「子どもには早いうちから国際的な視野を持たせたい」「でも、インターナショナルスクールって敷居が高そう…」そんなふうに思っていらっしゃるお母さま、お父さまは多いのではないでしょうか。
実は、神奈川・山梨・静岡の3県には、国際バカロレア(IB)の初等教育プログラム「PYP(Primary Years Programme)」を導入している学校が8校もあるんです。幼稚園から始められる学校もあれば、小学校で本格的に取り組める学校もあり、選択肢は想像以上に豊富なんですよ。
PYPは3歳から12歳の子どもを対象にした探究型の学びで、「自分で考える力」「世界とつながる視点」を自然に育ててくれるプログラム。お受験のようにガリガリ暗記するのではなく、子どもの「なぜ?」「もっと知りたい!」という好奇心を大切にしてくれるのが、多くのお母さまに支持されている理由なんです。
今回は、この3県にあるPYP認定校・候補校を1校ずつ丁寧にご紹介しますね。お子さまの年齢やご家庭の方針に合った学校選びの参考にしていただけたら嬉しいです。
神奈川県のPYP認定校・候補校(3校)
神奈川県は東京に次いで国際教育の選択肢が豊富なエリアです。横浜を中心に、個性豊かなPYP校が3校あります。都内への通勤・通学も視野に入れつつ、地元で質の高い国際教育を受けられるのは大きな魅力ですよね。
1. ビヨンディア・インターナショナルスクールやまた幼稚園(横浜市・PYP認定校)
横浜市都筑区にある「ビヨンディア・インターナショナルスクールやまた幼稚園」は、幼稚園でありながらIBのPYPプログラムを正式に導入している認定校です。「ビヨンディア」という名前には「その先へ(Beyond)」という意味が込められていて、子どもたちの可能性を広げたいという強い想いが感じられますよね。
学校の特色:
- 日本語と英語のバイリンガル環境で、幼児期から自然に二言語を習得
- IB PYPの探究型カリキュラムにより、子ども主導の学びを実践
- 少人数制のきめ細やかな指導で、一人ひとりの個性を尊重
- 異文化理解を日常の中で体験できる多国籍な環境
- 横浜市都筑区という緑豊かで子育てしやすい環境
「幼稚園でIBって、ちょっと早すぎないかしら?」と心配されるお母さまもいらっしゃるかもしれません。でも、PYPの幼児教育は「お勉強」ではなく「遊びを通じた探究」なんです。例えば、お庭で見つけた虫を観察して「この虫はどこから来たの?」「何を食べるの?」と疑問を広げていく。そんな日常の中に、自然と国際的な学びの種が蒔かれていくんですよ。
保護者が知っておきたいポイント:
- 通園バスの運行エリアや送迎方法については事前確認が必要です
- 保護者参加の行事やワークショップが定期的に開催されます
- 卒園後の進路として、IB校への接続が視野に入ります
- 英語力ゼロからのスタートでもサポート体制が整っています
2. CGK International School(横浜市・PYP認定校)
横浜市中区に位置する「CGK International School」は、都市型のインターナショナルスクールとしてPYP認定を取得している注目校です。横浜の国際的な雰囲気の中で、グローバルスタンダードの教育を受けられる環境が整っています。
学校の特色:
- 英語イマージョン教育を基盤とした完全な国際教育環境
- IB PYPのフレームワークに沿った体系的な探究学習
- 横浜中心部のアクセスの良い立地で、共働き家庭にも配慮
- 多国籍の教員チームによる多角的な指導
- STEAM教育(科学・技術・工学・芸術・数学)との融合カリキュラム
- 少人数クラスで、きめ細やかな個別対応が可能
CGKの魅力は、何といっても「本格的な国際教育を横浜で受けられる」という点です。東京のインターナショナルスクールまで通わせるのはちょっと大変…というご家庭にとって、横浜中心部でこのクオリティの教育を受けられるのは本当にありがたいですよね。
また、CGKではプロジェクト型学習を積極的に取り入れていて、子どもたちが自分でテーマを選び、調べ、発表するという流れを幼い頃から経験できます。「うちの子、人前で話すのが苦手で…」というお母さまも、少人数の安心できる環境の中で、お子さまが少しずつ自信をつけていく姿を見られるはずですよ。
入学を検討する際のチェックポイント:
- 学費は年間でインターナショナルスクール水準となるため、家計との相談が必要です
- 英語が主な授業言語ですが、日本語サポートの体制も確認しましょう
