札幌日本大学中学校・高等学校完全ガイド:北海道私立校初のIB認定校として「自主創造」の建学精神でグローバル人材育成を実現する道内唯一の中高一貫IBスクール

序章:北海道教育界における革新的挑戦

北海道の雄大な自然に囲まれた教育環境の中で、国際的な視野を持つ人材育成に挑戦し続ける札幌日本大学中学校・高等学校。この学校は、2022年1月に北海道の私立学校として初めて国際バカロレア(IB)ディプロマプログラム認定を取得し、日本の伝統的教育とグローバル教育を融合させた独自の教育モデルを実践する革新的な教育機関として注目を集めています。

日本大学の建学精神である「自主創造」を基盤とし、文武両道とグローバル教育を三本柱とした教育方針のもと、知・心・体のバランスのとれた全人教育を展開する同校は、北広島市唯一の私立中高一貫校として、地域教育の拠点的役割を担いながら、世界に通用する人材の育成に取り組んでいます。特に、2022年度から開始された「国際バカロレアコース」は、IBディプロマと日本の高校卒業資格を同時取得可能な画期的なプログラムとして、多くの教育関係者から注目されています。

本ガイドでは、札幌日本大学中学校・高等学校のIB教育プログラムの全貌を詳細に解説し、同校の教育理念、カリキュラム構成、進路実績、そして北海道におけるIB教育の先駆者としての役割について包括的に分析します。北海道でIB教育を検討されている学生・保護者の皆様、そして国際バカロレア教育に関心をお持ちの教育関係者の皆様にとって、貴重な情報を提供いたします。

第1章:学校概要と建学精神

1.1 基本情報

正式名称: 札幌日本大学中学校・高等学校
英語名称: Sapporo Nihon University Junior & Senior High School
所在地: 〒061-1103 北海道北広島市虹ヶ丘5丁目7-1
設立年: 高等学校1987年、中学校2003年
学校種別: 私立中高一貫校
アクセス: JR千歳線上野幌駅より徒歩約7分、JRバス「上野幌駅通」停より徒歩約5分

札幌日本大学中学校・高等学校は、北海道石狩振興局北広島市に位置し、札幌市に隣接する恵まれた立地環境にあります。JR上野幌駅からのアクセスも良好で、札幌市内からの通学はもちろん、全国各地から男女寮を利用して学ぶ生徒も多く在籍しています。

1.2 建学精神と教育理念

1.2.1 日本大学の建学精神「自主創造」

札幌日本大学中学校・高等学校は、日本大学の建学精神である「自主創造」を教育の根幹に据えています。この「自主創造」の精神は、以下の三つの要素から構成されています:

自ら学ぶ: 学習者が主体的に学習に取り組み、自らの知識と理解を深めていく姿勢を育成します。これは国際バカロレアの学習者像である「探究する人」「考える人」と深く共鳴する理念です。

自ら考える: 与えられた情報を鵜呑みにするのではなく、批判的思考力を働かせて多角的に物事を捉え、自分なりの考えを形成する能力を養成します。

自ら道をひらく: 困難に直面した際にも、創造的な発想と行動力をもって新たな解決策を見出し、自らの人生を切り拓いていく力を育成します。

1.2.2 校訓「自主創造・文武両道・グローバル」

同校では、建学精神「自主創造」に加えて、「文武両道」と「グローバル」を校訓として掲げ、以下のような教育目標を設定しています:

自主創造: 主体性と創造性を兼ね備えた人材の育成
文武両道: 学習と課外活動の両面で卓越した成果を追求する姿勢の育成
グローバル: 国際的な視野と多文化理解能力を持つ人材の育成

1.3 教育目標と使命

札幌日本大学中学校・高等学校は、「世界に貢献する人材の育成」を教育目標として掲げ、以下のような人材の育成を目指しています:

知的好奇心に満ちた人材: 学問に対する深い興味と関心を持ち、生涯にわたって学び続ける姿勢を身につけた人材

豊かな人間性を備えた人材: 他者への思いやりと協調性を持ち、多様な価値観を尊重できる人材

たくましい心身を持つ人材: 困難に立ち向かう精神力と、それを支える健全な身体を備えた人材

国際的視野を持つ人材: 地球規模の課題に関心を持ち、世界の平和と発展に貢献しようとする意欲を持つ人材

1.4 沿革と発展

1.4.1 創立から現在まで

1964年: 北海道日本大学高等学校設立許可取得
1987年: 札幌日本大学高等学校として開校
2003年: 札幌日本大学中学校開校、中高一貫教育開始
2022年: 国際バカロレア(IB)ディプロマプログラム認定取得、北海道私立校初
2023年: 多目的ホール竣工、教育環境のさらなる充実

