f.f-parama.ed.jp/

※本記事の情報は調査時点のものです。入試日程、学費、カリキュラム等の詳細は年度によって変更される場合がありますので、必ず学校の公式情報をご確認ください。

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