トビタテ!2027年度は高校生600人募集:応募条件・締切・準備時期を保護者向けに整理

トビタテ!高校生等対象 第12期のコース別支援予定人数 IB最新ニュース

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「子どもが留学したいと言い出したけれど、費用のことを考えると…」と迷っているご家庭も多いのではないでしょうか。そんなときに名前があがるのが、国の留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN」です。

その高校生向けプログラムで、2027年度(第12期)の募集が始まり、600人が募集されます。高校生新聞が報じ、Yahoo!ニュースにも配信されました。この記事では、文部科学省と日本学生支援機構(JASSO)の公式発表、第12期の募集要項で確認できた内容をもとに、応募の条件や締切、今から準備できることを整理しますね。

ニュースの概要

文部科学省とJASSOは2026年10月1日、「トビタテ!留学JAPAN 新・日本代表プログラム」の高校生等対象・第12期(2027年度)の募集要項を公開しました。あわせて、事業の第2ステージを2028年度まで1年延長することも発表されています。高校生新聞オンラインも2026年10月5日に、600人の募集と4つのコースについて報じました。

項目 内容(第12期・2027年度)
実施主体 文部科学省・独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)
募集人数 600人(4コースの支援予定人数の合計)
機構への申請締切 第一日程 2027年1月21日/第二日程 2027年4月21日
留学(活動)開始 2027年7月10日〜2028年3月31日
活動期間 14日以上1年以内
月額奨学金 留学先の地域により16万円または12万円(家計基準外は6万円)

コースは「STEAM探究」「スポーツ・芸術探究」「マイ好奇心探究」「社会課題探究」の4つです。人数がいちばん多いのはマイ好奇心探究コースの210人で、ほかのコースは120〜140人です。複数のコースを併願することはできません。コース別の人数を図1にまとめました。

トビタテ!高校生等対象 第12期のコース別支援予定人数
図1:トビタテ!高校生等対象 第12期のコース別支援予定人数(トビタテ!留学JAPAN公式ページ・第12期募集要項より作成)

背景と解説

「やりたいこと」を軸にした留学を支える制度

トビタテ!は、国と民間が協力して進めている留学支援の取り組みです。高校生等対象のプログラムでは、留学先で何を探究したいかという計画が大切にされています。つまり、「海外の学校に通う」こと自体よりも、「留学先で何を学び、どう活かすか」が問われる制度ということです。

公式FAQでは、応募に学業成績や語学力の要件はないと案内されています。ただし、語学の勉強だけを目的にした留学計画は対象外とされている点には注意が必要です。英語が得意でなくても応募はできますが、「語学+自分のテーマ」を組み立てる必要がある、と考えるとわかりやすいと思います。

ポイント:成績や語学力の基準はありません。その代わり、探究したいテーマと留学計画の中身が問われます。IB校で課題研究や探究学習に取り組んでいるお子さんにとっては、普段の学びを生かしやすい制度かもしれません。

奨学金でまかなえる範囲

月額奨学金は、留学先の国・地域によって16万円または12万円です。家計基準を超える場合は月額6万円になります。授業料にあたる費用はこの月額奨学金に含まれる扱いです。

このほかに、往復の渡航費やビザの取得、予防接種、研修への参加費などの一部にあてる留学準備金があります。アジア地域は15万円、その他の地域は25万円で、物価や為替の高騰に対する増額分を含めると、それぞれ21万円・35万円です。募集要項は、奨学金で留学費用の全額をまかなう制度ではないと説明しています。留学先によっては自己負担が出ることを前提に、計画を立てておきたいですね。

家計基準について

応募者は原則として、JASSOの第二種奨学金(予約採用)の家計基準を満たす必要があります。基準を超える家庭のお子さんも、支援予定人数全体の1割程度までは採用の対象になると募集要項に書かれています。この場合、月額奨学金は6万円です。

保護者への影響と今できる対応

対象となる学年は?

応募の日程は2つに分かれていて、対象の学年が違います。学年は2027年4月時点の「新学年」で数えるので、少しややこしいんです。

  • 第一日程: 新高校2・3年生と新高校1年生が対象。2026年11月現在でいうと、高校1・2年生と中学3年生です。
  • 第二日程: 新高校1年生のみが対象。いまの中学3年生が、高校入学後に応募する形です。

新高校1年生は、どちらか一方の日程にしか応募できません。第一日程で応募する場合は、入学予定の高校が応募を受け付けるかどうかを確認する必要があります。対象となる学校は、高等学校、中等教育学校の後期課程、特別支援学校の高等部、高等専門学校(第3学年まで)、専修学校の高等課程です。

このほか主な要件として、日本国籍を持っていること、または応募時までに日本への永住が許可されていること、2027年4月1日時点で30歳以下であることが募集要項に定められています。留学先の受け入れや在籍校の許可など、ほかにも確認すべき要件があるため、応募を考える段階で募集要項の該当ページを親子で一緒に読んでおくと安心です。

スケジュールと「校内締切」に注意

応募は個人では申し込めず、在籍している学校(または入学予定の学校)を通じて申請します。第一日程の申請開始は2026年12月上旬の予定で、機構への締切は2027年1月21日です。第二日程は2027年4月1日から4月21日までです。審査の流れは図2にまとめました。

第12期の応募から留学開始までの流れ
図2:第一日程・第二日程の申請から留学開始までの流れ(文部科学省・JASSO発表と第12期募集要項より作成)

注意:1月21日・4月21日は「学校から機構へ」の締切です。生徒が学校に書類を出す校内締切は学校ごとに決められ、これより早くなります。第一日程を考えるなら、年内に担任や国際教育の担当の先生へ相談しておくと安心です。

第一日程は、書面審査の結果が3月上旬に届く予定で、通過した人は3月20日〜30日のうち指定された日に面接を受けます。採否の通知は4月下旬の予定です。第二日程は応募者全員が書面と面接の総合審査を受け、面接は5月4日〜9日のうち指定日、採否の通知は5月下旬の予定です。面接の日時や会場は機構が指定し、原則として変更できないとされています。部活動の大会や学校行事と重なる可能性も、早めに家族で確認しておきたいところです。

ご家庭で今から準備できること

  • お子さんと「留学先で何を探究したいか」を話し合い、4コースのどれに合うかを考える
  • 在籍校(または進学予定校)がトビタテ!の応募を受け付けているか、校内締切はいつかを確認する
  • JASSO第二種奨学金の家計基準を確認し、月額奨学金の目安をつかむ
  • 留学先の候補と、奨学金・準備金でまかなえない費用の見通しを立てる
  • 公式サイトの募集要項・FAQのほか、「応募への準備お役立ち情報」ページにまとめられた説明会などの案内に目を通す

ポイント:応募申請の手引きは2026年12月頃、オンライン申請システムは12月上旬に公開される予定です。細かな手続きは、公開後の公式資料と学校からの案内で確認してくださいね。

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まとめ

  • 600人を募集: 2027年度(第12期)は4コース合計600人。コースの併願はできません。
  • 応募は学校経由: 個人では申し込めません。校内締切は機構への締切より早くなります。
  • 2つの日程: 第一日程は新高校1〜3年生(機構への締切は2027年1月21日)、第二日程は新高校1年生のみ(4月21日締切)です。
  • 成績・語学力の要件なし: ただし語学学習だけの計画は対象外で、探究テーマが問われます。
  • 支援額: 月額12万円または16万円(家計基準外は6万円)と留学準備金。全額をまかなう制度ではありません。

出典・参考リンク

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