「IB校に合格したけれど、入学までに何を準備すればいいの?」「普通の学校とは違うって聞くけれど、具体的に何が違うの?」――そんな不安を抱えていらっしゃるお母さま、お父さま、そして新入生のみなさん、おめでとうございます。まずはIB校への合格、本当に素晴らしいことです。
でも、合格の喜びもつかの間、「これからどうすれば?」という新たな心配が押し寄せてきますよね。IB(国際バカロレア)の学びは、日本の一般的な学校とはかなり異なります。だからこそ、入学前のこの時期にしっかり準備しておくことが、お子さまのスムーズなスタートにつながるんです。
この記事では、IB校に入学されるお子さまと保護者の方のために、3月から4月にかけてやっておくべき準備を、チェックリスト形式で徹底的にまとめました。制服や学用品といった「モノの準備」から、英語力の底上げ、IB独特の学び方への心構えまで、すべて網羅しています。先輩IB生のリアルなアドバイスも盛り込みましたので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
入学前の準備(3月〜4月):この時期にやるべきことの全体像
IB校の入学準備は、一般的な中学・高校の入学準備とは少し異なります。もちろん制服や文房具といった基本的な準備は同じですが、それに加えて「学びのスタイルを変える準備」が必要になるんです。
3月前半:まずは情報収集と心構えづくり
合格発表後、まず最初にやっていただきたいのが入学説明会の資料を隅々まで読むことです。「当たり前でしょ?」と思われるかもしれませんが、IB校の説明会資料には、一般校にはない独特の用語や制度の説明がたくさん含まれています。
- 学校指定のデバイス(ノートPCやiPad)の機種・スペック指定を確認
- 教科書・教材のリストを確認し、早めに購入手配
- 制服の採寸・注文(IB校は制服がある学校とない学校があります)
- 通学路の確認と定期券の準備
- 健康診断・予防接種の確認(インターナショナルスクールの場合、追加の予防接種が必要なことも)
3月後半:英語力の棚卸しと底上げ
IB校、特にDP(ディプロマ・プログラム)に進む予定のお子さまにとって、英語力は最も重要な準備項目のひとつです。この時期は「今の英語力がどのくらいか」を客観的に把握することが大切です。
英検2級程度の力があれば、DPの授業についていく基礎はあると言えます。ただし、「読む・書く」だけでなく「聞く・話す・議論する」力が求められるのがIBの特徴。ペーパーテストの点数だけでは測れない部分があるんですね。
4月前半:生活リズムの調整
春休みの間にぜひやっていただきたいのが、生活リズムの調整です。IB校の授業は密度が濃く、放課後の活動や課題も多いため、朝型の生活リズムを確立しておくことが大切です。
- 朝6時30分〜7時起床の習慣づくり
- 夜は23時までに就寝(十分な睡眠は学習効率に直結します)
- 朝食をしっかり食べる習慣(脳のエネルギー確保)
- 通学時間を考慮した時間配分のシミュレーション
学用品リスト:IB校で本当に必要なもの
「IB校の学用品って、普通の学校と何が違うの?」とよく聞かれます。正直に申し上げると、デジタルデバイスの準備が一番大きな違いです。
必須デバイス:ノートPC / iPad
多くのIB校では、ノートPCまたはiPadの持参が必須となっています。学校によって指定機種やスペックが異なりますので、必ず学校からの案内を確認してください。一般的な目安をお伝えしますね。
| 項目 | 推奨スペック(ノートPC) | 推奨スペック(iPad) |
|---|---|---|
| OS | Windows 11 / macOS | iPadOS 最新版 |
| メモリ | 8GB以上(16GB推奨) | – |
| ストレージ | 256GB以上 | 128GB以上 |
| バッテリー | 8時間以上 | 10時間以上 |
| 価格帯 | 8万〜15万円程度 | 5万〜12万円程度 |
お母さまへのアドバイス:お子さまが「ゲーミングPCがほしい」と言い出すかもしれませんが(笑)、学校用途であれば上記スペックで十分です。ただし、あまり安価なものを選ぶと授業中にフリーズしてストレスになることも。中間価格帯のしっかりしたものを選ぶのがおすすめです。
電子辞書
IB校では紙の辞書よりも電子辞書が実用的です。特に以下の機能があるものを選びましょう。
- 英英辞典搭載(Oxford Advanced Learner’s Dictionary など)
- 英和・和英辞典搭載
- 百科事典機能(調べ学習に重宝します)
- 発音機能付き(リスニング力の向上にも役立ちます)