同校は開校以来、日本大学準付属校として、確実な大学進学実績を積み重ねながら、時代の要請に応じて教育内容の充実を図ってきました。特に、2022年のIB認定取得は、同校の国際教育における大きな転換点となり、北海道の私立学校教育界に新たな可能性を示すマイルストーンとなっています。

第2章:国際バカロレア(IB)プログラム

2.1 IB認定の詳細

2.1.1 認定プログラムと認定年月日

認定プログラム: ディプロマプログラム(DP)
認定年月日: 2022年1月
認定コード: 061103
地域的意義: 北海道で2校目、道内私立高校として初のIB認定校

札幌日本大学中学校・高等学校のIB認定は、北海道の私立学校教育史において画期的な出来事として位置づけられています。これにより、北海道の生徒がより身近な環境で世界最高水準の国際教育を受ける機会が拡大し、地域の教育選択肢の多様化に大きく貢献しています。

2.1.2 デュアルランゲージDP認定

同校は、デュアルランゲージディプロマプログラム認定校として、日本語と英語の両言語での学習が可能です。これにより、日本の文化的アイデンティティを保持しながら、国際的な教育基準に基づく学習を実現しています。

日本語で履修可能な科目:
– 言語A:文学(日本語)
– 個人と社会(歴史、地理等)
– 芸術(音楽、美術等)

英語で履修する科目:
– 言語B:英語
– 科学(物理、化学、生物等)
– 数学

2.2 国際バカロレアコースの概要

2.2.1 コース設置の背景と目的

札幌日本大学中学校・高等学校では、2022年度より「国際バカロレアコース」を新設しました。このコースは、同校の既存の教育プログラムと融合させることで、以下の目的を達成することを目指しています:

グローバル人材の育成: 国際的な視野と多文化理解能力を備えた人材の育成
高度な学術的能力の養成: 世界最高水準の教育プログラムによる学術的能力の向上
大学進学選択肢の拡大: 国内外の難関大学への進学機会の拡大
地域教育の質的向上: 北海道の私立学校教育における先進的モデルの提示

2.2.2 履修システムと期間

履修期間: 18か月間(高校1年生の1月から高校3年生の11月まで)
開始時期: 高校1年生の1月
修了時期: 高校3年生の11月
同時取得: IBディプロマと日本の高校卒業資格の同時取得が可能

この独特な履修システムにより、生徒は日本の高校教育課程を完全に修了しながら、同時にIBディプロマを取得することができます。これは、国内大学への進学を希望する生徒にとっても、海外大学への進学を希望する生徒にとっても、最適な選択肢を提供するシステムです。

2.3 IBディプロマプログラムの構造

2.3.1 6つの教科グループ

IBディプロマプログラムでは、以下の6つの教科グループから各1科目を履修することが要求されます:

グループ1:言語A(文学)
– 言語A:文学(日本語)
– 言語A:文学(英語)

グループ2:言語B(言語習得)
– 言語B:英語
– 言語B:中国語
– 言語B:韓国語

グループ3:個人と社会
– 歴史
– 地理
– 経済
– 心理学

グループ4:科学
– 物理
– 化学
– 生物
– 環境システムと社会

グループ5:数学
– 数学:解析とアプローチ
– 数学:応用と解釈

グループ6:芸術
– 音楽
– 美術
– シアター

2.3.2 履修レベルの設定

各科目は、以下のいずれかのレベルで履修します:

HL(Higher Level): 240時間の履修時間、より深く広範囲な学習
SL(Standard Level): 150時間の履修時間、基礎的かつ包括的な学習

生徒は、6科目のうち3-4科目をHLで、残りをSLで履修します。これにより、自分の興味・関心や将来の進路に応じて、学習の重点を調整することができます。

2.4 IBコア要件

IBディプロマ取得のためには、6つの教科グループの履修に加えて、以下の3つのコア要件を満たす必要があります:

2.4.1 TOK(Theory of Knowledge:知識の理論)

TOKは、「我々はどのようにして知るのか」という根本的な問いを探究する科目です。札幌日本大学中学校・高等学校では、以下のようなアプローチでTOKを実施しています:

日本語と英語での実施: デュアルランゲージ環境を活かした多言語での思考
実生活との関連: 日常生活や社会問題との関連を重視した学習
批判的思考の育成: 情報の真偽を見極め、論理的に思考する能力の養成

2.4.2 EE(Extended Essay:拡大論文)

EEは、4,000語の独立研究論文で、生徒が自ら選択したテーマについて深く探究します:

テーマ選択の自由度: 生徒の興味・関心に基づく自由なテーマ設定
指導教員との連携: 専門知識を持つ教員による個別指導
大学レベルの研究体験: 大学での学習に必要な研究スキルの習得

2.4.3 CAS(Creativity, Activity, Service:創造性・活動・奉仕)

CASは、学習者の全人的な成長を促進するプログラムです:

Creativity(創造性): 芸術活動、創作活動等による創造性の育成
Activity(活動): スポーツ活動、身体活動による健康増進と協調性の育成
Service(奉仕): 地域貢献活動、ボランティア活動による社会性の育成

第3章:カリキュラムと教育内容

3.1 コース編成

札幌日本大学中学校・高等学校では、多様な生徒のニーズに対応するため、以下の4つのコースを設置しています:

3.1.1 プレミアSコース

対象: 最難関国公立大学・医学部医学科を目指す生徒
特色: 少人数制による個別指導、高度な学習内容
進路: 旧帝大、医学部、最難関私立大学等

3.1.2 特進コース

対象: 国公立大学・難関私立大学を目指す生徒
特色: バランスの取れた文理選択、確実な学力養成
進路: 国公立大学、難関私立大学、日本大学等

3.1.3 総合進学コース

対象: 幅広い進路を目指す生徒
特色: 多様な選択科目、総合的な学習
進路: 私立大学、専門学校、就職等

3.1.4 国際バカロレアコース

対象: 国内外の難関大学を目指す生徒、国際的視野を持つ人材を目指す生徒
特色: IBディプロマプログラム、デュアルランゲージ対応
進路: 海外大学、国内難関大学のIB入試等

3.2 国際バカロレアコースの詳細カリキュラム

3.2.1 高校1年生(準備期間)

高校1年生では、IBプログラム開始に向けた準備教育を行います:

基礎学力の強化: 各教科の基礎的な知識・技能の定着
英語力の向上: IBプログラムに必要な英語力の養成
探究学習の導入: IBの学習方法に慣れるための探究学習体験
異文化理解教育: 国際的な視野を育むための多文化学習

3.2.2 高校2年生〜3年生(IBプログラム期間)

1月〜: IBディプロマプログラム開始
継続的評価: 年間を通じた継続的な評価システム
最終試験準備: 高校3年生の11月に実施される最終試験に向けた準備
大学進学準備: 国内外の大学進学に向けた個別指導

3.3 評価システム

3.3.1 IB評価制度

IBディプロマの評価は、以下のシステムで行われます:

総得点: 45点満点(各科目7点×6科目+コア要件3点)
合格基準: 24点以上でディプロマ取得
各科目の評価: 1点(最低)〜7点(最高)の7段階評価
コア要件の評価: TOK+EEで最大3点、CASは修了評価

3.3.2 継続的評価

IBプログラムでは、最終試験だけでなく、以下の継続的評価も重視されます:

内部評価(IA:Internal Assessment): 各科目における継続的な課題評価
外部評価(EA:External Assessment): 最終試験による評価
総合的な学習の記録: CASを含む全活動の記録と評価

第4章:教育環境と施設

4.1 キャンパス環境

4.1.1 立地と環境

札幌日本大学中学校・高等学校は、北海道北広島市の虹ヶ丘に位置し、以下のような恵まれた環境を有しています:

自然環境: 豊かな自然に囲まれた静かな学習環境
交通アクセス: JR上野幌駅から徒歩約7分の好立地
都市近接性: 札幌市に隣接し、都市機能へのアクセスも良好
安全性: 住宅地に位置し、安全で落ち着いた環境

4.1.2 校舎・施設概要

校舎: 現代的な設計による機能的な校舎
図書館: 国際的な学習に対応した蔵書と学習スペース
実験室: 科学教育に対応した最新の実験設備
体育館: 各種スポーツ活動に対応した体育施設
多目的ホール: 2023年4月に竣工した最新の多目的施設

4.2 IB教育対応施設

4.2.1 図書館とメディアセンター

国際的蔵書: IBプログラムに対応した英語・日本語の書籍
電子リソース: オンラインデータベースや電子書籍へのアクセス
学習スペース: 個人学習、グループ学習に対応したフレキシブルな空間
研究支援: EE(拡大論文)作成支援のための研究環境

4.2.2 ICT環境

校内WiFi: 全校舎における高速インターネット環境
学習端末: IBプログラムに対応したPC・タブレット環境
オンライン学習: 国際的な学習プラットフォームへのアクセス
デジタル教材: IBプログラム対応のデジタル教材とツール

4.3 寮施設

4.3.1 全国募集対応の寮環境

札幌日本大学中学校・高等学校では、全国から優秀な生徒を受け入れるため、充実した寮環境を整備しています:

男子寮・女子寮: 性別に配慮した安全で快適な寮環境
全国募集: 北海道外からの入学者も多数受け入れ
寮生活指導: 生活指導教員による24時間体制のサポート
学習環境: 寮内での学習スペースと指導体制

4.3.2 寮生活と教育効果

自立性の育成: 親元を離れた生活による自立心の育成
多様性体験: 全国各地出身の生徒との共同生活による多様性理解
時間管理能力: 規則正しい寮生活による時間管理能力の向上
協調性の育成: 集団生活による協調性と社会性の育成

