※本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます。
「海外赴任が決まったけれど、現地に合う学校が見つからない」「日本にいながら英国式の教育やIBを受けさせたい」。そんなときに選択肢として名前が挙がるのが、英国のオンライン校です。とはいえ、画面越しの授業で本当に資格まで取れるのか、どこまで信頼してよいのか、気になるご家庭も多いのではないでしょうか。
2026年10月31日、UAE(アラブ首長国連邦)の学校比較サイト SchoolsCompared.com が、英国のオンライン校 King’s InterHighのレビューを更新しました。この記事では、そのレビューの内容と、学校公式サイトや英国政府・IBO(国際バカロレア機構)・文部科学省のページで確認できた情報を分けて、授業形態と取れる資格を中心に整理しますね。
ニュースの概要
SchoolsCompared.com は、UAEの Which Media FZ LLC が発行する学校情報サイトです。今回のページ「King’s InterHigh School: Review」は「Updated: 31st Oct 2026」と表示されていて、導入・カリキュラムと成績・学費と価値などの項目に分かれています。ページはUAE在住の家庭向けに書かれている点に注意が必要です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表主体 | SchoolsCompared.com(Which Media FZ LLC) |
| 更新日 | 2026年10月31日 |
| 対象校 | King’s InterHigh(Inspired Education Group のオンライン校) |
| 評価された点 | 柔軟さ、A LevelとIBディプロマを選べること、奨学金制度、大手学校グループの後ろ盾 |
| 課題とされた点 | BTECやIBキャリア関連プログラム(CP)など技術系の資格が無いこと、契約条件 |
レビューは、King’s InterHigh を2005年創立のオンライン英国教育の老舗と紹介し、2年間のIBディプロマ・プログラム(DP)をすべてオンラインで提供した世界初の学校だと書いています。高校段階ではA LevelとIBディプロマの2つから選べることを「オンライン校では珍しい」と評価しました。
成績についてレビューは、2024年のIGCSEで「Grade 4以上が74%」、A Levelで「A*・Aの割合が20%」、IBディプロマは「よく引用される平均は約32点」と紹介しています。そのうえで「入学選抜をしない学校としては信頼できる結果だが、UAEのトップ校のような試験の強豪校ではない」と述べています。学費の価値については、UAEの保護者調査で「全面的に同意」が43%、「部分的に同意」が57%だったと報じています。
注意:これらの成績や調査の数値は SchoolsCompared.com のレビューに書かれたもので、学校の公式発表と照合したものではありません。また、レビューには「長期契約で学費は安くなるが、途中でやめると負担がかかる。契約条件に注意を」という指摘もあります。
背景と解説
授業形態:ライブ授業と録画の組み合わせ
学校公式サイトによると、通常の授業は1コマ40分の、教師が進めるライブ授業です。すべての授業が録画され、あとから見直せます。さらに、申請すると録画中心で学ぶ「Library Learning」という受け方も選べますが、IBディプロマは対象外とされています。つまり、IBを目指す場合はライブ授業への参加が前提になる、ということです。
レビューでは、UAEの生徒向けに授業時間を調整し、月曜から金曜の湾岸標準時(GST)午前8時から授業を行うと紹介されています。日本との時差は5時間なので、日本にお住まいのご家庭は、どの時間帯の授業に入れるかを学校に確認しておきたいところです。
学年と資格:IGCSEからA Level・IBディプロマへ
学校公式の案内では、対象は英国の学年で Year 3〜13です。Primary(Year 3〜6)、Middle School(Year 7〜9)、IGCSE(Year 10〜11)と進み、Year 12〜13でA LevelかIBディプロマを選びます。図1にまとめました。

IGCSEは英国系の国際的な中等教育修了資格、A Levelは英国の大学入学で使われる科目別の資格です。レビューによると、A Levelは3科目が基本で、IBディプロマは6科目に加えてTOK(知の理論)・EE(課題論文)・CAS(創造性・活動・奉仕)の3つのコアを学ぶ、通常のIB校と同じ構成です。
学校の認定:英国政府とIBOの公式ページで確認できること
オンライン校を選ぶとき、一番気になるのは「ちゃんとした学校なのか」という点ですよね。英国教育省(DfE)には、オンライン教育事業者の教育の質や子どもの安全を確認するオンライン教育認定制度(OEAS)があります。2023年に始まった、法律で義務づけられていない任意の制度です。
英国政府の学校情報サービス(GIAS)では、King’s InterHigh は認定事業者として掲載され、認定日は2026年1月30日、期限は2029年1月30日です。またIBO公式の学校検索には「Kings InterHigh」が掲載され、DPの認定日は2023年6月2日となっています。レビューの「2022年からIBと協力して導入」という記述とは時期の表し方が異なるため、IBの認定日はIBO公式の日付で押さえておくと安心です。
ポイント:レビューサイトの評価は参考情報です。学校の認定は、英国政府のGIASやIBO公式の学校ページなど、認定する側のページで確かめるのが確実です。
保護者への影響と今できる対応
費用:2026/27年度の年額授業料
学校公式サイトに掲載された2026/27年度の年額授業料(年間契約)は、Primaryが4,395ポンド、Middle Schoolが5,995ポンド、IGCSEが7,250ポンド、A Level(3科目)が7,585ポンド、IBディプロマが10,990ポンドです。登録料は100ポンドで、試験料は授業料に含まれず、試験会場に別に支払うと書かれています。公式ページにはこのほかデポジットなどの記載もあります。図2にまとめました。

