東京IB PYP認定校完全ガイド2026年版:Beyondia・CTIS・Malvern College Tokyo・町田こばと幼稚園・学芸大附属大泉小など6校を徹底比較

「東京でIB PYPが受けられる学校って、インターナショナルスクールだけだと思っていたけど、日本の幼稚園や国立小学校にもあるの?」——そんな驚きの声を、最近とてもよくいただきます。

実は東京都内には、IB PYP(初等教育プログラム)の認定を受けた学校が多様な形で存在しているんです。英語・日本語バイリンガルのインターナショナルスクール、英国名門校の東京分校、日本の幼稚園、そして国立大学附属小学校まで。お子さまの年齢やご家庭の教育方針によって、選べる幅がこんなに広いことをご存知でしたか?

この記事では、東京都内のIB PYP認定校・候補校のうち、特に注目すべき6校を厳選してご紹介します。それぞれの学校の教育の特色、費用、入学方法、そして「うちの子に合うのはどこ?」というお母さまの疑問にしっかりお答えしていきますね。

  1. 東京のIB PYP教育の今——なぜこんなに選択肢が増えたのか
  2. 1. Beyondia International School 目黒(旧SOMOS)——バイリンガル教育と国私立小受験を両立
    1. 学校概要
    2. 教育の特色——「探究力」と「受験力」は矛盾しない
    3. こんなご家庭におすすめ
  3. 2. Beyondia International School 池袋——都心ターミナル駅直結の利便性
    1. 学校概要
    2. 費用の目安
    3. 費用面について正直にお話しすると
  4. 3. Capital Tokyo International School(CTIS)——2022年開校の最先端IB認定校
    1. 学校概要
    2. CTISならではの3つの強み
    3. こんなご家庭におすすめ
  5. 4. Malvern College Tokyo——英国名門校の教育が東京で受けられる
    1. 学校概要
    2. 英国カリキュラム×IB PYP——2つの「世界基準」を同時に
    3. キャンパス環境——都心では得られないゆとり
    4. こんなご家庭におすすめ
  6. 5. 町田こばと幼稚園——日本の幼稚園でIB PYPを体験できる稀有な存在
    1. 学校概要
    2. 日本の幼稚園教育とIB PYPの美しい融合
    3. 費用面の大きなメリット
    4. こんなご家庭におすすめ
  7. 6. 東京学芸大学附属大泉小学校——国立小学校で受けるIB PYP教育
    1. 学校概要
    2. 国立附属校×IB PYP——この組み合わせが生む強み
    3. 入学について——正直にお話しします
    4. こんなご家庭におすすめ
  8. 6校徹底比較表——タイプ別に一目でわかる
    1. 費用で比較すると
  9. タイプ別おすすめガイド——お子さまに合う学校はここ!
    1. タイプ1:英語力とIB教育の両方をしっかり身につけたい
    2. タイプ2:英語力もIBも欲しいけど、日本の小学校受験も捨てたくない
    3. タイプ3:英国式の伝統教育×IBのグローバル教育に惹かれる
    4. タイプ4:IB教育に興味はあるが、費用を抑えたい。日本語環境が安心
    5. タイプ5:共働きで通園のしやすさが最優先
  10. 保護者のよくある質問Q&A
    1. Q1. IB PYP「認定校」と「候補校」は何が違いますか?
    2. Q2. 日本語のIB PYP校と英語のIB PYP校、教育の質に差はありますか?
    3. Q3. IB PYPのプリスクール・幼稚園を卒園した後、普通の日本の小学校に馴染めますか?
    4. Q4. 学芸大附属大泉小に入るには、どんな準備が必要ですか?
    5. Q5. 費用が高い学校と低い学校で、教育の「質」に差はあるのでしょうか?
    6. Q6. Malvern College Tokyoの「英国ナショナルカリキュラム+IB PYP」とは、具体的にどんな教育ですか?
    7. Q7. 幼児期にIB PYPを経験して、その後IB非認定校に進んだ場合、PYPの学びは無駄になりませんか?
  11. まとめ——東京のIB PYP教育は、想像以上に選択肢が豊富

