はじめに:神戸が誇るカトリック国際教育の名門校
「カトリック系のインターナショナルスクールって、どんな雰囲気なんだろう?」「宗教教育がメインなのかしら?」──マリスト・ブラザーズ・インターナショナルスクール(Marist Brothers International School、以下MBIS)の名前を初めて聞いたとき、そんなふうに思われたお母さまもいらっしゃるかもしれませんね。
MBISは、神戸市に位置するカトリック系インターナショナルスクールとして、長い歴史と伝統を持つ教育機関です。国際バカロレア(IB)のPYP(初等教育プログラム)・MYP(中等教育プログラム)・DP(ディプロマプログラム)の3プログラム全てを提供するIBコンティニューム校であり、カトリックの精神に根ざした全人教育と、国際的に認められたIBカリキュラムを見事に融合させた学校です。
神戸という街は、明治時代の開港以来、日本を代表する国際都市として発展してきました。外国人居留地の時代から脈々と受け継がれてきた国際色豊かな文化──そんな神戸の街で、カトリックの愛と奉仕の精神のもとIB教育を実践するMBISは、まさにこの街にふさわしい学校と言えるでしょう。
本記事では、MBISの歴史、教育内容、入学方法、学費、学校生活から進路まで、お子さまの学校選びに必要な情報を、お母さまの目線で分かりやすくお伝えしていきます。
マリスト・ブラザーズ・インターナショナルスクールの基本情報
学校概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 正式名称 | マリスト・ブラザーズ・インターナショナルスクール(Marist Brothers International School) |
| 所在地 | 兵庫県神戸市須磨区 |
| 学校種別 | カトリック系インターナショナルスクール(共学) |
| 設立母体 | マリスト修道会(Marist Brothers) |
| 教育言語 | 英語(日本語教育も提供) |
| IB認定プログラム | PYP(初等教育プログラム)、MYP(中等教育プログラム)、DP(ディプロマプログラム) |
| 対象年齢 | 幼児〜高校生 |
| 宗教 | カトリック(他宗教の生徒も歓迎) |
マリスト修道会の教育理念
MBISの教育の根底にあるのは、マリスト修道会(Marist Brothers)の教育精神です。マリスト修道会は1817年にフランスで聖マルセリン・シャンパニャ(Saint Marcellin Champagnat)によって創設された、教育を使命とするカトリックの修道会です。
「子どもたちを教育するために、私たちはまず子どもたちを愛さなければならない」──創設者シャンパニャのこの言葉は、MBISの教育の原点でもあります。マリスト教育は世界80カ国以上で展開されており、MBISはその日本における拠点校として、200年以上の教育伝統を受け継いでいます。
マリスト教育の5つの柱
- Presence(寄り添い):一人ひとりの生徒に心を傾け、その存在を大切にすること
- Simplicity(誠実さ):飾らず、正直で、誠実であること
- Family Spirit(家族の精神):学校コミュニティを一つの大きな家族として捉え、互いを思いやること
- Love of Work(勤勉の精神):学びと仕事に真摯に取り組むこと
- In the Way of Mary(マリアに倣って):聖母マリアの謙虚さと愛に倣い、他者に仕えること
「宗教的な教育が強すぎるのでは?」と心配されるお母さまもいらっしゃるかもしれませんが、MBISはカトリックの価値観を基盤としつつも、あらゆる宗教・文化的背景を持つ家庭のお子さまを温かく迎え入れています。カトリックの信仰を持たないご家庭のお子さまも多数在籍しており、宗教の押しつけではなく、思いやりや奉仕の心、倫理観を育む教育として実践されています。
神戸の国際教育の歴史とMBISの位置づけ
国際港町・神戸の教育遺産
神戸は1868年の開港以来、外国人が多く居住する国際都市として発展してきました。居留地を中心とした外国人コミュニティの形成とともに、多くのインターナショナルスクールや外国人向けの教育機関が設立されてきた歴史があります。
MBISは、そうした神戸の国際教育の歴史の中で重要な位置を占めてきた学校です。マリスト修道会の日本での教育活動の歴史は深く、長年にわたって神戸の国際教育コミュニティの中核的存在として、多くの卒業生を世界に送り出してきました。
なぜ神戸なのか
「東京のインターナショナルスクールのほうが選択肢が多いのでは…」と思われるかもしれません。確かに首都圏にはより多くのインターナショナルスクールがありますが、神戸にはこの街ならではの大きな魅力があります。
