千葉県の中高生留学フェアは11月7日、説明会と個別相談で保護者が聞くこと

千葉県中学生・高校生留学フェアの当日の流れ。13時5分から基調講演と留学生体験談、14時15分から説明会と個別相談が同時に始まる IB最新ニュース

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「子どもが留学に興味を持っているみたいだけれど、どこに相談すればいいのかしら」「費用や安全面が心配で、話を前に進められない」。お子さんが中学生・高校生になると、こんな気持ちになるご家庭も多いのではないでしょうか。

そんなご家庭に向けて、千葉県教育委員会が2026年11月7日(土)に「令和8年度千葉県中学生・高校生留学フェア」を開きます。文部科学省「トビタテ!留学JAPAN」の講演、留学経験者の体験談、5つの団体による説明会と個別相談を、半日でまとめて聞ける場です。入場は無料、定員は200名で、申込は10月30日(金)までです。

この記事では、千葉県の公式発表で確認できた内容をお伝えしたうえで、説明会と個別相談で何を聞けばよいのかを、保護者の目線で整理していきますね。

ニュースの概要

千葉県教育委員会(担当は企画管理部教育政策課)は2026年10月8日、留学フェアの開催を報道発表しました(千葉県の報道発表)。教育情報サイトのリセマムも10月13日にこの内容を報じています。県の発表では、高校生留学や海外の大学・専門学校への進学など、広く海外で学ぶことに関心のある人が対象とされています。

項目 内容(千葉県の発表より)
名称 令和8年度千葉県中学生・高校生留学フェア
日時 2026年11月7日(土)13時00分〜16時00分(開場12時40分)
会場 ホテルポートプラザちば ロイヤル1(2階)。千葉市中央区千葉港8-5、JR京葉線・千葉都市モノレール「千葉みなと駅」前
対象 (1)県内の中学校、義務教育学校後期課程、高等学校、中等教育学校、特別支援学校中・高等部の生徒と、その保護者・教員
(2)上記以外の学校に通う県内在住の中学生・高校生と、その保護者
定員・参加費 200名・入場無料
申込 2026年10月9日(金)〜10月30日(金)。参加希望者本人が県の申込フォームから登録

当日の流れは図1にまとめました。13時05分からの1時間が基調講演と留学生の体験談、14時15分からが団体ごとの説明会と個別相談です。

千葉県中学生・高校生留学フェアの当日の流れ。13時5分から基調講演と留学生体験談、14時15分から説明会と個別相談が同時に始まる
図1:当日の流れ。説明会と個別相談は同じ14時15分に始まります(千葉県教育委員会の報道発表・イベント案内 2026年10月8日より作成)

基調講演のテーマは「世界はきっと、想像以上。~トビタテ!留学JAPANと新・日本代表プログラム~」で、講師は文部科学省 トビタテ!留学JAPAN Chief Global Partnership Officerの中山智雄氏です。説明会と個別相談には、次の5団体が参加します(千葉県のイベント案内)。

  • 一般財団法人海外留学推進協会
  • 公益財団法人AFS日本協会
  • 公益財団法人YFU日本国際交流財団
  • マレーシア政府観光局
  • 株式会社アイエスエイ

申込の注意:募集期間の途中でも、定員の200名に達した時点で受付は締め切られます。保護者は各家庭1人まで、教員は各学校1人までという決まりもあります。親子で参加したいご家庭は、早めに申込フォームを確認しておきましょう。

背景と解説

令和6年度・7年度にも開かれています

このフェアは今年が初めてではありません。千葉県教育委員会は、令和6年度(2024年11月30日)と令和7年度(2025年11月29日)にも同じ名前のフェアを開いています。昨年度の開催結果によると、中山氏が今年と同じテーマで講演し、新・日本代表プログラムを使って留学した高校生3名が、留学前の準備や留学中に感じたことを語りました。参加した5団体も、今年と同じ顔ぶれです(令和7年度の開催結果)。今年の体験談を誰が話すのかは、県の案内には書かれていません。

「トビタテ!留学JAPAN 新・日本代表プログラム」とは

基調講演で取り上げられる「新・日本代表プログラム」は、文部科学省の「トビタテ!留学JAPAN」による返済不要の奨学金制度です。つまり、あとで返す必要のないお金で、高校生の留学を後押しする制度ということです。トビタテ!留学JAPANの公式ページと2027年度(第12期)の募集要項では、次のように案内されています。

  • 留学期間:14日以上365日以内
  • 支援予定人数:4つのコース合計で600人
  • 奨学金の月額:家計基準を満たす場合は留学先の地域によって16万円または12万円、基準を超える場合は6万円
  • 家計基準:満たしていることが原則。基準を超える生徒の採用は、全体の1割程度が上限
  • 応募の方法:在籍する学校(入学予定の高校等を含む)を通じて応募

第12期では、2027年4月に高校へ進む「新高校1年生」、つまり今の中学3年生も応募できます。募集要項によると、第一日程は学校から機構への応募申請期限が2027年1月21日、新高校1年生だけが対象の第二日程は2027年4月21日です。生徒が学校に書類を出す締切は、それぞれの学校が決めます。

