創価高校で2027年春からケンブリッジ国際プログラム開始と報道 開始時期と進路へのつながり

創価高校のアディティブ・アプローチの仕組みと未公表の項目 IBプログラム解説

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「ケンブリッジの国際資格って、IBとどう違うの?」「うちの子が受験する年から始まるのかしら」。東京都小平市の創価高校でケンブリッジ国際教育のプログラムが始まると報じられ、気になっているご家庭も多いのではないでしょうか。

聖教新聞は2026年10月8日、創価中学校・創価高等学校(東京都小平市)が「ケンブリッジ国際認定校」として正式に登録され、明春(2027年春)から創価高校でプログラムが始まると伝えました。入学時の選抜や国際コースは設けず、普通科の希望者が挑戦できる形だとしています。

この記事では、報道でわかっていることと、まだ公表されていないことを分けて整理します。そのうえで、ケンブリッジの「Aレベル」が大学進学にどうつながるのか、2027年度の受験を考えるご家庭が今できることをお話ししますね。

ニュースの概要

聖教新聞(電子版、2026年10月8日)によると、認定はケンブリッジ大学の一部門に属する国際教育部門(Cambridge International Education)によるもので、プログラムは高校で始まります。記事の要点は次のとおりです。

項目 内容(聖教新聞の報道)
対象校 創価中学校・創価高等学校(東京都小平市)
内容 「ケンブリッジ国際認定校」として正式に登録
開始時期 明春(2027年春)から創価高校でプログラム開始
実施方法 必修科目・単位数を維持したまま上乗せする「アディティブ・アプローチ」
参加の条件 入学時の選抜・国際コースはなし。普通科の希望者全員が学校の補助を受けて挑戦できる
連携 創価インターナショナルスクール・マレーシア(SISM)と教員交流・生徒の相互学習

記事は、日本の全日制普通科などには特別クラスを設ける認定校があるものの、通常の学級のプログラムとして認定されるのは創価高校が全国で初めてだと伝えています。比較の範囲や根拠は記事に示されていないため、ここでは同紙の説明として紹介します。

ポイント:今回の内容は聖教新聞の報道によるものです。2026年10月8日時点で、学校公式サイトのニュース欄に同じ内容のお知らせは見当たりませんでした。登録日、提供する課程名、対象学年も記事には書かれていません。

背景と解説

ケンブリッジ国際教育ってどんなもの?

ケンブリッジ国際教育は、3歳から19歳向けの国際的な教育プログラムと資格を提供している機関です。公式サイトによると、160を超える国の1万校以上がケンブリッジのプログラムや資格を取り入れています(Cambridge International: Facts and figures)。

高校段階でよく知られているのは、通常14〜16歳向けで一般的に2年間学ぶ「Cambridge IGCSE」と、通常16〜19歳向けの「ケンブリッジ国際AS・Aレベル」です。年齢はあくまで目安で、学び方は国や学校によって異なります。創価中学校・創価高等学校の2027年版パンフレットにも、認定後は「iGCSEやAS/A Level等の国際資格対応プログラムを開設予定」と書かれています。

「アディティブ・アプローチ」とは

創価高校の取り組みで特徴的なのが「アディティブ・アプローチ」です。報道によると、学習指導要領に定める必修科目や単位数をすべて維持したまま、ケンブリッジのカリキュラムを上乗せする方法なんです。つまり、日本の高校卒業に必要な学びはそのままに、希望する生徒が国際資格にも挑戦できるということです。仕組みと未公表の項目を図1にまとめました。

創価高校のアディティブ・アプローチの仕組みと未公表の項目
図1:日本の高校の必修科目はそのまま、ケンブリッジの課程を上乗せする仕組み(聖教新聞2026年10月8日の報道と学校パンフレットより作成)

Aレベルは大学進学にどうつながる?

Aレベルは、科目ごとに成績がつく資格です。ケンブリッジの日本語公式サイトでは、多くの生徒が1年目にASレベル、2年目にAレベルを取得すると説明しています。授業時間は1科目あたりASで180時間、Aレベル全体で360時間です。55科目から学校が選んで提供し、必須科目はありません。試験は年2回、6月と11月に行われます(大学入学資格としてのケンブリッジ国際Aレベル)。

世界では、2,200校以上の大学・カレッジがケンブリッジの資格を認めているとされます。日本では、文部科学省がGCE Aレベル・国際Aレベルを持つ人を、大学入学資格のある人に含めています。同じリストには国際バカロレアも並んでいます(文部科学省:大学入学資格について)。なお、ケンブリッジ公式は、ASレベルだけの修了者は対象外と説明しています。AS・Aレベルの流れと大学入学資格での扱いは図2にまとめました。

ケンブリッジ国際ASレベルとAレベルのしくみ
図2:ASレベルとAレベルの関係、試験時期、大学入学資格での扱い(Cambridge International Education日本語公式サイト・文部科学省より作成)