最近はスマートフォンの辞書アプリで代用する生徒も増えていますが、試験中はスマートフォン使用不可の学校がほとんどです。電子辞書は別途用意しておくと安心ですよ。
文房具・その他
- ルーズリーフ・バインダー(IB校ではプリント類が多いため、科目別にファイリングする習慣が大切)
- 色ペン・マーカー(マインドマップやノート整理に多用します)
- 付箋(ポストイット)(グループワークでのブレインストーミングに必須)
- USBメモリまたはクラウドストレージのアカウント(データのバックアップ用)
- スケジュール帳(後述する時間管理に不可欠です)
- プレゼン用のポインター(あると便利ですが、入学後に必要性を感じてからでもOK)
英語準備:DPに向けた英語力の目安と学習法
「英語ができないとIBは無理なんじゃないか」――これは保護者の方からいただく質問の中で、断トツで多いものです。結論から言うと、入学時点で完璧な英語力は必要ありません。でも、準備しておくに越したことはないんです。
プログラム別・英語力の目安
| プログラム | 対象年齢 | 英語力の目安 | 授業での使用割合 |
|---|---|---|---|
| PYP(初等) | 3〜12歳 | 入学時は不問の学校が多い | 学校により異なる(30〜100%) |
| MYP(中等) | 11〜16歳 | 英検3級〜準2級程度 | 50〜80% |
| DP(ディプロマ) | 16〜19歳 | 英検2級〜準1級程度 | 70〜100% |
※日本語DPを実施している学校では、一部科目を日本語で学ぶことができます。学校ごとに状況が異なりますので、必ず志望校に確認してくださいね。
入学前におすすめの英語学習法
「春休みの間に何をすればいい?」という具体的なご質問にお答えしますね。
1. 英語での「読む」習慣づくり
いきなり難しい学術書を読む必要はありません。お子さまの興味のある分野の英語記事やニュースを、毎日15〜20分読む習慣をつけましょう。BBC Learning EnglishやNHK WORLD-JAPANの英語ニュースは、日本の話題も多く取り組みやすいです。
2. 英語で「自分の意見を言う」練習
IBの授業では、「あなたはどう思いますか?」と問われる場面が非常に多いです。英語で自分の意見を述べる練習は、入学前から始めておくと大きなアドバンテージになります。ご家庭でも、ニュースや身の回りのテーマについて「英語で自分の考えを30秒話してみる」という練習を取り入れてみてください。
3. IB関連の英語用語に慣れておく
IBには独特の用語があります。入学前に以下の基本用語だけでも覚えておくと、オリエンテーションでの理解がぐっと深まります。
- Learner Profile(学習者像):IBが大切にする10の資質
- ATL Skills(学習のアプローチ):思考力・コミュニケーション力など5つのスキル
- TOK(Theory of Knowledge / 知の理論):DPの必修科目
- EE(Extended Essay / 課題論文):DPで取り組む4,000語の研究論文
- CAS(Creativity, Activity, Service):DPの課外活動要件
- IA(Internal Assessment / 内部評価):学校内で行う評価課題
IB独自の学び方への心構え:「探究型学習」って何?
ここからは、IB校での学びが日本の一般的な学校とどう違うのか、具体的にお話ししていきますね。お子さまだけでなく、保護者の方もぜひ知っておいていただきたい内容です。
「教えてもらう」から「自分で探す」への大転換
日本の一般的な学校では、先生が知識を教えてくれて、生徒はそれを覚えるという流れが主流ですよね。でも、IB校の学びは根本的に違います。
IBの授業は「問い」から始まります。
たとえば、歴史の授業で「第二次世界大戦」を扱うとき、一般校では年号や出来事を順に学びますが、IBでは「なぜ戦争は繰り返されるのか?」「歴史の記録は誰の視点で書かれているのか?」といった「問い」が最初に提示されます。生徒はその問いに対して、自分で調べ、考え、仲間と議論し、自分なりの答えを導き出していくのです。
最初は戸惑うかもしれません。「答えを教えてくれないの?」「何が正解なの?」と不安になるお子さまも少なくありません。でも安心してください。その「戸惑い」こそが学びの第一歩なんです。
グループワークの多さに備える
IBの授業では、グループワークやディスカッションが非常に多いです。「うちの子、人前で話すのが苦手で…」と心配されるお母さまも多いのですが、大丈夫です。IB校の先生方は、そういった生徒を上手にサポートする訓練を受けています。
ただし、入学前にできる準備として、以下のことを意識してみてください。
- 家庭での会話で「なぜそう思うの?」と理由を聞く習慣をつける
