「インド系のインターナショナルスクールって、日本にもあるの?」「IB(国際バカロレア)も取れるって本当?」――そんな疑問をお持ちの保護者の方、きっと多いのではないでしょうか。実は東京・江東区に、2004年から20年以上の歴史を持つインド系インターナショナルスクールがあるんです。それがインディアインターナショナルスクール・イン・ジャパン(India International School in Japan、以下IISJ)です。
日本に暮らすインド人コミュニティのために設立された学校ですが、現在ではインド系だけでなく、ネパール、バングラデシュ、スリランカ、日本、韓国、中国、アメリカなど、さまざまな国籍のお子さんが学んでいます。「うちの子にも合うのかしら?」と思われた方、ぜひ最後までお読みくださいね。
本記事では、IISJの教育内容、IB DPプログラムの特徴、インド式教育の強み、入学方法、学費、学校生活、卒業後の進路まで、保護者の皆さまが知りたい情報を網羅的にご紹介します。お子さんの学校選びの参考にしていただければ幸いです。
インディアインターナショナルスクール・イン・ジャパン(IISJ)の基本情報
学校概要
正式名称:India International School in Japan(インディアインターナショナルスクール・イン・ジャパン)
略称:IISJ
設立年:2004年
学校種別:私立共学インターナショナルスクール(非営利)
対象年齢:幼稚園(Kindergarten)~高校3年生(Grade 12)
授業言語:英語
IB認定:IB DP(ディプロマプログラム)認定校(IBスクールコード:006664)
IB認定日:2013年6月27日
CBSE認定:2010年取得(インド中央中等教育委員会)
学校法人認可:2016年取得(日本政府)
MEXT指定校:2019年認定(文部科学省指定インターナショナルスクール)
生徒数:約1,500名(東京・横浜両キャンパス合計)
教員数:約80名
公式サイト:https://iisjapan.com/
キャンパス情報
東京キャンパス(メイン):
〒135-0015 東京都江東区千石3-1-4
電話:03-5875-5435
メール:iisjtokyo@iisjapan.com
最寄り駅:東京メトロ東西線 東陽町駅(徒歩約12分)
施設:2023年春に新校舎へ移転。5階建ての校舎には物理・化学実験室、図書室、カフェテリア、体育館、サッカーフィールドを完備
横浜キャンパス:
〒226-0016 神奈川県横浜市緑区霧が丘3-23
3階建て校舎、運動場・体育館完備
東京キャンパスは2023年春に新校舎に移転したばかりで、とても綺麗な環境が整っています。「インターナショナルスクールって古い建物のイメージがあったけど、全然違う!」と驚かれるお母さまも多いようですよ。
IISJの歩み――日本最古のインド系インターナショナルスクール
IISJは日本に暮らすインド人ディアスポラ(在外インド人コミュニティ)のために設立された、日本初かつ最古のインド系インターナショナルスクールです。2004年の設立当初から、インドの教育の質の高さを日本でも提供したいという強い想いのもとに運営されてきました。
設立以来の主な歩みを振り返ってみましょう。
- 2004年:東京に開校。日本初のインド系インターナショナルスクールとして誕生
- 2010年:インド中央中等教育委員会(CBSE)認定取得
- 2013年:国際バカロレア(IB)ディプロマプログラム認定取得
- 2016年:日本政府から学校法人(がっこうほうじん)認可取得
- 2019年:文部科学省指定インターナショナルスクールに認定
- 2023年:東京キャンパスが新校舎に移転、設備大幅強化
特に注目したいのは、2016年に学校法人の認可を取得したことです。これにより、学費補助や税制上の優遇措置を受けられるようになりました。保護者の経済的負担を軽減する姿勢が感じられますよね。また、2019年のMEXT指定により、IISJの卒業生は日本の大学への出願資格を得ることができるようになりました。
IB DP(ディプロマプログラム)教育の特徴
IB DP認定の経緯
IISJは2013年6月27日にIB DP(ディプロマプログラム)の認定を取得しています。IBスクールコードは006664です。IB DPはGrade 11~12(高校2・3年生に相当)を対象としたプログラムで、世界中の大学で認められる国際的な学位資格です。