東京のIB PYP教育の今——なぜこんなに選択肢が増えたのか

まず、IB PYPとはどんなプログラムなのか、簡単におさらいしておきましょう。

IB PYP(Primary Years Programme)は、国際バカロレア機構が提供する3歳から12歳を対象とした教育プログラムです。「探究」を学びの中心に据え、子どもたちが自ら問いを立て、調べ、考え、表現する力を育てます。世界110カ国以上で実践されている、まさにグローバルスタンダードの初等教育です。

東京都内のIB PYP認定校は、ここ数年で急速に増えています。その背景には、2020年の教育改革で「主体的・対話的で深い学び」が重視されるようになったこと、グローバル人材育成への社会的ニーズの高まり、そして何より「詰め込み型ではなく、子どもの好奇心を大切にした教育を受けさせたい」というご家庭の声が増えていることがあります。

特に注目したいのは、インターナショナルスクールだけでなく、日本の幼稚園や国立小学校にもIB PYP認定校が広がっているという事実です。「英語が得意でないとIB教育は無理」「費用が高すぎて手が届かない」——そんなイメージは、もう過去のものかもしれません。

それでは、6校それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

1. Beyondia International School 目黒(旧SOMOS)——バイリンガル教育と国私立小受験を両立

学校概要

項目 詳細
正式名称 Beyondia International School Meguro(旧SOMOS International School)
所在地 東京都目黒区
最寄駅 JR山手線・東急目黒線・東京メトロ南北線 目黒駅
対象年齢 1歳〜6歳
IB認定状況 PYP認定校
使用言語 英語・日本語バイリンガル
特色 IB PYP+国私立小受験対応

「IB教育を受けさせたいけど、小学校受験も視野に入れたい…」——そんなお母さまの本音に、真正面から応えてくれるのがBeyondia International School 目黒です。

この学校の最大の特徴は、IB PYPの探究型教育と国私立小学校受験対応を両立させているという、非常にユニークなポジショニングです。正直なところ、IB教育と日本のお受験対策は方向性が異なると思われがちですよね。でもBeyondia目黒は、その両方を欲張りに実現しているんです。

旧名称のSOMOS International Schoolから名称変更し、現在はBeyondiaブランドとして運営されています。目黒区という国際色豊かなエリアに位置し、山手線目黒駅からアクセスしやすい立地です。渋谷区・品川区・港区からも通いやすく、共働きのご家庭にも便利な場所にあります。

教育の特色——「探究力」と「受験力」は矛盾しない

Beyondia目黒のカリキュラムは、午前中をIB PYPの探究型学習にあて、午後に日本語での学習時間を設けるバイリンガル構成です。英語と日本語の両方で思考力を鍛えることができます。

「でも、そんなに詰め込んで子どもは大丈夫?」と心配されるかもしれませんね。ここが面白いところなんですが、IB PYPで培われる「自分で考える力」「なぜ?を追究する姿勢」「筋道を立てて説明する力」は、実は国私立小学校の入試で求められる力と深い部分で共通しているんです。

つまり、PYPの探究学習そのものが、結果的に受験に必要な思考力・表現力の土台を作っている。単なるペーパー対策とは違う、本質的な「考える力」が身につくわけです。

こんなご家庭におすすめ

  • IB教育に興味があるが、国私立小学校受験の選択肢も残したい
  • 英語と日本語のバイリンガル環境で育てたい
  • 目黒・品川・渋谷・港区エリアにお住まいまたはお勤めの方
  • 幼児期から「考える力」をしっかり伸ばしたい

2. Beyondia International School 池袋——都心ターミナル駅直結の利便性

学校概要

項目 詳細
正式名称 Beyondia International School Ikebukuro
所在地 東京都豊島区(池袋エリア)
最寄駅 JR各線・東京メトロ・西武池袋線・東武東上線 池袋駅
対象年齢 1歳〜6歳
IB認定状況 PYP候補校
使用言語 英語中心

費用の目安

費用項目 金額
入園料 165,000円
施設費(年額) 37,950円
教材費(年額) 55,000円
保育料(4ヶ月/5日コース) 592,000円
年間保育料概算(5日コース) 約1,776,000円

Beyondia International School 池袋は、現在PYP候補校として認定に向けた準備を進めている段階です。候補校の段階ではありますが、IBの教育理念に基づいたカリキュラム構築がすでに進んでいます。

「候補校って、認定校とどう違うの?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。PYP候補校とは、IBの正式認定に向けて審査プロセスの途中にある学校のことです。カリキュラムやスタッフ研修、施設整備など、IB機構の基準に沿った準備を着実に進めている段階ですので、教育の質への意識は非常に高いといえます。

