「子どもに質の高い国際教育を受けさせたい」「でも、どうせなら伝統のある学校で安心して学ばせたい」そんなお気持ちの保護者の方は多いのではないでしょうか。そのお気持ち、とてもよく分かります。国際教育に興味はあるけれど、新設校やインターナショナルスクールだと実績面で少し不安を感じる…という声をよく耳にします。
そんな方にぜひ知っていただきたいのが、同志社国際学院初等部です。140年以上の歴史を持つ同志社のグループ校として、その確かな教育基盤の上に国際バカロレア(IB)のPYPプログラムを導入した、まさに「伝統」と「革新」が融合した学校です。
京都府木津川市の緑豊かなキャンパスで、バイリンガル教育とIBの探究型学習を組み合わせた独自の教育を展開しています。しかも、同志社という一大教育グループの一員であるため、小学校から大学まで見据えた一貫教育の恩恵を受けられるのも大きな魅力です。この記事では、同志社国際学院初等部のIB教育について、保護者の方が知りたい情報を全てお伝えしていきますね。
同志社国際学院初等部の学校概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 正式名称 | 同志社国際学院初等部(Doshisha International Academy Elementary School) |
| 所在地 | 京都府木津川市木津川台7丁目31-1 |
| 設立 | 2011年 |
| 設置者 | 学校法人同志社 |
| IBプログラム | PYP(プライマリー・イヤーズ・プログラム) |
| 学校種別 | 私立小学校(一条校) |
| 共学・別学 | 男女共学 |
| 教育言語 | 英語・日本語(バイリンガル教育) |
| 系列校 | 同志社大学、同志社女子大学、同志社中学校・高等学校、同志社国際中学校・高等学校 他 |
同志社国際学院初等部は、2011年に開校した同志社グループの中で最も新しい学校の一つです。新島襄が1875年に創立した同志社の「良心教育」の伝統を受け継ぎながら、21世紀にふさわしい国際教育を実践しています。
「同志社」という名前を聞くと、多くの方が安心感を覚えるのではないでしょうか。140年以上の教育実績を持つ同志社ブランドと、世界最高水準のIB教育が組み合わさった学校というのは、実は日本でもかなり珍しい存在なんです。
同志社の教育理念とIBの融合
新島襄の「良心教育」
同志社の教育理念の根幹にあるのは、創立者新島襄の「良心教育」です。新島襄は「良心を手腕に運用する人物の養成」を教育の目的として掲げました。簡単に言うと、「正しい心を持ち、それを実際の行動に移せる人を育てる」ということです。
この「良心教育」の理念は、IBが掲げる「学習者像(Learner Profile)」と驚くほど共通しています。IBでは「思いやりのある人」「信念をもつ人」「心を開く人」といった人間性の成長を重視しますが、これはまさに新島襄が目指した人間教育と同じ方向を向いているんです。
キリスト教精神に基づく教育
同志社はキリスト教主義の学校です。「キリスト教の学校って、信仰を強制されるの?」と心配される方もいらっしゃいますが、そのようなことはありません。キリスト教の精神に基づく「他者への思いやり」「命の大切さ」「感謝の心」を教育の基盤としているということであり、特定の信仰を強制するものではありません。
礼拝の時間があったり、聖書の教えに触れる機会があったりしますが、これらは人格形成の一環として位置づけられています。異なる宗教や文化を持つご家庭のお子さまも安心して通えます。むしろ、IBが重視する「国際的な視野」と「多様性の尊重」は、キリスト教の博愛精神とも深く通じ合っているんです。
伝統とIBの相乗効果
同志社国際学院初等部が他のIB校と一線を画すのは、140年以上の教育の伝統の中にIBプログラムを自然に融合させている点です。IBの理論的フレームワークに、同志社の「良心教育」が具体的な人間性の深みを与えている、とでも言えばよいでしょうか。
お子さまは、世界基準の探究型教育を受けながら、日本の伝統的な価値観や道徳観もしっかりと身につけることができます。「国際人になりつつも、日本人としてのアイデンティティも大切にしてほしい」という保護者の方の願いに応えてくれる学校です。
PYPプログラムの特徴
6つの教科横断的テーマ
PYPでは、教科の枠を超えた6つの大きなテーマを中心に学びが組み立てられます。同志社国際学院初等部では、これらのテーマを同志社の教育理念と結びつけた独自のカリキュラムを展開しています。
- 私たちは誰なのか:自分と他者を理解し、良心ある行動とは何かを考えます
- 私たちはどのような時代と場所にいるのか:京都の歴史・文化を軸に、時間と空間について探究します
- 私たちはどのように自分を表現するか:芸術や言語を通じて、自分の思いや考えを伝えます
- 世界はどのような仕組みになっているのか:自然科学の探究を通じて、世界の不思議に迫ります
