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はじめに
横浜インターナショナルスクール(Yokohama International School、略称:YIS)は1924年創立、横浜市中区小港町にある学校です。国際バカロレア(IB)のPYP・MYP・DPの認定を受け、3歳からのEarly Learning Center(ELC)からGrade 12までの教育を提供しています。学校の沿革、教育課程、学校概要をもとに、教育・進路・入学情報を紹介します。
学校概要と歴史的背景
横浜インターナショナルスクールは、1923年の関東大震災直後の1924年に、わずか6名の生徒で設立された歴史ある国際教育機関です。近代において2番目に「インターナショナル」という名称を冠した学校として、その先駆的な地位を築いてきました。
戦時中の閉校を経て1955年に再開校しました。学校の現在の概要は、生徒の国籍を50超と紹介しています。
学校基本情報
- 正式名称: Yokohama International School
- 日本語名称: 横浜インターナショナルスクール
- 略称: YIS
- 所在地: 〒231-0802 横浜市中区小港町2-100-1
- 設立年: 1924年
- 在籍規模: 2024-25年学校プロフィールではELC~Grade 12の全校生徒808名
- 国籍数: 学校の現行概要では50超
- 公式サイト: https://www.yis.ac.jp/
国際バカロレア(IB)プログラムの詳細
横浜インターナショナルスクールは、国際バカロレア機構(IBO)から認定を受けた、完全なIBコンティニュアム校です。幼児教育から高等学校卒業まで、一貫してIB教育を提供している数少ない学校の一つです。
PYP(初等教育プログラム)
認定年: 2001年
YISでの対象: 3~5歳のELCおよびKindergarten~Grade 5(学校の教育課程)
PYPでは、探究を基盤とした学習を通じて、生徒の知的、社会的、感情的、身体的発達を包括的に支援します。6つのトランスディシプリナリーテーマ(How we express ourselves、How we organize ourselves等)を通じて、真の国際的視野を育成しています。
MYP(中等教育プログラム)
認定年: 2014年
YISでの対象: Grade 6~10。Middle SchoolのGrade 6~8に加え、High SchoolのGrade 9~10でMYPの最終段階を学びます(学校の教育課程・高校案内)。
IBのMYP制度は8つの教科群を枠組みとし、最終2年間には条件付きの科目選択の柔軟性があります。IBのYIS校別情報にはパーソナルプロジェクトの登録が示されています。
DP(ディプロマ・プログラム)
IB認定年: 1984年
YISでの対象: High SchoolのGrade 11~12(IB校別情報・学校の高校案内)
学校の沿革によると、YISは1986年にIBディプロマ・プログラムを導入しました。現在の高校案内では、フルIBディプロマ、IB科目履修、YIS Diplomaなど複数の進路を示しています。
IBコア要件の実施
- TOK(Theory of Knowledge/知識の理論): 批判的思考力と学際的な知識の統合
- CAS(Creativity, Activity, Service/創造性・活動・奉仕): 全人的な人格形成
- EE(Extended Essay/課題論文): 独立した研究に取り組むDPコア要件。2027年5月初評価の新課程では科目別・学際的な研究経路があります
学業成績とIB試験結果
学校の2026年8月の発表と2024-25年学校プロフィールを、対象年度ごとに示します。IBディプロマの数値はその受験者の結果であり、卒業生全員のIB取得率ではありません。
IB試験結果(対象年度別)
- 2025-26年度卒業生のIBディプロマ合格率: 98%(学校発表の世界平均82.61%)
- 同年度のIBディプロマ平均点: 36点(学校発表の世界平均30.88点)
- 同年度の40点以上: IBディプロマ受験者の27%
- 同年度のYIS Diploma: Grade 12卒業生の100%が取得
- 2021年のIBディプロマ: 受験者60人、取得者60人、最高点45点
進学実績と卒業後の進路
学校の高校案内は、大学進学、ギャップイヤーなど多様な卒業後の進路を紹介しています。
公式学校プロフィールに載る進学先例
- 対象資料: 2024-25年高校学校プロフィールの「2021~2024年卒業生の実進学先」一覧