創価高校の生徒は日本の高校の卒業資格も得るので、Aレベルは主に海外大学や英語で学ぶ学位プログラムへの出願でいかせる資格、と考えるとわかりやすいかもしれません。ケンブリッジ公式サイトには、国際基督教大学や山梨学院大学国際リベラルアーツ学部などがAレベルを出願や評価に使っている事例(2025年の登録情報)も載っています。大学ごとの条件は毎年変わるので、志望校の最新の募集要項で確認したいですね。

学校の資料との「時点の違い」

注意:資料によって書かれている状況が異なります。学校の2027年版パンフレットでは「現在、ケンブリッジ国際認定校へ申請中」とされ、ケンブリッジ国際教育の「日本国内のケンブリッジ国際認定校一覧」にも、2026年10月8日時点で創価高校は掲載されていませんでした。2026年10月1日に掲載された2027年度の生徒募集要項にも、ケンブリッジの記載はありません。作成・更新の時点が異なる可能性があるため、最新の状況は学校に直接確認するのが確実です。

なお、この一覧には工学院大学附属中学校・高等学校、茗渓学園、東京女学館中学校・高等学校、芝国際中学校・高等学校など、国内の私立中学・高校もすでに掲載されています(日本国内のケンブリッジ国際認定校一覧)。

保護者への影響と今できる対応

対象になりそうなご家庭

創価高校の2027年度入試の対象学年は、原則として2027年3月に中学校を卒業見込みの人(2011年4月2日〜2012年4月1日生まれ)です。つまり、いま中学3年生のお子さんが、2027年春に高校1年生になる学年です。推薦入試にはこのほか、本校が第一志望で在籍中学校の校長推薦を受けていることや、中学3年2学期終了時の評定などの追加条件があります。海外現地校に在学している場合などは、学校の入試係への問い合わせが案内されていますので、該当するご家庭は学校に確認してください。ただし、プログラムが新入生だけを対象にするのか、在校生も参加できるのか、何年生から始まるのかは、確認した公開資料では確認できませんでした。

2027年度入試の日程とクラス分け

学校公式の2027年度生徒募集概要・要項によると、推薦入試・一般入試とも普通科で約60名を募集します。推薦入試は2027年1月22日、一般入試は2月10日です(創価高等学校:生徒募集要項)。日程を図3にまとめました。

2027年度創価高校の入試日程とプログラム開始時期
図3:2027年度の入試日程とプログラム開始の流れ(創価高等学校の2027年度生徒募集概要・要項と聖教新聞の報道より作成)

2027年度の入学生からは、入学後に「探究CREA」「特進PAX」の2つのクラスに分かれ、出願時に希望を選びます。募集要項には、特進PAXを希望しても入試成績によって探究CREAになる場合があり、どちらを希望しても合否判定には影響しないと書かれています。パンフレットでは、ケンブリッジの記載は探究CREAクラスの紹介の中にあります。一方、報道は「普通科の生徒の希望者全員」が挑戦できると伝えています。どのクラスの生徒がどの学年から参加できるかは、説明会で確認しておきたいポイントです。

学費の目安

費目(2026年度実績) 金額
入学金・維持費 360,000円
授業料(月額) 37,800円
教育充実費(月額) 7,500円
昼食費(月額、8・3月分を除く) 9,600円
積立金(研修旅行費、月額) 5,000円
月額の合計(8月・3月を除く) 59,900円
月額の合計(8月・3月、昼食費なし) 50,300円

上の表は、2027年度生徒募集概要に載っている2026年度の実績です(創価高等学校:2027年度 生徒募集概要)。報道では学校の補助を受けながら挑戦できるとされていますが、補助の範囲(受験料などをどこまで負担するのか)は示されていません。ケンブリッジ関連の追加費用の有無や、上記学費に含まれる範囲は確認できていないので、気になる方は確認しておきましょう。

説明会で確認したいチェックリスト

  • プログラムは何年生から、どの課程(IGCSE・AS・Aレベルなど)で始まるのか
  • 探究CREA・特進PAXのどちらのクラスでも参加できるのか
  • 授業は英語か日本語か、週に何時間ほど上乗せになるのか
  • 受験料などの費用は、学校の補助でどこまでまかなえるのか
  • Aレベルの成績をいかした海外大学などへの進学サポートがあるか

ポイント:聖教新聞の記事によると、創価高校の入試説明会は10月11日・17日・24日、11月14日に予定されています(いずれも事前予約制)。気になる点はメモにまとめて、直接質問してみるのがおすすめです。

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まとめ

  • 報道の内容: 聖教新聞(2026年10月8日)は、創価中学校・創価高等学校がケンブリッジ国際認定校に登録され、明春から創価高校でプログラムが始まると伝えています
  • 仕組み: 必修科目・単位数を維持したまま上乗せする「アディティブ・アプローチ」で、入学時の選抜はなく普通科の希望者が挑戦できるとされています
  • 進路へのつながり: Aレベルは海外の大学で広く認められ、文部科学省も大学入学資格のひとつに含めています(ASのみの修了は除く)
  • 未確認の点: 確認した公開資料では、具体的な開始日・対象学年・課程名・授業言語・補助の範囲などを確認できませんでした。学校資料には「申請中」との記載もあり、最新情報は学校に確認しましょう

出典・参考リンク

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