- 私たちは自分たちをどう組織しているのか:社会のしくみや人間のつながりについて学びます
- この地球を共有するということ:環境や共生について、行動する市民としての意識を育てます
京都という文化的に豊かな土地にあることで、「私たちはどのような時代と場所にいるのか」というテーマの学習が特に充実しています。寺社仏閣の見学、伝統工芸の体験、地域の歴史探究など、京都ならではの学びの機会が豊富に用意されているんです。これは東京のIB校にはない、同志社国際学院初等部ならではの大きな強みですよね。
探究型学習の実践
PYPの探究型学習では、お子さまが自ら問いを立て、調べ、考え、行動するプロセスを重視します。先生は「教える人」というよりも「学びのファシリテーター(導く人)」としての役割を果たします。
「先生が教えてくれないなんて不安…」と思われるかもしれませんが、そうではないんです。先生は適切な問いかけや学習のヒントを提供しながら、お子さまが自分で答えにたどり着くようにサポートしてくれます。この方法で学んだことは、単に暗記したことよりもずっと深く定着し、応用力も身につくんです。
PYP Exhibition(PYP成果発表会)
PYPの最終学年(小学6年生)では、「PYP Exhibition」と呼ばれる集大成の探究プロジェクトに取り組みます。お子さまが自分でテーマを選び、数ヶ月かけて探究し、その成果を発表するという大きなプロジェクトです。
これは、小学校6年間の学びの集大成であると同時に、中学校以降の学習への橋渡しとなる重要な経験です。自分でテーマを決め、計画を立て、調査し、プレゼンテーションを行うという一連のプロセスは、大人でも簡単ではないことですが、6年間のPYP教育を通じて培われた力があれば、お子さまは見事にやり遂げることができます。
バイリンガル教育の実践
英語と日本語の使用バランス
同志社国際学院初等部では、英語と日本語の両方を使った真のバイリンガル教育を実践しています。授業の一部は英語で、一部は日本語で行われ、両言語をバランスよく使いこなす力を育てます。
具体的には、英語での授業と日本語での授業がカリキュラムの中で適切に配分されています。PYPの探究型学習は主に英語で進められることが多く、日本語の授業(国語)や一部の教科は日本語で行われます。
英語教育の特徴
英語ネイティブの教員が多数在籍しており、お子さまは日常的に本格的な英語に触れることができます。「教科書で学ぶ英語」ではなく、「生活の中で使う英語」が自然に身につく環境です。
「入学時に英語がまったくできなくても大丈夫?」というご質問はよくいただきます。同志社国際学院初等部では、英語の習得段階に応じたサポート体制が整っています。英語初心者のお子さまには個別のサポートが提供され、段階的に英語力を伸ばしていけるようになっています。
また、帰国子女や外国籍のお子さまも在籍しているため、クラスの中に自然と英語を使う環境が生まれます。「英語を勉強する」というよりも、「英語で友達と話す」「英語で遊ぶ」という日常の中で、お子さまの英語力が伸びていくイメージです。
日本語教育の充実
バイリンガル教育で心配されるのが「日本語の発達は大丈夫?」という点ですよね。同志社国際学院初等部は一条校ですので、日本の学習指導要領に準拠した国語教育がしっかりと行われます。
日本語での読解力、作文力、漢字の習得など、日本語の基礎力は確実に育成されます。英語と日本語の両方で深く考え、表現できる「真のバイリンガル」を目指す教育が実践されているんです。
入学方法・選考について
募集要項の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 募集学年 | 小学1年生(4月入学)、編入学は若干名 |
| 出願時期 | 前年秋頃(詳細は学校HP参照) |
| 選考内容 | お子さまの行動観察・面接、保護者面談 |
| 募集人数 | 約60名(国際クラス・総合クラス合計) |
国際クラスと総合クラス
同志社国際学院初等部には、「国際クラス」と「総合クラス」の2つのクラスタイプがあります。
- 国際クラス:英語を主な授業言語とするクラス。帰国子女や外国籍のお子さま、英語力の高いお子さまが多く在籍
- 総合クラス:日本語を主な授業言語としつつ、英語教育も充実したクラス。英語初心者のお子さまでも安心してスタートできる
どちらのクラスもIB PYPのカリキュラムに基づいた教育が行われますが、使用言語の比率や英語のレベルに違いがあります。お子さまの現在の英語力やご家庭の教育方針に合わせて選択できるのは、とてもありがたい仕組みですよね。
選考で重視されること
入学選考では、学力テストのような筆記試験よりも、お子さまの行動観察と面接が重視されます。具体的には、以下のような点が見られます。
- 集団の中での行動(友達との関わり方、ルールの理解)
- 好奇心や学ぶことへの意欲
- 指示を理解し行動できるか
- 年齢相応のコミュニケーション能力