- 「正解・不正解」ではなく「考えるプロセス」を大事にする声かけを意識する
- ニュースや社会的なテーマについて家族で話し合う時間を設ける
- 自分と異なる意見も尊重する姿勢を日常的に練習する
プレゼンテーションは避けて通れない
IB校では、テストだけでなくプレゼンテーションが評価の大きな要素を占めます。DPのTOK(知の理論)では口頭発表が正式な評価対象ですし、各科目のIAでもプレゼン形式の課題があります。
「人前で話すのが苦手」というお子さまも、IB校で2〜3ヶ月過ごすうちに驚くほど上達します。それでも入学前にできることとして、家族の前で3分間スピーチをする練習をしてみてはいかがでしょうか。テーマは何でも構いません。「最近読んだ本の紹介」「好きなスポーツのルール説明」など、身近なものからで大丈夫です。
時間管理のコツ:IB生の「忙しさ」を乗り越える方法
先輩IB生に「IBで一番大変だったことは?」と聞くと、多くの方が「時間管理」と答えます。特にDP生は課題の量が圧倒的に多く、計画的に取り組まないとあっという間に追い込まれてしまいます。
DP生の典型的な1日
実際のDP生の1日のスケジュールをご紹介しますね。これを見ていただくと、時間管理の大切さがお分かりいただけると思います。
| 時間帯 | 活動内容 |
|---|---|
| 6:30 – 7:30 | 起床・朝食・通学準備 |
| 7:30 – 8:30 | 通学(電車内で単語暗記やリーディング) |
| 8:30 – 15:30 | 授業(6〜7時限) |
| 15:30 – 17:00 | CAS活動・部活動・課外活動 |
| 17:00 – 18:30 | 帰宅・夕食・休憩 |
| 18:30 – 21:30 | 宿題・課題・EE研究(3時間) |
| 21:30 – 22:30 | 自由時間・翌日の準備 |
| 22:30 – 23:00 | 就寝準備 |
ご覧の通り、放課後に毎日2〜3時間の学習時間が必要になります。「えっ、そんなに?」と驚かれるかもしれませんが、これがIBの現実です。ただし、すべてが「机に向かう勉強」というわけではありません。CAS活動やグループワークの準備なども含まれます。
スケジュール帳の活用法
IB生の必需品、それはスケジュール帳です。紙のものでもデジタル(Googleカレンダーなど)でも構いませんが、とにかくすべての締め切りを可視化する習慣を入学前から身につけておいてください。
おすすめの管理方法をご紹介します。
- 月間カレンダー:全科目の課題提出日・テスト日を俯瞰で把握
- 週間スケジュール:毎週日曜日に翌週のタスクを書き出す
- デイリーToDoリスト:その日にやるべきことを3〜5個に絞る
- 色分け管理:科目ごとに色を変えると一目で把握できます
保護者の方へ:最初の1〜2ヶ月は、お子さまのスケジュール管理を一緒にサポートしてあげてください。ただし、あくまで「一緒に考える」であって「代わりにやる」ではありません。IB教育は「自己管理能力」を育てることも大きな目標のひとつですから。
CAS活動の事前準備:入学前から始められること
CAS(Creativity, Activity, Service)は、DP生に課される課外活動の要件です。「創造性」「身体的活動」「社会貢献」の3つの領域で、主体的に活動を行い、その過程を振り返ることが求められます。
「CASって何をすればいいの?」と戸惑うお子さまが多いのですが、実は入学前から始められることがたくさんあるんです。
Creativity(創造性)の準備
- 絵画・写真・音楽・プログラミングなど、創造的な趣味を持っておく
- 文化祭や発表会など、何かを「作り上げる」経験を積んでおく
- ブログや日記を書く習慣(振り返りの練習になります)
Activity(身体的活動)の準備
- スポーツや運動の習慣を維持する(新しいスポーツに挑戦するのもOK)
- 部活動への参加を検討する
- ハイキングやジョギングなど、継続できる身体活動を見つけておく
Service(社会貢献)の準備
- 地域のボランティア活動に参加してみる
- 近所の清掃活動やフードバンクへの協力など、身近なところから
- NPO/NGOの活動について調べてみる
大切なポイント:CASは「やらされる活動」ではなく、自分から主体的に取り組む活動であることが最も重要です。お子さまの「やりたい」「気になる」という気持ちを大切にしてあげてくださいね。入学後にCASコーディネーターの先生と相談しながら活動計画を立てていくことになりますが、入学前からアンテナを張っておくと、スムーズにスタートできます。
保護者の心構え:「教えない」サポートの大切さ