- 掲載例: ケンブリッジ大学、東京大学PEAK、早稲田大学、慶應義塾大学
卒業後の進路
- 進学先の読み方: 上記は複数卒業年を合わせた実進学先一覧です
- ギャップイヤー: 同プロフィールは選択者を約5%と記載しています。資料掲載時点の参考値です
掲載大学名は、各大学への毎年の進学や入学許可の保証を示すものではありません。
教育方針と特色
横浜インターナショナルスクールの教育は、「Live, Learn, Lead」(生きる、学ぶ、導く)という理念のもと、リーダーシップは学習可能であるという信念に基づいて展開されています。
言語教育プログラム
- 教授言語: 英語
- IB科目の例: IBのYIS校別情報には日本語・フランス語・スペイン語などの登録科目が掲載されています。全学年共通の第二言語一覧ではありません
- 言語サポート: 学校の教育課程案内は、追加言語としての英語(EAL)支援を紹介しています
多文化理解教育
学校の概要は、生徒が50超の国籍にわたると紹介しています。異なる言語・文化的背景を持つ生徒が共に学ぶ環境です。
学費と諸経費
YIS理事長は2026年1月の学校公式記事で、同校をコミュニティ所有の非営利インターナショナルスクールと説明しています。Japan Council of International Schoolsの学校紹介も独立した非営利校と記しています。学費は年度・学年・一時金の別に示します。
主要費用構造(2026-27年度)
- 出願料・一時金: 50,000円(返金不可)
- 登録料・一時金: 1,480,000円(返金不可)
- 授業料・年額: ELC半日2,120,000円/ELC全日2,610,000円/Kindergarten~Grade 5は3,210,000円/Grade 6~11は3,345,000円/Grade 12は3,440,000円
- キャンパス開発費・年額: 399,000円
- 翌年度の再登録デポジット: 300,000円。在籍枠を確保するための費用で、初年度の年額授業料には含めません
金額と区分は学校の2026-27年度公式費用表によります。授業料、一時金、再登録時の支払い、別途費用を分けて示しています。
授業料に含まれる項目
- 学校支給のコンピューター/タブレット
- IBDP・ISA・PSATの試験費用(再受験を除く)
- 多くの遠足・校外学習費用
- 基本的な教室教材
別途必要な費用
- スクールバス利用料
- 制服・ユニフォーム
- 食堂サービス
- 一部の課外活動費
学校の2026-27年度費用案内では、授業料は2回の均等請求で、支払期日は2026年7月17日と12月7日です。支払先としてSMBC信託銀行と横浜銀行が案内されています。
施設設備と学習環境
横浜インターナショナルスクールは、世界基準の教育を支える充実した施設設備を誇っています。
主要施設
- モダンキャンパス: 最新の教育技術に対応した校舎
- スポーツフィールド: 屋外運動場
- 室内プール: 25メートルプール完備
- プロフェッショナル・オーディトリアム: 本格的な舞台芸術施設
- ダブル体育館: 可動間仕切りのある体育館
- 美術・デザインスタジオ: 北棟の最上階にあるスタジオ
新キャンパス開発
学校の沿革によると、2022年1月に本牧の新キャンパスへ移転しました。現行の施設案内はキャンパス面積を14,685平方メートルと記載しています。主な施設は次の通りです:
- 隈研吾建築都市設計事務所が設計した校舎
- 屋外の人工芝フィールド
- 可動間仕切りのあるダブル体育館
- 25メートルの屋内温水プール
- 北棟内の美術・デザインスタジオ
課外活動と学校生活
横浜インターナショナルスクールでは、学業面だけでなく、豊富な課外活動を通じて生徒の全人的な成長を支援しています。
スポーツプログラム
- バスケットボール
- サッカー
- バレーボール
- 水泳
- 陸上競技
- テニス
芸術・文化活動
- 音楽プログラム(オーケストラ、合唱、バンド)
- 演劇・ドラマ
- ビジュアルアーツ
- ダンス
学生会活動とリーダーシップ開発
- 学生会(Student Council)
- 模擬国連(Model United Nations)
- 各種学術クラブ
- コミュニティサービス活動
入学情報と選抜制度
学校の公式入学案内は多様な国籍の応募者を歓迎し、出願資格と家庭の条件を設けています。学年ごとの審査については公式FAQも確認してください。
入学対象
- 学年: 3歳からのELC~Grade 12
