ケンブリッジ国際AS & A Level、6月試験の成績発表を前倒し 2027年は7月28日

ケンブリッジ国際AS・A Level 6月シリーズの成績発表日 2026年8月11日と2027年7月28日の比較 IB最新ニュース

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お子さんがインターナショナルスクールや海外の学校でケンブリッジ国際AS & A Levelを学んでいるご家庭にとって、「成績がいつ出るのか」は大学進学の段取りを左右する大事な日付ですよね。合格の確定、入学手続き、ビザ、寮、航空券。どれも成績が出てからでないと動けないものが多く、毎年夏はやきもきするという声もよく聞きます。

その成績発表日が、2027年の6月試験シリーズから2027年7月28日に早まることになりました。Cambridge International Educationは、これまでより「ほぼ2週間早く」なると説明しています。この記事では、何が変わって何が変わらないのか、そしてA Level課程のご家庭がいま何を確認しておくとよいのかを、公式発表をもとに整理します。

ニュースの概要

発表したのは、Cambridge University Press & Assessmentの国際教育グループ(Cambridge International Education)です。公式サイトには2026年10月30日付で告知が掲載され、日本語のプレスリリースは2026年11月4日に共同通信PRワイヤーで配信されました。同じ日に上毛新聞電子版にも掲載されています。

項目 内容
発表主体 Cambridge International Education(Cambridge University Press & Assessmentの国際教育グループ)
公式告知の日付 2026年10月30日(日本語リリースは2026年11月4日)
対象 6月試験シリーズのケンブリッジ国際AS & A Level
新しい発表日 2027年7月28日(2027年6月シリーズから)
参考:直近の発表日 2026年6月シリーズは2026年8月11日
変わらないもの 6月シリーズのIGCSE・O Level、3月・11月シリーズ(AS & A Levelを含む)の発表日、成績発表後サービスの締切

前倒しの理由について、Cambridgeは学校・生徒・家庭・大学・入学審査の関係者との話し合いを踏まえたものだと説明しています。成績が早く届けば、大学の入学許可の確認、入学手続き、ビザ申請、渡航や住まいの手配に使える時間が増える、というのが狙いです。グループ・マネージング・ディレクターのロッド・スミス氏は、世界中の学校や生徒から「早くなれば実際に助かる」という声が寄せられていたと述べています。

ケンブリッジ国際AS・A Level 6月シリーズの成績発表日 2026年8月11日と2027年7月28日の比較
図1:6月シリーズの成績発表日の変化。Cambridge International Education 公式ニュース(2026年10月30日)と2026年6月シリーズの公式案内より作成

図1にまとめたとおり、2026年は8月11日だった発表が、2027年は7月下旬に移ります。なお、今回の公式発表には、2027年の変更前の具体的な発表日は記載されていません。「約2週間」はCambridge自身の説明で、2026年の実績日と比べるとちょうど14日早い位置にあたります。

背景と解説

そもそもAS & A Levelとは

ケンブリッジ国際AS & A Levelは、高校段階の生徒が科目ごとに取得する資格です。Cambridgeの説明では、A Levelは通常2年間の課程、AS Levelは通常1年間の課程で、ASの内容はA Levelのシラバスのおよそ半分にあたります。つまり、ASだけを資格として取ることもできますし、対象科目では所定の期限・条件の下でASの成績を持ち越し、A Levelを完成させる方法もある、ということです(全科目が対象ではなく、ASの言語科目の成績は持ち越せないなどの条件があるため、科目ごとに学校へ確認してください)。IBのディプロマのように全体をひとまとまりで取るのではなく、科目を選んで積み上げていく点が大きな違いです。

試験は通常6月・11月のシリーズがあり、インドとルーマニアでは3月シリーズも実施されます(受験できる科目・シリーズは学校に確認してください)。今回変わるのは6月シリーズのAS & A Levelだけです。Cambridgeによると、2026年6月シリーズでは122か国・3,492校の36万8,000人弱がAS & A Levelの結果を受け取り、受験の申し込みは前年より5%増えました。世界の2,500を超える大学で利用できる資格とされています。