- オープンスクールや体験入学は定期的に開催されていますので、ぜひ参加を
- 卒業後の進路(国内IB校・海外校・日本の学校)についてもカウンセリングが受けられます
3. キッズ大陸フロンタウン生田園(川崎市・PYP候補校)
川崎市多摩区にある「キッズ大陸フロンタウン生田園」は、IB PYPの候補校(Candidate School)として、現在認定に向けて取り組んでいる施設です。候補校というのは、IBの審査プロセスを進めている最中の学校のことで、正式認定を目指して着実にステップを踏んでいる段階なんです。
学校の特色:
- スポーツと知育を融合させた独自のカリキュラム
- 川崎フロンターレとの連携による「フロンタウン」の名を冠した施設
- 体を動かしながら学ぶアクティブラーニングの実践
- IB PYP認定に向けた教育改革の最中で、進化が期待される学校
- 地域密着型で、地元の子育て家庭に寄り添った運営
「候補校って、まだ正式じゃないんでしょう?大丈夫なの?」と不安に思われるお母さまもいらっしゃるかもしれません。候補校であることは、IBの理念に共感し、その基準を満たすべく真剣に取り組んでいる証拠でもあります。ただし、正式認定の時期は未定ですので、入園を検討される際は最新の認定状況を学校に直接確認されることをおすすめします。
キッズ大陸の大きな特徴は、「体を動かすことと学ぶことは分けない」という考え方。小さなお子さまにとって、じっと座って勉強するより、走り回りながら数を数えたり、ボール遊びの中で協力することを学んだりする方が、ずっと自然ですよね。IBのPYPが大切にしている「全人教育」の考え方と、とても相性が良いアプローチだと感じます。
山梨県のPYP認定校(2校)
「山梨でIB教育?」と驚かれる方も多いかもしれませんが、実は山梨学院が幼稚園と小学校の両方でPYP認定を取得しているんです。首都圏からのアクセスも良く、自然豊かな環境で国際教育を受けられるという、とても贅沢な選択肢なんですよ。
4. 山梨学院幼稚園(甲府市・PYP認定校)
山梨学院幼稚園は、学校法人山梨学院が運営するPYP認定幼稚園です。大学まで一貫した教育体系を持つ山梨学院グループの中で、幼児教育の段階からIBの探究型学習を実践しています。
学校の特色:
- 山梨県で唯一のIB PYP認定幼稚園
- 日本語を基盤としながら、英語にも触れるバイリンガル環境
- 山梨の豊かな自然を活かした体験型の探究学習
- 山梨学院小学校(PYP認定校)への内部進学が可能
- 大学・高校・中学と連携した長期的な教育ビジョン
- 幼稚園児でも理解できるレベルでの国際理解教育
山梨学院幼稚園の最大の強みは、何といっても山梨学院小学校との連携です。幼稚園でPYPの学びに慣れたお子さまが、そのまま小学校でもPYPを継続できるというのは、日本全国を見渡しても非常に珍しい環境なんです。「せっかく幼稚園でIBの学びを始めたのに、小学校で途切れてしまったらどうしよう…」という心配がないのは、お母さまにとって大きな安心材料ですよね。
また、富士山を望む甲府の自然豊かな環境は、PYPの探究学習と抜群に相性が良いんです。四季の移り変わりを肌で感じながら、「なぜ葉っぱの色が変わるの?」「どうして冬は寒いの?」といった素朴な疑問から、科学的な思考へとつなげていく。都会では体験しにくい、贅沢な学びの環境だと思います。
5. 山梨学院小学校(甲府市・PYP認定校)
山梨学院小学校は、日本の一条校(学校教育法に基づく正規の学校)でありながらIB PYP認定を取得している、とても貴重な存在です。「国際教育も受けさせたいけど、日本の教育課程もきちんと修了させたい」というお母さまの願いを、見事に両立させている学校なんです。
学校の特色:
- 日本の学習指導要領とIB PYPの両方を満たすデュアルカリキュラム
- 一条校としての安心感(転校・進学時の互換性が確保)
- 英語教育の強化と、日本語での深い学びの両立
- 探究の時間を通じた教科横断型の学習
- 山梨学院中学・高校への進学パスが用意されている
- 6年間を通じたPYPのExhibition(成果発表)への取り組み
山梨学院小学校で特に注目していただきたいのは、一条校でPYPを実施しているという点です。これが何を意味するかというと、万が一お父さまの転勤などで転校が必要になった場合でも、日本の他の公立・私立小学校にスムーズに移れるということなんです。インターナショナルスクールだと、この「転校のしやすさ」が課題になることがあるのですが、山梨学院小学校ならその心配がありません。