何よりも魅力的なのは、池袋駅という巨大ターミナル駅からのアクセスの良さです。JR各線、東京メトロ有楽町線・丸ノ内線・副都心線、西武池袋線、東武東上線——これだけの路線が集まる駅ですから、埼玉方面、練馬・板橋方面、新宿・渋谷方面と、どの方向からでも通いやすいんです。

お子さまの送迎を考えると、通勤経路上にある園というのは本当にありがたいですよね。朝のバタバタした時間に遠回りしなくて済むのは、働くお母さま・お父さまにとって大きなポイントです。

費用面について正直にお話しすると

保育料は5日コースで4ヶ月あたり592,000円。年間に換算すると約178万円です。入園料165,000円、施設費37,950円、教材費55,000円を加えると、初年度は合計で約204万円程度になります。

インターナショナルスクール系のプリスクールとしては平均的な水準ですが、正直「安い」とは言えない金額ですよね。ただ、IB PYPの教育の質と、都心ターミナル駅の利便性を考えると、投資価値の高い選択肢であることは間違いありません。

3日コースなど通園日数を調整できるプランもありますので、費用面が気になる方は園に直接ご相談されることをおすすめします。

3. Capital Tokyo International School(CTIS)——2022年開校の最先端IB認定校

学校概要

項目 詳細
正式名称 Capital Tokyo International School(CTIS)
所在地 東京都港区
開校年 2022年
対象年齢 幼児〜中学生
IB認定状況 PYP認定・MYP認定
使用言語 英語
特色 PYP+MYPの一貫IB教育、港区の最新施設

「新しい学校って、実績がないから不安…」——そう思われる気持ち、よくわかります。でも、Capital Tokyo International School(CTIS)は、2022年に開校したからこその強みをたくさん持っている学校なんです。

まず注目すべきは、PYPとMYPの両方の認定を取得している点です。これは、幼児期から中学校段階まで、IB教育を一貫して受けられることを意味します。PYPで培った探究心をMYPでさらに発展させる——途中で教育方針が変わる心配がないのは、長期的な視点で見たときに大きな安心材料です。

港区という一等地に位置し、最新の教育施設を備えています。2022年開校ですから、施設が新しく、現代の教育ニーズに合わせた設計がなされています。ICT環境、探究学習スペース、図書館など、学びをサポートする環境が充実しています。

CTISならではの3つの強み

1. PYP→MYPの一貫教育パス

幼児期にPYPで始めたIB教育を、そのまま同じ学校でMYPまで継続できます。転校の必要がなく、お子さまも保護者の方も安心です。IB PYPで育てた「探究する人」としての姿勢を、MYPの段階でより高度な学びへとつなげていきます。

2. 新設校ならではの柔軟性

伝統校にはない身軽さがあります。最新の教育研究や技術を積極的に取り入れ、保護者の声にも柔軟に対応できる体制が整っています。「こういう取り組みはできませんか?」という提案も、比較的受け入れてもらいやすい環境です。

3. 港区という国際教育の中心地

港区は大使館が集中し、外国人居住者も多いエリア。日常生活の中で自然に多文化に触れる環境があります。学校の外にも「国際体験」の機会が豊富にあるのは、お子さまの国際感覚を育てる上で見逃せないメリットです。

こんなご家庭におすすめ

  • 幼児期から中学校までIBの一貫教育を受けさせたい
  • 新しく最新設備の整った学校で学ばせたい
  • 港区・中央区・千代田区エリアにお住まいの方
  • 将来的にIB DPでの海外大学進学も視野に入れている

4. Malvern College Tokyo——英国名門校の教育が東京で受けられる

学校概要

項目 詳細
正式名称 Malvern College Tokyo
所在地 東京都小平市
本校 Malvern College(英国ウスターシャー州、1865年創立)
対象年齢 Prep: 5歳〜11歳(PYP対象)
IB認定状況 PYP認定
カリキュラム 英国ナショナルカリキュラム+IB PYP
使用言語 英語
特色 英国伝統教育とIBの融合、広大なキャンパス