第5章:進路実績と大学進学

5.1 大学進学実績

5.1.1 2024年度進学実績

札幌日本大学中学校・高等学校の2024年度進学実績は、以下の通りです:

日本大学: 91人(準付属校としての確実な進学実績)
国立大学: 29人(京都大学1人、旧帝大+一工13人含む)
私立大学:
– 早慶上理ICU: 21人
– GMARCH: 24人
– 関関同立: 4人
– 北海学園大学: 63人
– 北海道科学大学: 58人

医学部: 15人(医師を目指す生徒への確実な進路実現)

5.1.2 IB入試による進学実績

国際バカロレアコースは2022年度開設のため、IB入試による進学実績はこれから蓄積される段階ですが、以下のような大学でのIB入試受験が想定されます:

国内IB入試実施大学:
– 東京大学、京都大学(国立大学)
– 早稲田大学、慶應義塾大学(私立大学)
– 国際基督教大学(ICU)
– 上智大学、同志社大学等

海外大学進学:
– アメリカ:ハーバード大学、スタンフォード大学等
– イギリス:オックスフォード大学、ケンブリッジ大学等
– カナダ:トロント大学、ブリティッシュコロンビア大学等
– オーストラリア:メルボルン大学、シドニー大学等

5.2 進路指導体制

5.2.1 個別進路指導

一人ひとりの進路実現: 生徒の希望と適性に応じた個別指導
三者面談: 生徒・保護者・教員による定期的な進路相談
学習計画策定: 目標大学に応じた具体的な学習計画の作成
受験指導: 各種入試制度に対応した受験指導

5.2.2 IBコース特別指導

IB入試対策: 国内外大学のIB入試に特化した指導
海外大学進学支援: 海外大学への出願手続き支援
奨学金情報提供: 海外大学進学に利用可能な奨学金情報の提供
語学力向上支援: TOEFL、IELTS等の語学試験対策

5.3 キャリア教育

5.3.1 未来創造プログラム

札幌日本大学中学校・高等学校では、「未来創造」プログラムを通じて、生徒の創造力とキャリア意識の育成を図っています:

探究学習: 課題発見・解決能力の育成
プレゼンテーション: 発信力・表現力の向上
グループワーク: 協働力・リーダーシップの育成
社会連携: 地域社会との連携による実践的学習

5.3.2 国際的キャリア意識の育成

模擬国連: 高校模擬国連国際大会での地域特別賞受賞実績
国際交流: 海外の学校・機関との交流プログラム
語学研修: 海外語学研修による実践的語学力向上
文化理解: 多文化理解教育による国際的視野の育成

第6章:国際教育と異文化理解

6.1 グローバル教育の理念

6.1.1 国際的視野の育成

札幌日本大学中学校・高等学校では、以下の方針でグローバル教育を実践しています:

多文化理解: 世界の多様な文化・価値観への理解と尊重
国際的課題への関心: 地球規模の課題に対する関心と解決意識
言語コミュニケーション: 多言語によるコミュニケーション能力
異文化適応力: 異なる文化環境での適応・協働能力

6.1.2 日本文化の発信

国際教育においても、日本文化のアイデンティティを大切にし、以下の取り組みを行っています:

日本文化の理解: 自国文化に対する深い理解と誇り
文化発信力: 日本文化を海外に発信する能力の育成
伝統と革新: 伝統文化の継承と現代的な発展の理解
国際比較: 世界各国の文化との比較による相対的理解

6.2 国際交流プログラム

6.2.1 海外入試実施

同校では、海外在住の日本人子女や外国人生徒の入学機会を提供するため、以下の地域で海外入試を実施しています:

シンガポール: 東南アジア地域からの入学者受け入れ
ジャカルタ: インドネシア在住生徒の入学機会提供
入試内容: 学力試験、面接、書類審査による総合評価
編入制度: 学年途中での編入学にも対応

6.2.2 国際的な学習機会

語学研修: 夏期・春期の海外語学研修プログラム
姉妹校交流: 海外姉妹校との相互交流プログラム
国際会議参加: 模擬国連等の国際的な学習機会への参加
文化交流: 海外からの訪問団受け入れと文化交流

6.3 多言語教育

6.3.1 英語教育の充実

4技能統合: 聞く・話す・読む・書くの4技能をバランスよく育成
ネイティブ教員: 外国人教員による実践的な英語授業
少人数制: 効果的な英語学習のための少人数制クラス
検定対策: 英検、TOEFL、IELTS等の検定試験対策

6.3.2 第三言語教育

IBプログラムでは、英語・日本語に加えて第三言語の学習も可能です:

中国語: 経済発展の著しい中国語圏への理解
韓国語: 隣国韓国との文化交流促進
選択制: 生徒の興味・関心に応じた言語選択
文化学習: 言語学習と併せた文化理解教育

