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「高校生のうちに一度は海外を経験させてあげたい。でも、費用や安全面を考えると、どこから調べればいいのか分からない」。そんなふうに感じている保護者の方も多いのではないでしょうか。民間の留学プログラムはたくさんありますが、自治体が姉妹都市と続けてきた交流事業は、身近なのに意外と知られていない選択肢なんです。
兵庫県丹波篠山市は2026年10月6日更新の市公式ページで、アメリカ・ワシントン州ワラワラ市への高校生限定の短期交換留学生派遣事業の参加者募集を案内しました。派遣は2027年3月下旬の10日間程度、応募期限は2026年11月6日(金)です。
この記事では、市の募集ページと派遣募集チラシに書かれている内容をもとに、応募条件・費用・スケジュールを整理します。募集ページの応募要件は「丹波篠山市在住及び市内高校在学の高校生(1,2年生)」とされているので、対象地域のご家庭はもちろん、「自治体の交流事業ってどんな仕組み?」と気になる方にも参考にしていただける内容です。
ニュースの概要
今回の募集は、丹波篠山市の商工観光課(観光振興係)のページで案内されています。チラシの問い合わせ先は「丹波篠山国際姉妹都市委員会事務局」で、事務局は市役所観光交流部商工観光課の中に置かれています。市のページによると、丹波篠山市国際姉妹都市委員会は長年にわたり姉妹都市との交流事業を続けていて、ワラワラ市とは平成6年から高校生を対象にした短期交換留学生の派遣・受け入れを行ってきたそうです。
募集ページと派遣募集チラシに書かれている主な内容は、次のとおりです。
| 項目 | 内容(市の募集ページ・チラシより) |
|---|---|
| 派遣先 | アメリカ合衆国ワシントン州ワラワラ市 |
| 派遣期間 | 令和9年(2027年)3月下旬の10日間程度(予定) |
| 募集人数 | 10人程度(引率者は3名程度) |
| 応募要件 | 「丹波篠山市在住及び市内高校在学の高校生(1,2年生)」(募集ページの表記。在住・在学条件の適用範囲は事務局に確認) |
| 参加費用(予定) | 1人につき40万円程度。丹波篠山市在住の生徒には10万円の補助を予定 |
| 応募期限 | 令和8年(2026年)11月6日(金)まで |
| 申込方法 | 市の募集ページの入力フォーム(チラシの二次元コードからも可) |
現地では、学校の授業への参加や、博物館・警察などの公共施設の訪問を予定していて、滞在は一般家庭でのホームステイです。チラシでは、海外での生活を肌で感じて語学力の向上と異文化理解を深めてもらうことが目的として書かれています。応募から派遣までの流れは図1にまとめました。

背景と解説
50年以上続く姉妹都市交流
市の「国際姉妹都市情報」のページによると、ワラワラ市と旧篠山町が姉妹都市提携を結んだのは1972年(昭和47年)8月15日です。1974年度からは高校生を対象にした1年間の長期交換留学生の派遣、1979年度からは受け入れが始まりました。平成6年度からは短期交換留学生の派遣と受け入れも行われています。つまり、今回の募集は新しく始まった事業ではなく、長く続いてきた交流の「今年度分」ということです。
今回のチラシによると、コロナ等の影響で中止の期間もありましたが、2026年9月までに1年間の交換留学生21名、短期交換留学生319名の高校生がワラワラ市を訪れています。地域の先輩たちが代々参加してきた事業だと分かると、少し安心できますよね。
ワラワラ市は、ワシントン州の南東部、オレゴン州との州境にある町です。市のページでは、小麦や果物、野菜などの農業が中心で、近年はワインの生産も盛んな、自然豊かで落ち着いた町として紹介されています。
「受け入れ」とセットになっているのが特徴
交換留学という名前のとおり、この事業は派遣だけでなく受け入れもあります。市は2026年度にワラワラ市からの短期交換留学生などを受け入れるホストファミリーを募集していて、その受入期間は2026年10月15日から26日までの12日間でした(ホストファミリーの募集はすでに終了しています)。この募集ページには、2027年3月予定のワラワラ市短期留学への参加希望者がホストファミリーに参加すると、留学参加を優先すると書かれていました。
ポイント:選考は応募多数の場合のみ行われます。その際は保護者・生徒(派遣者)との三者面談のうえで、丹波篠山市国際姉妹都市委員会が選考します。考慮される内容として、チラシには「市内在住者」「令和8年度の受入事業でホストファミリーをされた方」「令和9年度の受入事業でホストファミリーをされる方」の3つが挙げられています。派遣は令和8年度末の2027年3月なので、令和9年度の受け入れはその後になります。そのため3つ目は、今後ホストファミリーを引き受ける予定・意向のある方を指すとみられますが、選考時点でどう確認・考慮されるのかはチラシに書かれていないため、事務局への確認をおすすめします。
保護者への影響と今できる対応
対象となるのはどんな家庭?
募集ページの応募要件は「丹波篠山市在住及び市内高校在学の高校生(1,2年生)」です。派遣は2027年3月下旬なので、2026年度に高校1年生か2年生のお子さんが、その学年のまま年度末に渡航するイメージになります。在住か在学かで扱いがどう変わるのか、細かい条件はチラシを見るよう案内されているので、迷う場合は事務局に確認すると確実です。
費用の目安と、別にかかるもの
参加費用は1人40万円程度の予定で、市在住の生徒には10万円の補助が予定されています。単純に差し引くと、市在住の場合は30万円程度が目安という計算です(本記事での計算です)。ただし、費用は申し込み後に確定し、状況によって金額が変わる可能性があるとされています。費用の内訳を図2にまとめました。