- 豊かな国際文化:150年以上の国際交流の歴史が、街全体に国際的な雰囲気を生み出しています
- 温暖な気候:六甲山と瀬戸内海に囲まれた温暖な環境は、子どもたちの成長にとって理想的です
- コンパクトな国際コミュニティ:東京ほど巨大ではないからこそ、コミュニティの結びつきが強く、温かみのある環境があります
- 生活の質:自然と都市のバランスが取れた神戸は、子育て環境としても評価が高い街です
- 関西圏のアクセス:大阪や京都にも近く、関西圏の教育・文化リソースを活用できます
IB教育プログラムの詳細:カトリック精神とIBの融合
MBISの教育の大きな特徴は、カトリックのマリスト精神と国際バカロレアの教育理念が自然に融合していることです。IBの「国際的な視野を持ち、人類に共通する人間の本質を認識し、地球を共に守る責任を分かち合う若者」を育てるという目標は、マリスト修道会の「愛と奉仕の精神」と驚くほど相通じるものがあります。
PYP(Primary Years Programme):幼児〜小学生
PYPでは、マリスト教育の「寄り添い」の精神が最もよく表れています。幼い子どもたち一人ひとりの個性を大切にしながら、IBの探究型学習を通じて「学ぶ喜び」を育んでいきます。
MBISのPYPの特徴
- 温かい学びの環境:マリスト教育の「Family Spirit(家族の精神)」に基づき、教師と生徒の距離が近い、安心感のある学びの場を提供しています
- 6つの教科横断的テーマ:IBの枠組みに沿って、「私たちは誰か」「時間と空間における私たちの位置」「自分たちを表現する方法」など、世界を多角的に理解するテーマで学習します
- 英語イマージョン:英語を主言語とした環境で、自然に英語力を身につけていきます
- 日本語・日本文化:日本に位置する学校として、日本語教育と日本文化への理解も大切にしています
- 宗教教育:年齢に応じた形で、思いやりの心や感謝の気持ちを育む機会が設けられています
「宗教の授業って、お祈りばかりするの?」と疑問に思われるかもしれませんが、PYP段階での宗教教育は、難しい教義の学習というよりも、「お友だちに優しくしよう」「助け合おう」「ありがとうと言おう」といった、人として大切な心を育む内容が中心です。宗教に関係なく、どの家庭のお子さまにとっても価値のある学びと言えるでしょう。
MYP(Middle Years Programme):中学生
MYPは、PYPで培った探究心と思考力をさらに深め、学問的な力を本格的に伸ばしていく段階です。思春期を迎えるこの時期、MBISではマリスト教育の「寄り添い」の精神がより一層重要になります。
MYPの8つの教科グループ
- 言語と文学(Language and Literature):英語の高度な読解力と表現力、文学的感性を養います
- 言語習得(Language Acquisition):日本語やその他の外国語を深く学びます
- 個人と社会(Individuals and Societies):歴史・地理・経済などを通じて、社会への理解を深めます
- 理科(Sciences):科学的探究力と実験・分析能力を育てます
- 数学(Mathematics):論理的・抽象的思考力を段階的に発展させます
- 芸術(Arts):美術・音楽・演劇を通じて創造性と自己表現力を磨きます
- 体育・保健(Physical and Health Education):心身の健康と生涯スポーツの基礎を築きます
- デザイン(Design):テクノロジーを活用した創造的問題解決を学びます
MBISのMYPにおけるカトリック精神の表現
MYPの段階では、カトリック精神はより具体的な行動として表れます。
- サービスラーニング:地域社会への奉仕活動を通じて、社会の中での自分の役割を考えます
- 倫理的思考:社会問題を考える際に、倫理的・道徳的な視点を大切にします
- コミュニティへの貢献:マリスト教育の「Family Spirit」を学校の外にも広げ、地域社会とのつながりを深めます
お母さまにとって心強いのは、思春期の難しい時期に、MBISの先生方がマリスト教育の「寄り添い」の精神で一人ひとりの生徒をしっかり見守ってくれることです。学力面だけでなく、精神的・感情的なサポートも手厚いのが、カトリック系学校ならではの特徴と言えるでしょう。
DP(Diploma Programme):高校生
DPは、IBの中核をなす2年間の集中的な学位取得プログラムです。MBISでDPを履修する生徒たちは、世界中の大学から認められるIBディプロマの取得を目指して、深い学びに取り組みます。