保護者面談では、同志社の教育理念やIB教育への理解と共感が確認されます。「IBについて完璧に知っていなければダメ」ということはありませんが、学校の教育方針をある程度理解したうえで志望していることが伝わると良いでしょう。
学校説明会やオープンスクールに参加して、学校の雰囲気を直接感じておくことが、面接でも自信を持ってお話しできるポイントになりますよ。
学費・費用について
学費は保護者の方にとって非常に重要な判断材料ですよね。同志社国際学院初等部は私立小学校ですので、それなりの費用がかかります。正直にお話ししますね。
学費の目安
| 費用項目 | 年間概算 |
|---|---|
| 入学金 | 約300,000円(入学時のみ) |
| 授業料 | 約800,000円〜900,000円 |
| 施設費 | 約150,000円 |
| 教育充実費 | 約100,000円 |
| その他(教材費・校外学習費等) | 約100,000円〜150,000円 |
上記はあくまで目安です。正確な金額は年度によって変更される場合がありますので、必ず学校の公式情報でご確認ください。
「正直、高い…」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。でも、ネイティブ教員によるバイリンガル教育、IBプログラム、少人数制の指導、充実した施設・設備、そして同志社グループの一貫教育のメリットを総合的に考えると、「これだけの教育環境でこの費用」は、むしろ適正な水準と言えるかもしれません。
奨学金・学費サポート
同志社グループでは各種奨学金制度が設けられています。また、京都府や自治体の私学助成制度の対象となる場合もあります。経済的なご不安がある方は、学校の事務局にご相談されることをお勧めします。6年間の小学校生活は長いですから、無理のない計画を立てることが大切です。
進路:同志社一貫教育の魅力
同志社国際学院初等部の最大の魅力の一つが、同志社グループの一貫教育の恩恵を受けられることです。ここは他のIB校にはない、同志社ならではの強みです。
中学校への進学
同志社国際学院初等部の卒業生は、同志社国際学院初等部・国際部(中学校段階)への内部進学のほか、同志社グループ内の中学校への進学が可能です。
- 同志社国際中学校・高等学校:帰国子女教育のパイオニアとして知られる国際色豊かな学校
- 同志社中学校・高等学校:京都の名門として高い教育水準を誇る伝統校
- 同志社香里中学校・高等学校:大阪にある同志社系列校
IB PYPで培った力を活かして、MYPやDP認定校で学びを継続するという選択もあります。同志社国際中学校・高等学校はIBの候補校として注目されており、将来的にIBプログラムの継続が実現する可能性もあります。
大学進学への道
同志社グループの大きな魅力は、小学校から大学までの一貫教育体系にあります。同志社中学校・高等学校を経て同志社大学に進学するという道筋は、多くの保護者にとって安心材料になるのではないでしょうか。
もちろん、同志社大学以外の大学への進学も可能です。IB教育で培った探究力、英語力、批判的思考力は、国内外の大学入試で高く評価されます。近年は日本の大学でもIBスコアを活用した入試が増えており、IB教育を受けたお子さまの進路の選択肢はますます広がっています。
将来の可能性
PYPで身につけた力は、大学受験だけでなく、社会に出てからも大いに役立ちます。自分で問いを立て、調べ、考え、行動する力。異なる文化背景を持つ人々と協力する力。英語と日本語でコミュニケーションができる力。これらは、グローバル化が進む現代社会で、確実に求められる力です。
「小学校の選択が、将来にどれだけ影響するのかしら?」と疑問に感じるかもしれません。でも、学びの基盤を作る小学校時代に、質の高い探究型教育を受けることの価値は計り知れません。同志社国際学院初等部は、お子さまの将来の可能性を最大限に広げる基盤を提供してくれる学校です。
キャンパスと施設
木津川市のキャンパス
同志社国際学院初等部のキャンパスは、京都府木津川市に位置しています。京都市内からは少し離れていますが、その分、広々とした緑豊かな環境が広がっています。
校舎は明るく開放的な設計で、探究型学習に適した多目的スペースやライブラリー、理科実験室、美術室などが充実しています。お子さまが安全にのびのびと学べる環境が整っているのは、小学校選びにおいて重要なポイントですよね。
アクセス
- 最寄り駅:JR学研都市線「木津駅」または近鉄京都線「高の原駅」
- スクールバス:京都駅方面、高の原駅方面、奈良方面などからスクールバスが運行
- 車でのアクセス:京奈和自動車道「木津IC」近く
スクールバスが複数ルートで運行されているため、京都市内、奈良市内、大阪方面からの通学も可能です。ただし、小学生のお子さまの場合、通学時間は短いに越したことはありません。お子さまの体力や生活リズムを考慮して、無理のない通学ルートを検討してくださいね。
よくある質問(FAQ)
