関西学院千里国際中等部・高等部ガイド:OISとの「Two Schools Together」とIBDP履修の仕組み

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SISとOISが同じキャンパスで学ぶ「Two Schools Together」

関西学院千里国際中等部・高等部(SIS:Senri International School)は、大阪府箕面市にある私立の中学校・高等学校です。同じキャンパスには、幼稚園から高校段階までIBプログラムを提供する別の学校、関西学院大阪インターナショナルスクール(OIS)があります。両校の公式案内では、SISは文部科学省の認める日本の中高課程、OISはIB課程を提供する姉妹校であり、キャンパス、目的、ミッションを共有する「Two Schools Together」の関係だと説明されています。

両校は図書館、カフェテリア、体育・科学・美術・音楽施設などを共有し、一部の授業や学校活動も合同で行います。ただし、二つの学校のカリキュラムが完全に統合されているわけではありません。

SISの公式IB案内によると、2013年秋から、条件を満たしたSIS生はSISに在籍しながらOISのIBDP授業を履修できるようになりました。IB認定校はOISであり、SIS生はOISを通じてIBディプロマ取得を目指します。所定の単位・認定要件を満たした場合は、SISの高校卒業資格とIBディプロマの両方を取得できます。

関西学院の教育理念とキリスト教精神に基づく全人教育

関西学院は1889年に創立されました。学校法人関西学院の公式資料によると、スクールモットー「Mastery for Service(奉仕のための練達)」はC.J.L.ベーツが1912年に提唱し、その後、関西学院全体のキリスト教主義に基づく人間教育の指針となりました。創立年とモットーの提唱年は区別する必要があります。

SIS/OISの公式Vision & Missionは、両校を、多様性、一人ひとりの才能、学ぶ喜びを大切にする「Two Schools Together」のコミュニティと位置づけています。

両校が掲げる共有ミッションは「知識と思いやりを持ち、創造力を駆使して世界に貢献する個人を育む」です。これは両校共通の公式方針です。記事にあったSIS固有の三つの理念や、宗教教育とIB学習者像を直接統合するとの説明は、確認した公式資料では裏付けられないため記載していません。

二つの課程をつなぐシェアードプログラム

OISの公式説明は、OISを英語で学ぶ大学進学準備課程、SISを日本語で学ぶ日本の大学進学準備課程とし、両校のカリキュラムは異なると明記しています。

その一方で、体育、美術、音楽、一部の言語科目を両校の生徒が一緒に学び、演奏団体、スポーツチーム、生徒会などにも合同で取り組みます。SISのシェアードプログラム案内も、共同授業の対象を美術、音楽、体育、外国語としています。

言語科目では、条件や時間割に応じて、SISの英語話者がOISの英語授業を、OISの日本語話者がSISの日本語授業を履修できる場合があります。これは選択された授業を両校で共有する仕組みであり、全教科を日英両言語で教える完全なバイリンガル課程ではありません。

SIS生がOISで履修できるIBディプロマ・プログラム

IBプログラムの認定を受けている学校はOISです。OISの認定案内は、OISがIBのPYP・MYP・DPを提供する認定校であると説明しています。SIS生向けの制度は、SISに在籍したままOISのIBDP授業を履修する仕組みです。

IB公式の現行カリキュラムでは、DPは6科目とTOK(知の理論)、EE(課題論文)、CAS(創造性・活動・奉仕)の必修コアで構成されます。芸術の代わりに言語、個人と社会、科学の追加科目を選べるほか、第二言語の要件は異なる2言語の「言語と文学(Language A)」を履修する方法でも満たせるため、言語習得科目が常に必須とは限りません。また、学際科目が二つの教科群の要件を同時に満たす場合もあります。学校で実際に選べる組み合わせは、年度ごとの履修案内で確認する必要があります。

SISの公式IB案内によると、IBDP開始前にSIS高等部の授業を少なくとも2学期間履修する必要があるため、希望者は遅くとも高等部1年生の秋学期までに入学し、高等部1年生の冬学期に学内の適性審査を受けます。入試と同時にこの審査を受けることはできず、審査結果によっては履修が認められない場合があります。

SIS生向けIBDP公式資料は、高い英語力、申請、面接・適性確認に加え、SISを卒業した後にOISで受ける最終春学期を含め、IBプログラムには追加費用が必要だと説明しています。金額と開講科目は最新の学校資料で確認してください。

IBDPのコア:TOK・EE・CAS

OISの公式カリキュラム案内では、TOKは知識の性質を振り返る授業、EEは独立した自己主導型の研究を約4,000語の論文にまとめる課題、CASは創造性・身体活動・奉仕に取り組む枠組みと説明されています。

これら三つはIBDP共通の必修コアです。一方、記事にあった東西哲学・宗教思想の具体的な比較、関西学院大学教授による現在のEE指導、特定の研究テーマや地域奉仕活動の列挙は、確認した現行の学校公式資料では裏付けられないため削除しました。

2015~2019年度のSGH指定

関西学院千里国際高等部は、文部科学省のスーパーグローバルハイスクール(SGH)に2015年度から2019年度まで指定されました。これは終了した指定事業であり、現在の指定として扱うものではありません。

文部科学省が公開する当時の構想調書に記載された構想名は「高い国際通用性を有するレジリエンスに富むグローバルリーダー育成」です。構想では、「知の探究」「リサーチとフィールドワーク」の新設、関西学院大学との高大連携、海外フィールドワーク、研究論文と成果発表などが計画されていました。

記事にあったSDGsの17目標、複数大陸への研修、特定の国際会議名、自治体・企業・NGOとの継続事業の列挙は、確認したSGH原典から一括して裏付けられないため削除しました。

共有キャンパスにおける多文化的な学び

OIS公式サイトは、35を超える国籍が「キャンパス」に存在すると説明しています。これは共有キャンパスについての数値であり、SIS単独の生徒・教員構成を示す統計ではありません。SISとOISの別、教員を含むか、各国籍の内訳もこの表示だけでは判断できません。

多文化的な学びとして公式に確認できるのは、両校が同じキャンパスを共有し、美術、音楽、体育、一部の言語科目を共に履修する仕組みです。シェアードプログラムの公式案内は、異なる文化や視点を持つ生徒が同じ教室で学び、協働する環境を説明しています。

同案内では中国語、フランス語、ドイツ語、韓国語、スペイン語の学習機会も確認できますが、これは開講科目の一覧であり、在籍者の母語を示すものではありません。世界の全地域からの在籍、アラビア語・ヒンディー語を含む母語構成、各国の祭日・記念日の祝賀を現在の恒常的活動とする記載は、確認した公式資料では裏付けられないため削除しました。

関西学院大学への進学と高大連携

SIS公式進路情報によると、関西学院大学への進学者は、2023年度卒業生91人中55人、2024年度卒業生100人中61人、2025年度卒業生101人中66人です。割合はそれぞれ約60.4%、61.0%、65.3%であり、「約4割」という記載とは一致しません。

現行の取り組みとして学校公式サイトで確認できる一例が、関西学院大学総合政策学部の夏季集中講義「総合政策トピックスA」への参加です。2025年8月の学校報告では、SIS高校生が大学教授による国際公共政策と統計学の5日間の授業に参加したことが紹介されています。

一方、IBDPのEEに大学教授が恒常的に参加することや、国際教育センター、IB教員養成、研究室見学、インターンシップまでを一体の現行制度として実施しているとの説明は、確認した公式資料では裏付けられないため削除しました。

日本語課程と英語課程をつなぐ言語学習

SISは日本語を基本とする日本の中高課程、OISは英語を授業言語とするIB課程です。両校が同じキャンパスにあることと、全教科を日英両言語で学ぶ完全なバイリンガル課程であることは同義ではありません。

公式シェアードプログラム案内によると、SISの英語話者やOISの日本語話者は、能力、必要な支援、開講状況に応じて姉妹校の言語科目に参加できます。また、中国語、フランス語、ドイツ語、韓国語、スペイン語の学習機会がありますが、一部は課外授業で追加費用が必要な場合があります。

IBDPを選ぶSIS生はOISで英語によるDP授業を受けますが、これは選考と履修条件を満たした生徒を対象とする制度です。SIS生全員がすべての教科を英語で履修するわけではありません。

科学・数学の学びと施設

SIS公式の学校施設案内では、生物室、化学室、物理室、地学室、プラネタリウムの五つの特別教室を掲載しています。授業では仮説、実験計画、実験、記録、考察に取り組み、科学部や個人研究でも施設を利用すると説明されています。