ポイント:トビタテの応募は学校を通すので、家庭だけでは完結しません。フェアで制度の話を聞いたら、担任や進路・国際交流担当の先生に「うちの学校の校内締切はいつですか」と早めに確認しておくと安心ですよね。

国が掲げる「高校生の留学12万人」

こうしたフェアが開かれる背景には、国の目標があります。政府は第4期教育振興基本計画で、2033年に日本人高校生の海外留学生を12万人にする目標を掲げています。一方、文部科学省の令和5年度調査では、3か月未満の研修旅行が31,711人、3か月以上の留学が3,174人で、合計34,885人でした(図2)。目標とは3倍以上の開きがあり、自治体が情報を届ける場をつくっているのは、こうした事情もあるとみられます。

高校生の海外留学の人数。令和5年度は34,885人、2033年の政府目標は12万人
図2:高校生の海外留学の人数と政府の目標(人数は文部科学省「令和5年度 高等学校等における国際交流等の状況について」、目標は同調査に記載された第4期教育振興基本計画の数値目標より作成)

参加する5団体は、扱う留学のタイプが違います

各団体の公式サイトを見ると、得意とする分野はそれぞれです。AFS日本協会は高校生の年間留学や中高生向けの短期留学、YFU日本国際交流財団は高校生の交換留学を案内しています。海外留学推進協会は海外の大学・高校への留学情報や奨学金情報の提供と留学相談、アイエスエイは短期留学から高校留学、海外大学進学の支援までを扱っています。マレーシア政府観光局を含め、当日どのプログラムが紹介されるかは県の案内ページには書かれていないので、会場で確かめてくださいね。

保護者への影響と今できる対応

対象になるご家庭

対象は、県内の学校に通う中高生と保護者・教員、そして県内に住む中高生と保護者です。対象(2)の書き方から、県外の学校に通っていても千葉県内に住んでいれば対象に含まれると読めます。当てはまるか迷うときは、県の案内ページにある教育政策課の問い合わせ先で確認しましょう。「まだ行くと決めたわけではない」という段階のご家庭こそ、情報を集める場として使いやすいのではないでしょうか。

当日の回り方を決めておく

図1のとおり、説明会(14時15分〜15時05分)と個別相談(14時15分〜16時00分)は同じ時刻に始まります。説明会を最後まで聞いてから個別相談に回ると、残りは55分です。5団体すべてに相談するのは難しいかもしれません。気になる団体を2つほどに絞っておく、お子さんが説明会を聞いている間に保護者が個別相談に並ぶ、といった分担を決めておくと動きやすくなります。

説明会と個別相談で聞くこと

相談の席に座ると、聞きたかったことを忘れてしまうものです。図3の6項目をメモにして持っていき、同じ質問を複数の団体に聞くと、違いが見えてきます。

説明会と個別相談で聞いておきたい6つのこと。期間と時期、費用の総額、滞在と学校、サポート体制、選考と準備、奨学金
図3:説明会・個別相談で聞いておきたい6つのこと(本記事で整理した質問例。フェアの内容は千葉県教育委員会の案内 2026年10月8日より作成)
  • 期間と時期:何年生のいつ出発し、いつ帰国するのか。進級や単位の扱いは在籍校にも確認が必要です
  • 費用の総額:参加費に含まれるものと含まれないもの。渡航費、保険、現地でのおこづかいまで聞いておきます
  • 滞在と学校:ホームステイか寮か。通う学校や滞在先がいつ、どのように決まるのか
  • サポート体制:現地の相談窓口と、体調不良やトラブルのときの連絡・対応の流れ
  • 選考と準備:応募の締切、選考の内容、求められる英語力や成績
  • 奨学金:使える奨学金があるか、応募の時期はいつか、学校を通す手続きかどうか

ポイント:費用は「総額でいくらか」「いつ、何回に分けて支払うか」「取り消したときの扱い」の3点をセットで聞くのがおすすめです。その場で決めずに資料を持ち帰り、ご家庭で比べる時間をとりましょう。

今できる準備

  • 10月30日(金)までに、千葉県のイベント案内から申込フォームで登録する(定員に達すると締切)
  • お子さんと「いつ頃、どのくらいの期間、どの国で」を話しておく。決まっていなくても、希望を言葉にしておくと相談が具体的になります
  • トビタテ!留学JAPANの公式ページで、第12期の募集要項に目を通しておく
  • 在籍校の先生に、留学中の単位や進級の扱い、奨学金の校内締切を聞いておく

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まとめ

  • 開催日と会場: 2026年11月7日(土)13時00分〜16時00分、ホテルポートプラザちば ロイヤル1(2階)。主催は千葉県教育委員会です
  • 申込: 入場無料・定員200名。10月30日(金)までに県の申込フォームから。定員に達すると締め切られます
  • 内容: トビタテ!留学JAPANの基調講演と留学生体験談、5団体による説明会と個別相談
  • 当日のコツ: 説明会と個別相談は14時15分に同時に始まるため、相談したい団体と親子の分担を先に決めておく
  • 聞くこと: 期間と時期、費用の総額、滞在と学校、サポート体制、選考と準備、奨学金の6項目を同じ形で聞いて比べる

出典・参考リンク

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