第7章:部活動と課外活動

7.1 部活動の概要

7.1.1 文武両道の実践

札幌日本大学中学校・高等学校では、校訓「文武両道」の実践として、充実した部活動を展開しています:

運動部: バスケットボール、野球、サッカー、バレーボール、陸上競技等
文化部: 吹奏楽、美術、演劇、科学、英語等
同好会: 生徒の多様な興味・関心に対応した各種同好会
実績: 全国大会出場等の優秀な競技実績

7.1.2 全国レベルの実績

バスケットボール部: 全国大会出場の実績を持つ強豪チーム
野球部: 甲子園出場を目指す伝統的な強豪校
その他運動部: 各種競技で道内上位の実績
文化部: 吹奏楽部等の全国コンクール出場実績

7.2 IBプログラムとの両立

7.2.1 CAS(創造性・活動・奉仕)との連携

IBのCAS要件と部活動を効果的に連携させることで、以下の教育効果を実現しています:

Creativity(創造性): 文化部活動による創造性の育成
Activity(活動): 運動部活動による身体的・精神的成長
Service(奉仕): 部活動を通じた地域貢献・社会奉仕活動

7.2.2 時間管理とバランス

学習時間確保: IBプログラムに必要な学習時間の確保
効率的な活動: 限られた時間での効果的な部活動運営
個別対応: 生徒の状況に応じた柔軟な活動調整
教員サポート: 担当教員による学習と部活動の両立支援

7.3 地域・社会との連携

7.3.1 地域貢献活動

ボランティア活動: 地域のボランティア活動への積極的参加
文化祭・体育祭: 地域住民に開放された学校行事
施設開放: 地域スポーツ団体への施設開放
教育貢献: 地域小中学生への学習支援活動

7.3.2 国際的な活動

模擬国連: 国際的な視野を育む模擬国連活動
国際交流: 海外の学校・団体との交流活動
語学支援: 地域の国際交流活動への生徒参加
文化発信: 日本文化の海外発信活動

第8章:入学情報と受験対策

8.1 入学試験制度

8.1.1 中学入試

募集人員: 約60名(男女共学)
入試日程: 1月上旬
試験科目:
– A日程:国語、算数、理科、社会(4科目)
– B日程:国語、算数(2科目)
特別入試: 専願入試、帰国生入試

8.1.2 高校入試

募集人員:
– プレミアS:約10名
– 特進:約40名
– 総合進学:約100名
– 国際バカロレア:約20名

入試制度:
– 推薦入試(12月)
– 一般入試(3月)
– 海外入試(シンガポール、ジャカルタ)

8.2 国際バカロレアコース入試

8.2.1 出願資格

学力基準: 一定以上の学力を有すること
英語力: 英語による授業に対応できる英語力
意欲・関心: 国際的な学習への強い意欲と関心
適性: IBプログラムの学習に適した思考力・表現力

8.2.2 選考方法

学力試験: 英語、数学、国語の3科目
面接試験: 英語面接と日本語面接
書類審査: 調査書、志望理由書等の総合的評価
総合判定: 学力・面接・書類の総合的な評価による選考

8.3 受験対策

8.3.1 学力試験対策

基礎学力の定着: 中学校での学習内容の確実な定着
応用力の向上: 思考力・判断力・表現力を問う問題への対応
過去問分析: 過去の入試問題による出題傾向の把握
模擬試験: 定期的な模擬試験による実力確認

8.3.2 英語力向上

4技能の向上: 聞く・話す・読む・書くの総合的な能力向上
検定試験: 英検準2級以上の取得推奨
実践的学習: 英語での思考・表現能力の育成
文化理解: 英語圏文化への理解深化

8.4 学費と支援制度

8.4.1 学費について

入学金: 200,000円
授業料: 年額456,000円
諸費用: 年額約200,000円
寮費: 月額約80,000円(希望者のみ)

8.4.2 奨学金制度

特待生制度: 学業成績優秀者への授業料減免
日本大学校友会奨学金: 経済的支援を必要とする生徒への給付
外部奨学金: 各種外部奨学金制度の紹介・支援
IBコース特別支援: IBプログラム受講者への特別支援制度

第9章:北海道におけるIB教育の意義

9.1 地域教育への貢献

9.1.1 私立学校の先駆的役割

札幌日本大学中学校・高等学校のIB認定は、北海道の私立学校教育において以下の意義を持ちます:

教育選択肢の拡大: 北海道の生徒・保護者により多様な教育選択肢を提供
教育の質的向上: IB教育の導入による地域全体の教育水準向上
教員の専門性向上: IB教員養成による教員の国際的専門性向上
他校への波及効果: 地域の他校におけるIB教育導入への刺激