「英国式の教育にも興味があるんだけど、IBも捨てがたい…」——そんな欲張りな願いを叶えてくれるのが、Malvern College Tokyoです。

Malvern Collegeは、1865年に英国ウスターシャー州に創立された名門校です。160年以上の歴史を持つ英国のパブリックスクールが、その教育を東京で展開しているんです。C.S.ルイス(「ナルニア国物語」の著者)の出身校としても知られる、由緒ある学校です。

東京キャンパスは小平市に位置しています。「都心じゃないの?」と思われるかもしれませんが、ここにもちゃんとした理由があります。小平市は西武線沿線の閑静な文教地区で、広大なキャンパスを確保できるのが最大のメリット。緑豊かな環境の中で、英国のボーディングスクールを彷彿とさせるゆとりある教育空間が実現しています。

英国カリキュラム×IB PYP——2つの「世界基準」を同時に

Malvern College TokyoのPrep(5歳〜11歳)では、英国ナショナルカリキュラムとIB PYPを融合させたカリキュラムを採用しています。これは世界的に見ても非常にユニークなアプローチです。

英国ナショナルカリキュラムは、基礎学力の体系的な習得に定評があります。一方、IB PYPは探究型学習と教科横断的な思考力に強みがあります。この2つを組み合わせることで、「しっかりとした基礎力」と「自ら考え探究する力」の両方を育てているのです。

英国式の教育では「ハウスシステム」(寮制度に由来する組分け)や「パストラルケア」(一人ひとりの生徒への包括的なケア)といった伝統的なしくみも取り入れられており、学力だけでなく人間性の成長にも力を入れています。

キャンパス環境——都心では得られないゆとり

小平市のキャンパスには、都心のインターナショナルスクールでは考えられないような広さがあります。運動場、体育施設、図書館、理科実験室——お子さまが伸び伸びと活動できる環境が整っています。

「子どもにはたくさん走り回って、自然の中で遊んでほしい」というお母さまにとって、小平市のゆったりとした環境は大きな魅力ではないでしょうか。中央線国分寺駅や西武線沿線からのアクセスが便利で、スクールバスの運行もあります。

こんなご家庭におすすめ

  • 英国式の伝統的な教育に関心がある
  • IB PYPの探究型学習にも魅力を感じている
  • 広い敷地でのびのびとした環境で学ばせたい
  • 将来的に英国や海外の学校への進学も視野に入れている
  • 西武線・中央線沿線にお住まいの方

5. 町田こばと幼稚園——日本の幼稚園でIB PYPを体験できる稀有な存在

学校概要

項目 詳細
正式名称 町田こばと幼稚園
所在地 東京都町田市
最寄駅 小田急線 町田駅(新宿から急行約30分)
対象年齢 3歳〜6歳(年少〜年長)
IB認定状況 PYP認定
使用言語 日本語中心
施設種別 私立幼稚園(学校法人)
特色 日本の幼稚園としてPYP認定を受けた珍しい園

「IB教育に興味はあるんだけど、インターナショナルスクールは学費が高いし、英語力も心配だし…」——そんなお母さまにぜひ知っていただきたいのが、町田こばと幼稚園です。

この幼稚園の何がすごいかというと、日本の私立幼稚園でありながらIB PYP認定を取得しているという点なんです。全国的に見ても非常に珍しい例で、「IBは英語のインターナショナルスクールのもの」という固定観念を覆す存在といえます。

日本語で安心して通えるのに、世界基準のIB PYPの教育理念が取り入れられている。しかも、インターナショナルスクールと比べると費用もかなり抑えられる。お母さまにとって、こんなにありがたい選択肢はなかなかないですよね。

日本の幼稚園教育とIB PYPの美しい融合

町田こばと幼稚園では、日本の幼稚園教育要領に基づく保育と、IB PYPの教育フレームワークを巧みに融合させています。

例えば、園庭で落ち葉を集めた子どもたちの「なんで葉っぱの色が変わるの?」という疑問。先生はすぐに答えを教えるのではなく、「どうやったら調べられるかな?」と問いかけます。図鑑を開く子、虫眼鏡で観察する子、絵を描いて比べる子——それぞれのやり方で探究を進めていく。これが、IB PYPの「探究型学習」の実践です。

こうした学びは、七夕の短冊づくり、お芋掘り、節分の豆まきといった日本の季節行事ともうまく組み合わされています。日本の文化に触れながら、世界レベルの探究力を育てる——町田こばと幼稚園ならではの教育がここにあります。