6年生で行われる「PYP Exhibition(エキシビション)」は、子どもたちが自分で選んだテーマについて深く探究し、その成果をプレゼンテーションする集大成の活動です。12歳の子どもが自分の言葉で社会課題について語る姿は、本当に感動的なんですよ。「うちの子にもこんな力がつくの?」と思われるかもしれませんが、6年間の積み重ねは想像以上に大きいんです。
学費・費用の目安:
- 一条校のため、インターナショナルスクールと比較すると学費は抑えめです
- 入学金・授業料の詳細は学校説明会で最新情報をご確認ください
- 就学支援金や各種補助制度の対象となる場合があります
- 通学にかかる交通費も含めたトータルコストで検討されることをおすすめします
静岡県のPYP認定校(3校)
静岡県には3校のPYP認定校があり、いずれも高い教育理念を持つ学校ばかりです。サレジオ会の教育哲学に基づく2校と、プロテスタント系の聖隷グループ1校。宗教的背景は異なりますが、「子どもの全人的な成長」を大切にしている点は共通しています。
6. 静岡サレジオ小学校(静岡市・PYP認定校)
静岡サレジオ小学校は、カトリック・サレジオ会の教育理念に基づきながらIB PYP認定を取得している小学校です。「心の教育」と「探究する力」の両方を大切にする、とてもバランスの良い学校なんです。
学校の特色:
- サレジオ会創立者ドン・ボスコの「予防教育法」に基づく温かい指導
- IB PYPの探究型学習と宗教教育の調和
- 「道理・宗教・愛情」の3本柱による全人教育
- 静岡サレジオ幼稚園からの一貫した教育体系
- 中学校・高等学校への進学パスも確保
- 国際的な視野と日本人としてのアイデンティティの両立
「カトリックの学校って、信者じゃないと入れないのでは?」というご質問をよくいただきます。ご安心ください、信者でなくても入学は可能です。サレジオ会の教育で大切にされているのは、特定の宗教への帰依ではなく、「人として正しく生きる力」「他者への思いやり」「自分を大切にする心」を育むことなんです。
PYPの探究学習とサレジオ会の教育は、実はとても相性が良いんですよ。PYPが大切にする「Caring(思いやり)」「Principled(信念を持つ)」といったIB学習者像は、サレジオ会の教育理念とぴったり重なります。つまり、お子さまは2つの素晴らしい教育哲学の良いところを同時に受け取ることができるんです。
7. 静岡サレジオ幼稚園(静岡市・PYP認定校)
静岡サレジオ幼稚園は、静岡サレジオ小学校と同じキャンパス内にあるPYP認定幼稚園です。幼稚園から小学校まで一貫したPYP教育を受けられる、静岡県で唯一の環境が整っています。
学校の特色:
- 幼稚園段階からのIB PYP探究型学習
- 静岡サレジオ小学校との一貫教育で、学びが途切れない
- 温かく安心できる環境の中での「遊びを通じた学び」
- 異年齢交流による社会性の育成
- 豊かな自然環境を活かした五感を使う活動
- サレジオ会の「明るく楽しい」教育スタイル
静岡サレジオ幼稚園の一番のおすすめポイントは、幼稚園から小学校までシームレスにPYP教育が続くということ。山梨学院と同様に、幼小一貫のPYP環境は日本では非常に貴重です。
小さなお子さまを持つお母さまにとって、「幼稚園選び」は本当に悩ましいですよね。「最初の集団生活だから、楽しく通えることが一番大事」「でも、できれば将来につながる教育も受けさせたい」…そんな2つの願いを同時に叶えてくれるのが、サレジオ幼稚園のPYP教育だと思います。遊びの中に「なぜだろう?」「もっと知りたい!」という探究心の芽が育まれていく。お子さまが目をキラキラさせながら帰ってくる姿が目に浮かぶようですよね。
8. 聖隷クリストファー小学校(浜松市・PYP認定校)
浜松市にある聖隷クリストファー小学校は、社会福祉法人聖隷福祉事業団を母体とするプロテスタント系の小学校で、IB PYP認定を取得しています。「隣人を自分のように愛しなさい」というキリスト教の精神を基盤に、国際的な教育を実践しています。
学校の特色:
- 聖隷グループの長い歴史と信頼に裏付けられた教育
- IB PYPと日本の教育課程の統合カリキュラム
- 浜松という多文化共生都市での国際教育
- キリスト教精神に基づく「奉仕の心」の育成
- 少人数教育によるきめ細やかな指導
- 聖隷クリストファー中・高等学校への進学パス