9.1.2 北広島市唯一の私立中高一貫校

地域拠点性: 北広島市における唯一の私立中高一貫校としての責任
教育機会の提供: 地域の教育ニーズに対応した多様な教育機会の提供
地域連携: 市との連携による地域教育の質的向上
人材育成: 地域社会に貢献する人材の育成

9.2 国際教育の拠点化

9.2.1 北海道の国際教育拠点

IB教育の普及: 北海道におけるIB教育の認知度向上と普及促進
教員研修拠点: IB教員養成・研修の拠点的役割
情報発信: IB教育に関する情報発信の中心的役割
ネットワーク構築: 道内外のIB校とのネットワーク構築

9.2.2 アジア太平洋地域との連携

地理的優位性: アジア太平洋地域への玄関口としての北海道の地理的優位性
国際交流: アジア諸国との教育交流拠点としての機能
文化交流: 多文化理解教育の実践拠点
人材循環: 国際的な人材の育成と循環の促進

9.3 今後の展望

9.3.1 短期的目標(今後3年間)

IBプログラムの定着: 国際バカロレアコースの安定的な運営と成果の蓄積
進学実績の向上: IB入試による国内外難関大学への進学実績の向上
教員体制の充実: IB認定教員の増員と専門性の向上
施設・設備の充実: IBプログラムに対応した教育環境の整備

9.3.2 中期的目標(今後5-7年間)

地域連携の強化: 北海道内の他の教育機関との連携強化
国際ネットワークの拡大: 海外のIB校との交流ネットワークの拡大
研究開発: IB教育と日本の教育制度との融合に関する研究開発
社会貢献: 地域社会・国際社会への貢献活動の拡大

9.3.3 長期的目標(今後10年間)

北海道IB教育の中核: 北海道におけるIB教育の中核的存在としての地位確立
アジア太平洋地域拠点: アジア太平洋地域におけるIB教育拠点の一翼
教育イノベーション: 新しい教育モデルの創出と国際的な発信
持続可能な発展: 持続可能な社会の実現に貢献する人材の継続的育成

第10章:在校生・卒業生の声

10.1 在校生インタビュー

10.1.1 国際バカロレアコース在校生A君

「IBプログラムを通じて、物事を多角的に考える力が身につきました。特にTOK(知識の理論)の授業では、『なぜそう思うのか』を常に問われるため、根拠を持って考える習慣がつきました。最初は英語での授業に苦労しましたが、先生方の丁寧な指導により、今では英語で議論することも楽しく感じています。将来は海外の大学で国際関係を学び、将来的には国際機関で働きたいと考えています。」

10.1.2 国際バカロレアコース在校生Bさん

「IBのCAS活動として、地域のボランティア活動に参加しています。高齢者施設でのレクリエーション補助や、地域清掃活動を通じて、社会に貢献することの意義を実感しています。また、Extended Essay(拡大論文)では、北海道の観光産業について研究しており、地域の課題を国際的な視点で考える機会となっています。IBプログラムは大変ですが、確実に自分の成長を感じることができます。」

10.2 卒業生の進路と活躍

10.2.1 国内難関大学進学者

卒業生C君(京都大学工学部進学)
「札幌日大での6年間は、私にとって人生の基盤となる期間でした。特に高校では理系科目に力を入れ、先生方の手厚い指導により京都大学合格を実現できました。大学でも、高校時代に培った学習習慣と探究心を活かして研究に取り組んでいます。」

卒業生Dさん(早稲田大学国際教養学部進学)
「英語教育の充実と国際的な環境により、早稲田大学の国際教養学部に進学することができました。高校時代の模擬国連活動や英語での発表経験が、大学での学習に大いに役立っています。」

10.2.2 医学部進学者

卒業生E君(北海道大学医学部進学)
「小さい頃から医師になることが夢でした。札幌日大のプレミアSコースで6年間学び、先生方の徹底した指導により北海道大学医学部に合格できました。現在は医師を目指して日々勉強に励んでいます。将来は北海道の地域医療に貢献したいと考えています。」

10.3 保護者の声

10.3.1 道外出身保護者

関東地方出身F様
「転勤により北海道に移住した際、息子の教育環境について心配していましたが、札幌日大の充実した教育内容と先生方の熱心な指導により、息子は大きく成長することができました。特に国際バカロレアコースの導入により、将来への可能性が大きく広がったと感じています。」

10.3.2 道内出身保護者

札幌市内在住G様
「娘が模擬国連活動に参加したことをきっかけに、国際的な視野を持つようになりました。札幌日大の国際教育の充実により、娘は自分の将来について明確な目標を持つことができ、現在は海外大学への進学を目指して頑張っています。北海道にいながら世界レベルの教育を受けることができることに感謝しています。」

第11章:教員・指導体制

11.1 教員組織

11.1.1 教員構成

札幌日本大学中学校・高等学校では、以下のような多様な専門性を持つ教員が教育にあたっています:

IB認定教員: 国際バカロレア機構認定の専門資格を持つ教員
ネイティブ教員: 英語教育を担当する外国人教員
専門教科教員: 各教科の専門性を持つ日本人教員
進路指導教員: 進路指導の専門知識を持つ教員

11.1.2 教員の専門性向上

IB研修: 国際バカロレア機構主催の教員研修への参加
海外研修: 海外のIB校での研修・視察
国内研修: 国内IB校との連携による研修・情報交換
継続的学習: 教育の質向上のための継続的な専門性開発

11.2 指導方針

11.2.1 個別指導の充実

少人数制: 一人ひとりに目の届く少人数制クラス編成
個別面談: 定期的な個別面談による学習・生活指導
進路指導: 生徒の希望と適性に応じた個別進路指導
学習支援: つまずきを早期発見し、個別の学習支援を提供

11.2.2 探究型学習の推進

主体的学習: 生徒の主体性を重視した学習指導
問題解決学習: 実際の問題を解決する過程での学習
プレゼンテーション: 発信力・表現力向上のためのプレゼンテーション機会
協働学習: グループワークによる協働学習の促進

11.3 国際教育指導

11.3.1 多文化理解教育

文化比較: 世界各国の文化を比較・理解する学習
時事問題: 国際的な時事問題を教材とした学習
異文化体験: 外国人講師や留学生との交流機会
言語教育: 多言語学習による異文化理解の促進

11.3.2 グローバルスキルの育成

批判的思考: 情報を批判的に分析・評価する能力の育成
コミュニケーション: 多様な相手との効果的なコミュニケーション能力
協働: 異なる背景を持つ人々との協働能力
創造性: 新しいアイデアや解決策を生み出す創造性

第12章:保護者サポートと連携

12.1 保護者との連携体制

12.1.1 定期的な情報共有

三者面談: 生徒・保護者・教員による定期的な三者面談
成績報告: 定期的な成績表や学習状況の報告
学校通信: 学校の活動や教育方針を伝える定期的な通信
保護者会: 学年・クラス別の保護者会による情報交換

12.1.2 教育活動への参加

授業参観: 保護者による授業参観の機会提供
学校行事: 文化祭・体育祭等の学校行事への参加
進路説明会: 大学進学に関する保護者向け説明会
講演会: 教育・進路に関する保護者向け講演会

12.2 IBプログラム特別サポート

12.2.1 IB教育の理解促進

IB説明会: 国際バカロレア教育に関する保護者向け説明会
情報提供: IBプログラムの内容や評価方法の詳細説明
進路相談: IB入試による大学進学に関する個別相談
成果報告: IBプログラムの学習成果の定期的な報告

12.2.2 家庭での学習支援

学習環境: 家庭での効果的な学習環境作りのアドバイス
時間管理: IBプログラムの学習時間管理に関する指導
健康管理: 充実したプログラムを支える健康管理のサポート
精神的支援: 高度な学習に取り組む生徒への精神的サポート方法

12.3 寮生保護者との連携

12.3.1 寮生活のサポート

定期報告: 寮での生活状況の定期的な報告
面談機会: 寮生保護者との個別面談機会の提供
緊急連絡: 緊急時の迅速な連絡体制
帰省調整: 帰省時期の調整と交通手段の相談

12.3.2 遠距離保護者への配慮

オンライン参加: 保護者会や説明会のオンライン参加対応
個別対応: 来校困難な保護者への個別対応
詳細報告: より詳細な学習・生活状況の報告
相談体制: 電話・メール等による相談体制の充実

第13章:地域社会との連携

13.1 北広島市との連携

13.1.1 地域教育への貢献

教育相談: 地域の教育相談への協力
施設開放: 地域住民への施設開放
講師派遣: 地域イベントへの教員・生徒の講師派遣
情報提供: 教育に関する情報提供と啓発活動

13.1.2 地域行事への参加

市民祭り: 北広島市の各種市民祭りへの参加
ボランティア: 地域ボランティア活動への生徒参加
文化活動: 地域文化活動への協力・参加
清掃活動: 地域清掃活動への定期的な参加

13.2 道内教育機関との連携

13.2.1 高大連携

日本大学との連携: 日本大学各学部との高大連携プログラム
北海道内大学: 道内各大学との連携・交流
出前講義: 大学教員による高校生向け出前講義
研究室訪問: 大学研究室への生徒見学・体験

13.2.2 中高連携

小中学校との連携: 地域小中学校との教育連携
教員交流: 地域校との教員交流・研修
生徒交流: 地域校生徒との交流活動
教育相談: 地域の教育課題に関する相談・協力

13.3 国際機関・団体との連携

13.3.1 国際教育団体

IB機構: 国際バカロレア機構との連携・協力
ユネスコ: ユネスコ活動への参加・協力
国際交流団体: 各種国際交流団体との連携
NGO・NPO: 国際協力NGO・NPOとの連携活動

13.3.2 在札外国機関

領事館: 各国領事館との文化交流・教育連携
国際機関: 札幌に所在する国際機関との連携
外国企業: 外国企業との教育連携・インターンシップ
文化団体: 外国文化団体との交流・協力

第14章:将来展望と発展計画

14.1 短期発展計画(今後3年間)

14.1.1 IBプログラムの充実

教員体制強化: IB認定教員の増員と専門性向上
施設設備充実: IBプログラムに対応した施設・設備の拡充
カリキュラム改善: より効果的なカリキュラムの開発・改善
評価システム: 継続的な評価と改善のシステム構築

14.1.2 進学実績向上

IB入試対策: 国内外大学のIB入試対策の充実
進路指導強化: より個別化された進路指導体制の構築
合格実績: IB入試による難関大学合格実績の向上
追跡調査: 卒業生の進路状況の継続的な追跡調査

14.2 中期発展計画(今後5-7年間)

14.2.1 教育プログラムの拡充

MYP導入検討: 中学校段階でのMYP(中等教育プログラム)導入の検討
他プログラム: 新たな国際教育プログラムの導入検討
専門コース: より専門性の高いコースの設置検討
産学連携: 企業・大学との連携による実践的教育プログラム

14.2.2 国際化の推進

交換留学: 海外校との交換留学プログラムの拡充
国際会議: 国際的な教育会議・シンポジウムの開催
研究発表: IB教育に関する研究成果の国際発表
ネットワーク: アジア太平洋地域IB校ネットワークでの中核的役割

14.3 長期ビジョン(今後10年間)

14.3.1 北海道IB教育の拠点化

地域拠点: 北海道におけるIB教育の中核的拠点としての確立
教員養成: IB教員養成のための研修拠点機能の充実
情報発信: IB教育に関する情報発信と研究の中心的役割
政策提言: 日本のIB教育政策への積極的な提言・貢献

14.3.2 教育イノベーション

新教育モデル: 日本の教育制度とIB教育の融合による新しい教育モデルの創出
技術活用: AI・ICT技術を活用した革新的な教育手法の開発
持続可能性: 持続可能な社会の実現に向けた教育プログラムの開発
社会連携: 地域社会・国際社会との連携による実践的教育の推進

結章:未来を創造する学び舎として

札幌日本大学中学校・高等学校は、北海道の雄大な自然に囲まれた教育環境の中で、日本大学の建学精神「自主創造」を基盤とし、「文武両道」と「グローバル」を校訓として掲げ、世界に通用する人材の育成に取り組んでいる革新的な教育機関です。

2022年1月の国際バカロレア(IB)ディプロマプログラム認定取得は、同校の教育史における画期的な節目であり、北海道の私立学校として初めてIB認定を取得したことで、地域の教育界に新たな可能性を示すとともに、より多くの生徒に世界最高水準の国際教育を提供する機会を創出しました。

同校のIBプログラムは、単なる海外大学進学のためのツールではなく、批判的思考力、創造性、国際性、そして地域への愛着を併せ持つ、真にグローバルな人材を育成するための包括的な教育システムとして設計されています。デュアルランゲージディプロマプログラムの採用により、日本の文化的アイデンティティを保持しながら国際的な教育を受けることができる環境を整備し、生徒一人ひとりが自らの可能性を最大限に発揮できるよう支援しています。

北広島市唯一の私立中高一貫校として、同校は地域教育の拠点的役割を担いながら、全国から優秀な生徒を受け入れる寮制度を通じて、多様性に富んだ学習環境を提供しています。この環境は、生徒たちが異なる背景を持つ仲間と切磋琢磨し、相互に学び合う貴重な機会となっており、将来のグローバル社会で活躍するための基盤となる経験を積むことができます。

今後、札幌日本大学中学校・高等学校は、IBプログラムのさらなる充実を図りながら、北海道におけるIB教育の拠点として、地域の教育水準向上に貢献していくことが期待されています。また、アジア太平洋地域における国際教育ネットワークの一翼を担い、日本発の新しい教育モデルを世界に発信していく使命も担っています。

生徒一人ひとりが、自主性と創造性を兼ね備え、学問とスポーツの両面で卓越し、国際的な視野を持つ人材として成長し、やがて世界の平和と発展に貢献できる人となることを願い、札幌日本大学中学校・高等学校は今日も教育の理想を追求し続けています。

北海道の豊かな自然と、世界最高水準の国際教育が融合したこの学び舎で、次世代を担う若者たちが夢と希望を抱いて学び、未来を創造していく姿を、私たちは温かく見守り、全力で支援してまいります。

北海道で、世界基準の教育を。札幌日本大学中学校・高等学校で、あなたの可能性を世界に向けて開花させてください。

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