CTIS国際高等学院が2027年4月開校予定、鹿島学園通信制と提携:卒業資格と学費を整理

CTIS国際高等学院・鹿島学園高等学校・連携2社の関係図 IB最新ニュース

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「2027年に新しい国際系の学校ができるらしい」「インターナショナルスクールの会社がつくる学校なら、IBも学べるの?」――高校選びが本格化するこの時期、そんな情報が気になっているご家庭も多いのではないでしょうか。

2026年10月8日、東京都港区でインターナショナルスクールを運営する株式会社CTISが、2027年4月に港区三田で開校予定の「CTIS国際高等学院」について、提携する通信制高校は鹿島学園高等学校であることと、推薦入試対策・IELTS対策の2社との連携を発表しました。翌10月9日には、Dellows Newsもこのニュースを伝えています。

この学院は、いわゆる全日制の高校とは仕組みが少し違う「通信制高校のサポート校」です。この記事では、プレスリリースと学院公式サイト、文部科学省の通信制高校の案内をもとに、「どこに在籍して、どの卒業資格がとれるのか」「IBとの関係は」「費用はどれくらいか」を順番に整理していきますね。

ニュースの概要

発表したのは株式会社CTIS(東京都港区、代表取締役CEO 佐藤崇弘氏)です。同社は、小・中一貫のIB校であるキャピタル東京インターナショナルスクール(Capital Tokyo International School)を運営しています。2026年10月8日にPR TIMESで公表された内容は、次の3点です。

  • 提携高校は鹿島学園高等学校(通信制課程)
  • 推薦入試情報プラットフォーム「未来図」を運営するリザプロ株式会社と、推薦入試を軸とした進路指導に関する包括連携協定を2026年10月2日に締結
  • 海外の高校・大学・大学院への進学支援を手がけるMMBH株式会社と、IELTS対策・海外進学対策で連携
項目 発表の内容(2026年10月8日時点)
学校の種類 通信制高校サポート校(在籍先は鹿島学園高等学校の通信制課程)
開校 2027年4月(予定)
所在地 東京都港区三田4-1-27 FBR三田ビル9F(週5日通学)
定員 初年度20名の予定(学校全体の定員は60名)
出願資格 2027年3月に日本の中学校を卒業見込みの方。入学時の英語力は英検3級レベル以上が目安
学院の学費(2027年度・税込) 初年度合計1,980,000円。別途、鹿島学園通信制課程の受験料と学費
第1回入試 2026年11月23日

学院のカリキュラムは2本の柱で説明されています。1つは、インターナショナルスクール型の英語の授業「EAL」を1日3〜4コマ行い、CEFR C1レベルを目標にする英語の柱。EALは、英語を母語としない生徒のための英語支援の授業のことです。もう1つは、PBL(課題解決型学習)、プログラミング、ファイナンス、論理的思考と作文などを日本語で学ぶ「社会人スキル」の柱です。学院・在籍校・連携先の関係を、図1にまとめました。

CTIS国際高等学院・鹿島学園高等学校・連携2社の関係図
図1:CTIS国際高等学院の仕組み。通うのはサポート校、在籍と卒業は鹿島学園高等学校の通信制課程(株式会社CTISのプレスリリース〈2026年10月8日・7月21日〉と学院公式サイトより作成)

背景と解説

「毎日通う学院」と「在籍する高校」は別

ここがいちばん大切なポイントです。発表によると、生徒は鹿島学園高等学校の通信制課程に在籍し、高等学校卒業資格の取得を目指します。そのうえで、週5日、三田キャンパスでCTIS国際高等学院独自のカリキュラムを受講します。毎日通う場所と、卒業する高校が別になっているんです。出願も、まず学院の入試を受け、合格後に鹿島学園高等学校へ別途出願する流れと案内されています。

文部科学省の通信制高校の案内によると、通信制高校には、本校のほかにサテライト施設(通信教育連携協力施設)を持つ学校が多く、サテライト施設は「面接指導等実施施設」と「学習等支援施設(サポート施設)」に分かれます。学院公式サイトには、鹿島学園高等学校(通信制課程)の学習等支援施設・面接指導等実施施設として「設置認可申請中(認可は2027年4月1日の予定)」と書かれています。つまり、2026年10月の時点では、まだ認可の手続き中ということです。

卒業資格は「高等学校卒業」

文部科学省のよくある質問では、通信制高校を卒業すると、全日制高校や定時制高校と同じ「高等学校卒業」になると説明されています。卒業に必要な単位数は74単位以上、特別活動はホームルーム活動を含めて卒業までに30単位時間以上と案内されています。一方で、鹿島学園でのレポートやスクーリング(面接指導)、試験をどのように受けるのかといった具体的な履修の方法は、今回の発表には書かれていませんでした。

IBは学べるの?