Q. 同志社大学までエスカレーター式に進学できますか?
同志社グループの一貫教育の中で、条件を満たせば内部推薦で進学できる道があります。ただし、自動的に全員が進学できるわけではなく、学業成績や出席状況などの基準があります。詳細は学校にお問い合わせください。一貫教育のメリットを最大限に活かしながらも、お子さまの意思と適性に合った進路を選ぶことが大切です。
Q. 英語がまったくできない子どもでも入学できますか?
はい、総合クラスであれば英語初心者のお子さまでも入学が可能です。段階的に英語力を伸ばしていけるカリキュラムが組まれており、入学後のサポート体制も整っています。国際クラスの場合はある程度の英語力が必要ですが、総合クラスなら安心してスタートできます。
Q. キリスト教の信仰がなくても入学できますか?
はい、問題ありません。同志社はキリスト教主義の学校ですが、特定の信仰を入学条件としていません。キリスト教の精神に基づく人格教育を行っていますが、他の宗教を信仰するご家庭のお子さまも多数在籍しています。多様性を尊重する姿勢は、IB教育の理念とも一致しています。
Q. 公立小学校と比べて学習の進度は早いですか?
学習の「進度」というよりも「深度」が異なると考えていただくのが正確です。PYPは知識の量よりも、理解の深さや思考力の育成を重視します。日本の学習指導要領の内容はしっかりカバーしつつ、それをさらに深く探究するスタイルです。
Q. 帰国子女の受け入れはありますか?
はい、帰国子女の受け入れも行っています。国際クラスは帰国子女のお子さまにとって特に馴染みやすい環境です。海外で身につけた英語力や国際感覚を維持・発展させながら、日本の教育も受けられるという点で、帰国子女のご家庭にとっても魅力的な選択肢です。
Q. 途中で他の学校に転校することは可能ですか?
一条校ですので、公立小学校や他の私立小学校への転校は可能です。日本の学習指導要領に準拠した教育を行っているため、転校先での学習の接続も比較的スムーズです。
Q. 学校行事や課外活動はありますか?
はい、運動会、文化祭、遠足、宿泊行事など、様々な学校行事が用意されています。また、課外活動やクラブ活動も行われています。IB教育では「バランスのとれた人」の育成を目指していますので、学業だけでなく、様々な活動を通じた全人教育が実践されています。
まとめ:同志社の伝統とIBの革新で、お子さまの未来を切り拓く
同志社国際学院初等部の魅力を改めてまとめさせていただきます。
- 同志社140年の伝統と信頼:「良心教育」の確かな教育基盤の上にIB教育が展開されています
- IB PYP認定校:世界基準の探究型学習で、お子さまの好奇心と思考力を育てます
- 真のバイリンガル教育:英語と日本語の両方で深く考え表現する力が身につきます
- 国際クラスと総合クラスの選択肢:お子さまの英語力に合わせた最適な学びの場が選べます
- 同志社一貫教育のメリット:小学校から大学まで見据えた教育の道筋があります
- 京都の豊かな文化環境:歴史と文化に触れながら、国際的な視野を育てます
- 充実した施設と環境:緑豊かなキャンパスで、のびのびと学べます
「伝統のある学校で、世界に通用する教育を受けさせたい」という保護者の方にとって、同志社国際学院初等部はまさに理想的な選択肢と言えるのではないでしょうか。同志社の「良心教育」とIBの探究型学習が織りなす教育は、お子さまの知性と人間性の両方を豊かに育ててくれます。
まずは学校説明会やオープンスクールに足を運んで、この素晴らしい学校の雰囲気を直接感じてみてください。京都の緑豊かなキャンパスで、お子さまが目を輝かせる瞬間に出会えるかもしれません。
学校の最新情報、説明会日程、入学に関するお問い合わせは、同志社国際学院初等部の公式ウェブサイトをご確認ください。お子さまの未来への第一歩を、同志社国際学院初等部で踏み出してみませんか?

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