DPの6つの教科グループ
- グループ1:言語と文学(Studies in Language and Literature)
- グループ2:言語習得(Language Acquisition)
- グループ3:個人と社会(Individuals and Societies)
- グループ4:理科(Sciences)
- グループ5:数学(Mathematics)
- グループ6:芸術(The Arts)※他グループからの選択も可能
生徒は6つのグループからそれぞれ1科目ずつ選択し、そのうち3〜4科目をHL(Higher Level/上級レベル)、残りをSL(Standard Level/標準レベル)で履修します。
DPの3つのコア要素
- TOK(Theory of Knowledge/知の理論):「私たちはどうやって知るのか」「知識とは何か」を探究する、IBを代表する哲学的な授業です。カトリック系学校ならではの倫理的視点も加わり、より深い議論が展開されます
- EE(Extended Essay/課題論文):約4,000語の独自の研究論文に取り組みます。テーマは自分の興味・関心に基づいて選び、大学レベルのリサーチスキルを身につけます
- CAS(Creativity, Activity, Service/創造性・活動・奉仕):MBISでは特にこのServiceの部分で、マリスト教育の「奉仕の精神」が存分に活かされます。地域社会や国際社会への貢献活動を通じて、人間としての成熟を促します
DPの最大得点は45点(教科42点+コア要素3点)で、世界平均は例年30点前後とされています。24点以上でIBディプロマが取得でき、この資格を持って世界中の大学に出願することが可能です。
カトリック教育とIB教育の相乗効果
「カトリックの教えとIBの教育って、矛盾しないの?」──これは鋭い疑問です。実はこの2つは、驚くほど親和性が高いんです。
共通する価値観
| IB学習者像(IB Learner Profile) | マリスト教育の精神 |
|---|---|
| Caring(思いやりのある人) | Presence(寄り添い)・Family Spirit(家族の精神) |
| Principled(信念を持つ人) | Simplicity(誠実さ) |
| Open-minded(心を開く人) | 他宗教・文化を尊重する姿勢 |
| Knowledgeable(知識のある人) | Love of Work(勤勉の精神) |
| Communicators(コミュニケーションができる人) | Family Spirit(共同体の中での対話) |
このように、IBが育てたい人間像とマリスト教育が大切にする精神は、多くの部分で重なり合っています。MBISでは、この2つの教育理念が互いを補完し合い、より深い人間形成を可能にしているのです。
MBISならではの教育的特色
- チャプレンシー:学校にはチャプレン(聖職者)が在籍し、宗教的なケアだけでなく、生徒の精神的な悩みに寄り添う存在として機能しています
- リトリート(黙想会):学年ごとに行われるリトリートは、自分自身と向き合い、人生の意味を考える貴重な時間です
- 社会正義への取り組み:カトリックの社会教説に基づき、貧困・環境・人権などの社会問題に対する意識を高める教育が行われています
- 倫理教育:IBのTOK(知の理論)にカトリック的な倫理観が加わり、より深い道徳的考察が可能になっています
入学方法・入学審査について
MBISへの入学をご検討されているお母さまに、一般的な入学プロセスについてご案内します。具体的な要件や日程は年度によって変わりますので、必ず学校の公式サイトで最新情報をご確認ください。
入学の一般的な流れ
- ステップ1:学校訪問・説明会参加:まずは学校の雰囲気を直接感じることが大切です。MBISの温かいコミュニティを体験してみてください
- ステップ2:入学願書の提出:必要書類を揃えて提出します。以前の学校からの成績証明書や推薦状が必要になることもあります
- ステップ3:入学審査:学力検査、面接(生徒・保護者)などが行われます
- ステップ4:合否判定・通知:審査結果が通知されます
- ステップ5:入学手続き:入学金の支払いと各種書類の提出
入学審査で重視されるポイント
- 英語力:授業は英語で行われるため、学年に応じた英語力が求められます(低学年ほど柔軟に対応してもらえることが多いです)
- 学習への意欲:IBの探究型学習に取り組む前向きな姿勢
- 社会性:多文化環境で他者と協力できるかどうか
- 保護者の理解:MBISの教育理念(IBとカトリック精神の両方)への理解と共感