為替で円の金額は大きく変わるので、この記事では換算していません。契約期間や開始時期で金額が変わるため、申し込む前に公式の学費ページで最新の条件を確認してくださいね。
日本在住のご家庭が確認したいこと
文部科学省は、日本国籍の学齢の子どもを、一条校(学校教育法で定められた学校)ではないインターナショナルスクールに通わせても、保護者の就学義務を果たしたことにはならないと説明しています。海外のオンライン校について個別に示した文部科学省のページは確認できませんでした。小中学生の年齢で日本在住のまま利用を考える場合は、お住まいの教育委員会に相談しておくと安心です。
大学進学では、文部科学省の「大学入学資格について」のページに、IBの資格やGCE Aレベル、国際Aレベルが外国の大学入学資格として載っています。IGCSEだけでは載っていないので、日本の大学を考えるなら、高校段階でどの資格まで取るかが大切になります。条件は大学ごとに異なるので、志望校の募集要項も確認しましょう。
海外駐在中のご家庭が確認したいこと
駐在先を何度か移るご家庭にとって、国が変わっても同じ学校で学び続けられるのは大きな魅力です。一方で、帰国後に日本の学校へ編入するときの扱いや、受験の時期との兼ね合いは家庭ごとに違います。図3に、検討するときの確認点をまとめました。

- ライブ授業の時間帯が、日本時間や駐在先の時間で無理なく参加できるか
- IGCSE・A Level・IBディプロマのどれを目指し、試験をどこで受けるか
- 英国政府のGIASとIBO公式の学校ページで、認定状況を確かめたか
- 契約期間ごとの料金、途中でやめるときの条件、試験料などの別費用
- 日本在住なら就学義務、帰国予定なら編入先と大学入学資格の扱い
重要:オンライン校は、お子さまが自分で時間を管理して学ぶ力も求められます。体験授業や説明会で、実際の授業の雰囲気と、先生への質問のしやすさを親子で確かめてから決めるのがおすすめです。
【PR】お子さまの学びをサポートするサービス
Speak(スピーク)
AIを相手に英語を話して練習できる、スピーキング特化の英会話アプリです。お子さまの英語学習を支える保護者の方が、学校とのやりとりや面談に向けてすき間時間に話す練習をするのに使えます。
留学情報館
留学の相談・手配を行う留学エージェントです。無料カウンセリングを申し込めます。
eFFISAGE(エフィサージュ)
海外子女向けのオンライン家庭教師サービスです。新規の無料体験を申し込めます。
当サイトはアフィリエイトプログラム(A8.net・もしもアフィリエイト・バリューコマース・楽天アフィリエイト等)に参加しています。リンク経由でお申し込み・ご購入いただくと当サイトに報酬が支払われる場合がありますが、掲載内容・順位に影響はありません。
まとめ
- レビューの評価: SchoolsCompared.com(2026年10月31日更新)は柔軟さと、A Level・IBディプロマを選べる点を評価。技術系の資格が無いこと、契約条件には注意を促しています
- 授業形態: 通常は1コマ40分のライブ授業で、全授業を録画。録画中心のLibrary LearningはIBディプロマでは使えません
- 認定: 英国教育省のOEAS認定(2026年1月30日〜2029年1月30日)、IBO公式でDP認定日は2023年6月2日
- 費用: 2026/27年度の年額授業料はPrimary 4,395ポンドからIBディプロマ10,990ポンド。試験料は別途
- 日本での扱い: 一条校ではない学校に通っても就学義務は果たせないと文部科学省は説明。大学入学資格の一覧にIGCSE単独は載っていません
出典・参考リンク
- SchoolsCompared.com: King’s InterHigh School: Review(2026年10月31日更新)
- SchoolsCompared.com: King’s InterHigh School Curriculum, Academics and Results(2026年10月31日更新)
- SchoolsCompared.com: King’s InterHigh School Fees, Value for Money and Availability(2026年10月31日更新)
- King’s InterHigh: Fees(2026/27年度、2026年11月6日確認)
- King’s InterHigh: How We Teach(2026年11月6日確認)
- King’s InterHigh: Library Learning(2026年11月6日確認)
- 英国政府 Get Information About Schools: Kings Interhigh(2026年11月6日確認)
- 英国教育省: Accreditation for online education providers(2026年11月6日確認)
- IBO: Kings InterHigh(Find an IB World School、2026年11月6日確認)
- 文部科学省: 学齢児童生徒をいわゆるインターナショナルスクールに通わせた場合の就学義務について(2026年11月6日確認)
- 文部科学省: 大学入学資格について(2026年11月6日確認)

コメント