横浜・霧が丘「霧の里」のインター校、2027年4月から新事業者に:保護者が確認したい点

霧の里3階の現在の利用校と2027年4月1日以降の事業予定者の比較 IB最新ニュース

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「横浜の霧が丘にあるインターナショナルスクール、来年からどうなるの?」と気になっているご家庭もあるのではないでしょうか。タウンニュース緑区版が2026年10月14日、霧が丘の複合施設「霧の里」3階のインター校について「新事業者が継続」と伝えました。

見出しだけを読むと、今の学校がそのまま続くようにも受け取れます。実際には、3階をインターナショナルスクールとして使うことは続くものの、運営する事業者は2027年4月から替わるというお話なんです。

この記事では、横浜市が公表している内容と報道の内容を分けて整理し、霧が丘のインター校を検討しているご家庭が今のうちに確認しておきたい点をお話ししますね。

ニュースの概要

横浜市は2026年9月29日、緑区霧が丘の複合施設「霧の里」3階部分の運営について、事業予定者に「レインボーインターナショナルスクール」(NPO法人レインボーインターナショナルサポート、レインボーシステムズ合同会社)を選定したと公表しました。担当は市の経済局ビジネスイノベーション部イノベーション推進課です。教育委員会による学校の認可のお話ではなく、市が持つ建物を誰に貸すかを決める公募の結果、という位置づけになります。

項目 内容
発表主体と日付 横浜市(2026年9月29日に選定結果を公表)
対象の建物 複合施設「霧の里」3階部分(横浜市緑区霧が丘3丁目23番)
事業予定者 レインボーインターナショナルスクール
提案の概要 インターナショナルスクールの運営(幼稚園〜中学生)と、多文化共生のための地域貢献・交流
賃貸開始 2027年4月1日(市の公募スケジュール)
貸付期間 10年間(定期建物賃貸借、契約の更新なし)
応募件数 3件(タウンニュースの報道)

タウンニュースによると、霧の里の3階は現在、インド系のインターナショナルスクール「インディア インターナショナル スクール イン ジャパン横浜校」として利用されていて、都内を拠点とする事業者が2009年から運営してきたそうです。公共の資産であることから、契約期間の終了を前に、今年5月から次の事業者を選ぶ公募が行われていたと報じられています。今と2027年4月以降の違いを図1にまとめました。

霧の里3階の現在の利用校と2027年4月1日以降の事業予定者の比較
図1:霧の里3階の現在と2027年4月以降(横浜市の公募ページ、タウンニュース緑区版2026年10月14日、各校公式サイトより作成)

新しい事業者について、同紙は「21年から十日市場町でインターナショナルスクールを運営」「インド人を中心にネパール人や日本人など多国籍の小学生約100人が通う」と伝えています。公募では、日本人に英語を、インド人に日本語を教えること、地域の高齢者との交流、インド人の避難訓練などを提案したとのことです。代表の話として、現在の十日市場町のスクールも活用しながら地域貢献や交流に力を入れていく、とも報じられています。

ここに注意:「継続」するのは、3階をインターナショナルスクールとして使うことです。現在の横浜校が2027年4月以降どうなるのか、新しい事業者が霧の里でいつから・どの学年を募集するのかは、2026年10月14日時点でそれぞれの学校公式サイトでは発表を確認できていません。

背景と解説

「霧の里」は旧小学校の校舎を活用した地域の拠点

横浜市の閉校一覧によると、霧の里は旧霧が丘第三小学校(一覧上の閉校時期は2006年4月)の校舎を改修した施設で、2008年4月1日に開所しました。同じ一覧には、インド系インターナショナルスクールが2009年4月3日に開校したことも載っています。1階と2階には霧が丘地域ケアプラザやコミュニティハウス、防犯防災活動センターが入り、地域防災拠点にも指定されています。

そのため市は今回の公募で、「地域貢献、地域の課題解決に資する機能・取組」「地域住民との交流、地域の行事への協力」「防災・減災に資する機能」の3点について具体的な提案を求めました。見出しにある「地域住民と交流も」は、この条件に応えた部分なんですね。

公募の条件とスケジュール

選定は「総合評価公募型プロポーザル方式」で行われました。つまり、建物をどう使うかという企画の中身と、賃料の提案額の両方を見て選ぶ方式ということです。市のページには、貸付床面積1,240.1㎡、最低貸付価格は月額584,087円(税抜)と書かれています。これは応募の下限の金額で、実際に契約する賃料ではありません。

契約は借地借家法第38条にもとづく定期建物賃貸借で、2027年4月1日から10年間、更新はありません。現時点は「事業予定者」が決まった段階で、協定・契約などの事務手続きは2027年3月31日までの期間に行うとされています。流れは図2のとおりです。

霧の里3階の公募発表から2027年4月1日の賃貸開始までのスケジュール
図2:公募から賃貸開始までの流れ(横浜市の公募ページ2026年9月29日更新、応募件数はタウンニュース緑区版より作成)