日本の大学とA Level

日本の大学進学を考えているご家庭にとっても関係があります。文部科学省は2024年6月の制度改正で「国際Aレベル資格」を大学入学資格に加え、その授与機関の一つとしてCambridge Assessment International Educationを挙げています。ただし、これは「大学に入る資格がある」という意味で、科目数や成績などの出願条件は大学・学部ごとに違います。

Cambridgeの国別案内では、日本の大学は出願の審査で予測成績(Predicted Grades)を使うことが多く、発表が早まることで、入学前に確定した成績を提出しやすくなると説明されています。つまり、合否は予測成績で決まっていても、入学までに最終成績を出す必要がある場合に余裕が生まれる、ということなんです。

ポイント:Cambridgeは国によって影響の大きさが違うとしています。英国については、大学が入学許可を確認したり、条件を満たしているかを判断したりする時間が増えると説明しています。オーストラリアでは、同じ年の第2学期から大学に入れる可能性が出てくる例も挙げられています。

保護者への影響と今できる対応

影響を受けるのは、2027年6月以降の6月シリーズでAS・A Levelを受験するお子さんです。特に、2027年夏に海外の大学へ進む予定で、確定成績を受けてから入学許可の確定やビザ・寮の手続きに進む流れのご家庭は、スケジュールを組み直すきっかけになるのではないでしょうか。

一方で、3月や11月のシリーズで受けるお子さん、IGCSEやO Levelを受けるお子さんは、今回の変更の対象外です。まずは「うちの子が受けるのはどのシリーズか」を学校に確かめるところから始めると安心です。

2027年6月シリーズから変わること・変わらないこと・家庭で確認したいこと
図2:変わること・変わらないことの整理。Cambridge International Education 公式ニュース(2026年10月30日)と共同通信PRワイヤー掲載リリース(2026年11月4日)より作成

図2にまとめたチェック項目を、もう少し具体的に書き出しておきますね。

  • 受験シリーズの確認:2027年に受ける試験が6月シリーズかどうか。3月・11月シリーズなら発表日は変わりません
  • 志望大学の期限:最終成績の提出期限や、入学許可が確定する時期が、2027年7月28日とどう重なるか。各大学の募集要項で確認しましょう
  • ビザ・住まい・渡航:結果発表後に進める手続きの順番と所要期間。発表日が早まった分、どこまで前倒しできるか
  • 成績照会の段取り:成績照会(Enquiries about Results)や答案の閲覧は結果発表当日から受け付け、締切は従来どおりとされています
  • 学校からの案内:Cambridgeは2027年6月シリーズの前に学校向けの追加ガイダンスを出す予定です。学校からの連絡を見逃さないようにしましょう

注意:2027年6月シリーズの試験時間割(試験期間の開始日・終了日)は、2026年11月4日時点で、Cambridgeの公式サイトで公開されている時間割一覧ページでは確認できませんでした。試験日は地域(行政ゾーン)によって異なるため、具体的な日程は通っている学校の試験担当の先生に確認してください。また、英国の大学について、Cambridgeは「成績が入学条件に届かなかった場合は、確定までに時間がかかることがある」とも説明しています。発表が早まっても、条件付き合格の扱いは大学ごとに違う点は押さえておきたいですね。

日本の大学を受けるご家庭も、「予測成績で合格したあと、いつまでに最終成績を出せばよいか」を出願前に確認しておくと、合格後に慌てずに済みます。海外駐在中で帰国のタイミングと入学時期を合わせたいご家庭は、引っ越しの段取りも含めて、少し早めに予定を立てておくと心強いはずです。

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まとめ

  • 何が変わる: ケンブリッジ国際AS & A Levelの6月試験シリーズの成績発表が2027年から前倒しされ、2027年の発表日は7月28日です(2026年は8月11日)
  • 変わらないもの: 6月シリーズのIGCSE・O Level、3月・11月シリーズの発表日、成績発表後サービスの締切は従来どおりです
  • ねらい: 大学の入学許可の確認、入学手続き、ビザ、渡航・住まいの準備に使える時間を増やすためと説明されています
  • 日本の大学: 国際Aレベル資格は2024年6月から日本の大学入学資格に含まれます。出願条件や最終成績の提出期限は大学ごとに確認を
  • いまできること: 受験シリーズ、志望大学の期限、ビザ・住まいの段取り、学校からの追加ガイダンスを確認しておきましょう

出典・参考リンク

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