ハノイに新国際学校「VERTA」2027年8月開校へ 米国式・AP導入、学費は未発表

ハノイの新国際学校VERTAの発表から2027年8月の開校予定までの流れと学校の概要 IB最新ニュース

※本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます。

「ハノイへの赴任が決まりそうだけれど、子どもの学校はどうしよう」。海外赴任の話が出たとき、まず頭に浮かぶのは学校のことではないでしょうか。そんななか、ベトナムの企業グループVingroup(ビングループ)が、ハノイ中心部に新しい国際学校「VERTA International School」を2027年8月に開校する予定だと発表しました。

この学校は、英語で授業を行う米国式の教育を掲げています。発表文にIB(国際バカロレア)の記載はありません。「新しい学校が候補に入るのか」「学費はいくらなのか」と気になるご家庭も多いですよね。この記事では、課程・学費・開校時期について、公式発表と学校の入学案内サイトで確認できたことを順番にお話しします。報道でしか確認できない点は、その旨を書き分けています。

ニュースの概要

Vingroupは2026年10月15日、VERTAの設立を発表しました。同じ日にベトナムのニュースサイトVnExpressなどが報じ、10月16日には東南アジアの投資ニュースを扱うDealStreetAsiaも、まとめ記事「Asia Digest」の中で取り上げています。発表によると、学校を開発するのはVingroup傘下のVS社(VS Company)です。

項目 内容
学校名 VERTA International School(ベトナム語:Trường Quốc tế VERTA)
発表 Vingroup(2026年10月15日)
開発主体 Vingroup傘下のVS社(VS Company)
所在地 ハノイ・148 Giang Vo(Vinhomes The Gallery)
開校予定 2027年8月(2027〜2028年度)
初年度(2027〜2028年度)の募集 1〜11年生・約400人
最大定員 約800〜1,000人
授業言語・課程 英語・米国式(上級学年でAP科目)
学費・奨学金 未発表(入学案内サイトでは「近く発表」)

開校までの流れと学校の概要を、図1にまとめました。発表文では、募集活動は2026年10月に始まるとされています。一方、入学案内サイトでは、2027〜2028年度の出願は「近く開始」と案内していて、今は関心登録を受け付けている段階です。

ハノイの新国際学校VERTAの発表から2027年8月の開校予定までの流れと学校の概要
図1:VERTA開校までの流れと学校の概要(Vingroup発表・VERTA入学案内サイトより作成)

創設校長には、国際教育に35年以上たずさわってきたTarek Razik氏が就きます。発表によると、ジャカルタのJakarta Intercultural Schoolと、北京のInternational School of Beijingで校長を務めた経歴があります。なお、投資額についてVingroupは公表していないと、DealStreetAsiaは報じています。同じ記事にある投資会社I Squared Capitalの東京オフィス開設は、学校とは別のニュースです。

背景と解説

Vingroupの教育事業とVERTAの位置づけ

発表文によると、Vingroupは大学・研究・医療・技術・産業・グリーンモビリティ・都市開発などの事業を持つ企業グループです。教育ではVinschool、Brighton College Vietnam、Vin Nexus Center、VinUniversityを展開していて、VERTAはそこに加わる新しいブランドです。ベトナム人の生徒に加えて、ハノイとその周辺に住む外国人家庭も対象にしていると説明されています。

発表された課程は「米国式」、AP科目とは

VERTAの授業は英語で行われ、米国式の教育を取り入れると発表されています。数学・科学・言語・社会・芸術を土台に、上級学年ではAIと先端コンピューティング、工学、生物医学、起業、そしてAP(Advanced Placement)の科目が加わる計画です。

APは、米国の教育制度で高校生が学べる大学レベルの上級科目のことです。IBのディプロマ・プログラム(DP)が複数の科目と探究活動を組み合わせた2年間の課程なのに対し、APは科目ごとに選んで学ぶ形です。つまり、同じ「国際学校」でも、学びの組み立て方がかなり違うということです。

ポイント:2026年10月15日の設立発表には、IBやケンブリッジ課程についての記載がありません。VERTAは、現時点ではIBの学校として発表されているわけではないんです。IBで学ぶことを前提にしているご家庭は、この点を押さえておきましょう。

入学案内サイトでは、1〜5年生を小学部、6〜8年生を中学部、9〜12年生を高校と区分しています(図2)。発表文では幼稚園段階から12年生まで(K-12)の学校とされていますが、初年度(2027〜2028年度)に募集するのは1〜11年生です。幼稚園段階と12年生(高校の最終学年)は、初年度の募集に入っていません。

VERTAの学年構成(小学部1〜5年生、中学部6〜8年生、高校9〜12年生)と初年度(2027〜2028年度)に募集する1〜11年生の範囲
図2:VERTAの学年構成と初年度の募集範囲(VERTA入学案内サイト・Vingroup発表より作成)

