※本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます。
アブダビへの赴任が決まって、「子どもの学校はどうやって選べばいいの?」と悩んでいるご家庭も多いのではないでしょうか。現地には英国式、米国式、IBなどさまざまなインターナショナルスクールがあり、評価サイトや口コミを見比べても、何を基準にすればよいのか迷ってしまいますよね。
そんななか、UAEの学校情報サイト WhichSchoolAdvisor.com が、アブダビの英国式校「Aspen Heights British School(アスペン・ハイツ・ブリティッシュ・スクール)」のレビューを2026年10月14日付で更新しました。教育当局の検査結果から学費、特別な支援の体制までをまとめた内容です。
この記事では、このレビューを例に、学校公式サイトやアブダビ教育知識省(ADEK)の資料で確かめられた情報をもとに、「評価の読み方」と「支援体制の確認ポイント」をお話ししますね。特定の学校をおすすめする記事ではありません。
ニュースの概要
WhichSchoolAdvisor.com は、UAEなどの学校情報を英語で掲載しているサイトです。今回更新されたのは、アブダビのAl Bahya(アル・バヒヤ)地区にある Aspen Heights British School の学校レビューで、ページには「2026年10月14日更新」と表示されています(WhichSchoolAdvisor)。学校の基本情報は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学校名 | Aspen Heights British School |
| 所在地 | アブダビ・Al Bahya地区 |
| 開校・運営 | 2017年9月開校。International Schools Partnership(ISP)が設立 |
| 対象 | 3〜18歳(FS1〜Year 13)、共学 |
| カリキュラム | イングランドのナショナル・カリキュラム、IGCSE、Sixth FormはIBDPまたはBTEC |
| ADEK総合評価 | Good(2025年2月の検査) |
| 年間授業料(2026-27年度) | 38,080〜65,290 AED(学年により異なる) |
表の開校・運営は学校公式の情報によります(学校公式の沿革、学校公式FAQ)。レビューの主なポイントは次のとおりです。
- ADEKの直近の検査(2025年2月)で総合評価は「Good」。2018-19年度の初回検査、2022年5月の検査に続いてGoodだったと紹介しています。
- 幼児部(KG)と低学年の評価が高い一方、Cycle 2・3(Year 5〜12)では学年や教科によるばらつきが課題とされた、と伝えています。
- インクルージョン(特別な支援)の体制を学校の強みとして取り上げています。
- 同サイトの保護者評価は5点満点で3.7(15件)。ただし、保護者アンケートの回答数はごく限られていると断っています。
なお、同校はIBのディプロマ・プログラム(DP)の認定校でもあります。IBO公式の学校情報では、DPの認定は2023年6月20日で、提供プログラムはDPのみです(IBO公式の学校情報)。学校の沿革によると、2025年に最初のIBDP卒業生を送り出し、同じ年に職業系の資格課程であるBTEC Level 3 Extended Diplomaをビジネス分野から始めました。
背景と解説
ADEKの評価は6段階。「Good」はどの位置?
アブダビの私立校は、ADEK(Abu Dhabi Department of Education and Knowledge)が監督しています(ADEK:私立校)。学校検査の評価は、Outstanding、Very Good、Good、Acceptable、Weak、Very Weak の6段階です(ADEK:学校検査の枠組み)。つまり「Good」は上から3番目ということです。WhichSchoolAdvisorは、UAEの学校に期待される最低水準より1段上の評価だと説明しています。
見ておきたいのは、総合評価だけでなく、項目別・学年段階別の評価です。レビューによると、2025年2月の検査では安全管理(セーフガーディング、健康と安全)がOutstanding、ケアと支援や保護者・地域との関係はVery Goodとされました。総合評価がGoodにとどまった理由は、Cycle 2・3での達成度や指導の質のばらつきだと説明しています。図1にまとめました。

ポイント:同校は、英国政府の海外英国校の検査制度であるBSO(British Schools Overseas)の検査も受けていて、学校公式サイトには2021年と2024年11月の報告書が掲載されています(学校公式の検査・認定ページ)。WhichSchoolAdvisorによると、2024年の検査では教育の質や運営面がOutstandingと評価されました。ADEKとBSOは別の制度で、物差しも違います。「Outstanding」という言葉を見たら、どの機関の、どの項目の評価なのかを確かめましょう。
レビューサイトの「星の数」の読み方
保護者評価3.7という数字は気になりますよね。ただ、検査時点で1,200人を超える生徒が在籍していたことを考えると、15件はごく一部の声です。星の数は参考の一つとして受け止め、検査報告書の中身や、学校見学・面談での印象と合わせて判断するのが現実的ではないでしょうか。
英国式からIBへ進む学校
同校の学びは、幼児期のEYFS(英国の幼児教育の枠組み)から始まり、イングランドのナショナル・カリキュラムで学んで、Year 10〜11でIGCSE(英国式の中等教育修了資格の試験)に臨みます。その後のSixth Form(Year 12〜13)でIBDPかBTECを選ぶ形だと、学校は案内しています(学校公式のSixth Form)。つまり、高校段階でIBに進める英国式の学校ということです。レビュー本文には「Sixth FormはIBDPのみ」とする記述もありますが、学校公式サイトにはBTECも載っているので、最新の課程は学校に確認しましょう。
保護者への影響と今できる対応
英語が母語でない子への支援(EAL)
赴任家庭がいちばん気になるのは「英語がまだ十分でなくても大丈夫?」という点かもしれません。学校公式サイトでは、62を超える国籍の生徒が学び、1,100人を超える生徒にEAL(English as an Additional Language、英語を母語としない子への英語支援)を行っていると案内しています(学校公式の多言語教育)。英語が母語でない子が多数派の環境ということですね。支援を受けられる期間や追加費用の有無は、事前に聞いておきましょう。
特別な支援が必要な場合
学校公式のFAQでは、追加の学習支援が必要な場合は出願の段階で申告し、専門家による評価や個別の学習計画の写しの提出を求めることがあると説明しています。より複雑な支援ニーズのある子のための「Oasis」クラスが3クラスあり、通常学級での個別支援も行っているそうです。学費ページによると、Oasisの年間費用はKey Stage 1が54,410 AED、Key Stage 2が60,000 AEDで、いずれもセラピー費が別にかかります。
費用の注意点:学費は学年によって大きく変わります。2026-27年度の年間授業料は、PreschoolからYear 1までが38,080 AED、Year 2〜7が48,960 AED、Year 8〜10が54,410 AED、Year 11〜12が59,850 AED、Year 13が65,290 AEDです。スクールバスは別に年5,000 AED。登録料は年間授業料の5%で、第1期の学費に充てられます。支払いは年額の一括払いか、8月1日・12月1日・3月1日の年3回分割のどちらかを選べると案内されています(学校公式の学費ページ)。