費用面の大きなメリット

私立幼稚園ですので、幼児教育・保育の無償化制度の対象となります。月額25,700円の補助が受けられるため、実質的な保護者負担は大幅に軽減されます。

インターナショナルスクール系のIB PYP園が年間150万〜250万円かかることを考えると、日本の幼稚園の学費水準でIB教育を受けられるのは、非常に大きなアドバンテージです。

「教育にはお金をかけたいけど、限度がある」という現実的なお母さまにとって、町田こばと幼稚園はまさに理想的な選択肢といえるのではないでしょうか。

こんなご家庭におすすめ

  • 日本語環境でIBの教育理念を体験させたい
  • インターナショナルスクールの費用は難しいが、IB教育には興味がある
  • 町田市・相模原市・多摩地域にお住まいの方
  • 卒園後は日本の小学校に進学予定
  • 日本の文化・行事を大切にしながら、探究力を育てたい

6. 東京学芸大学附属大泉小学校——国立小学校で受けるIB PYP教育

学校概要

項目 詳細
正式名称 東京学芸大学附属大泉小学校
所在地 東京都練馬区
設置者 国立大学法人 東京学芸大学
対象年齢 6歳〜12歳(小学校1年〜6年)
IB認定状況 PYP認定
使用言語 日本語
特色 国立大学附属小学校としてPYP認定を取得

「国立の小学校でIB PYP?そんな学校があるんですか!?」——はい、あるんです。しかも練馬区に。

東京学芸大学附属大泉小学校は、国立大学附属小学校としてIB PYP認定を受けているという、全国的にも極めてまれな存在です。国立大学附属校の教育研究機能と、IBの国際的な教育フレームワークが組み合わさった、日本のIB教育の最前線ともいえる学校です。

東京学芸大学は日本を代表する教育系大学であり、その附属校は教育研究の実践の場として位置づけられています。つまり、この学校でのIB PYP実践は、単に一つの学校の取り組みにとどまらず、日本全体のIB教育の発展に寄与する研究的な意味も持っているのです。

国立附属校×IB PYP——この組み合わせが生む強み

1. 教育研究に裏打ちされたカリキュラム

大学の教育研究者と連携しながらカリキュラムを構築しているため、理論的にも実践的にも質の高いIB PYP教育が実現しています。「なんとなくIBをやっている」のではなく、教育学の知見に基づいた探究学習が展開されているのです。

2. 費用面の圧倒的な優位性

国立大学附属校ですので、学費は非常に低く抑えられています。インターナショナルスクールの年間200万円前後と比較すると、その差は歴然です。「最高品質のIB教育を、公教育に近い費用で受けられる」——これ以上のコストパフォーマンスがあるでしょうか。

3. 日本語でのIB PYP実践

授業は日本語で行われますので、お子さまの日本語力に不安を感じる必要がありません。日本語環境の中で、IB PYPの「探究する人」「考える人」「コミュニケーションができる人」といったIB学習者像を育てていきます。

入学について——正直にお話しします

非常に魅力的な学校ですが、入学のハードルは決して低くありません。国立大学附属校ですので、入学選考(いわゆる「お受験」)を通過する必要があります。選考では抽選が含まれることもあり、競争率も高くなっています。

通学区域の制限もあり、練馬区を中心とした指定地域にお住まいの方が対象となります。「学芸大附属大泉に通わせたいから引っ越す」というご家庭もいらっしゃるほどの人気校です。

選考を通過できるかどうかはご縁の部分もありますが、IB PYPの教育を国立校で受けられるチャンスですので、通学圏内にお住まいの方はぜひチャレンジされてみてはいかがでしょうか。

こんなご家庭におすすめ

  • 費用を抑えつつ、最高水準のIB PYP教育を受けさせたい
  • 日本語環境でIBの探究学習に取り組ませたい
  • 練馬区・西東京市・武蔵野市エリアにお住まいの方
  • 教育研究に裏打ちされた確かなカリキュラムを求める方
  • 小学校6年間を通じたIB PYP一貫教育に関心がある方