ここからは、保護者の方にぜひお伝えしたいことをお話しします。IB教育において、保護者の役割は「教える」ことではなく「見守る」ことです。これが、実はいちばん難しいんですよね。
「答え」を教えたくなる気持ちをぐっとこらえる
お子さまが課題に悩んでいるとき、つい「こうすればいいんじゃない?」と言いたくなりますよね。でも、IBの学びにおいて最も大切なのは「自分で考え、自分で答えにたどり着くプロセス」です。
保護者ができる最高のサポートは以下の通りです。
- 「何に困っているの?」と状況を整理する手伝いをする
- 「あなたはどう思う?」と考えを引き出す質問をする
- 「調べてみたら?」と自力で解決する方向に導く
- 「大丈夫、あなたならできるよ」と自信を与える声かけをする
成績の見方が変わることを理解する
IBの成績評価は1〜7の7段階で、一般的な日本の学校の成績とは評価方法が大きく異なります。「7を取らなければ」というプレッシャーを与えることは逆効果です。IBでは、結果だけでなくプロセスが重視されます。お子さまが頑張っている過程そのものを認めてあげてください。
学校との連携を密にする
IB校は保護者との連携を重視する学校が多いです。保護者会やワークショップに積極的に参加し、IB教育への理解を深めることで、家庭でのサポートの質もぐっと上がります。
- 保護者向けIBワークショップがあれば必ず参加
- 担任やIBコーディネーターとの定期的なコミュニケーション
- 他の保護者とのネットワーク構築(情報交換の場として非常に有用)
- 学校のニュースレターは必ず目を通す
メンタルヘルスへの配慮
IBプログラム、特にDPは学業の負荷が高く、ストレスを感じるお子さまも少なくありません。保護者として以下の点に注意してください。
- 「頑張りすぎていないか」を日常的に観察する
- 睡眠時間が極端に減っていないか確認する
- 食欲の変化や表情の変化に気を配る
- 「つらかったら休んでもいい」というメッセージを伝える
- 必要に応じてスクールカウンセラーに相談する
IBの学びは確かに大変ですが、それを乗り越えたときの成長は本当に大きいものです。お子さまの「最大の応援団」として、温かく見守ってあげてください。
先輩IB生のリアルなアドバイス
実際にIBプログラムを経験した先輩たちの声を集めました。入学前のお子さまにも、ぜひ読んでいただきたい内容です。
「最初の1ヶ月は全然分からなくて当然」(DP修了・Aさん)
「入学してすぐ、授業の進め方が全く違ってパニックになりました。先生に質問しても『あなたはどう考える?』と返されるし、グループワークでは何を言えばいいか分からないし。でも、3ヶ月もすれば慣れます。最初から完璧じゃなくていいんです。分からないことは『分からない』と言える勇気が一番大事でした。」
「英語は入ってからでも伸びる」(DP修了・Bさん)
「私は英検準2級で入学しましたが、DP1年目の終わりには準1級レベルになっていました。毎日英語に触れる環境にいれば、自然と伸びます。ただ、入学前に英語の本を読む習慣をつけておけばよかったと思います。最初の頃、リーディングの課題にすごく時間がかかったので。」
「スケジュール管理が命」(DP修了・Cさん)
「DP2年目は本当に忙しかったです。EEの提出、IAの締め切り、TOKのプレゼン準備が同時期に重なったときは泣きそうでした。Googleカレンダーで全部管理していなかったら、確実に破綻していたと思います。入学前からスケジュール管理の習慣をつけることを強くおすすめします。」
「CASは楽しんだもの勝ち」(DP修了・Dさん)
「最初は『CASってめんどくさい』と思っていましたが、自分の好きなことをCASに結びつけたら、すごく楽しくなりました。私は写真が好きだったので、地域の高齢者施設で写真教室を開くというプロジェクトを企画しました。Creativity、Activity、Service全部カバーできて、しかも自分のスキルも上がる。考え方次第で、CASは一番楽しい要素になりますよ。」
「友達との協力なしには乗り越えられない」(DP修了・Eさん)
「IBは個人戦ではなくチーム戦です。クラスメイトと情報共有したり、一緒に勉強したりすることで、一人では無理だったことも乗り越えられました。入学後はぜひ、勉強仲間を作ってください。お互いに支え合える関係が、IB生活の一番の財産になります。」
入学後1ヶ月の過ごし方:焦らず、でも着実に
入学後の最初の1ヶ月は、とにかく「慣れること」が最優先です。完璧を目指す必要はありません。以下のことを意識してみてください。
第1週:環境に慣れる
- 校内の地図を頭に入れる(教室の場所、図書館、カフェテリアなど)
- クラスメイトの名前を覚える努力をする
- 先生の名前と担当科目を把握する
- 通学ルートを確定させる