「IB校を運営する会社の学校なら、IBのディプロマ(DP)もとれるのでは」と思われた方もいるかもしれませんね。運営会社が運営するキャピタル東京インターナショナルスクールは、IBO(国際バカロレア機構)の学校検索に掲載されている学校で、PYP(初等教育プログラム)とMYP(中等教育プログラム)を提供しています。ただし、2026年7月21日の開校発表には「サポート校はIB認定を受ける予定はありません」と明記されています。つまり、CTIS国際高等学院はIBの学校ではなく、ここでIBの資格をとる道は用意されていない、ということです。

2つの連携の中身

リザプロ株式会社「未来図」との連携では、高1の自己理解や社会課題の探究から志望理由書の完成までを3年間で設計した「総合型選抜対策講座」を全生徒が受講し、学院は進路指導支援システム「未来図 for School」を導入して教員研修も行うとしています。学院は、通信制高校の提携校がこうした包括連携協定を結ぶのは「当学院が初めて」と説明しています。

MMBH株式会社との連携では、専門講師によるIELTS対策レクチャーを2週に1回(年間約20回、45分×2コマ)行い、MMBHの「MOCK BANK」を使ったオンライン模試を年2回実施するとしています。IELTSは海外大学の出願でよく使われる英語試験です。どちらの連携も標準カリキュラムとして全生徒が対象で、費用は学院の学費に含まれると案内されています。

ポイント:CTIS国際高等学院は「毎日通って学ぶ場所」、鹿島学園高等学校(通信制課程)は「在籍して単位をとり、卒業する高校」です。IBの認定は受ける予定がないと発表されているので、IBのDPを目指すなら、別の進路を考えることになります。

保護者への影響と今できる対応

対象になるご家庭

今回の募集の出願資格は、2027年3月に日本の中学校を卒業見込みの方です。つまり、2026年10月の時点で中学3年生のお子さんがいるご家庭が対象になります。英語力の目安は英検3級レベル以上とされ、発表では「日本の中学の学校英語ができていれば十分チャレンジできます」とも書かれています。

入試日程はすでに始まっています

2027年4月入学生の出願はすでに受け付けが始まっていて、第1回入試は2026年11月23日、出願の締切は11月19日18時です。入試は書類選考と、英語の筆記試験・作文・面接で、面接は対面で保護者の同席が必要とされています。受験料は10,000円(税込)です。全体の日程は図2のとおりです。

CTIS国際高等学院の2027年4月入学生の入試日程
図2:2027年4月入学生の入試日程と出願の注意点(株式会社CTISのプレスリリース〈2026年10月8日〉より作成)

各回の受験者数には上限があり、上限に達するとその回の受付が締切前でも終わること、定員の20名に達した時点で募集を終えることも案内されています。少人数の募集なので、検討するなら早めに日程を押さえておきたいですよね。

費用は「学院分」と「鹿島学園分」の2本立て

2027年4月入学生の学院分の学費(2027年度・税込)は、入学金110,000円、授業料1,650,000円(年額)、教材費110,000円(年額)、施設管理費110,000円(年額)で、初年度合計は1,980,000円(税抜1,800,000円)です。分割払いも利用できるとされています。2026年7月の発表では税抜で「年間170万円+入学金10万円」と案内されていて、税抜の合計は同じです。内訳は図3にまとめました。

CTIS国際高等学院の初年度学費の内訳(税込)
図3:初年度の学費の内訳(学院分・税込)。鹿島学園高等学校の受験料・学費は別途(株式会社CTISのプレスリリース〈2026年10月8日〉より作成)

これとは別に、鹿島学園高等学校(通信制課程)の受験料と学費がかかります。その金額は今回の発表には書かれていませんでした。文部科学省は、通信制高校でも条件を満たせば高等学校等就学支援金の対象になるとしたうえで、本校の授業料とは別に、連携する施設が独自に行う活動の費用が発生する可能性があると案内しています。学院分の学費に支援金がどう関わるかは発表からは分からないので、出願前に確かめておきたいところです。

注意:開校は「2027年4月の予定」で、学院公式サイトでは鹿島学園の施設として「設置認可申請中(認可は2027年4月1日の予定)」とされています。開校前の学校なので、卒業生の進学実績もまだありません。説明会では、認可の進み具合と、鹿島学園側の費用・履修のしかたを必ず確認しておきましょう。

説明会で確認したいチェックリスト

  • 鹿島学園高等学校の施設としての認可の進み具合
  • 鹿島学園通信制課程の受験料・学費の金額と、就学支援金の扱い
  • 単位のとり方、スクーリングや試験を受ける場所と日数
  • 総合型選抜対策講座やIELTS対策が、志望する大学の入試にどうつながるか
  • 海外大学の出願支援など、個別契約になるサービスとその費用

発表では、10月25日の「新しい学校選びフェア2026」(東京国際フォーラム)への出展、11月3日の「私学・インター国際教育フォーラム」(渋谷サクラステージ)での学院長・山田亜希子氏の登壇が予定されているほか、授業体験会(EAL+ファイナンス)の申し込みも案内されています。直接話を聞ける機会として活用してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

  • 何が発表されたか: 株式会社CTISが2026年10月8日、2027年4月開校予定のサポート校「CTIS国際高等学院」の提携校を鹿島学園高等学校(通信制課程)と発表しました
  • 卒業資格: 生徒は鹿島学園の通信制課程に在籍し、高等学校卒業資格の取得を目指します。学院は週5日通う学びの場です
  • IBとの関係: 運営会社はIB校を運営していますが、学院はIB認定を受ける予定がないと発表されています
  • 費用: 学院分は2027年度の初年度で1,980,000円(税込)。鹿島学園側の受験料・学費は別途かかります
  • 今できること: 対象は現在の中学3年生。第1回入試は11月23日(締切11月19日)なので、認可の進み具合と費用の全体像を説明会で確認しましょう

出典・参考リンク

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