ここで押さえておきたいのは、市のスケジュールが示しているのは「建物を貸し始める日」だという点です。学校としての募集開始や授業開始の時期は、市のページには書かれていません。

2つの学校のカリキュラムとIBの関係

現在の横浜校は、学校公式サイトで、インドの中央中等教育委員会(CBSE)の課程に沿った学校で、Kindergarten(幼稚園)からGrade 11までを対象にしていると説明しています。CBSEというのは、つまりインドの中央中等教育委員会の略称で、同校はその委員会の課程に沿うと説明している、ということです。文部科学省IB教育推進コンソーシアムの認定校一覧では、India International School in Japan は東京都の学校として、DP(ディプロマ・プログラム)のみに印が付いています。横浜校としての掲載は確認できませんでした。

レインボーインターナショナルスクールは、公式サイトに2019年創立とあり、2026〜27年度のパンフレットではCBSE方式に沿ったインドのシラバスを採用すると説明しています。同じ認定校・候補校の一覧に、同校の名前は確認できませんでした(2026年10月14日時点)。「インター校ならIBが学べる」と思われがちですが、学校ごとに教育課程は違うんです。

なお、創立年は公式サイトが2019年、十日市場町での運営開始は報道で21年と、表現が分かれています。児童数も公式サイトは「50+」、報道は約100人です。最新の数字は学校に確認するのが確実ですね。

保護者への影響と今できる対応

現在の横浜校に通っている・検討しているご家庭

いちばん気になるのは「今の学校は来年4月からどこで学ぶの?」という点ではないでしょうか。2026年10月14日時点で、学校公式サイトでは2027年4月以降の場所や運営についての発表を確認できませんでした。移転や閉校と決めつけず、学校に直接たずねてみてください。

新しい事業者のスクールを検討するご家庭

市が公表した提案は「幼稚園〜中学生」ですが、報道で伝えられている現在の在籍は小学生です。霧の里で最初からどの学年を受け入れるのか、募集はいつ始まるのか、学費はいくらか、十日市場町の校舎とどう使い分けるのかは、学校からの発表を待つ必要があります。

日本国籍のお子さまは就学義務の扱いも確認を

文部科学省は、インターナショナルスクールには学校教育法第1条の学校(一条校)として認められたもののほか、各種学校や無認可のものもあると説明しています。一条校とは、つまり日本の法律上の小学校や中学校などのことです。同省の就学事務Q&Aでは、日本国籍のお子さんを一条校でないインターナショナルスクールに通わせても、法律上の就学義務を果たしたことにはならないとされています。

また、一条校でないインターナショナルスクールの小学部を終えたあとに、中学校から一条校への入学を希望しても認められないこととなる、とも書かれています。一方で同じページは、やむを得ない事情でお子さんが実際に未就学とならないよう、市町村の教育委員会に留意を求めています。今回の2校がどの区分にあたるかは確認できていませんので、学校とお住まいの市区町村の教育委員会の両方に相談しておくと安心です。

ポイント:決まっているのは「2027年4月1日から、新しい事業者が霧の里3階を借りる予定」ということまでです。募集・学年・学費など、ご家庭の判断に直結する情報はこれから出てくる段階ですので、あわてて決めなくても大丈夫ですよ。

確認しておきたい項目を図3にまとめました。

霧が丘のインター校を検討する家庭が確認したい5項目のチェックリスト
図3:検討中のご家庭の確認リスト(横浜市の公募ページ、文部科学省「就学事務Q&A 11」、各校公式サイトをもとに作成)
  • 現在の横浜校に、2027年4月以降の場所と運営の予定を問い合わせる
  • 新しい事業者に、霧の里での募集時期・対象学年・学費をたずねる
  • 学校が説明するCBSE課程の内容を確認し、IBの提供・認定状況は対象校舎とプログラムを指定して学校に問い合わせる
  • 就学義務の扱いを、お住まいの市区町村の教育委員会に相談する
  • 日本の中学・高校へ進む可能性があるなら、進学や編入の扱いを早めに確認する

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まとめ

  • 事業者が替わる: 横浜市は2026年9月29日、霧の里3階の事業予定者にレインボーインターナショナルスクールを選定したと公表しました
  • 開始は2027年4月1日: 市の賃貸開始日で、貸付期間は10年間(更新なし)です。学校としての募集や授業開始の時期は公表されていません
  • 「継続」の意味: 続くのはインターナショナルスクールとしての利用です。現在の横浜校の2027年4月以降については、学校公式の発表を確認できていません
  • カリキュラム: 2校ともインドのCBSEに沿った課程と説明されていて、IBとは別の教育課程です
  • 就学義務: 日本国籍のお子さんは、一条校かどうかで扱いが変わります。教育委員会に相談しておきましょう

出典・参考リンク

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