チラシによると、費用に含まれるのは旅行日程に示した航空運賃です。宿泊費はホストファミリーの厚意によりかかりません。一方で、パスポート取得の手数料、海外旅行傷害保険料(必ず加入)、けがや病気の医療費、電話料金やお小遣いなどの個人的な費用、ESTA(アメリカ渡航に必要な電子渡航認証)の申請費用、シアトルからワラワラへアラスカ航空を利用する際の手荷物運搬料は含まれていません。
注意:市の補助は「丹波篠山市在住の生徒」向けとして案内されています。市外から市内の高校に通っている場合は補助の記載がないため、実際の負担額は事務局に確認してください。また、渡航中の事故や病気の補償は本人が加入する旅行傷害保険の範囲内とされているので、保険選びは早めに検討しておきたいところです。
スケジュールを家族で共有しておく
図1のとおり、11月中旬に派遣決定の通知が届き、12月上旬に第1回説明会、2月下旬に第2回説明会が予定されています。説明会は状況によって増えることもあるそうです。
特に気をつけたいのがパスポートです。パスポートを持っていない派遣決定者は、第1回説明会(12月上旬予定)までに取得するよう求められています。通知から説明会までは短いので、応募を決めた段階で必要書類を確認しておくと慌てずに済むはずです。
応募前のチェックリスト
- お子さんが応募要件(「丹波篠山市在住及び市内高校在学の高校生(1,2年生)」。在住・在学条件の適用範囲は事務局に確認)に当てはまるか
- 応募期限の2026年11月6日(金)までに入力フォームから申し込めるか
- 3月下旬の約10日間、学校行事や部活動の予定と重ならないか
- パスポートの有無と、ない場合に12月上旬までに取れるか
- 参加費用に加えて、保険料・ESTA申請費用・お小遣いなどの別途費用を見込んでいるか
- 応募多数の場合の三者面談に、保護者も参加できるか
なお、チラシには世界情勢等により予定が変わる場合もあると明記されています。日程や金額はいずれも「予定」として受け止め、最新の情報は市の募集ページで確認するのがおすすめです。
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まとめ
- 募集の概要: 丹波篠山市が、米国ワシントン州ワラワラ市への高校生短期交換留学(2027年3月下旬・10日間程度)の参加者を10人程度募集しています。
- 応募条件と期限: 募集ページの表記は「丹波篠山市在住及び市内高校在学の高校生(1,2年生)」で(在住・在学条件の適用範囲は事務局に確認)、応募期限は2026年11月6日(金)です。
- 費用: 参加費用は1人40万円程度の予定で、市在住の生徒には10万円の補助が予定されています。保険料やESTA申請費用などは別途必要です。
- 長く続く交流: 1972年に姉妹都市提携を結び、高校生の短期交換留学は1994年度(平成6年度)から実施されています。2026年9月までに短期交換留学生319名が訪問しています。
- 今できること: 学校行事との重なり、パスポートの準備、別途費用の見込みを家族で確認しておきましょう。


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