「インド式の教育とIBって、両立できるの?」と疑問に思われるかもしれません。実はこの組み合わせ、とても相性が良いんです。インドのCBSEカリキュラムで培った基礎学力の上にIBの探究型学習を積み上げることで、お子さんは「深い知識」と「考える力」の両方を身につけることができます。
IB DPで履修できる科目
IISJのIB DPでは、以下の科目が提供されています。生徒はHL(Higher Level・上級レベル)3科目とSL(Standard Level・標準レベル)3科目を選択します。
| 科目グループ | 提供科目 |
|---|---|
| グループ1:言語と文学(母語) | English A: Language and Literature(英語A:言語と文学) |
| グループ2:言語習得 | Japanese B(日本語B)、Japanese Ab Initio(日本語初級) |
| グループ3:個人と社会 | Economics(経済学)、Business Management(ビジネスマネジメント)、Global Politics(グローバル政治) |
| グループ4:理科 | Physics(物理学)、Computer Science(コンピュータサイエンス) |
| グループ5:数学 | Mathematics: Applications and Interpretation(数学:応用と解釈) |
| コア科目 | TOK(知の理論)、Extended Essay(課題論文)、CAS(創造性・活動・奉仕) |
理系科目として物理学とコンピュータサイエンスが用意されているのは、インドの教育が伝統的にSTEM(理数・テクノロジー)分野に強いことの表れですね。経済学やビジネスマネジメント、グローバル政治といった社会科学系科目も充実しており、将来のキャリアの幅を広げる選択肢が揃っています。
IB DPのコア科目とは
IB DPの大きな特徴は、6科目の学習に加えて3つのコア科目が必修であることです。
- TOK(Theory of Knowledge・知の理論):「私たちはどうやって知識を得るのか?」「知識とは何か?」という根本的な問いに向き合う科目です。お子さんが「当たり前」だと思っていたことを問い直す、とても刺激的な学びです
- Extended Essay(課題論文):約4,000語の研究論文を執筆します。大学でのレポートや卒業論文の予行練習になりますね
- CAS(Creativity, Activity, Service):創造的活動、身体的活動、社会貢献活動をバランスよく行います。勉強だけでなく、人間としての成長を大切にするIBの理念が表れています
「テストの点数だけじゃなくて、いろんな力を伸ばしてくれるんですね」とおっしゃるお母さまが多いのですが、まさにその通りです。IB DPは単なる試験対策ではなく、お子さんの総合的な人間力を育てるプログラムなんです。
IB試験とスコア
IB DP試験は毎年5月に実施されます。各科目7点満点×6科目=42点に、コア科目(TOK+Extended Essay)の最大3点を加えた45点満点で評価されます。一般的に24点以上でIBディプロマが授与され、世界中の大学の入学資格として認められます。
インド式教育(CBSEカリキュラム)の強み
CBSEとは?
CBSE(Central Board of Secondary Education・インド中央中等教育委員会)は、インド政府が管轄する教育委員会で、インド国内外の約30,000校以上が加盟しています。IISJは2010年にCBSE認定を取得し、幼稚園からGrade 12まで一貫したCBSEカリキュラムを提供しています。
「インドの教育って、どんな特徴があるの?」と気になりますよね。一言でいうと、基礎学力の徹底的な定着とSTEM教育への強みです。
インド式教育の特徴と強み
- 数学・理科の基礎力:インドの教育は世界的に数学と理科の基礎教育に定評があります。論理的思考力と計算力をしっかり鍛えるカリキュラムが組まれています。「インド式計算法」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか
- 英語教育の充実:インドは英語が公用語の一つであり、CBSEカリキュラムは全て英語で行われます。お子さんは自然と高度な英語力を身につけることができます
- STEM分野への注力:科学、技術、工学、数学の分野でインドは多くの優秀な人材を輩出しています。IISJでもこの伝統を受け継ぎ、物理・化学の実験室を新校舎に完備するなど、理数教育の環境が充実しています