図2のとおり、Year 2とYear 8、Year 11、Year 13で金額が上がります。WhichSchoolAdvisorによると、Year 11と13では別に試験料もかかります。ADEKの学費方針では、学費の値上げにはADEKの承認が必要で、登録料は承認済み授業料の5%まで、学校は支払いスケジュールを公開し、年度ごとに3回以上の均等な分割払い(例:3回・4回・10回)を設けることとされています(ADEK:学費方針)。方針の文面には一括払いについての記載がなく、学校側は「ADEKの規則に沿って学費を設定している」としたうえで一括払いも選べるとしています。通常の授業料表には各回の金額が載っていないので、入学前に請求スケジュールを確認しておくと安心です。勤務先の教育費補助を使う場合は、対象になる費目も早めに確認しておきたいですね。
アラビア語とUAEの教科
アラビア語はUAE教育省(MOE)のカリキュラムに沿って教えられ、FAQによると幼児期は全員が週4回、Year 1からはネイティブと非ネイティブに分かれて週3〜5回です。英語と同時にアラビア語も始まる点は、心づもりをしておきたいですね。
帰国後を見据えて
帰国の予定があるなら、日本語の学びの続け方も大切です。アブダビには1978年に設立されたアブダビ日本人学校があり、幼稚園と小学部・中学部を置いています(アブダビ日本人学校)。文部科学省は、外国から帰国した子どもの小・中学校への編入は、原則として年齢に応じた相当学年になると案内しています(文部科学省)。英国式のYearと日本の学年は区切りが違うので、生年月日をもとに確かめましょう。中学・高校の帰国生入試の条件は学校ごとに違うため、志望校の最新の募集要項で確認してくださいね。
見学・面談で聞きたいこと:図3のチェックリストに加えて、空き状況も確認しましょう。WhichSchoolAdvisorでは2025/26年度・2026/27年度とも「非公表」となっています。

【PR】お子さまの学びをサポートするサービス
Speak(スピーク)
AIを相手に英語を話して練習できる、スピーキング特化の英会話アプリです。お子さまの英語学習を支える保護者の方が、学校とのやりとりや面談に向けてすき間時間に話す練習をするのに使えます。
留学情報館
留学の相談・手配を行う留学エージェントです。無料カウンセリングを申し込めます。
eFFISAGE(エフィサージュ)
海外子女向けのオンライン家庭教師サービスです。新規の無料体験を申し込めます。
当サイトはアフィリエイトプログラム(A8.net・もしもアフィリエイト・バリューコマース・楽天アフィリエイト等)に参加しています。リンク経由でお申し込み・ご購入いただくと当サイトに報酬が支払われる場合がありますが、掲載内容・順位に影響はありません。
まとめ
- レビューの更新: WhichSchoolAdvisor.comが2026年10月14日にAspen Heights British Schoolのレビューを更新し、ADEKの総合評価Good(2025年2月の検査)などを紹介しました。
- 評価は中身で読む: ADEKの評価は6段階。総合評価に加えて、安全管理Outstanding、ケアと支援Very Goodなどの項目別と、学年段階ごとの評価を確認しましょう。
- ADEKとBSOは別の制度: 同じ「Outstanding」でも、評価する機関と項目が違います。
- 支援と費用はセットで確認: EAL支援やOasisクラスなどの体制と、学年別の学費・別料金を出願前に確かめておくと安心です。
- 帰国後の準備も早めに: 小・中学校への編入は原則年齢相当学年。日本語の学びを続ける方法も計画に入れておきましょう。
出典・参考リンク
- WhichSchoolAdvisor.com: Aspen Heights British School Review(2026年10月14日更新)
- 学校公式: 学費(2026–27年度)(2026年10月18日確認)
- 学校公式: 沿革(2026年10月18日確認)
- 学校公式: FAQ(2026年10月18日確認)
- 学校公式: Sixth Form(2026年10月18日確認)
- 学校公式: 多言語教育(2026年10月18日確認)
- 学校公式: 検査・認定(2026年10月18日確認)
- IBO: 学校情報(2026年10月18日確認)
- ADEK: 私立校(2026年10月18日確認)
- ADEK: 学校検査の枠組み(2026年10月18日確認)
- ADEK: 学費方針(2026年10月18日確認)
- アブダビ日本人学校: 学校概要(2026年10月18日確認)
- 文部科学省: 帰国した児童生徒の就学手続(2026年10月18日確認)


コメント