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「通っている勝どきのキンダーガーテン、運営会社が変わるって本当?」「来年度の契約や月謝はどうなるの?」――突然のニュースに、そんな不安を感じたご家庭も多いのではないでしょうか。
2026年9月30日、株式会社FCEは、同社が運営してきた「東京インターナショナルスクール勝どき校」の事業を、株式会社東京インターナショナルスクールグループ(以下、TISグループ)へ移すと発表しました。M&A情報サイトのコトラ(KOTORA)も10月1日に報じています。移管の予定日は2027年4月1日です。
この記事では、FCEの開示資料に書かれていることと、本記事で確認できていないことを分けて整理し、勝どき校に通うご家庭が今のうちに確認しておきたいポイントをまとめます。
ニュースの概要
発表したのは、東京証券取引所スタンダード市場に上場する株式会社FCE(証券コード9564)です。同社は2026年9月30日の取締役会で、勝どき校事業を会社分割(簡易吸収分割)によってTISグループに承継させることを決め、同日に契約を結んだと開示しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表主体・日付 | 株式会社FCE(2026年9月30日の適時開示) |
| 対象 | 東京インターナショナルスクール勝どき校事業 |
| 承継先 | 株式会社東京インターナショナルスクールグループ(代表取締役社長 坪谷良) |
| 効力発生日 | 2027年4月1日(予定) |
| 対価 | TISグループからFCEへ金銭9,000万円 |
| 勝どき校事業の売上高 | 2億4,700万円(2025年9月期) |
開示資料によると、承継されるのは「勝どき校事業に属する一切の資産・負債」「事業に主として従事する従業員の雇用契約」「事業に属する一切の契約その他の権利義務」です。つまり、校舎の運営に必要なものを丸ごと新しい会社に移す、という仕組みです。仕組みと日程は図1にまとめました。

譲渡の理由について、FCEは「複数校舎の展開を通じた運営効率の向上が求められるなど、事業を取り巻く環境は大きく変化している」と説明しています。そのうえで、経営資源の選択と集中を進め、複数校舎の運営実績があるTISグループのもとで展開するほうが、勝どき校の持続的な成長につながると判断したとしています。
背景と解説
そもそもFCEとTISグループの関係は?
「東京インターナショナルスクール」という名前なのに、運営はFCE――少し分かりにくいですよね。開示資料によると、FCEとTISグループは2013年10月からフランチャイズ契約を結んでいます。FCEは2013年から勝どきエリアで校舎を運営してきたと説明しています。つまり、これまでは「TISグループのブランドとカリキュラムを使い、FCEが加盟店として運営する」形だったということです。
今回の移管で、勝どき校はフランチャイズ校舎から、ブランドの本部であるTISグループ自身が運営する校舎に変わる見込みです。TISグループの公式サイトでは、中目黒・学芸大・南麻布・夙川などの校舎を直営、札幌円山をフランチャイズとして紹介しています。なお、開示資料によると、TISグループの株主は株式会社レアジョブ(持株比率100%、2026年3月31日現在)です。
勝どき校はどんな施設?
勝どき校の公式案内によると、所在地は東京都中央区勝どき3-12-1 フォアフロントタワー1階です。年少から年長までのキンダーガーテンと、小学1年生から4年生までのアフタースクールがあり、英語環境のなかでテーマを探究する学びを掲げています。
ポイント:国際バカロレア(IB)の認定を受けているのは、港区で全日制の学校を運営する「Tokyo International School」(TIS本校)です。IBO公式の学校検索ではPYPが2005年12月12日、MYPが2007年12月19日に認定されています。TISグループは、キンダーガーテン・アフタースクールについて「本校の探究型カリキュラムの知見を取り入れた独自カリキュラム」と説明しており、IBO公式の学校検索で勝どき校の名前は確認できませんでした。
「東京インターナショナルスクール」の名前がついていても、勝どき校はTIS本校のIBプログラムそのものではない、という点は押さえておきたいところです。なお、TIS本校は公式サイトによると、2026年8月に高輪ゲートウェイシティの新キャンパスへ移転しています。
会社分割とは?
会社分割は、会社の事業の一部を切り出して別の会社に引き継がせる手続きです。今回のFCEの場合は「簡易吸収分割」にあたり、FCEの株主総会の承認は要らないと説明されています。今回の開示でも、事業に属する契約や従業員の雇用契約が承継の対象として挙げられています。ただし、保護者との個々の契約が実際にどう扱われるか、新たな手続きが要るかどうかは、開示資料には具体的に書かれていません。
保護者への影響と今できる対応
まず安心材料として、開示資料では勝どき校事業の「一切の契約」と「主として従事する従業員」が承継対象とされています。事業を閉じるのではなく、事業ごと引き継ぐ形だということです。勝どき校の公式サイトには、2027年度の入園説明会や新1年生向けの説明会の告知も掲載されています。
注意:2026年10月2日時点で、運営会社の変更にともなう保護者向けの手続き・学費・連絡先の扱いを説明した公式の案内は確認できていません。先生の配置やカリキュラムの方針が変わらないかどうかについても、本記事では公式案内を確認できていません。校舎から届いた個別の案内も確認してください。報道や口コミではなく、校舎から届く文書や公式サイトのお知らせで確認するようにしてください。
効力発生予定の2027年4月1日は、ちょうど年度の切り替わりと重なります。年長のお子さまが小学校に上がってアフタースクールへ進む場合や、来年度の継続手続きをする時期とも近いので、早めに確認しておくと安心ではないでしょうか。確認したい点を図2にまとめました。

