※本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます。
「IBで学んだ力を生かして、イギリスの大学に進ませたい」。そう考えるお母さまは多いのではないでしょうか。イギリスの大学はIBのディプロマを入学資格として広く受け入れていて、多くの大学がIBの点数の目安を公式に示しています。
この記事では、UCAS(イギリスの大学出願の窓口)と各大学、イギリス政府、日本の奨学金団体の公式情報で確認できたことだけをもとに、2027年入学に向けた出願の流れ、IBの点数の目安、費用、奨学金をまとめますね。確認日はいずれも2026年9月24日です。金額はイギリスの通貨(ポンド)のまま書いています。円での金額は為替で変わるので、そのときのレートで計算してみてください。
はじめに:この記事でわかること
- UCASでの出願の仕組みと、2027年入学の締切
- 新しくなったパーソナルステートメント(志望理由書)の形式
- 主な大学が示すIBの点数の目安
- 授業料・ビザの費用と、日本の給付型奨学金
仕組み:UCASでまとめて出願する
イギリスの大学の学部には、UCASというしくみを通して出願します。1回の出願で選べるのは最大5つで、2027年サイクルの出願料は34.50ポンドです(UCAS:2027年サイクルの出願料)。
2027年入学の締切
| 締切(英国時間18:00) | 対象 |
|---|---|
| 2026年10月15日 | Oxford・Cambridge、医学・歯学・獣医学の多くのコース |
| 2027年1月13日 | そのほかの多くの学部コース(Equal consideration date) |
出典:UCAS:10月15日締切、UCAS:そのほかのコースの締切(2026年9月24日確認)
1月13日は「Equal consideration date」といって、この日までに届いた出願を大学が同じように考慮する、という日です。それ以降も、空きがあれば出願を検討するコースはありますが、検討してもらえるとは限らないので、この日までに出すのが安心ですね。締切は英国時間の18時なので、日本時間では翌日の未明になります。うっかり1日遅れにならないよう気をつけてください。
医学・歯学・獣医学は「多くのコース」が10月15日締切とされているので、すべてではありません。志望するコースの締切は、UCASのコース検索と大学のページで確かめてくださいね。

パーソナルステートメントは「3つの質問」形式に
志望理由書にあたるパーソナルステートメントは、2026年入学から形式が変わりました。2027年入学もこの形式で、次の3つの質問に答えます(UCAS:2026年入学以降のパーソナルステートメント)。
- なぜこのコース・科目を学びたいのか
- これまでの資格や学習が、このコースへの準備にどう役立ったか
- 学校の授業以外でどんな準備をしてきたか、それがなぜ役立つのか
全体で4,000文字(スペースを含む)まで、それぞれの答えは350文字以上が必要です。文字数は3つに自由に分けられます。UCASは、2つ目の質問では学習やプロジェクト、3つ目の質問では学校の外での経験や活動を書くと説明しています。これはUCASが挙げている例ではなく私たちの考えですが、IBのEE(課題論文)やCASの活動は、自分の準備を具体的に語る材料になりそうですね。
IB枠:イギリスの大学はIBをどう見るか
イギリスの大学には、日本のような「IB入試」という別枠はありません。ふつうの出願の中で、IBのディプロマの成績を使って審査されます。多くの大学が、IBの総合点とHL(上級レベル)の科目の点数を組み合わせた条件を示しています。
審査のあと、条件付きの合格(コンディショナル・オファー)が出ることがあります。たとえば「総合38点以上、HLで6・6・6」のように、最終試験の結果で条件を満たせば入学が決まる、という形ですね。
スコア:主な大学のIBの目安
各大学が公式ページで示している、大学全体のIBの目安は次のとおりです。実際の条件はコースごとに違うので、ここでは「だいたいの水準」として見てくださいね。
| 大学 | 公式ページで確認できたIBの目安 |
|---|---|
| University of Cambridge | 最低のオファー水準は41〜42点、HL 7・7・6。カレッジやコースによってはさらに高い条件も |
| University of Oxford | コースにより38・39・40点(コアの点を含む)。HLで6や7が求められる |
| Imperial College London | 総合38〜42点、関連するHL科目で6〜7 |
| LSE | コースにより37〜39点(HL 6・6・6の37点から、HL 7・6・6の39点まで) |
| UCL | 換算表の例:40点・HL合計20点〜34点・HL合計16点。各HL科目は原則5以上 |
| King’s College London | 換算表の例:40点またはHL合計21点〜35点またはHL合計17点 |
| University of Edinburgh | 学位プログラムごとに総合点とHL3科目の成績で示す方式 |
出典:Cambridge、Oxford、Imperial、LSE、UCL、King’s College London、Edinburghの公式ページ(2026年9月24日確認)
つまり、Cambridgeを目指すなら最低でも41〜42点、OxfordやImperialでは38点以上がひとつの目安になっている、ということなんですね。UCLやKing’sの換算表のように、コースによって30点台半ばから示している大学もあります。そして、総合点だけでなくHLの3科目の点数が大事です。志望するコースで必須の科目(たとえば数学や理科)は、HLで取っておく必要があることも多いので、DPの科目選びの段階から志望コースのページを見ておきましょう。

海外大学:費用の全体像
留学生の授業料
授業料の区分(fee status)は、国籍だけでなく住んでいた期間や在留資格などから大学が判定します。日本で育ったお子さまの場合は、「留学生(overseas)」の授業料になるかどうかを志望大学の案内で確認してくださいね。コースと年度によって大きく違いますが、公式ページで確認できた例は次のとおりです(いずれも年額)。
| 大学・コース | 年度 | 留学生の授業料(年額) |
|---|---|---|
| Oxford 英語英文学(English Language and Literature) | 2027/28 | 46,210ポンド |
| Imperial 化学(Chemistry BSc) | 2026/27の目安 | 45,500ポンド |
| Cambridge グループ4のコース(Engineeringなど) | 2026/27 | 44,214ポンド |
| UCL 法学(Law LLB) | 2026/27 | 35,400ポンド |
| Cambridge グループ1のコース(Englishなど) | 2026/27 | 29,052ポンド |
出典:Oxford:Course fees for 2027 entry、Imperial:Chemistry BSc、Cambridge:International fees and costs、UCL:Law LLB(2026年9月24日確認)
Oxfordは2027/28年度の留学生の授業料を39,620〜66,580ポンドと案内していますが、医学の臨床課程はこの範囲より高いと注記されています。Cambridgeは、授業料とは別にカレッジの費用(College fee)が毎年かかります。Imperialの2027年入学の留学生の授業料はまだ決まっていない(Not set)とされています。ここに住まいや生活の費用が加わるので、年間の総額はかなり大きくなりますね。

学生ビザの費用
イギリス政府の案内では、学生ビザ(Student visa)の申請料は、イギリスの外から申請する場合558ポンドです。さらに、医療付加料(Immigration Health Surcharge)が学生は年776ポンドで、ビザの期間に合わせて申請のときにまとめて払います(GOV.UK:Student visa、GOV.UK:医療付加料)。
対策:日本の給付型奨学金を調べておく
費用の面で心強いのが、返さなくてよい給付型の奨学金です。代表的なものを紹介しますね。
- JASSO「海外留学支援制度(学部学位取得型)」:海外の大学で学士の学位を目指す人が対象。イギリス向けの月額は、募集要項にある2026年度の実績で352,000円です。2027年度の募集は、2027年4月〜2028年3月に留学を始める人が対象です。エントリーの締切は2026年9月24日13時、書類の提出期限は2026年10月1日13時です(JASSO:2027年度募集案内)。つまり、2027年秋に入学する人の募集は、入学の約1年前の2026年夏〜秋に行われているということなんです。2028年以降の入学を考えている方は、入学の前の年に出る募集要項(2027年度分は2026年7月16日に公開)を見逃さないようにしてくださいね。
- 柳井正財団 海外奨学金プログラム:2027年秋入学に向けた予約型の対象校に、Oxford、Cambridge、Imperial、LSE、UCL、King’s、Edinburghが入っています。イギリスは原則3年間で、支給の上限は年70,000ポンドです。その内訳は、大学に払う費用と保険料が合わせて59,000ポンドまで、学習・研究・生活の支援金が11,000ポンドと案内されています。日本国籍、対象高校からの推薦、世帯所得の基準などの条件があります(柳井正財団:応募要項)。
- 重田教育財団 海外留学奨学金:海外の大学・大学院への留学を対象にした給付型の奨学金です。2026年度の募集はすでに終わっています(重田教育財団:海外留学奨学金)。

スケジュール:DPとUCASの時期を重ねてみる
UCASの締切は、DPで学んでいる途中にやってきます。4月始まりの日本の学校なら、高校3年生の秋が出願の時期ですね。パーソナルステートメントやEE、TOKのエッセイの準備が重なる時期なので、早めに書き始めるのがおすすめです。特にOxford・Cambridge・医学系を目指す場合は、2026年10月15日の締切に間に合うよう、夏のうちに志望コースと書く内容を決めておくと安心ですね。
お母さまが気になるリアルな疑問
Q. IBで何点あればイギリスの大学に行けますか?
大学とコースによって違います。公式の目安では、Cambridgeは41〜42点、Oxfordは38〜40点、Imperialは38〜42点、LSEは37〜39点などです。UCLやKing’sは換算表で、コースの条件に応じた点数を示しています。
Q. 出願はいくつまでできますか?
UCASで選べるのは最大5つです。2027年サイクルの出願料は34.50ポンドです。
Q. 費用はどのくらいかかりますか?
留学生の授業料は、確認できた例で年29,052〜46,210ポンドでした(コース・年度による)。これに生活費やビザの費用(申請料558ポンド、医療付加料年776ポンド)がかかります。給付型の奨学金も調べておきましょう。
Q. 日本の高校のIBでも出願できますか?
各大学はIBのディプロマを入学資格として受け入れています。ただ、英語力の証明の方法など、出身校や履修した科目によって条件が変わる場合があるので、志望コースのページで確認してくださいね。
【PR】お子さまの学びをサポートするサービス
U-GAKU(国内・海外留学)
国内留学・海外留学の相談ができる留学サービスです。無料のオンライン個別相談を申し込めます。
オンライン家庭教師 e-Live
小中高生を対象としたオンライン家庭教師サービスです。新規の無料体験を申し込めます。
当サイトはアフィリエイトプログラム(A8.net・もしもアフィリエイト・バリューコマース・楽天アフィリエイト等)に参加しています。リンク経由でお申し込み・ご購入いただくと当サイトに報酬が支払われる場合がありますが、掲載内容・順位に影響はありません。
まとめ:早めの科目選びと締切の確認がカギ
- 出願はUCASで最大5つまで。2027年入学の締切は、Oxford・Cambridge・医学系の多くが2026年10月15日、そのほかの多くが2027年1月13日(英国時間18時)
- パーソナルステートメントは3つの質問に答える形式(全体4,000文字)
- IBの目安は大学・コースによって違い、総合点とHLの点数の両方が大事
- 留学生の授業料は年約3万〜4万6千ポンドの例。ビザの費用も必要
- JASSOや柳井正財団などの給付型奨学金は、募集の時期を早めに確認
イギリスの大学は、IBで積み上げた学びがそのまま評価される進学先です。志望コースのページを親子で一緒に見て、必要な科目と点数を確かめるところから始めてみてくださいね。
出典・参考リンク
- UCAS:2027年入学 10月15日締切
- UCAS:2027年入学 そのほかのコースの締切
- UCAS:2027年サイクルの出願料
- UCAS:2026年入学以降のパーソナルステートメント
- University of Cambridge:Accepted qualifications
- University of Cambridge:International fees and costs
- University of Oxford:International qualifications
- University of Oxford:Course fees for 2027 entry
- Imperial College London:Accepted qualifications
- Imperial College London:Chemistry BSc
- LSE:Entry requirements
- UCL:Entry requirements
- UCL:Law LLB
- King’s College London:Entry requirements
- University of Edinburgh:International Baccalaureate
- GOV.UK:Student visa
- GOV.UK:Immigration Health Surcharge
- JASSO:海外留学支援制度(学部学位取得型)2027年度募集
- 柳井正財団:応募要項
- 重田教育財団:海外留学奨学金
※本記事の内容は2026年9月24日に確認した情報に基づいています。締切・条件・金額は変更される場合がありますので、出願の前に必ずUCASと各大学・各団体の最新の公式情報でご確認ください。

コメント