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「杉並や中野のあたりで、英語で学べる中学生年代の学校の選択肢が増えるの?」と、気になっているご家庭もあるのではないでしょうか。アオバジャパン・インターナショナルスクール(A-JIS)を運営する株式会社アオバインターナショナルエデュケイショナルシステムズ(AIES)が、東京都杉並区に新しいキャンパスを開く計画を進めています。
新キャンパスは、A-JISと、同じくAIESが運営するムサシインターナショナルスクール・トウキョウ(MIST)の「中等教育課程」が集まる共同キャンパスとして計画されていて、開設は2027年8月の予定です。ただし、MISTの中等部・高等部をここへ移すかどうかは、まだ検討中とされています。親会社の株式会社Aoba-BBTが2026年10月5日にプレスリリースで発表し、その後Dellows Newsも報じました。
この記事では、発表資料で確認できた「いつ」「どの学年が」「どこに」移る計画なのかを整理し、今のうちに確認しておきたいことをお話ししますね。
ニュースの概要
発表したのは、東証スタンダード市場に上場している株式会社Aoba-BBTです。同社は2026年9月25日に適時開示「連結子会社におけるリースによる固定資産の賃貸借に関するお知らせ」を出し、10月5日にはPR TIMESでプレスリリース「アオバジャパン・インターナショナルスクール、東京都杉並区に新キャンパスを2027年度開設へ」を公表しました。キャンパスを開くのは、同社の連結子会社でインターナショナルスクール事業を運営するAIESです。
| 項目 | 発表された内容 |
|---|---|
| 名称 | アオバジャパン・インターナショナルスクール 杉並キャンパス(仮称) |
| 所在地 | 東京都杉並区(番地は発表資料に記載なし) |
| 利用する学校と学年 | A-JIS:Grade 6〜10(MYP)/MIST:中等部(Secondary)・高等部(Sixth Form)(移転は検討中) |
| 規模 | 延床面積約5,000平方メートル・地上4階建て・定員約500名(キャンパス全体) |
| 主な施設(計画) | 専科教室、屋内スポーツ施設、屋外の休憩・交流スペースなど |
| 開設時期 | 2027年8月(予定)。2027/2028学年度から |
AIESの取締役会は2026年9月25日に、新キャンパス用の建物を借りるための協定を結ぶことを決議しました。適時開示によると、賃借期間は2027年2月1日から2047年1月31日までの20年間(予定)で、プレスリリースでは2月1日から内装・設備工事に入る計画とされています。
場所について、発表資料に書かれているのは「東京都杉並区」までです。Dellows Newsは「東京メトロ丸ノ内線『中野富士見町』駅 徒歩約3分」と報じていますが、Aoba-BBTのプレスリリースと適時開示ではこの点を確認できませんでした。通学を具体的に考えるのは、学校からの正式な案内を待ってからが安心です。
ポイント:「共同キャンパス」といっても、2つの学校が1つに統合されるわけではありません。発表文では、A-JISとMISTはそれぞれのカリキュラムと学校のアイデンティティを保ちながら、施設の共有や生徒どうしの交流を検討するとしています。
背景と解説
A-JISの中等教育は、今はキャンパスが分かれている
A-JISは1976年に目黒区青葉台で開校したインターナショナルスクールです。IBO(国際バカロレア機構)の公式サイトでは、PYP・MYP・DPの3つのプログラムを実施するIBワールドスクールとして掲載されています。今のキャンパスは、目黒(目黒区青葉台)、光が丘(練馬区光が丘)、文京(文京区本駒込)の3か所と、オンラインのグローバルキャンパスです。
プレスリリースによると、A-JISの中等教育の学年は、今は次のように分かれています。
- Grade 6:PYP(初等教育プログラム)として光が丘キャンパスで実施
- Grade 7〜9:MYP(中等教育プログラム)として光が丘キャンパスで実施
- Grade 10:MYPとして文京キャンパスで実施
杉並キャンパスでは、このGrade 6〜10をまとめて「5年間のMYP」として一つのキャンパスで行う計画です。発表文は、これをIB本来の設計である5年間のMYPを一貫して提供する体制と説明しています。つまり、これまでPYPとして学んでいたGrade 6もMYPに組み込み、5年間を同じ校舎で切れ目なく学べるようにする、ということなんです。学校側は、カリキュラムの連続性、教員どうしの連携、指導・評価・生徒支援の一貫性を高めるねらいを挙げています。