- 暗記に頼らない教育:「インドの教育は丸暗記中心」というイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、IISJでは批判的思考力、創造性、コミュニケーション能力、協働力の育成を重視しています。知識の理解と応用に重点を置いたカリキュラムです
- 厳格な評価制度:CBSEのGrade 10とGrade 12ではボード試験(全国統一試験)が実施されます。この試験で高い基準を満たすことで、インドの大学はもちろん、海外の大学への進学にも有利になります
CBSEとIB DPの融合――IISJならではの強み
IISJの最大の特徴は、Grade 10まではCBSEカリキュラムでしっかりと基礎を固め、Grade 11-12でIB DPの探究型学習に移行できるという点です。
この2つのカリキュラムの組み合わせは、実はとても理にかなっています。
- CBSEで基礎力を構築:数学、理科、英語の基礎を徹底的に学ぶ
- IB DPで応用力を伸ばす:基礎の上に、探究型学習、批判的思考、論文執筆などの高度なスキルを積み上げる
- 二重の強み:CBSE試験とIBディプロマの両方を取得できる可能性があり、進学先の選択肢が大幅に広がる
「基礎をしっかり固めてから応用に進む」というのは、教育の王道ですよね。IISJでは、この理想的な学びの流れを自然に実現できるんです。
学年構成とカリキュラムの流れ
| 学年 | 区分 | カリキュラム |
|---|---|---|
| Kindergarten | 幼稚園 | モンテッソーリ教育法 |
| Grade 1-5 | Elementary School(小学校) | CBSE |
| Grade 6-8 | Middle School(中学校) | CBSE |
| Grade 9-10 | Secondary School(中等学校) | CBSE(Grade 10でボード試験) |
| Grade 11-12 | Senior Secondary School(高等学校) | CBSE または IB DP(選択制) |
幼稚園ではモンテッソーリ教育法を採用しているのも嬉しいポイントです。お子さんの自主性と好奇心を大切にしながら、小学校以降の学びへの準備を整えてくれます。
多文化環境とグローバル教育
多国籍の生徒構成
IISJには、インド、ネパール、バングラデシュ、スリランカ、日本、韓国、中国、アメリカ、パキスタンなど、多様な国籍の生徒が在籍しています。「インド系の学校だから、インド人しかいないんじゃ…」と心配される方もいらっしゃいますが、実際にはとても国際色豊かな環境なんですよ。
この多文化環境は、お子さんにとって本当に貴重な経験になります。
- 異文化理解の深化:日常的にさまざまな文化背景を持つ友達と触れ合うことで、自然と異文化への理解と尊重の心が育ちます
- コミュニケーション力の向上:英語を共通言語として、多様なバックグラウンドの仲間と協力する経験は、将来のグローバルな職場環境で大きな強みになります
- 視野の拡大:一つの問題に対してさまざまな文化的視点からのアプローチを学べるのは、多国籍環境ならではの魅力です
言語教育の充実
IISJでは英語を主要な授業言語としながら、以下の言語教育も提供しています。
- 英語:全教科の授業言語(入学には高い英語力が必要)
- 日本語:日本での生活に必要な言語スキルの習得
- ヒンディー語:インドの公用語の一つ
- タミル語:南インドの主要言語
- フランス語:国際的に広く使われる言語
- ネパール語:ネパール系生徒への対応
これだけ多くの言語に触れる機会があるのは、他のインターナショナルスクールではなかなかないことです。「言語は文化への窓」ですから、お子さんの世界を大きく広げてくれますよね。
東京のインド人コミュニティと学校の役割
近年、日本で暮らすインド人の数は増加傾向にあります。IT企業やグローバル企業で働くインド系の方々が東京に集まり、江東区や江戸川区を中心にインド人コミュニティが形成されています。IISJは、こうしたコミュニティにとって教育の中核としての役割を果たしています。
しかし、IISJはインド系家庭だけの学校ではありません。多様な国籍の生徒を受け入れることで、真の国際教育を実現しています。「インド式教育の質の高さに惹かれて入学した」という日本人のご家庭もいらっしゃるようです。
入学方法と選考プロセス
出願資格
IISJへの入学を検討される際に、まず知っておいていただきたい重要な点があります。
- 英語力要件:授業は全て英語で行われるため、お子さんには高い英語力が求められます
- 保護者の英語力:少なくとも片方の保護者が流暢な英語を話せることが条件です。学校とのコミュニケーションは基本的に英語で行われます
- 国籍バランスの維持:インド系以外の国籍の生徒の入学については、各クラスの国籍・性別・能力のバランスを考慮した上での選考となります
出願手続きの流れ
具体的な入学手続きは以下の流れで進みます。
- 情報収集:公式サイト(iisjapan.com)で学校情報を確認。オープンスクールやキャンパス見学の機会があれば積極的に参加しましょう
- 出願書類の準備:オンラインの出願フォームに必要事項を記入し、証明写真を添付して提出します
- 書類提出:出願フォームに署名の上、学校宛に提出。オンラインでの提出が推奨されています
- 選考プロセス:書類審査の後、面接やアセスメントが行われます(詳細は学年やタイミングにより異なります)
- 合格通知・入学手続き:合格後、登録料の支払いと必要書類の提出で入学が確定します
出願のタイミングですが、日本の学校と同じく4月始まり(4月~3月の学年暦)です。ただし、年度途中の編入も可能な場合がありますので、お気軽に学校にお問い合わせくださいね。
必要書類
一般的に求められる書類は以下の通りです(学年により異なる場合があります)。
- 出願フォーム(署名・写真付き)
- 前籍校の成績証明書・在学証明書
- パスポートのコピー
- 在留カードのコピー(該当する場合)
- 健康診断書
- 証明写真
最新の情報は必ず公式サイトの入学案内ページ(iisjapan.com/admission/)で確認することをお勧めします。
学費と経済的サポート
学費の概要
IISJの学費は、東京のインターナショナルスクールとしては比較的リーズナブルな設定になっています。これは学校が非営利法人として運営されていることと、学校法人としての認可を受けていることが大きいですね。
| 区分 | 年間授業料(目安) |
|---|---|
| 幼稚園(Kindergarten) | 約60万円 |
| 小学校(Elementary)~中学校(Middle School) | 約60万円 |
| 高校(Senior Secondary / IB DPプログラム) | 約120万円 |
※上記は目安です。最新の正確な学費は必ず公式サイトでご確認ください。
その他の費用
- 登録料:約20,000円(入学時のみ)
- 緊急時対応・保険料:約5,000円(入学時)
- スクールバス代(利用する場合):
- 江戸川区・江東区エリア(KG~Grade 6):往復約15万円、片道約9万円
- その他エリアまたはGrade 7以上:往復約20万円、片道約12万円
注目すべき点は、入学金(デポジット)、前払金、施設費などの一時金が不要ということです。多くのインターナショナルスクールでは入学金だけで数十万円かかることを考えると、これは大きなメリットですね。
授業料の支払いスケジュール
年間授業料は3回に分けて支払います。
- 第1回(1/3):4月末日
- 第2回(2/3):7月末日
- 第3回(3/3):12月末日
一括払いではなく分割できるのは、家計のやりくりをする上でありがたいですよね。ただし、一度納入した授業料、登録料、バス代の返金は原則として行われませんので、その点はご留意ください。
学費補助・経済的サポート
IISJは2016年に学校法人の認可を取得しており、これにより以下のような経済的メリットがあります。
- 授業料補助の対象:学校法人として各種補助金の対象となる可能性があります
- 学費減免制度:非営利の学校法人として、授業料の減額や奨学金の提供を行っています
- 税制優遇:学校法人への寄付は税制上の優遇を受けられる場合があります
他の有名インターナショナルスクールの年間学費が200万円~300万円以上であることと比較すると、IISJの学費はかなり手頃です。「インターナショナルスクールは高くて手が出ない…」と思っていた方にとって、IISJは現実的な選択肢になるのではないでしょうか。
学校生活――IISJの日常
一日のスケジュール
IISJの学校生活は、学びと活動がバランスよく組まれています。英語での授業が中心ですが、言語教育の時間にはヒンディー語やタミル語、日本語などの授業も行われます。
新校舎(2023年移転)の充実した設備を活かして、理科の実験授業や体育館でのスポーツ活動も活発に行われています。