6校徹底比較表——タイプ別に一目でわかる

ここまでご紹介した6校を、主要な比較ポイントで一覧にまとめました。お子さまに合った学校を見つける参考にしてください。

学校名 エリア 対象年齢 言語 IB状況 費用レベル 最大の特徴
Beyondia 目黒 目黒区 1〜6歳 英語・日本語 PYP認定 高め バイリンガル+小受験対応
Beyondia 池袋 豊島区 1〜6歳 英語中心 PYP候補校 高め 池袋駅の抜群のアクセス
CTIS 港区 幼児〜中学 英語 PYP+MYP認定 高い PYP→MYP一貫IB教育
Malvern College Tokyo 小平市 5〜11歳 英語 PYP認定 高い 英国名門校+IB PYPの融合
町田こばと幼稚園 町田市 3〜6歳 日本語中心 PYP認定 低め 日本の幼稚園でIB PYP
学芸大附属大泉小 練馬区 6〜12歳 日本語 PYP認定 非常に低い 国立附属校でIB PYP

費用で比較すると

費用レベル 学校名 年間費用の目安
非常に低い 学芸大附属大泉小 国立校の学費水準
低め 町田こばと幼稚園 私立幼稚園の学費水準(無償化制度対象)
高め Beyondia 目黒・池袋 約200万円前後
高い CTIS・Malvern College Tokyo 約200〜300万円

タイプ別おすすめガイド——お子さまに合う学校はここ!

「結局、うちの子にはどこが合うの?」という一番気になるポイントを、タイプ別に整理しました。

タイプ1:英語力とIB教育の両方をしっかり身につけたい

おすすめ → CTIS(Capital Tokyo International School)

英語環境でIB PYPを学び、そのままMYPへ進学できる一貫校。将来のIB DP取得や海外大学進学まで見据えた長期的な教育プランが描けます。港区の立地も国際的な環境として理想的です。

タイプ2:英語力もIBも欲しいけど、日本の小学校受験も捨てたくない

おすすめ → Beyondia International School 目黒

バイリンガル環境でIB PYPの探究力を育てながら、国私立小学校受験にも対応。「どちらかを選ばなきゃいけない」というジレンマを解消してくれる、非常にユニークな選択肢です。

タイプ3:英国式の伝統教育×IBのグローバル教育に惹かれる

おすすめ → Malvern College Tokyo

160年以上の歴史を持つ英国名門校の教育理念と、IB PYPの探究型学習の融合。小平市の広大なキャンパスで、のびのびとした環境で学べます。将来的に英国への留学も視野に入れやすい環境です。

タイプ4:IB教育に興味はあるが、費用を抑えたい。日本語環境が安心

おすすめ → 町田こばと幼稚園(幼児)or 学芸大附属大泉小(小学生)

日本語環境でIB PYPの本質を体験できる2校。町田こばと幼稚園は幼稚園の無償化制度が使え、学芸大附属大泉小は国立校の費用水準。「IBは高い」というイメージを覆す、経済的にも魅力的な選択肢です。

タイプ5:共働きで通園のしやすさが最優先

おすすめ → Beyondia International School 池袋

池袋駅という巨大ターミナルからのアクセスは、忙しい共働きのご家庭にとって最大の武器。通勤途中の送迎が可能で、朝夕の負担を最小限に抑えられます。現在はPYP候補校ですが、正式認定を目指して着実に準備が進んでいます。

保護者のよくある質問Q&A

Q1. IB PYP「認定校」と「候補校」は何が違いますか?

A. 「認定校」はIB機構の厳格な審査をすべて通過し、正式にIBワールドスクールとして認められた学校です。「候補校」は認定に向けた審査プロセスの途中段階にある学校で、IBの教育理念に沿ったカリキュラムの構築やスタッフ研修を進めている最中です。候補校でもIBの教育方針に基づいた質の高い教育が実施されていますが、正式認定までには通常1〜3年かかります。今回ご紹介した中ではBeyondia池袋がPYP候補校、他の5校はPYP認定校です。

Q2. 日本語のIB PYP校と英語のIB PYP校、教育の質に差はありますか?

A. IB PYPの教育フレームワーク自体は共通ですので、「探究する力」「考える力」「表現する力」といったIBの本質的な部分に大きな差はありません。ただし、使用言語が異なることで、お子さまが身につける言語能力には当然違いが出ます。「英語力を伸ばしたい」のか「日本語環境で探究型学習を体験したい」のか、ご家庭の優先順位に合わせてお選びください。

Q3. IB PYPのプリスクール・幼稚園を卒園した後、普通の日本の小学校に馴染めますか?