今の配置と、2027年8月以降の計画を図1にまとめました。点線で示したMISTの移転は、まだ検討の段階です。
MISTはCambridgeの課程の学校
MISTは三鷹市下連雀に拠点を置く学校で、IBではなく、Cambridge(ケンブリッジ大学国際教育機構)の教育課程を、幼稚園から高等部(Sixth Form)まで英語で提供しています。発表文では、IGCSEやInternational A Levelといった国際的な認定試験に対応する学校と紹介されています。杉並キャンパスには、MISTの中等部と高等部を集める方向で検討が進められています。
同じ校舎でIBのMYPとCambridgeの課程が並ぶ形になるので、「どちらの学校に入るか」で学ぶ内容も、その先の進路の道筋も変わります。途中で行き来できるとは発表されていない点には注意しておきたいですね。
なぜ今、新キャンパスなのか
発表文は、国際教育へのニーズの高まりを背景に既存キャンパスの在籍者数が増え続けていて、収容能力を超える需要を取り込むために都内に新しいキャンパスを確保した、と説明しています。新キャンパスができると、光が丘キャンパスは幼稚部・初等部(PYP)の専用キャンパスになり、MISTの今のキャンパスでも初等部の学習環境を広げる予定です。中等教育の学年が移ることで、小さな子どもたちの学ぶスペースにも余裕が生まれる、という再編なんです。
なお、共同キャンパスの構想は2026年5月に両校の保護者へ共有されており、今回の決議で設計や移行計画を具体的に検討する段階に進んだと発表されています。
保護者への影響と今できる対応
影響がありそうなご家庭
- A-JISの光が丘キャンパス・文京キャンパスに通い、2027/2028学年度にGrade 6〜10になるお子さま(今の学年でいえばGrade 5〜9)がいるご家庭
- MISTの中等部・高等部に通っている、またはこれから進む予定のご家庭
- 杉並・中野の周辺で、英語で学ぶ中等教育の学校を探しているご家庭
- 2027年の夏ごろに帰国・来日して、東京でインターナショナルスクールを探す予定の駐在家庭
在校生のご家庭については、発表文に、キャンパス設計・教育プログラム・人員体制・生徒の移行計画・通学手段などの詳細は、確定しだい在校生保護者や関係者に順次知らせると書かれています。通学ルートや所要時間など気になる点は、早めに学校へ質問として伝えておくとよいでしょう。
出願の時期は?
A-JIS公式サイトの入学案内では、2027–2028年度の入学願書の受付を2026年10月26日に始め、第1回面接選考の対象となるには2026年12月18日までに出願を終えるよう案内しています。書類の確認後、1月に学校からご家庭へ連絡があり、合否は3月上旬に発表される流れです。通常の出願サイクル以外で出願した場合は、面接後およそ1週間で結果が知らされます。
ただし、これはA-JIS全体の年次選考の日程です。杉並キャンパスの募集に同じ日程や条件が当てはまるかは、発表資料には書かれていません。学年ごとの募集人数や学費も、まだ公表されていません。発表された「定員約500名」はキャンパス全体の規模で、A-JISとMISTの配分や、新しく何人を受け入れるかとは別のものです。

キャンパス開設までの予定と、出願の日程を図2に並べました。2つは別々に発表されたもので、セットで決まっているわけではない点に気をつけてくださいね。
注意:2027年8月の開設は「予定」、MISTの中等部・高等部の移転は「検討中」の段階です。プレスリリースにも、記載の計画・予定は発表時点の情報で、今後変わる可能性があると書かれています。説明会や願書の案内で、杉並キャンパスの扱いを必ず確認しましょう。
学年の数え方と、英語での学び
A-JISは、学年の年齢区分を9月1日を基準日として決めています。日本の学年は4月始まりなので、「Grade 6」が日本の何年生にあたるかは、誕生日によってずれることがあります。小学2年生以上の志願者は、修了した学年や今の学年、個別の状況もふまえて学校が学年を決めるとされているので、「うちの子はどの学年で入るの?」という点は出願前に確認しておきたいところです。
また、A-JISは全学年で授業言語が英語です。学校との連絡も英語で行われるため、保護者の少なくとも1人が英語で学校職員とやりとりできることが望まれる、と案内されています。
今できる確認リスト
- 開設時期:2027年8月は予定。正式な開設日と校舎の住所の発表を待つ
- 対象の学年:A-JISはGrade 6〜10(MYP)。Grade 11・12で学ぶ場所は、今回の発表資料には書かれていない
- 出願日程:A-JIS全体の2027–2028年度の受付は2026年10月26日から。杉並キャンパスにも当てはまるかを学校に確認
- 通学:最寄り駅や通学手段は、学校の正式な案内で確認
- 駐在家庭:学生ビザのサポートと寮はなし。年度途中に東京へ転居する家庭は年度途中の入学に出願でき、すでに定員に達している学年はウェイティングリストになる場合もある
日本国籍のお子さまの場合:文部科学省は、日本国籍を持つ学齢期の子どもを、学校教育法第1条に定める学校(いわゆる一条校)として認められていないインターナショナルスクールに通わせても、保護者の就学義務を果たしたことにはならないと説明しています。A-JISの学校教育法上の扱いは今回の資料では確認できなかったため、小学校・中学校の年齢にあたるお子さまは、学校やお住まいの自治体に確認しておきましょう。
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まとめ
- 何が決まった?:AIESが杉並区に新キャンパス用の建物を借りる協定を2026年9月25日に決議。開設は2027年8月の予定です
- 誰が使う?:A-JISのGrade 6〜10(5年間のMYP)と、MISTの中等部・高等部(移転を検討中)です
- 今のキャンパスは?:光が丘は幼稚部・初等部(PYP)の専用キャンパスに。MISTの今のキャンパスは初等部の環境を広げる予定です
- 出願は?:A-JIS全体の2027–2028年度の願書受付は2026年10月26日から。杉並キャンパスの募集条件・学費は未発表です
- 今できること:住所・通学手段・学年の扱いを、学校の正式な案内で確認しましょう
出典・参考リンク
- 株式会社Aoba-BBT(PR TIMES): アオバジャパン・インターナショナルスクール、東京都杉並区に新キャンパスを2027年度開設へ(2026年10月5日)
- 株式会社Aoba-BBT: 連結子会社におけるリースによる固定資産の賃貸借に関するお知らせ(2026年9月25日)
- Dellows News: AIES、杉並区に中等教育共同キャンパスを2027年8月開設へ(2026年10月18日確認)
- アオバジャパン・インターナショナルスクール公式: 出願・入学手続きについて(2026年10月18日確認)
- IBO公式: Aoba-Japan International School(2026年10月18日確認)
- 文部科学省: 学齢児童生徒をいわゆるインターナショナルスクールに通わせた場合の就学義務について(2026年10月18日確認)

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