バンコク洪水で都管轄校が9月28日休校に 在住家庭が確認したい通学と学校連絡のポイント

2026年9月のバンコク洪水と休校・特別休日の流れを日付順に示した図 IB最新ニュース

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バンコクで暮らしているご家庭にとって、この数日の大雨は本当に気が気でなかったのではないでしょうか。「月曜日は学校に行けるの?」「通学路は冠水していない?」と、週末にスマホで情報を追いかけていた方も多いと思います。

2026年9月26日、バンコク都の教育局が、都が管轄する学校を9月28日(月)に臨時休校とすることを発表しました。日本語ニュースサイトのタイランドハイパーリンクスは、対象を「都管轄437校」と報じています。さらに翌27日には、タイ政府がバンコクなど4都県で9月28日・29日を官公庁の特別休日とすることを発表しました。

ただ、ここで気をつけたいのは、「都管轄校の休校」や「官公庁の特別休日」が、日本人学校やインターナショナルスクールにもそのまま当てはまるわけではないという点です。この記事では、何が発表されたのか、誰が対象なのか、そして在住のご家庭が今確認しておきたいことを整理しました。

ニュースの概要

タイ政府広報局に掲載されたタイ語の告知によると、発表したのはバンコク都庁の教育局です。9月26日に、バンコク都の管轄下にある学校を2026年9月28日(月)に臨時休校とすることを告知しました。理由として、続く大雨による冠水や交通の問題、市民生活への影響を挙げています。

項目 内容
発表主体 バンコク都庁 教育局
発表日 2026年9月26日
休校日 2026年9月28日(月)
対象 バンコク都の管轄校(タイランドハイパーリンクスは437校、Nation Thailandは400校超と報道。公式告知には校数の記載なし)
休校の目的 児童・生徒、保護者、教職員の安全確保、学校施設の被害点検、授業と2026年度第1学期末試験の準備
授業の扱い 後日補講を行い、各校が保護者に急ぎ連絡する

見出しにある「週明けの交通量を抑制」という点も、今回の措置の大事なねらいです。英字紙Khaosod Englishは9月26日、チャッチャート・シッティパン都知事が、9月28日は現場対応の必要がない都職員を在宅勤務とする方針を示したと報じています。清掃や公共事業などの職員は通常勤務とされています。学校を休みにし、職員の出勤も減らすことで、冠水した道路に車が集中するのを避けようという狙いがうかがえます。

さらにタイ政府は9月27日、バンコク都・ノンタブリー県・パトゥムターニー県・サムットプラーカーン県の4都県で、9月28日(月)・29日(火)を官公庁の特別休日とすると発表しました。国営企業や金融機関、民間部門は、それぞれが必要性を判断するとしています。流れを図1にまとめました。

2026年9月のバンコク洪水と休校・特別休日の流れを日付順に示した図
図1:9月24日の大雨から9月29日までの主な発表の流れ(タイ政府広報局、タイ政府、Khaosod English、タイランドハイパーリンクスより作成)

背景と解説

9月24日からの大雨で市内の広い範囲が冠水

タイ政府広報局の英語版によると、9月24日からの48時間で、バンコクには300ミリ近い雨が降りました。排水しきれない水が主要な運河に流れ込み、ラートプラオ運河、プラウェート運河、セーンセープ運河の周辺の住宅地や道路で冠水が起きたとされています。9月26日時点では、ラームカムヘン通り、ニューペッチャブリー通り、エカマイ通り、セーナーニコム1通り、ラートクラバン通り、チャトゥチャック以遠のウィパワディーランシット通りなどを避けるよう呼びかけられていました。

Khaosod Englishは、9月26日にバンコク全50区が災害影響地域に指定されたと報じています。つまり、特定の地区だけの問題ではなく、都全体で支援や復旧の手続きを進めやすくするための措置ということです。また、マレーシア国営通信Bernamaは9月26日時点の数字として、約5万2,000世帯が影響を受け、約4,200人が一時避難施設に身を寄せたと伝えています。

「都管轄校」とはどんな学校?