- 外国籍の児童も在籍する多様性のある環境
浜松は、実は日本有数の多文化共生都市なんです。ブラジル人をはじめ多くの外国人住民が暮らしていて、街全体に国際的な空気が流れています。そんな浜松で育つお子さまにとって、IB PYPの「国際的な視野」は教室の中だけの話ではなく、日常生活そのものとつながっているんですよ。
聖隷クリストファー小学校が特に力を入れているのが、「行動する学び」です。PYPでは、学んだことを実際の行動に移すことが大切にされています。例えば、環境問題について探究したら、実際に地域の清掃活動に参加する。困っている人について考えたら、福祉施設を訪問する。聖隷グループが長年培ってきた福祉の精神と、PYPの「行動」の重視は、素晴らしいシナジーを生んでいます。
浜松エリアで検討する際のポイント:
- 浜松駅からのアクセスや通学手段を事前に確認しましょう
- 聖隷グループの他の教育機関との連携による進路の幅広さ
- 地域の多文化環境を活かした課外活動やプログラム
- オープンスクールは年に複数回実施されています
8校徹底比較表
ここまでご紹介した8校を、一覧で比較できるようにまとめました。お子さまの年齢やご家庭の条件に合わせて、まず候補を絞り込む際にお役立てください。
| 学校名 | 所在地 | 種別 | IB認定状況 | 対象年齢 | 特色キーワード |
|---|---|---|---|---|---|
| ビヨンディア・インターナショナルスクールやまた幼稚園 | 横浜市都筑区 | 幼稚園 | PYP認定 | 3〜6歳 | バイリンガル・探究型保育 |
| CGK International School | 横浜市中区 | インターナショナルスクール | PYP認定 | 3〜12歳 | 英語イマージョン・STEAM |
| キッズ大陸フロンタウン生田園 | 川崎市多摩区 | 認可外保育施設 | PYP候補校 | 幼児 | スポーツ融合・アクティブラーニング |
| 山梨学院幼稚園 | 甲府市 | 幼稚園 | PYP認定 | 3〜6歳 | 自然豊か・小学校接続 |
| 山梨学院小学校 | 甲府市 | 小学校(一条校) | PYP認定 | 6〜12歳 | 一条校・デュアルカリキュラム |
| 静岡サレジオ小学校 | 静岡市清水区 | 小学校 | PYP認定 | 6〜12歳 | カトリック教育・全人教育 |
| 静岡サレジオ幼稚園 | 静岡市清水区 | 幼稚園 | PYP認定 | 3〜6歳 | 幼小一貫PYP・サレジオ会 |
| 聖隷クリストファー小学校 | 浜松市 | 小学校 | PYP認定 | 6〜12歳 | 多文化共生・奉仕の精神 |
タイプ別おすすめ校ガイド
「表を見ても、結局どこがうちの子に合っているの?」というお母さまのために、タイプ別におすすめ校をまとめてみました。
幼稚園からPYPを始めたい方
おすすめ:ビヨンディアやまた幼稚園 / 山梨学院幼稚園 / 静岡サレジオ幼稚園
3歳からPYPの探究型学習に触れられます。特に、そのまま同系列の小学校に進学してPYPを継続できる山梨学院と静岡サレジオは、長期的な教育計画を立てやすいのが魅力です。
英語力も同時に伸ばしたい方
おすすめ:CGK International School
英語イマージョン環境で、PYPの学びと英語習得を同時に実現できます。将来的に海外進学を視野に入れているご家庭にも適しています。
一条校(日本の正規学校)で安心して通わせたい方
おすすめ:山梨学院小学校 / 静岡サレジオ小学校 / 聖隷クリストファー小学校
日本の学習指導要領に沿いながらPYPも実施しているので、転校時の互換性や、中学進学時の選択肢が広いのが安心ポイントです。
宗教的な情操教育も大切にしたい方
おすすめ:静岡サレジオ小学校・幼稚園 / 聖隷クリストファー小学校
キリスト教の精神に基づく「心の教育」とPYPの「国際的な視野」が融合した、人格形成に力を入れた教育環境です。
保護者のよくある質問(Q&A)
Q1. PYPの幼稚園や小学校を卒業した後、普通の中学校に進学できますか?
はい、問題なく進学できます。特に山梨学院小学校、静岡サレジオ小学校、聖隷クリストファー小学校は一条校ですので、日本の教育課程を修了したことになります。公立中学校への進学はもちろん、中学受験にも対応可能です。むしろ、PYPで培った「自分で考え、調べ、まとめる力」は、中学校以降の学習に大きなアドバンテージになりますよ。
Q2. 英語ができない子どもでも大丈夫でしょうか?