- 出願資格の確認: 公式FAQでは、日本国籍の子どもについて、主として海外の非日本語学校、または日本国内の認定インターナショナルスクールで教育を受けてきた場合に出願資格を満たす可能性があると案内しています。出願前に学校の事前確認を受けてください
- 家庭の条件: 同居する保護者の少なくとも一人に英語の会話・読解・作文能力を求め、在学中は少なくとも一人の保護者と通学可能な範囲に居住することを求めています
入学審査と提出資料
- 提出資料: 成績資料、学校からの推薦、健康診断書など。必要な年数・書類は学年によって異なります
- 本人の英語力: 公式FAQでは、ELC・小学校は英語力にかかわらず受け入れ得る一方、中等部には授業から学ぶための学術英語力、高等部には高い学術英語力を求めています。英語力以外の学習上の必要や支援体制も審査対象です
- ELC・Kindergarten: 公式FAQは非公式なPlay Sessionと保護者面接を手続きに挙げています
- その他の学年: Grade 1~5の面接は通常不要ですが体験授業を求める場合があり、Grade 6~10では英語力に懸念がある場合に評価・面接を求めることがあります。Grade 11~12では面接を求めることが比較的多いと案内しています
入学手続き
- Admissions Policyと対象年度のApplication Timingを確認する
- Admissions Portalのアカウントを作成し、事前申請を送る
- 学校による出願資格の確認を受ける
- ポータルで正式出願し、出願料50,000円を支払う
- 必要書類と推薦依頼先を提出する
- 学校の審査と通知を受ける
- 入学許可が出た場合は受諾を回答する
- オンライン登録と登録料の支払いを行う。2026-27年度の登録料は1,480,000円
学校は2027-28年度の出願受付を2026年11月に開始すると案内しています。締切・通知時期は入学年度、学年、居住地によって異なります。日本在住者の2026年8月入学向け日程は過年度の例です。
認定と評価
横浜インターナショナルスクールは、国際的に認められた複数の認定機関から正式な認定を受けています。
主要認定
- IB認定: 国際バカロレア機構による全プログラム認定
- NEASC認定: New England Association of Schools and Colleges
- CIS認定: Council of International Schools
CISは2022年のYIS再認定を公表しています。認定は各機関の基準に基づく評価を示すもので、教育成果や個々の進学結果の保証を意味しません。
大学進学支援とカウンセリング
学校の支援案内には高校の大学進学・社会情緒面を担当するカウンセラーが掲載されています。カウンセラーは生徒・家庭・教員と連携し、個別の支援、グループワークショップ、将来の進路を考えるための継続的な助言を行うと説明されています。
進路相談と大学出願
- 相談体制: 高校に大学進学カウンセラーを配置。高校案内は大学進学のほかギャップイヤーなどの選択肢も紹介しています
- 出願校数: 2024-25年学校プロフィールは出願上限を15大学と記載しています。出願時は適用年度の学校方針を確認してください
教職員とカリキュラム
横浜インターナショナルスクールの教育は、教科の専門性を持つ教員によって支えられています。
教職員の特徴
- 国際性: 多様な国籍と教育背景
- 専門性: 教科の専門性を持つ教員
- 継続的研修: 最新の教育手法の習得
- 少人数指導: 生徒一人ひとりへの手厚いサポート
カリキュラムの特色
- 探究ベース学習: 生徒主導の探究活動
- 学際的アプローチ: 教科横断的な学習
- 批判的思考: 分析力と判断力の育成
- グローバル視点: 世界的な課題への関心
アクセス情報と立地環境
学校の公式アクセス案内では、駅からバスで小港町のキャンパスへ向かう経路を紹介しています。渋谷から元町・中華街駅までは特急で約35分とされますが、駅から学校までの移動時間は別です。
所在地詳細
- 住所: 〒231-0802 横浜市中区小港町2-100-1
- 鉄道駅からのアクセス: 元町・中華街駅、根岸駅、桜木町駅、石川町駅などからバスを利用
- 東京都心からのアクセス: 出発駅やバスへの乗り継ぎで異なります
交通アクセス
- 路線バス: 元町・中華街駅付近から小港バス停、根岸駅から本牧宮原バス停、桜木町駅・石川町駅から小港町バス停などを案内
- スクールバス: 学校は東京都心方面の路線を案内。利用料と運行条件は公式案内を確認
- 自家用車: 学内駐車場は限られます。学校は隣接する本牧フロントの駐車場も案内しています
コミュニティとの連携