- 契約の相手:2027年4月以降、契約や請求の相手がTISグループに変わるのか、新たに書類の提出が必要か
- 学費・支払い:月謝や諸費用の金額、口座引き落としなど支払い方法に変更があるか
- 先生・カリキュラム:担任や講師の体制、探究型カリキュラムの内容が続くか
- 連絡先:問い合わせ窓口や緊急時の連絡経路がいつ切り替わるか。現在の勝どき校の電話番号は、公式サイトに03-6204-9278と掲載されています
- 来年度の継続:年度替わりの継続手続きや、新1年生のアフタースクール入会の扱い
これから入園・入会を考えているご家庭は、説明会や見学の際に「2027年4月以降の運営体制」について質問してみるのも一つの方法です。海外駐在から帰国して勝どき周辺で通い先を探しているご家庭も、入会時期が4月をまたぐかどうかで確認したい点が変わってきます。
ポイント:運営会社が変わっても、ブランドやカリキュラムを提供してきたのは同じTISグループです。とはいえ、事務手続きや費用の細部は、公式の案内が出るまで「変わらない」とは言い切れません。案内が届いたら、内容をメモしておき、分からない点は早めに校舎へ問い合わせましょう。
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まとめ
- 何が起きたか:株式会社FCEが2026年9月30日、東京インターナショナルスクール勝どき校の事業をTISグループへ会社分割で移すと発表しました
- いつ変わるか:効力発生日は2027年4月1日の予定で、対価は9,000万円です
- 何が引き継がれるか:事業の資産・負債、契約、主として従事する従業員の雇用契約が承継対象とされています
- IBとの関係:IB認定校はTIS本校で、勝どき校のキンダーガーテン・アフタースクールは本校の知見を取り入れた独自カリキュラムと説明されています
- 保護者の対応:学費・契約・連絡先の扱いは本記事では公式案内を確認できていません。校舎から届いた個別の案内も確認し、疑問は早めに問い合わせましょう
出典・参考リンク
- 株式会社FCE: 会社分割(簡易吸収分割)に関するお知らせ(2026年9月30日)
- コトラ(KOTORA): FCE、「東京インターナショナルスクール勝どき校」事業を東京インターナショナルスクールグループに譲渡(2026年10月1日)
- 東京インターナショナルスクール アフタースクール: 勝どき校 校舎案内(2026年10月2日確認)
- 株式会社東京インターナショナルスクールグループ: TISグループの仕事(2026年10月2日確認)
- 国際バカロレア機構(IBO): Tokyo International School(2026年10月2日確認)
- Tokyo International School: Our Story(2026年10月2日確認)


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