一条校タイプの学校(山梨学院小学校、静岡サレジオ小学校、聖隷クリストファー小学校)は日本語が主な授業言語ですので、英語力がなくても全く問題ありません。CGK International Schoolのようなインターナショナルスクールタイプの場合は、入学時の英語力は求められることがありますが、英語サポートプログラムを用意している学校も多いです。まずは学校の説明会で、お子さまの状況をご相談されることをおすすめします。
Q3. PYPの学校は学費が高いイメージがあります。実際はどうですか?
正直にお話しすると、学校のタイプによって大きく異なります。CGK International Schoolのようなインターナショナルスクールは年間150万円〜200万円程度になることが多いです。一方、一条校の私立小学校(山梨学院、静岡サレジオ、聖隷クリストファー)は年間50万円〜100万円程度が目安で、一般的な私立小学校と大きく変わりません。また、自治体の就学支援金制度を利用できる場合もありますので、必ず学校と自治体の両方に確認してみてくださいね。
Q4. PYP候補校と認定校では何が違いますか?
認定校はIBの厳しい審査を通過し、正式にPYPを実施することが認められた学校です。候補校は認定に向けて審査プロセスの途中にある学校で、IBの理念に基づく教育を実践し始めていますが、まだ正式な認定は受けていない段階です。候補校でもIBの教育理念に沿った質の高い教育が行われていますが、「IB認定校卒業」という正式な記録にはなりませんので、この点は理解した上で検討されると良いでしょう。
Q5. 共働きでも通わせられますか?延長保育やアフタースクールはありますか?
学校によって対応が異なりますが、近年は共働き家庭への配慮が進んでいます。横浜のCGK International Schoolは都市型のため、比較的柔軟な対応が期待できます。幼稚園タイプの場合は延長保育の有無を、小学校タイプの場合はアフタースクールプログラムの有無を、必ず事前に確認しましょう。説明会で「共働きなのですが…」と率直に相談されると、具体的なサポート体制を教えていただけますよ。
Q6. 見学やオープンスクールに参加するにはどうすればいいですか?
ほとんどの学校が公式ウェブサイトで見学会やオープンスクールの情報を公開しています。人気校は定員が埋まるのが早いので、気になる学校のサイトはこまめにチェックしておくことをおすすめします。また、個別相談に応じてくれる学校も多いので、「まだ入学を決めていないけど話を聞いてみたい」という段階でも、遠慮なく問い合わせてみてくださいね。
PYP教育がお子さまの将来にもたらすもの
最後に、PYP教育を受けたお子さまが将来どのような力を身につけるのか、お伝えしたいと思います。
PYPで育つ子どもたちは、以下のような力を自然に身につけていきます。
- 探究する力:「なぜ?」を追求し、自分で答えを見つける姿勢
- コミュニケーション力:自分の考えを的確に伝え、他者の意見を尊重する力
- 批判的思考力:情報を鵜呑みにせず、多角的に検証する力
- 国際的視野:世界の多様性を理解し、異なる文化を尊重する姿勢
- 行動する勇気:学んだことを実生活で行動に移す力
- 振り返る習慣:自分の学びを振り返り、次に活かす力
これらは、AIやテクノロジーがどんなに進化しても、人間にしか持てない力です。2030年代以降の社会を生きるお子さまにとって、これ以上ない「生きる力」の基盤になると思いませんか?
まとめ:お子さまに合った学校を見つけるために
神奈川・山梨・静岡の3県には、それぞれ個性豊かなPYP校があります。今回ご紹介した8校の中から、お子さまとご家庭に最も合った学校を見つけるために、以下のステップをおすすめします。
- Step 1:お子さまの年齢と、ご家庭で大切にしたい教育方針を整理する
- Step 2:通学可能な範囲の学校を2〜3校に絞り込む
- Step 3:各学校の説明会やオープンスクールに参加する(できれば全て)
- Step 4:お子さまの反応を最優先に、ご家族で話し合う
- Step 5:学費・通学時間・進路の3つを現実的に検討し、最終決定する
学校選びは、お子さまの人生を大きく左右する大切な決断です。焦らず、じっくりと。でも、「もう少し早く動いておけばよかった」と後悔しないように、気になった今このタイミングで、まずは情報収集から始めてみてくださいね。
この記事が、お子さまの輝かしい未来への第一歩のお手伝いになれたら、これ以上嬉しいことはありません。ご質問やご相談がありましたら、各学校の公式サイトから直接お問い合わせいただくのが最も確実です。すべてのお子さまに、最高の学びの場が見つかりますように。

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