なお、カトリックの信仰を持っていなくても入学は可能です。MBISはあらゆる宗教的背景を持つ家庭を歓迎しており、カトリックの価値観は「押しつけ」ではなく「共有される理念」として位置づけられています。
編入学・途中入学について
海外からの帰国子女、他のインターナショナルスクールからの転入、あるいは日本の学校からの移行など、さまざまなケースでの途中入学に対応しています。特にIB校間の転校であれば、カリキュラムの連続性が保たれやすいメリットがあります。
お子さまの状況に応じた個別相談にも柔軟に対応してもらえますので、まずは学校のアドミッションオフィスに連絡されてみてください。
学費について
インターナショナルスクールの学費は、日本の一般的な学校と比べるとかなり高額です。これは正直なところ、多くのご家庭にとって大きな決断を要する部分ですよね。
学費の一般的な構成
MBISの学費は、一般的なインターナショナルスクールと同様に以下のような項目で構成されています。具体的な金額は学校の公式サイトでご確認ください。
| 費用項目 | 説明 |
|---|---|
| 入学金 | 入学時に一度だけ発生する初期費用 |
| 年間授業料 | 毎年の基本教育費用。PYP・MYP・DPの段階によって金額が異なることが一般的です |
| 施設維持費 | 校舎・設備の維持管理費 |
| 教材・テクノロジー費 | 教科書、デジタル教材、ICT関連費用 |
| IB関連費用 | DP生のIB試験登録料・受験料 |
| その他任意費用 | スクールバス、昼食、課外活動、校外学習、制服など |
学費を考える視点
「正直、この金額は大きい…」と感じられるのは当然です。でも、少し視点を変えて考えてみませんか?
- 教育の質:IB認定校としての高い教育水準に加え、カトリック教育の精神的な成長の機会が得られます
- 英語力:毎日英語で学び生活することで、英語塾や留学に費やす費用が不要になる場合もあります
- 進路の広がり:IBディプロマにより、日本だけでなく世界中の大学への進学が可能になります
- 人間形成:マリスト教育による全人的な人格形成は、お金には換えられない価値があります
- グローバルネットワーク:世界80カ国以上のマリスト校の同窓生ネットワークが、将来の人脈となる可能性もあります
奨学金制度や学費支援プログラムの有無については、学校のアドミッションオフィスに直接お問い合わせください。
学校生活:MBISでの日々
温かいコミュニティの中で育つ子どもたち
MBISの学校生活で最も印象的なのは、マリスト教育の「Family Spirit(家族の精神)」が実感できる、温かいコミュニティの雰囲気です。生徒同士、生徒と教師、保護者と学校の間に、家族のような信頼関係が築かれています。
「インターナショナルスクールって、ドライな雰囲気なのでは?」と思われるかもしれませんが、MBISはカトリックの「寄り添い」の伝統があり、むしろ日本の学校以上に一人ひとりの生徒を大切にする風土があります。
英語での学びと日本語の維持
授業は英語で行われますが、日本語教育のプログラムも充実しています。日本に住みながら国際教育を受けるお子さまにとって、両方の言語力をバランスよく伸ばすことは非常に重要です。
- 英語力:すべての教科を英語で学ぶことで、アカデミックな英語力が自然に身につきます
- 日本語力:日本語の授業に加え、日本文化への理解を深めるプログラムが用意されています
- 多言語能力:英語・日本語に加え、第三言語の学習機会もあります
宗教生活と精神的成長
MBISでは、カトリックの精神に基づいた宗教生活が学校生活の一部として自然に組み込まれています。
- ミサ・祈り:定期的なミサや日々の祈りの時間があります。カトリック以外の生徒は、自分の信仰に基づいた黙想の時間として過ごすこともできます
- 宗教の授業:世界の宗教について学び、倫理的な思考力を養います
- 季節の行事:クリスマス、イースターなどの宗教行事は、学校全体で祝う大切なイベントです
- リトリート:自分自身と静かに向き合う黙想の時間は、思春期のお子さまにとって非常に意味のある経験です
課外活動・スポーツ
MBISでは放課後の活動も充実しており、生徒の多様な興味・才能を伸ばす機会が豊富に用意されています。
- スポーツ:サッカー、バスケットボール、バレーボール、水泳、陸上競技など、さまざまなスポーツ活動が行われています
- 文化活動:音楽、美術、演劇、文芸など、創造性を発揮できる活動
- STEM関連:ロボティクス、プログラミングなどのテクノロジー系活動
- ボランティア・奉仕活動:マリスト教育の精神に基づき、地域社会への貢献活動が積極的に行われています
特に奉仕活動は、MBISの教育の重要な柱の一つです。地域の福祉施設への訪問、環境保全活動、チャリティイベントの企画・運営など、さまざまな形で社会とのつながりを実感できる機会が設けられています。
保護者コミュニティ
MBISの保護者コミュニティは、「Family Spirit」の精神が最もよく表れている場所の一つです。
- PTA活動:学校運営への積極的な参加と保護者間の交流
- ボランティア:学校行事やチャリティ活動のサポート
- 多文化交流:さまざまな国籍・文化背景を持つ保護者同士の温かいコミュニティ
- 情報共有:入学を検討している新しい家庭へのサポートも充実しています
「カトリック系の学校だと、信者でない保護者は居心地が悪いのでは?」という心配は無用です。MBISのコミュニティは、宗教に関係なくすべての家庭を温かく迎え入れる雰囲気があり、「第二の家族」のようなつながりを感じられると多くの保護者が語っています。
進路・卒業後の進学先
MBISの卒業生は、IBディプロマを活用して世界中のさまざまな大学に進学しています。カトリック系学校としてのネットワークとIBの国際的な評価の両方を活かせることが、MBISの進路指導の大きな強みです。
海外大学への進学
- 北米:アメリカ・カナダの大学はIB取得者を高く評価しており、単位認定制度を設けている大学も多数あります。また、カトリック系大学(ノートルダム大学、ジョージタウン大学、ボストンカレッジなど)との親和性も高いです
- 英国:IBスコアに基づく明確な入学基準が設けられており、トップ大学への門が開かれています
- オーストラリア:IBを高く評価する大学が多く、奨学金の機会もあります
- ヨーロッパ:英語プログラムを提供する大学への進学ルートが確保されています
- アジア:シンガポール、香港などの大学でもIBは高く評価されています
日本国内大学への進学
日本国内の大学への進学も、IBディプロマを活用して有利に進めることができます。
- 国立大学:東京大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、筑波大学など多くの国立大学がIB入試を実施しています
- 私立大学:早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、国際基督教大学(ICU)、関西学院大学、同志社大学、立命館大学など
- カトリック系大学:上智大学、南山大学、聖心女子大学など、カトリック系大学とのつながりもMBISの特色の一つです
神戸に位置するMBISならではのメリットとして、関西圏の有力大学──京都大学、大阪大学、神戸大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学──への進学が身近に感じられる点も、お母さまにとっては心強いポイントではないでしょうか。
グローバルなマリストネットワーク
MBISの卒業生には、世界80カ国以上に広がるマリスト校のグローバルネットワークという大きな財産があります。これは他のインターナショナルスクールにはない独自の強みです。マリスト校の同窓生コミュニティは世界中に存在し、進学先や就職先でのつながりを提供してくれる可能性があります。
お母さまがよく抱かれる疑問にお答えします(FAQ)
Q1. カトリック信者でなくても入学できますか?
はい、入学できます。MBISはカトリック系の学校ですが、すべての宗教的・文化的背景を持つ家庭のお子さまを歓迎しています。カトリックの価値観(愛、思いやり、奉仕の精神)は、特定の宗教への帰依を求めるものではなく、人間として大切な価値観として共有されるものです。実際に、カトリック以外の信仰を持つ家庭や、特定の宗教を持たない家庭のお子さまも多数在籍しています。
Q2. 英語力が不十分でも入学できますか?
学年や時期によりますが、特に低学年では英語力が発達途上のお子さまの受け入れにも柔軟に対応してもらえる場合があります。ESL(English as a Second Language)プログラムなどの英語サポート体制についての詳細は、学校に直接お問い合わせください。子どもの言語習得能力は非常に高く、英語環境に浸ることで想像以上に早く上達するケースが多いです。
Q3. 宗教の授業は必修ですか?
宗教に関する授業や活動は学校生活の一部として組み込まれていますが、その内容は「特定の信仰への改宗を目的とするもの」ではありません。世界の宗教について学び、倫理的な思考力を養うことが主な目的です。ミサなどの宗教行事への参加については、各家庭の信仰に配慮した対応が行われています。
Q4. 日本の大学に進学する場合、不利になることはありませんか?