- 学校のオンラインシステム(ManageBac、Google Classroomなど)の使い方を覚える
第2週:学びのリズムをつかむ
- 各科目の授業の進め方を理解する
- 宿題・課題の量を把握し、毎日の学習時間を見積もる
- 分からないことがあったら先生に質問する習慣をつける
- ノートの取り方を工夫し始める(IBの授業では板書よりディスカッション中心のことも多い)
第3週:人間関係を広げる
- グループワークで色々な人と組んでみる
- 部活動やクラブ活動を見学してみる
- 図書館で一緒に勉強する仲間を見つける
- 先輩IB生に話を聞いてみる(多くの先輩が親切に教えてくれます)
第4週:振り返りと調整
- 1ヶ月の生活リズムを振り返る
- うまくいったこと・改善したいことを書き出す
- スケジュール管理の方法を見直す
- 保護者と一緒に「今の状況」を共有する時間を設ける
お母さまへ:最初の1ヶ月、お子さまが疲れた様子を見せることがあるかもしれません。新しい環境に適応するのは、大人でもエネルギーが要ることですよね。「今日はどうだった?」と軽く聞くくらいにして、あまり根掘り葉掘り聞かないのがコツです。お子さまが話したいときに、じっくり聞いてあげてください。
入学準備チェックリスト:これだけやれば安心
最後に、ここまでの内容をチェックリスト形式でまとめました。プリントアウトして、冷蔵庫に貼っておいていただくのもおすすめです。
| カテゴリ | 準備項目 | 時期 | チェック |
|---|---|---|---|
| モノの準備 | |||
| デバイス | ノートPC / iPad(学校指定スペック確認) | 3月前半 | □ |
| デバイス | 電子辞書(英英辞典搭載モデル) | 3月前半 | □ |
| 文房具 | ルーズリーフ・バインダー(科目数分) | 3月中 | □ |
| 文房具 | 色ペン・マーカー・付箋 | 3月中 | □ |
| 学用品 | USBメモリ / クラウドストレージ設定 | 3月中 | □ |
| 管理ツール | スケジュール帳(紙 or デジタル) | 3月中 | □ |
| 制服 | 制服の採寸・注文(該当校のみ) | 指定期日 | □ |
| 教材 | 教科書・指定参考書の購入 | 学校指示後 | □ |
| 英語の準備 | |||
| 英語力把握 | 現在の英語力の客観的チェック | 3月前半 | □ |
| リーディング | 英語記事・ニュースを毎日15〜20分読む | 3月〜継続 | □ |
| スピーキング | 英語で意見を述べる練習 | 3月〜継続 | □ |
| 用語学習 | IB基本用語の予習 | 3月後半 | □ |
| 心構え・習慣づくり | |||
| 生活習慣 | 朝型生活リズムの確立 | 3月中 | □ |
| 学習習慣 | 「自分で調べ、考える」練習 | 3月〜継続 | □ |
| 発表準備 | 家族の前でのスピーチ練習 | 3月後半 | □ |
| CAS準備 | 創造・活動・社会貢献のアイデア出し | 4月前半 | □ |
| 情報整理 | 入学説明会資料の精読 | 合格後すぐ | □ |
| 保護者の準備 | |||
| 理解 | IBプログラムの基本理念を学ぶ | 3月中 | □ |
| 連携 | 保護者向けワークショップへの参加申込 | 案内受領後 | □ |
| ネットワーク | 保護者グループ・コミュニティへの参加 | 4月 | □ |
| サポート体制 | 「見守る」サポートの心構え確認 | 入学前 | □ |
| 健康管理 | メンタルヘルスへの配慮ポイント確認 | 入学前 | □ |
まとめ:準備は「完璧」じゃなくていい
ここまで、IB校入学に向けた準備を詳しくご紹介してきました。「やることがたくさんあって大変そう…」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
でも、安心してください。すべてを入学前に完璧にする必要はありません。
一番大切なのは、お子さまが「新しい学びにワクワクする気持ち」を持って入学式を迎えること。そして保護者の方が「何があっても応援するよ」という温かい姿勢でお子さまを支えること。この2つがあれば、きっと大丈夫です。
IBの学びは、最初は戸惑うことも多いかもしれません。でも、探究し、考え、仲間と議論する中で、お子さまは確実に成長していきます。その成長の過程を、ぜひご家族で楽しんでいただけたらと思います。
この記事が、IB校に入学されるお子さまと保護者の方のお役に立てれば幸いです。素晴らしいIBライフのスタートを、心からお祈りしています。
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