A. 町田こばと幼稚園のように日本語中心の園であれば、日本の小学校への移行は非常にスムーズです。英語環境の園の場合でも、日本語力がしっかり育っていれば大きな問題はありません。むしろ、IB PYPで培った「自分で考える力」「探究する姿勢」は、小学校でも高く評価される傾向にあります。ただし、英語環境のみで過ごした場合は日本語の読み書きにサポートが必要なケースもありますので、園と相談しながら準備されることをおすすめします。

Q4. 学芸大附属大泉小に入るには、どんな準備が必要ですか?

A. 国立大学附属校ですので、入学選考があります。選考内容は行動観察や知能検査、面接などが中心で、ペーパーテストの「正解」よりも、お子さまの思考プロセスや社会性が見られます。通学区域の制限もありますので、まず指定地域内にお住まいであることが前提条件です。準備としては、日常の遊びや生活の中で「自分で考える」「お友だちと協力する」経験を積むことが大切です。IB PYPの教育方針を掲げる学校ですから、詰め込み型の受験対策よりも、お子さまの探究心を大切にした育て方が結果的に良い準備になるはずです。

Q5. 費用が高い学校と低い学校で、教育の「質」に差はあるのでしょうか?

A. 費用の高さ=教育の質の高さ、とは一概に言えません。インターナショナルスクール系の学校は、外国人教員の人件費や英語教材の費用、少人数制の維持などにコストがかかるため学費が高くなります。一方、町田こばと幼稚園や学芸大附属大泉小は、公的な支援を受けているため費用が抑えられています。IB PYP認定を受けている以上、どの学校もIB機構の品質基準を満たしていることは確かです。大切なのは、費用の大小ではなく、お子さまとご家庭の価値観に合った教育環境を選ぶことです。

Q6. Malvern College Tokyoの「英国ナショナルカリキュラム+IB PYP」とは、具体的にどんな教育ですか?

A. 英国ナショナルカリキュラムは、英語(リテラシー)・数学・理科などの教科を体系的に学ぶカリキュラムです。IB PYPは、教科横断的なテーマに基づく探究学習です。Malvern College Tokyoでは、英国式の確かな基礎学力の習得と、IB PYPの探究的なアプローチを組み合わせることで、「知識」と「思考力」の両方を育てるカリキュラムを構築しています。いわば「型をしっかり身につけた上で、自由に考える」という教育です。

Q7. 幼児期にIB PYPを経験して、その後IB非認定校に進んだ場合、PYPの学びは無駄になりませんか?

A. 決して無駄にはなりません。IB PYPで身につく「探究心」「主体性」「他者を尊重する姿勢」は、IB校でなくても、どんな教育環境でも活きる普遍的な力です。むしろ、幼児期にこうした学びの姿勢の土台ができていると、その後どのような学校に進んでも、自ら学ぶ力を発揮できるお子さまに育ちます。

まとめ——東京のIB PYP教育は、想像以上に選択肢が豊富

この記事でご紹介した6校は、東京都内のIB PYP教育の多様性を象徴しています。

  • Beyondia目黒:バイリンガル+国私立小受験対応という唯一無二のポジション
  • Beyondia池袋:池袋駅直結の利便性と、PYP認定に向けた成長途上の期待感
  • CTIS:PYP→MYPの一貫IB教育を港区の最新施設で
  • Malvern College Tokyo:英国160年の伝統×IB PYPの革新性
  • 町田こばと幼稚園:日本の幼稚園でIB PYPを体験できる経済的な選択肢
  • 学芸大附属大泉小:国立校ならではの質の高さと圧倒的なコストパフォーマンス

「IB PYPはインターナショナルスクールだけのもの」という時代は終わりました。英語環境のIS、英国式カリキュラムとの融合、日本語の幼稚園、国立大学附属小学校——これほど多様な選択肢がある東京は、お子さまのIB教育のスタートに最適な都市だといえます。

最終的に一番大切なのは、お子さまが「楽しい!もっと知りたい!」と目を輝かせる環境を見つけることです。気になる学校があれば、ぜひ説明会や見学会に足を運んでみてください。お子さまの反応を見れば、「ここだ!」という直感がきっと働くはずです。

お子さまの未来への素敵な一歩を、東京のIB PYP認定校で踏み出してみませんか。この記事が、その大切な選択の参考になれば嬉しいです。

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