課外活動とクラブ活動
IISJではスポーツ、学術、文化の3分野にわたる幅広い課外活動が用意されています。専任の教員やプロのコーチによる指導が行われ、お子さんの可能性を最大限に引き出すサポート体制が整っています。
- スポーツ活動:サッカーフィールドや体育館を活用したさまざまなスポーツ。インド発祥のクリケットなど、ユニークなスポーツにも触れる機会があります
- 学術活動:科学フェア、数学コンテスト、ディベート大会など、知的好奇心を刺激するイベントが豊富
- 文化活動:インドの伝統舞踊や音楽、アート活動など。ディーワーリー(光の祭り)やホーリー(色の祭り)といったインド文化の行事も体験できます
「うちの子、スポーツが好きなんだけど…」という方も安心してください。新校舎にはサッカーフィールドと体育館が完備されていますので、のびのびと体を動かせる環境があります。
学校行事と文化体験
IISJの魅力の一つは、インド文化と日本文化の両方を体験できることです。
- インドの伝統行事:ディーワーリー(Diwali)、ホーリー(Holi)、インド独立記念日などを学校全体でお祝いします。色鮮やかな装飾や伝統料理、ダンスパフォーマンスなど、お子さんにとって普段では経験できない貴重な文化体験になります
- 日本の文化体験:日本語の授業を通じて日本文化への理解を深めるとともに、地域コミュニティとの交流も行われています
- 国際的なイベント:スポーツデー、文化祭、学芸会など、生徒の多様な才能を発揮する場が設けられています
お子さんが「今日、ディーワーリーのお祭りがあったんだよ!」と目を輝かせて帰ってくる姿を想像してみてください。こうした経験は、教科書では学べない大切な財産になりますよね。
スクールバスと通学
東京キャンパスでは、江戸川区・江東区エリアを中心にスクールバスを運行しています。横浜キャンパスでも複数のバスルートが設定されています。
- 東京キャンパス:最寄り駅は東京メトロ東西線 東陽町駅(徒歩約12分)。公共バスでのアクセスも便利です
- 横浜キャンパス:新横浜方面や鶴間方面などのバスルートが運行されています
給食・カフェテリア
東京キャンパスにはカフェテリアが完備されています。インド料理はもちろん、多様な食文化に対応したメニューが用意されています。ベジタリアンメニューの対応も充実しているのは、インド系学校ならではの強みですね。
卒業後の進路と実績
IB DP取得者の進学先
IB DPを取得した生徒は、世界中の大学への出願資格を手にすることができます。IBディプロマは世界で最も広く認められた高校卒業資格の一つであり、多くの名門大学がIB生を高く評価しています。
IISJの卒業生の主な進学先として、以下のような方向性があります。
- 日本の大学:MEXT指定校のため、日本の大学への出願資格あり。IB入試を実施する大学も増加中
- インドの大学:CBSE試験の結果とIBディプロマの両方を活用して、インドの名門大学への進学も可能
- 欧米の大学:IBディプロマは英米の大学で高く評価されており、英語力も十分に身についているため、海外大学進学への道が開かれています
- アジアの大学:シンガポール、香港、オーストラリアなどの大学への進学実績もあります
CBSE修了者の進路
IB DPではなくCBSEカリキュラムを選択してGrade 12を修了した場合も、CBSEのボード試験の結果を使って大学への出願が可能です。特にインドの工科大学(IIT)や経営大学院(IIM)をはじめとする名門校を目指す場合、CBSEの高い評価は大きな武器になります。
進路選択の柔軟性――IISJの強み
IISJの最大の進路面での強みは、進路の選択肢の幅広さです。
- 日本の大学:MEXT認定により出願資格あり
- インドの大学:CBSE認定により出願資格あり
- 世界の大学:IB DP取得により出願資格あり
つまり、IISJの卒業生は日本・インド・世界の3方向全てへの進学が可能なんです。これは他のインターナショナルスクールにはない大きな特徴ですよね。「将来何をしたいか、まだ分からない」というお子さんにこそ、選択肢を最大限に広げてくれるIISJの教育は適しているかもしれません。
他校との比較――IISJの独自ポジション
東京のインド系インターナショナルスクールとの比較
東京にはIISJ以外にもインド系のインターナショナルスクールがあります。代表的なのはグローバルインディアンインターナショナルスクール東京(GIIS Tokyo)です。それぞれの特徴を簡単に比較してみましょう。
