「私立の学校も気になるけれど、インターナショナルスクールも一度見てみたい」――お子さまの進路を考えるとき、そんなふうに迷われるご家庭は多いのではないでしょうか。学校説明会はそれぞれの学校で日程がバラバラですし、私学とインターでは説明会の探し方すら違います。休日を何度も使って回るのは、正直なところ大変ですよね。
そんな保護者にとって気になるイベントの開催が発表されました。2026年11月3日(火・祝)、東京・渋谷サクラステージの「BLOOM GATE」で、私学・インター 国際教育フォーラムが開かれます。主催は国際教育のシンクタンクを掲げるInternational Education Lab(IEL)と、進路情報メディアの未来図(ミライズ)。2026年8月21日にプレスリリースが公開され、リセマムなどの教育メディアでも取り上げられています。
このフォーラムのいちばんの特徴は、説明するのが先生ではなく生徒だという点です。約16校の生徒が、自分たちの探究学習やPBL(課題解決型学習)の成果をポスター形式で展示し、来場した保護者や子どもたちに直接説明してくれるとのこと。学校のパンフレットではなかなか伝わってこない「その学校で実際に何を学んでいるのか」を、当事者の言葉で聞けるわけです。この記事では、発表されている内容を整理しながら、どんなご家庭が行く価値があるのかを一緒に考えていきます。
ニュースの概要
プレスリリースを配信したのは株式会社SEKAISHAで、2026年8月21日に公開されました。同社が運営する国際教育のシンクタンクがInternational Education Lab(IEL、所長は村田学氏)で、イベントの主催はこのIELと、リザプロ株式会社が運営する進路メディア「未来図」の2者です。リリース公開日以降、Infoseekやニコニコニュースなどの配信サイト、8月24日には教育情報サイトのリセマムでも記事化されました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 私学・インター 国際教育フォーラム |
| 日時 | 2026年11月3日(火・祝)10:00〜18:00 |
| 会場 | 渋谷サクラステージ BLOOM GATE(SHIBUYAサイド3階/所在地は東京都渋谷区桜丘町1番1号ほか) |
| アクセス | JR渋谷駅 新南改札より直結 |
| 参加費 | 無料 |
| 対象 | 幼児〜中学生の子どもをもつ保護者、児童・生徒、教育関係者 |
| 主な内容 | 生徒による探究・PBL成果のポスターセッション(約16校が参加予定)、トークセッション4本 |
| 主催 | International Education Lab、未来図(ミライズ) |
| 協賛 | 東急不動産株式会社ほか |
| 申込 | トークセッションの指定席はPeatixで申込(指定席がなくても観覧可) |
ポイント:8月26日時点で公開されているのは「イベント情報 第1弾」です。参加する学校の具体的な校名や、来場者の定員は、まだ公式には発表されていません。校名を確認してから予定を決めたいご家庭は、主催者の公式イベントページで続報を待つのがよさそうです。
背景と解説
「先生が話す説明会」から「生徒が語る発表会」へ
従来の学校説明会は、校長先生や広報の先生が壇上でスライドを使って学校の魅力を語る、という形が一般的でした。もちろんそれも大切な情報源なのですが、聞いているうちに「どの学校もいいことを言っているように聞こえて、違いが分からなくなってきた」という経験、ありませんか。
今回のフォーラムが採用しているのは、ポスターセッションという形式です。これは大学や学会でよく使われる発表スタイルで、発表者が自分の研究をまとめた1枚のポスターの前に立ち、聞きに来た人と一対一で対話しながら説明していく方法のこと。つまり、生徒本人に「どうしてこのテーマを選んだの?」「どこがいちばん大変だった?」と直接聞ける、ということです。
子どもの説明の仕方、質問への答え方、目の輝き。そういうものは、パンフレットの写真からは絶対に伝わってきません。「この学校に通うと、うちの子は3年後、5年後にこんなふうになるのかもしれない」というイメージを持ち帰れるのが、この形式の価値なんです。
探究・PBLが進路選びの軸になってきた
そもそも、なぜ今「探究の成果発表」が学校選びのイベントになるのでしょうか。背景にあるのは、高校の教育課程に「総合的な探究の時間」が位置づけられ、大学入試でも総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜の比重が高まってきたという流れです。学力試験の点数だけでなく、「何に興味を持って、何を調べ、どう形にしてきたか」が評価される場面が増えました。
国際バカロレア(IB)の学びも、この文脈と重なります。IBでは、ディプロマプログラム(DP)の課題論文(EE)やMYPのパーソナルプロジェクトなど、生徒が自分でテーマを設定して探究する活動がカリキュラムの中核に据えられています。私立学校の探究学習と、インターナショナルスクールの探究活動を同じ会場で見比べられるというのは、なかなかない機会だと思います。IBそのものについては、トークセッションのテーマに「探究・IB・海外大学進学」が掲げられており、専門家の話を聞ける時間が用意されています。なお、参加校の中にIB認定校が含まれるかどうかは、8月26日時点では公表されていません。
4本のトークセッションで語られるテーマ
ポスターセッションと並行して、専門家によるトークセッションが4本予定されています。登壇者は実人数11名、延べ13名と発表されています。
| 時間 | テーマ |
|---|---|
| 10:00〜11:00 | 国際教育の最新トレンド2026:「英語」の先で、学校はどう変わるのか? 探究・IB・海外大学進学から読み解く、日本の教育の現在地 |
| 12:00〜13:00 | 国際教育の現在とこれから ― 変化する英語学習 |
| 14:00〜15:00 | 国内も海外大学も―見るのは「何をしてきたか」「したいのか?」 総合型選抜で問われる偏差値の先にある力 |
| 16:00〜17:00 | 世界水準の学びと日本の大学:日本の大学で、世界水準の教育を受ける |
登壇者には、IEL所長で国際教育評論家の村田学氏、IEL教育アナリストで茗溪学園校長補佐などを務める井上修氏、岡山理科大学教育学部の学部長でIBディレクターも務めるダッタ・シャミ氏、法政大学グローバル教養学部(GIS)学部長の福岡賢昌氏、武蔵大学副学長の東郷賢氏などが名を連ねています。IBや海外大学進学、日本の大学の英語学位プログラムまで幅広く扱われる構成です。
保護者への影響と今できる対応
特に向いているご家庭
- 私立中高とインターナショナルスクールを並行して検討している首都圏のご家庭
- 「英語で学ぶ環境」に関心はあるものの、日本の大学進学の道も残しておきたいご家庭
- 探究学習やIBという言葉は聞くけれど、実際にどんな学びなのかイメージが湧かない方
- 海外駐在中で、秋の一時帰国に合わせて日本の学校事情をまとめて把握したいご家庭
- お子さま自身に、同世代の発表を見て刺激を受けてほしいと考えている方
ご注意ください:このフォーラムは、個別の学校説明会や入試相談会とは性格が異なります。参加校の具体名は発表前ですし、その場で願書や個別の入試相談が用意されているとは公表されていません。志望校が固まっているご家庭は、各校の説明会日程とあわせて考えるのが現実的です。
当日までに準備しておきたいこと
せっかく祝日を使って足を運ぶなら、事前の準備で得られるものは大きく変わります。以下のような点を整理しておくのはいかがでしょうか。
- 聞きたいことを3つに絞る:たとえば「1週間のうち探究にどれくらい時間を使うか」「英語が苦手でも入っていけるか」「その活動を通じてどう変わったか」など、生徒本人にしか答えられない質問を用意しておく
- 子どもと一緒に行く:対象には児童・生徒も含まれています。同世代の発表を本人が直接見ることに意味があります
- 指定席の申込を検討する:トークセッションの指定席はPeatixで受け付けられています。申し込まなくても観覧はできますが、聞きたいセッションが決まっているなら押さえておくと安心です。開始時に席にいない場合は指定が解除されるとの案内が出ています
- 続報をチェックする:参加校名などは今後の発表を待つ必要があります。主催者の公式イベントページを時々のぞいておきましょう
- 当日のメモを残す:学校名と、印象に残った生徒の一言をセットで書き留めておくと、後で家族会議をするときに驚くほど役立ちます
ポイント:11月3日は、中学受験を控えたご家庭にとっては直前期にあたります。受験学年のお子さまを連れて行くかどうかは、体調とスケジュールを見て無理のない判断を。むしろ、まだ数年先を見ている小学校低学年・中学年のご家庭にこそ、情報収集の場として向いているかもしれません。
まとめ
- 開催日時と会場: 2026年11月3日(火・祝)10:00〜18:00、渋谷サクラステージ BLOOM GATE(JR渋谷駅 新南改札直結)。参加費は無料です
- 主催: International Education Lab(運営 株式会社SEKAISHA)と未来図(運営 リザプロ株式会社)。2026年8月21日にプレスリリースが公開されました
- 最大の特徴: 説明するのは先生ではなく生徒。約16校が参加予定で、探究学習やPBLの成果をポスター形式で発表し、来場者と対話します
- トークセッション: 4本を予定。探究・IB・海外大学進学、英語学習の変化、総合型選抜、日本の大学の世界水準教育がテーマです
- 現時点で未確定: 参加校の具体名や来場定員は未発表です。公式イベントページで続報を確認してください
出典・参考リンク
- PR TIMES: 11月3日(火・祝) 私学・インター 国際教育フォーラム 開催決定!渋谷サクラステージBLOOM GATE(2026年8月21日)
- International Education Lab: 私学・インター 国際教育フォーラム 公式イベントページ(2026年8月26日確認)
- リセマム: 私学・インター国際教育フォーラム11/3渋谷、生徒の探究発表も(2026年8月24日)
- Peatix: 私学・インター 国際教育フォーラム 指定席申込ページ(2026年8月26日確認)
- 渋谷サクラステージ: アクセス・施設情報(2026年8月26日確認)
- 渋谷サクラステージ: イベントスペース(BLOOM GATEの街区・フロア表記/2026年8月26日確認)

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