日本の多くの大学がIBディプロマを活用した入試制度を設けており、むしろ有利に働くケースが増えています。文部科学省はIBディプロマ取得者に大学入学資格を認めており、東京大学や京都大学をはじめとする多くの大学がIB入試枠を設置しています。ただし、一部の大学や学部では日本の高卒資格を求める場合もありますので、志望校の入試要件は早めに確認されることをお勧めします。
Q5. 卒業後に日本社会に適応できるか心配です。
これはとても自然な心配ですよね。MBISでは日本語教育と日本文化への理解も重視しており、日本に住みながら学ぶことで日本社会とのつながりは維持されます。また、IBで培われる批判的思考力、コミュニケーション能力、多角的な視点は、日本社会においても非常に高く評価される能力です。むしろ、グローバルな視点と日本的な感性の両方を持った人材として、社会から求められる存在になれるでしょう。
Q6. 神戸以外の地域から通学できますか?
MBISには神戸市内だけでなく、大阪や阪神間など、より広い地域から通学している生徒もいます。スクールバスの運行状況や通学圏域については、学校に直接お問い合わせください。通学時間と学校生活のバランスを考慮した上で、ご家庭にとって最適な通学方法を検討されることをお勧めします。
Q7. 阪神・淡路大震災の影響で移転等はありましたか?
神戸は1995年の阪神・淡路大震災で大きな被害を受けた街でもあります。この経験を経て、神戸のコミュニティ全体が防災意識を高め、復興を遂げてきました。MBISも神戸の学校として、防災教育や安全対策に力を入れています。震災からの復興の歴史は、コミュニティの絆の強さと回復力(レジリエンス)を示すものであり、MBISの教育にもその精神が反映されています。
学校見学・説明会について
MBISへの入学をご検討されているなら、ぜひ学校見学や説明会に足を運んでみてください。MBISの「Family Spirit」は、実際に訪れてみなければ分からない温かさがあります。
見学時のチェックポイント
- 学校の雰囲気:マリスト教育の「Family Spirit」を肌で感じてみてください。生徒と先生の関係性、生徒同士の交流の様子に注目です
- 授業風景:IBの探究型学習が実際にどのように行われているか、授業参観の機会があれば積極的に活用しましょう
- 施設・環境:キャンパスの雰囲気、図書室、理科室、体育館、チャペルなどを確認しましょう
- 宗教活動:カトリック系学校ならではの宗教活動がどのように行われているか、具体的に聞いてみましょう
- 英語サポート:お子さまの現在の英語力に応じたサポートがあるか確認しましょう
- 卒業生の進路:具体的な大学進学実績や進路指導の体制を確認しましょう
- 保護者の声:在校生の保護者と話す機会があれば、リアルな声を聞いてみましょう
お子さまを連れて一緒に訪問されることをお勧めします。子ども自身が「ここで学びたい」と感じるかどうかは、学校選びにおいて非常に重要な要素です。
まとめ:神戸で育む、信仰と知性と国際性
マリスト・ブラザーズ・インターナショナルスクール(MBIS)は、神戸という国際都市の中で、カトリックの深い精神性と国際バカロレアの先進的な教育を融合させた、特色ある教育機関です。
この記事の要点を整理します。
- IB一貫教育:PYP・MYP・DPの3プログラムを一つの学校で提供するコンティニューム校
- カトリック精神:マリスト修道会の「寄り添い」「家族の精神」「誠実さ」「勤勉」「奉仕」の5つの柱に根ざした全人教育
- 歴史と伝統:神戸の国際教育の歴史の中で培われてきた確かな教育実績
- 温かいコミュニティ:「Family Spirit」が実感できる、家族のような温かさのある学校環境
- 幅広い進路:IBディプロマとマリストネットワークにより、国内外の大学への進学が可能
- 宗教の寛容性:カトリック以外の家庭も温かく迎え入れる開かれた学校
お子さまの教育は、ご家庭にとって最も大切な投資の一つです。MBISは、知性だけでなく、思いやりの心、奉仕の精神、国際的な視野──そういった「人間としての豊かさ」を育ててくれる学校です。
「勉強だけできる子ではなく、人の痛みが分かる子に育ってほしい」「世界のどこに行っても、自分の居場所を見つけられる子になってほしい」──そんな願いをお持ちのお母さまにとって、MBISは心から検討する価値のある学校ではないでしょうか。
まずは学校説明会に参加して、MBISの温かいコミュニティを体験してみてください。きっと、「ここなら安心して子どもを預けられる」と感じていただけるはずです。
最新の入学情報、説明会日程、学費の詳細については、必ずMBISの公式ウェブサイトをご確認ください。

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