今回の休校の対象は、バンコク都が運営する学校です。日本でいえば、区立や市立の小中学校に近いイメージでしょうか。一方で、多くの日本人駐在家庭のお子さんが通う泰日協会学校(バンコク日本人学校)や、インターナショナルスクール、私立校は、都の管轄校とは別の運営です。今回の教育局の告知は都管轄校に向けたもので、これらの学校まで一律に休校にするものではありません。

ポイント:3つの発表は、それぞれ対象が違います。都教育局の休校は「都管轄校」、政府の特別休日は「4都県の官公庁」、都知事の在宅勤務は「都職員」が対象です。お子さんの学校がどうするかは、学校からの連絡で確認する必要があります。

バンコク都教育局・タイ政府・都知事の3つの措置の対象を比較した図
図2:3つの措置はそれぞれ誰に向けたものか(タイ政府広報局、タイ政府、Khaosod Englishより作成)

図2のように整理すると、「ニュースで休校と聞いたけれど、うちの学校は?」という疑問の答えが、ニュースの中には無いことが分かります。本記事の執筆時点(9月28日)で、泰日協会学校や主なインターナショナルスクールの公式サイトに、9月28日・29日の休校やオンライン授業についての公開告知は確認できませんでした。保護者向けのメールやアプリだけで連絡している可能性もあるため、各校の連絡が一番確かな情報源になります。

保護者への影響と今できる対応

対象になりやすいご家庭

影響を受けるのは、バンコクや周辺3県にお住まいで、お子さんが学校に通っているご家庭です。学校自体が通常どおりでも、通学路の冠水やスクールバスの遅れ、渋滞で送迎が難しくなることは十分に考えられますよね。ご両親の勤務先が休みかどうかも会社ごとに判断が分かれるため、「子どもは休校、親は出勤」というケースもありそうです。

注意:冠水した道路を無理に通ることは避けましょう。道路の状況は時間とともに変わります。登校するかどうか迷ったときは、学校の指示と当局の道路情報を優先し、無理のない判断をしてください。

今確認しておきたいチェックリスト

  • 学校からの連絡:メール、保護者向けアプリ、公式サイトで、休校・オンライン授業・登校時間の変更がないか
  • スクールバスの運行:運休やルート変更、乗車時間の変更がないか
  • 通学路の状況:自宅から学校までの道に、冠水が報じられている通りが含まれていないか
  • 家族の勤務予定:勤務先の在宅勤務や休業の判断と、子どもの預け先
  • 補講や試験の予定:休校になった場合、補講や学期末試験の日程がどう変わるか
  • 公的な安全情報:在タイ日本国大使館の海外安全情報やタイ当局の発表

なお、在タイ日本国大使館の海外安全情報の一覧では、執筆時点で今回の洪水に関する新しいお知らせは確認できませんでした。登録者向けのメールなど別の形で届く場合もあるので、大使館からのメール配信を受け取れる状態になっているか、念のため確認しておくと安心です。

帰国予定・赴任予定のご家庭へ

これからバンコクへの赴任を控えているご家庭にとっては、雨季の洪水や休校への備えを知る良い機会かもしれません。学校選びの際に、「災害時にオンライン授業に切り替えられるか」「連絡手段は何か」「スクールバスのルートは冠水しやすい地域を通るか」などを聞いておくと、いざというときに慌てずにすみます。

ポイント:休校の有無だけでなく、「休校になったとき、学習をどう続けるか」を学校に確認しておくと、長引いた場合にも落ち着いて対応できます。

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まとめ

  • 都管轄校が9月28日に休校: バンコク都教育局が9月26日に発表。校数は437校と報じられていますが、公式告知には記載がありません
  • 4都県で官公庁の特別休日: タイ政府が9月27日、9月28日・29日を特別休日に。民間は各自判断です
  • 日本人学校・インター校は別判断: 今回の発表はこれらの学校を一律に休校にするものではなく、各校の連絡で確認が必要です
  • 通学の安全を最優先に: 冠水した道路は避け、スクールバスや送迎の予定を確認しましょう

出典・参考リンク

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