OIS公式の学習案内が「DP cohort 2022-2024」として掲載する科目には、生物、化学、物理と、Mathematics: Analysis and Approaches、Mathematics: Applications and Interpretationがあります。年度によって開講状況が変わり得るため、SISからIBDPを希望する場合は最新の科目表を確認してください。

3Dプリンター、レーザーカッター、全数学分野の日英二言語履修、海外校との共同研究、国際科学オリンピックや国際数学大会への継続参加については、確認した公式資料では裏付けられないため記載していません。

シェアードプログラムの美術・音楽

美術と音楽は、SISとOISの生徒が共に履修するシェアードプログラムの中心科目です。両校の公式案内では、共同制作や合奏を通じて異なる文化や考え方に触れる学習環境を説明しています。

学校施設案内によると、美術では水彩、油絵、陶芸、写真、グラフィックアートなどを扱い、音楽施設にはバンドルーム、コーラスルーム、練習室があります。2023年のウインターコンサート報告では、SISとOISの生徒が合唱、弦楽、管楽の合同演奏を披露しています。

イスラム美術、京劇、多言語演劇や、科学・社会問題と結びつけた特定の学際プロジェクトについては、確認した公式資料に実施記録がないため削除しました。

SISの進路情報とOISの実績を分けて確認

SIS公式進路情報は、2026年4月1日現在の2023~2025年度実績を掲載しています。国内大学の掲載校には京都大学、大阪大学、慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学などがあり、海外学校の掲載校にはトロント大学などがあります。ただし、国公立大学・私立大学・海外学校の各表の数値は、過年度生を含む延べ合格人数であり、進学者数とは区別が必要です。

同じキャンパスのOISにも独自の進学実績がありますが、OISの卒業生実績をそのままSISの実績として扱うことはできません。OIS公式College Guidanceが掲載する海外大学の進学先は、OISの2020~2025年卒業生を対象としています。

SISでは複数の専任教員が進路情報センターを担当し、面談や助言を行っています。関西学院大学への院内推薦については、進学希望者のうち所定の基準を満たした生徒が対象です。記事に列挙されていた東京大学、神戸大学、ハーバード大学、スタンフォード大学、メルボルン大学などは、確認したSISの現行実績表にはないため削除しました。

地域に開かれた行事

学校公式サイトで確認できる地域向けの取り組みには、キャンパスで企画されたインターナショナルフェアがあります。2025年10月17日付の開催案内は、同年11月15日に世界各国の料理・文化、パフォーマンス、ワークショップを扱うSOIS保護者主催のチャリティイベントを開催すると告知し、地域住民にも参加を呼びかけています。この資料は開催予告であり、実施結果の報告ではありません。

また、2023年のウインターコンサート報告では、箕面市メイプルホールでSISとOISの生徒が合唱、弦楽、管楽の合同演奏を披露したことを確認できます。

一方、箕面市の政策事業、大阪府・兵庫県・京都府、空港・港湾、経済団体、企業との継続的な協定や共同事業については原典を確認できないため、連携先や成果を断定する記載は削除しました。

結論:二つの学校を正しく区別して見る

SISとOISの特色は、異なる学校・カリキュラムを維持しながら、同じキャンパス、共通のミッション、施設、一部の授業や活動を共有する「Two Schools Together」にあります。これは「完全統合」や「完全なバイリンガル教育」ではなく、二つの課程を選択的につなぐ仕組みです。

IBワールドスクールとして認定されているのはOISです。条件を満たしたSIS生は、SISに在籍しながらOISのIBDPを履修し、SISの卒業資格とIBディプロマの両方を目指せます。SGHは2015~2019年度の指定事業であり、現在のIBDP制度とは時期と制度を分けて理解する必要があります。

現在の進路を見ると、関西学院大学への進学者は直近3年度で卒業生の約60~65%です。科学施設、美術・音楽の共同授業、2025年の高大連携講義、地域向け行事の開催案内なども公式資料で確認できます。

学校選びに当たっては、SISとOISのどちらに在籍するか、SISからIBDPを希望する場合の入学時期、英語力、適性審査、SIS卒業後のOIS最終春学期を含む追加費用、年度ごとの開講科目や進路実績を、最新の学校公式資料で確認することが重要です。

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