米国式の学年は、年齢でみるとおおむね1年生が日本の小学1年生、11年生が高校2年生にあたります。ただし、学年を分ける誕生日の基準日は学校ごとに違い、VERTAの基準はまだ公表されていません。お子さまがどの学年に入るかは、学校に確認してくださいね。

ハノイの学校の選択肢

ハノイで暮らす日本人家庭の学校選びでは、日本人学校と国際学校が主な選択肢です。ハノイ日本人学校は1996年に開校し、2026年度は小学部430名・中学部131名の計561名でスタートしたと、学校長あいさつに書かれています。IBで学べる学校を希望する場合、IBO(国際バカロレア機構)公式サイトでは、United Nations International School of Hanoi(UNIS Hanoi)とHanoi International School(HIS)が、PYP・MYP・DPの認定校として掲載されています。

保護者への影響と今できる対応

今回のニュースが関係しそうなのは、2027年8月以降にハノイで暮らす予定があり、英語で学ぶ学校を考えているご家庭です。2027年の夏より前に赴任する場合は、VERTAはまだ開校していないので、最初は別の学校に通うことになります。赴任の時期と開校の時期を、まず照らし合わせてみてください。

注意:2026年10月16日の時点で、学費・奨学金、英語力の要件、正式な出願の開始日は公表されていません。入学案内サイトのよくある質問では、学費と奨学金は「近く発表」、英語の要件は入学案内の中で示すとされています。勤務先の教育費の補助に収まるかどうかは、学費が出るまで判断できません。

まだ決まっていないことを、図3に整理しました。検討するときは、次の点を確認しておくと安心です。

VERTAについて発表済みの項目と、学費など未発表の項目の一覧
図3:発表済みのこと・まだ発表されていないこと(Vingroup発表・VERTA入学案内サイト・DealStreetAsiaより作成)
  • 学費と諸費用:授業料のほかにかかる費用はあるか。勤務先の補助の対象になるか
  • 英語の要件:入学時にどの程度の英語力が求められるか。英語を支える授業はあるか
  • 学年の振り分け:日本の学年からどの学年に入るか。誕生日の基準日はいつか
  • 帰国後の進路:APの成績が、志望する日本の大学の入試でどう扱われるか(評価に使うか、単位として認めるかは大学ごとに違います)
  • 新設校であること:初年度(2027〜2028年度)は12年生がおらず、卒業生の進学実績もまだない点をどう考えるか

ポイント:入学案内サイトでは、2026年12月12日(土)の午前9時から12時に、ハノイ中心部で説明イベント「VERTA Launch 2026」を開くと案内しています(会場は後日発表)。サイトで関心登録をすると、入学の案内やイベントの招待が届く仕組みです。赴任前で現地に行けない場合も、まず登録して学費の発表を待つ方法があります。

また、日本人学校以外の学校に通う場合でも、在ベトナム日本国大使館は、長期滞在する日本国籍の義務教育年齢の子どもに日本の教科書を無償で渡す制度を案内しています。大使館のページでは、UNIS・HIS・Concordiaの在籍者は学校や保護者の代表がとりまとめる形と書かれています。ページの掲載は2018年4月なので、最新の手続きは大使館に確認しておきましょう。

【PR】お子さまの学びをサポートするサービス

Speak(スピーク)
AIを相手に英語を話して練習できる、スピーキング特化の英会話アプリです。お子さまの英語学習を支える保護者の方が、学校とのやりとりや面談に向けてすき間時間に話す練習をするのに使えます。

保護者の英語練習に、AI英会話アプリ「Speak」の7日間無料体験を見る

U-GAKU(国内・海外留学)
国内留学・海外留学の相談ができる留学サービスです。無料のオンライン個別相談を申し込めます。

国内・海外留学を無料相談で確認する

eFFISAGE(エフィサージュ)
海外子女向けのオンライン家庭教師サービスです。新規の無料体験を申し込めます。

eFFISAGEの無料体験(新規)を公式サイトで見る

当サイトはアフィリエイトプログラム(A8.net・もしもアフィリエイト・バリューコマース・楽天アフィリエイト等)に参加しています。リンク経由でお申し込み・ご購入いただくと当サイトに報酬が支払われる場合がありますが、掲載内容・順位に影響はありません。

まとめ

  • 何が起きたか: Vingroupが2026年10月15日、ハノイの新しい国際学校VERTAの設立を発表しました。開校は2027年8月の予定です
  • 課程: 英語で学ぶ米国式の教育で、上級学年にAP科目があります。発表文にIBの記載はありません
  • 募集: 初年度(2027〜2028年度)は1〜11年生の約400人。最大定員は約800〜1,000人です
  • 学費: 学費と奨学金は「近く発表」とされ、まだ公表されていません
  • 今できること: 赴任時期と開校時期を照らし合わせ、関心登録や12月12日の説明イベントで最新の情報を確かめましょう

出典・参考リンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました