東京インターナショナルスクールが高輪ゲートウェイへ移転:IB一貫の新キャンパスで何が変わる?

東京インターナショナルスクールのIB認定(PYP・MYP・DP)と高輪ゲートウェイ新キャンパス移転までの年表 IBプログラム解説

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「高輪ゲートウェイの新しい街にインターナショナルスクールができたらしい」「IBの一貫校って、今から入れるの?」――港区や品川区の周辺にお住まいで、お子さまの進学先を考えているご家庭なら、こうした話題が気になりますよね。

インターナショナルスクールの情報サイト International School Times(ISTimes)が2026年11月6日、「東京インターナショナルスクールが高輪ゲートウェイに新校舎を開校!国際バカロレア一貫校へ」という見出しの記事を配信しました。学校公式サイトなどを確かめると、東京インターナショナルスクール(Tokyo International School、以下TIS)は2026年8月に港区南麻布から TAKANAWA GATEWAY CITY の新キャンパスへ移転し、2026-27年度にKindergartenからGrade 12までがそろった、という流れです。

この記事では、新キャンパスの場所と開校時期、IBの3つのプログラムがいつからそろったのか、そして検討するご家庭が確認しておきたいポイントを、公式情報をもとに整理していきますね。

ニュースの概要

まず、確認できた事実を表にまとめます。ISTimesの2026年11月6日の記事そのものは今回の調査では本文を確認できなかったため、以下は学校公式サイト、学校法人の発表、IBO(国際バカロレア機構)公式の情報にもとづいています。

項目 内容
学校 東京インターナショナルスクール(Tokyo International School)。運営は学校法人東京インターナショナルスクール
移転の発表 2025年12月1日、学校法人がPR TIMESで発表。JR東日本から招致を受け、2026年度から南麻布の校舎を移転
新キャンパス TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCE(東京都港区三田3-15-2)。2026年8月から
アクセス(学校案内) 都営浅草線「泉岳寺駅」徒歩6分、JR山手線「高輪ゲートウェイ駅」徒歩9分
新年度の始まり 2026年8月24日に新入生・家族向けの式典とオリエンテーション、8月25日が全生徒の初登校日
対象学年 Kindergarten〜Grade 12(2026-27年度にGrade 12を開設)
IB認定(IBO公式) PYP:2005年12月12日、MYP:2007年12月19日、DP:2025年5月23日

高輪ゲートウェイへの移転そのものは新しい話ではなく、ISTimesは2022年4月22日の時点で、JR東日本の発表をもとに、TISが高輪ゲートウェイ駅の街区へ移転する計画を伝えていました。それが2025年12月の学校法人の正式発表を経て、2026年8月に実際に開校した、という経緯です。

学校法人の発表では、新しい街を「Living Classroom」、つまり街そのものを学びの場として生かす構想が紹介されています。学校公式サイトの新キャンパス紹介では、理科実験室、デザインスタジオ、図書館、美術スタジオ、音楽室、ブラックボックスシアター、日本語教室、体育館、屋外の遊び場などが挙げられています。これまでの経緯を図1にまとめました。

東京インターナショナルスクールのIB認定(PYP・MYP・DP)と高輪ゲートウェイ新キャンパス移転までの年表
図1:IB認定と移転の歩み(IBO公式、学校公式サイト、学校法人の発表、ISTimesより作成)

背景と解説

「IB一貫校へ」の意味:DPが加わり、高校の学年までそろった

見出しにある「国際バカロレア一貫校へ」を、少しかみ砕いてみますね。IB(国際バカロレア)には年齢に応じたプログラムがあり、TISでは学年との対応が次のようになっています。

  • PYP(初等教育プログラム):Kindergarten〜Grade 5
  • MYP(中等教育プログラム):Grade 6〜Grade 10
  • DP(ディプロマ・プログラム):Grade 11〜Grade 12の2年間

TISはPYPを2005年、MYPを2007年に認定されていて、もともと小学校から中学校段階までのIB校でした。そこに2025年5月23日にDPの認定が加わり、2025年8月にGrade 11、2026-27年度にGrade 12が始まりました。つまり、幼稚園の年齢から高校の最終学年まで、IBの3つのプログラムを同じ学校で続けて学べる形が、2026-27年度にはじめて整ったということです。

学校の進路支援ページでは、最初の卒業生を2027年6月に送り出す予定としています。高校課程の卒業生はまだ出ていないので、大学進学の実績はこれから積み上がっていく段階です。

ポイント:「新校舎を開校」は、新しい学校ができたという意味ではなく、1994年にプリスクールとして始まったTISが、南麻布から高輪ゲートウェイへ校舎を移したという意味です。IBのDP認定も2025年5月に済んでいて、2026-27年度はGrade 12が加わってK〜12がそろった年にあたります。

学校のなりたちと位置づけ

学校公式の沿革では、TISは1994年に5人の幼児を受け入れるプリスクールとして始まり、2017年に学校法人となって非営利の地位を得たと説明されています。東京都の「私立各種学校一覧」にも掲載されています。インターナショナルスクールの多くは、日本の学校教育法でいう小学校・中学校・高校(いわゆる「一条校」)とは位置づけが異なります。日本の中学・高校への進学や、国内大学の受験資格をどう考えるかは、ご家庭ごとに事前に確かめておきたい点ではないでしょうか。

保護者への影響と今できる対応

学費の目安:年額と入学時の一時金

正直にお話しすると、インターナショナルスクールの検討でいちばん大きいのは費用の問題ですよね。学校公式の「School Fees 2026-27」によると、2026-27年度の年額(授業料+Building Fee 20万円)は次の通りです。図2にも学年の対応とあわせてまとめました。

学年(2026-27年度) 授業料 年額(Building Fee込み)
Kindergarten〜Grade 2 310万円 330万円
Grade 3〜Grade 5 320万円 340万円
Grade 6〜Grade 9 330万円 350万円
Grade 10〜Grade 12 340万円 360万円

このほか新入生には、出願料3万円、登録料(Registration Fee)40万円、Development Fee 100万円の計143万円の一時金がかかります(2026-27年度)。学校活動、制服、昼食、Grade 6以上のIT機器、一部の行事や個人の楽器レッスンなどは学費に含まれないと案内されているので、実際の年間負担はこれより大きくなる点に注意が必要です。

東京インターナショナルスクールの学年とPYP・MYP・DPの対応、2026-27年度の年額と新入生一時金
図2:学年とIBプログラム、2026-27年度の学費(学校公式サイトより作成)

入学の条件:英語力と保護者の要件

入学のしくみも、日本の私立校の受験とはかなり違います。学校公式のAdmissionsページとFAQによると、オンラインで出願して書類を提出し、学校が審査します。必要に応じて評価(アセスメント)が行われることもあります。Kindergartenは翌年度の入学希望者向けに通常1〜2月にスクリーニングを行い、Grade 1〜10は空席などの条件に応じて随時受け付けるとされています。一方、DPの学年(Grade 11・12)は随時入学の対象外で、Grade 11は募集時期を学校に確認する必要があり、Grade 12への編入は受け付けないと明記されています。

注意:生徒本人の英語力は、一般には「入学の要件ではなく選考の要素」と説明されています。ただしFAQでは、日本人の生徒には同級生と競える英語力が求められ、EAL(英語を追加言語として学ぶ支援)が必要な日本人生徒は受け入れないとされています。また、保護者の少なくとも1人が英語で流暢に話し、読み書きできることも求められています。

検討するご家庭のチェックリスト

高輪周辺でIB一貫校を検討しているご家庭が、問い合わせや見学の前に確認しておきたいことをまとめました。

  • 入りたい学年に空きがあるか:Grade 1〜10は空席などの条件に応じて随時入学。Grade 11は随時入学の例外のため募集時期を学校に確認。Grade 12への編入は不可。Kindergartenは1〜2月のスクリーニングが目安
  • お子さまの英語力:日本人生徒には同級生と競える英語力が求められる点を前提に、今の力を客観的に見てみる
  • 保護者の英語対応:学校とのやり取りを英語でこなせるか、家庭内で役割分担を決めておく
  • 費用の総額:年額に加えて一時金143万円、制服・昼食・IT機器・行事などの別途費用を含めて計画する
  • 卒業後の進路:最初の卒業生は2027年6月予定。日本の大学・海外大学のどちらを視野に入れるか、進路支援の内容を説明会で聞いてみる
  • 通学:泉岳寺駅・高輪ゲートウェイ駅からの徒歩時間と、ご自宅からの通学経路を実際に確かめる

募集の条件や学費は年度ごとに変わることがあります。2027-28年度以降の入学を考えている場合は、学校公式サイトの最新の案内を必ず確認してくださいね。

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まとめ

  • 2026年8月に移転・開校:東京インターナショナルスクールは南麻布から TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCE(港区三田3-15-2)の新キャンパスへ移り、8月25日が全生徒の初登校日でした
  • IBの3プログラムがそろった:PYP(2005年認定)、MYP(2007年認定)にDP(2025年5月認定)が加わり、2026-27年度にGrade 12が開設されてK〜12の一貫体制に
  • 最初の卒業生は2027年6月予定:高校課程の進学実績はこれから。進路支援の中身を説明会で確かめたいところです
  • 学費は年額330万〜360万円:2026-27年度、授業料+Building Fee。新入生は別に一時金143万円、制服・昼食なども別途
  • 英語の条件に注意:日本人生徒には同級生と競える英語力が求められ、保護者の少なくとも1人にも英語力が必要です

出典・参考リンク

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