| 比較項目 | IISJ | GIIS Tokyo |
|---|---|---|
| 設立年 | 2004年 | 2006年 |
| 所在地 | 江東区(東京)・緑区(横浜) | 江戸川区(東京・4キャンパス) |
| IB認定 | IB DP(2013年認定) | PYP・MYP・DP |
| CBSE | あり | あり |
| その他カリキュラム | CBSE + IB DP | CBSE + ケンブリッジ + IB |
| 学費(年間目安) | 約60万円~120万円 | 学校にお問い合わせ |
| 歴史 | 日本最古のインド系校 | グローバルネットワーク校 |
IISJの特徴は、日本最古のインド系インターナショナルスクールとしての20年以上の実績と信頼、そして比較的リーズナブルな学費設定にあります。一方、GIISは複数のカリキュラム選択肢(IB・ケンブリッジ・CBSE)とグローバルなネットワークが強みです。
どちらが「良い」「悪い」ということではなく、ご家庭の教育方針やお子さんの個性に合った学校を選ぶことが大切です。両校とも見学会を実施していますので、実際に足を運んで雰囲気を感じていただくのが一番ですね。
よくある質問(FAQ)
Q1:インド人でなくても入学できますか?
A:はい、入学できます。IISJにはインド以外にも、ネパール、バングラデシュ、スリランカ、日本、韓国、中国、アメリカなど多くの国籍の生徒が在籍しています。ただし、各クラスの国籍バランスを維持する方針があるため、インド系以外の生徒の受け入れは空き状況によります。また、英語力が十分であることが条件です。
Q2:日本語が話せない子でも大丈夫ですか?
A:授業は全て英語で行われますので、日本語が話せなくても問題ありません。むしろ英語力が重要で、授業についていける十分な英語力が求められます。学校では日本語の授業も提供されていますので、日本で暮らすために必要な日本語力も自然と身につけることができます。
Q3:IB DPは必ず履修しなければなりませんか?
A:いいえ、IB DPは選択制です。Grade 11-12で、CBSEカリキュラムの継続かIB DPかを選ぶことができます。お子さんの将来の進路や興味・関心に合わせて選択できますので、Grade 10の段階でじっくり相談されることをお勧めします。
Q4:学費は本当にこんなに安いのですか?
A:IISJは非営利の学校法人として運営されており、他の東京のインターナショナルスクールと比較して学費がリーズナブルに設定されています。入学金(デポジット)や施設費などの一時金が不要な点も特徴です。ただし、学費は年度により変更される場合がありますので、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
Q5:途中編入は可能ですか?
A:年度途中の編入も原則として可能です。ただし、希望する学年に空きがあることが条件です。特にインドからの赴任で年度の途中に来日される家庭も多いため、学校側も柔軟に対応してくれます。詳しくは学校のアドミッション担当(iisjtokyo@iisjapan.com)にお問い合わせください。
Q6:卒業後、日本の大学に進学できますか?
A:はい、進学できます。IISJは2019年に文部科学省指定インターナショナルスクールに認定されており、卒業生は日本の大学への出願資格を持ちます。近年はIB入試を導入する日本の大学も増えていますので、IB DPのスコアを活用した入学試験も選択肢の一つです。
Q7:保護者の英語力はどの程度必要ですか?
A:少なくとも片方の保護者が流暢な英語を話せることが条件です。保護者向けの連絡、面談、学校イベントなどは基本的に英語で行われます。「英語に少し自信がない…」という場合でも、まずは学校に相談してみてください。
Q8:スクールバスはありますか?
A:はい、東京キャンパス・横浜キャンパスともにスクールバスを運行しています。江戸川区・江東区エリアを中心にルートが設定されています。バス代は別途かかりますが、お子さんの安全な通学のために利用を検討されてもよいでしょう。
Q9:宗教教育はありますか?
A:IISJは特定の宗教に基づく教育は行っていません。多様な文化的・宗教的背景を持つ生徒が集まる環境で、互いの文化を尊重し合う姿勢を大切にしています。インドの文化行事(ディーワーリーやホーリーなど)は文化体験として実施されますが、宗教的な強制はありません。
Q10:横浜キャンパスでもIB DPを受けられますか?
A:IB DPの詳細な実施キャンパスについては、学校に直接お問い合わせいただくことをお勧めします。IB認定はIISJ全体として取得していますが、プログラムの実施体制はキャンパスごとに異なる場合があります。
IISJを選ぶべき家庭のタイプ
ここまでの情報を踏まえて、IISJが特に適しているご家庭のタイプをまとめてみます。
IISJが特にお勧めの家庭
- インドから日本に赴任してきた家庭:CBSEカリキュラムの継続性を確保でき、インドの大学への進学の道も閉ざされません
- 南アジア圏の文化的背景を持つ家庭:ネパール、バングラデシュ、スリランカなどの出身で、文化的に親和性の高い環境を求める方
- STEM教育を重視する家庭:インド式の理数教育の強みを活かしたい方
- 学費を抑えながら国際教育を受けたい家庭:年間60万円~120万円という学費は東京のインターナショナルスクールとしては非常にリーズナブルです
- 進路の選択肢を最大限に広げたい家庭:日本・インド・世界の大学全てに進学可能な体制は大きな魅力です
- 多文化環境でお子さんを育てたい家庭:多国籍の生徒と日常的に交流する環境は、お子さんの国際感覚を自然に育みます
慎重に検討すべき点
- 英語力が十分でない場合:授業は全て英語ですので、英語力の準備が必要です
- 日本の学校システムへの編入を考えている場合:CBSEカリキュラムは日本の学習指導要領とは異なるため、日本の学校への編入には準備が必要かもしれません
- IB DPの科目選択が限定的:大規模なインターナショナルスクールと比較すると、IB DPの提供科目数は限られています。お子さんが学びたい科目があるか事前に確認しましょう
まとめ:IISJは「基礎力」と「国際性」を両立する特色ある学校
インディアインターナショナルスクール・イン・ジャパン(IISJ)は、2004年の設立以来、日本最古のインド系インターナショナルスクールとして着実に成長を続けてきました。CBSEカリキュラムによる堅実な基礎教育と、IB DPによる探究型の高等教育を融合させた教育モデルは、非常にユニークなものです。
本記事の要点をまとめます。
- 歴史と信頼:2004年設立、日本最古のインド系インターナショナルスクール。約1,500名の生徒が在籍
- IB認定:2013年にIB DP認定取得。Grade 11-12で物理学、経済学、ビジネスマネジメント、コンピュータサイエンスなどを履修可能
- インド式教育の強み:CBSEカリキュラムによるSTEM教育、数学・理科の基礎力構築
- 多文化環境:10カ国以上の国籍の生徒が在籍。英語に加え日本語、ヒンディー語、タミル語、フランス語、ネパール語の6言語教育
- リーズナブルな学費:年間約60万円~120万円。入学金・施設費不要。非営利学校法人として経済的サポートあり
- 進路の柔軟性:MEXT指定校のため日本の大学、CBSE認定のためインドの大学、IB DPのため世界の大学と、3方向全てへの進学が可能
- 充実した設備:2023年に新校舎に移転。物理・化学実験室、図書室、カフェテリア、体育館、サッカーフィールド完備
「学費を抑えながら、質の高い国際教育を受けさせたい」「インドの教育の強みを活かしつつ、世界に通用する学びを」「多文化環境でお子さんの視野を広げたい」――こうしたお気持ちをお持ちの保護者の皆さまにとって、IISJは真剣に検討する価値のある学校です。
まずは公式サイト(https://iisjapan.com/)で最新情報をチェックし、可能であればキャンパス見学に足を運んでみてください。百聞は一見に如かず――実際に学校の雰囲気を感じることが、最良の判断材料になるはずです。お子さんの未来のために、最善の選択ができることを心から願っています。
お問い合わせ先:
インディアインターナショナルスクール・イン・ジャパン 東京キャンパス
〒135-0015 東京都江東区千石3-1-4
電話:03-5875-5435
メール:iisjtokyo@iisjapan.com
公式サイト:https://iisjapan.com/

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