横浜インターナショナルスクールは、地域コミュニティとの積極的な連携を通じて、生徒の社会的責任感と国際理解を深めています。
コミュニティ活動
公式のService & Leadership案内は、学年に応じたサービス学習と生徒のリーダーシップ育成を紹介しています。活動例は次のとおりです。
- Power Of Music: 中高生が地域の高齢者施設で演奏する活動
- Roots & Shoots: リサイクルや環境への理解を深める活動
- Project Ocean: 海洋の状況を調べ、海洋保全への理解を広げる活動
保護者コミュニティ
- PTSA活動: 保護者・教員・生徒の会の活動
- ボランティア活動: 学校行事への参加支援
- 文化イベント: 多国籍コミュニティの交流
- 教育セミナー: 子育てと教育に関する情報共有
将来展望と発展計画
学校は2026-27年度の新学期メッセージで、改訂した「インパクト戦略」の開始を発表しています。
公式発表で確認できる方向
- 学習経路: IBディプロマ以外のIB科目履修・YIS Diplomaの経路も充実させる方針
- 学校全体の戦略: 改訂インパクト戦略を2026-27年度に開始
今後の情報確認
- コミュニティの参加: 学校は今後の計画を知り、参加する機会を設けると案内しています
- 具体的な施策: 内容と実施時期は学校の公式発表で確認してください
入学を検討する際の重要ポイント
横浜インターナショナルスクールへの入学を検討している生徒・保護者の皆様に、特に重要なポイントをお伝えします。
適性と準備
- 英語力: 中等部は学習に必要な学術英語力、高等部は高い学術英語力が求められます。出願条件にある同居保護者の英語力も確認してください
- 国際的視野: 多様な文化と価値観への開放性
- 学習意欲: IB教育の高い学習要求への対応力
- 自主性: 探究学習と自律的学習への適性
入学前準備
- 英語学習: 応募学年の本人の英語要件と学校のEAL支援を確認し、必要な準備を検討
- 批判的思考: 分析的思考力の基礎作り
- 文化理解: 多様性への理解と尊重
- 時間管理: 充実した学校生活への準備
卒業生の声と成果
学校は2026年の同窓生記事で、複数世代の卒業生が参加した交流会を紹介しています。
卒業生とのつながり
- 同窓生交流: 卒業生がキャンパスで旧友や教員と再会し、それぞれの歩みを共有しています
- 多様な進路: 学校は卒業生の経験を在校生に伝える機会を案内しています
在校生との交流
- パネル対話: 学校の2026年の記事は、卒業生が進路経験を話すパネルへの参加を呼びかけています
- 交流機会: 学校は卒業生と在校生のつながりを深める方針を示しています
他校との差別化要因
横浜インターナショナルスクールが他のインターナショナルスクールと一線を画す特色は以下の通りです:
主な特色
- 歴史と伝統: 1924年創立、約100年の教育実績
- 完全IBコンティニュアム: PYP、MYP、DPの一貫教育
- 入学方針: 多様な応募者を歓迎する一方、公式の出願資格・家庭条件を確認する必要があります
- 多国籍環境: 学校の現行概要では生徒の国籍は50超です
- 優れた立地: 東京アクセス良好な横浜の安全な環境
教育的優位性
- 学業成績: 2025-26年度卒業生のIBディプロマ受験者について、学校は合格率98%、平均36点を公表
- 進学先: 学校プロフィールに2021~2024年卒業生の実進学先一覧を掲載
- 充実した施設: 最新のキャンパスと設備
- 教職員: 教科の専門性を持つ教員
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まとめ
横浜インターナショナルスクール(YIS)は1924年創立のIB認定校で、PYP・MYP・DPを提供しています。学校の高校案内には、フルIBディプロマ、IB科目履修、YIS Diplomaなど複数の進路が示されています。
学校が公表した2025-26年度卒業生のIBディプロマ結果は合格率98%、平均36点でした。この数値はIBディプロマ受験者の結果で、全卒業生のIB取得率ではありません。2024-25年学校プロフィールには、2021年の受験者60人・取得者60人・最高45点も記載されています。
「Live, Learn, Lead」の理念や本牧のキャンパスに関心がある場合は、出願資格・対象年度の日程、学費、交通アクセスを学校の公式案内で確認してください。進学先の大学名や実績は、対象卒業年が分かる学校プロフィールと照らして読むことが大切です。

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