静岡県立ふじのくに国際高等学校完全ガイド:静岡初の公立IBワールドスクールが届ける世界基準の学び

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「公立高校で国際バカロレア(IB)が学べるって本当?」「うちの子にも手が届くの?」――そんな驚きと期待の声が、いま静岡県内のお母さまたちの間で広がっています。

2024年4月に島田市に開校した静岡県立ふじのくに国際高等学校。この学校が2025年8月、国際バカロレア機構(IBO)から正式にIBワールドスクールの認定を受けました。静岡県の公立高校としては初めてのことです。そして2026年1月からは、いよいよディプロマ・プログラム(DP)が本格的にスタートします。

「IB教育って、学費が高い私立のイメージがあって…」と思われるかもしれません。でも、ふじのくに国際高校は県立の公立校。一般的な私立IB校と比べて3分の1以下の学費で、世界水準の教育を受けられるんです。これは本当に注目すべきことなんですよ。

この記事では、お子さまの進路を真剣に考えていらっしゃるお母さま・お父さまに向けて、ふじのくに国際高等学校の魅力を余すところなくお伝えしていきます。学校の特色、IB DPの内容、入試のこと、気になる学費のこと、そして将来の進路まで――一緒に見ていきましょう。

  1. 学校概要:島田市に誕生した「フレックスハイスクール」とは
    1. 開校の経緯と学校の成り立ち
    2. 基本情報
    3. 「フレックスハイスクール」という新しい学びのスタイル
    4. 探究型の学びが根幹にある
  2. IB DP教育の特徴:世界基準の学びを公立校で
    1. IBワールドスクール認定の意義
    2. DP(ディプロマ・プログラム)とは
    3. デュアルランゲージ・ディプロマ・プログラム(DLDP)の採用
    4. 少人数制のきめ細かい指導
  3. 入学方法:公立校ならではの選抜方式
    1. 春季選抜と秋季選抜の2回チャンス
    2. 静岡県公立高校としての入試
    3. IB DPへの参加について
  4. 学費:公立校だからこそ実現する優れたコストパフォーマンス
    1. 私立IB校との費用比較
    2. 公立高校の学費構成
    3. 高等学校等就学支援金制度の活用
    4. IB DP関連の追加費用について
  5. カリキュラムの特色:普通科の幅広い学びとIBの深い学び
    1. 多彩な選択科目
    2. 3部制で実現する柔軟な学び方
    3. 地域連携と実践的な学び
  6. 進路展望:国内大学から海外大学まで広がる選択肢
    1. IB DPスコアで広がる大学進学の道
    2. 海外大学進学の可能性
    3. IBで培われるスキルは社会に出てからも活きる
  7. 静岡県の国際教育への取り組み
    1. 県を挙げた国際教育推進
    2. 公立校でのIB実現の全国的な意義
  8. 学校生活:自由と多様性が共存するキャンパス
    1. 自主性を重んじる校風
    2. 多様なバックグラウンドの生徒が集う場
    3. アクセスと周辺環境
  9. よくある質問(FAQ)
    1. Q1. IB DPは英語ができないと受けられませんか?
    2. Q2. 定時制ということは、全日制よりレベルが低いのですか?
    3. Q3. 学費は本当に安いのですか?
    4. Q4. 入試はどのような形式ですか?
    5. Q5. IB DPを途中でやめることはできますか?
    6. Q6. 通学が遠いのですが、寮はありますか?
    7. Q7. 卒業後の進路はどうなりますか?
    8. Q8. 学校説明会やIB説明会はありますか?
  10. まとめ:「ふじのくに」から世界へ羽ばたく未来を

学校概要:島田市に誕生した「フレックスハイスクール」とは

開校の経緯と学校の成り立ち

ふじのくに国際高等学校は、2024年4月に静岡県島田市金谷根岸町に開校した新しい県立高校です。旧・金谷高校のキャンパスを活用し、金谷高校(全日制)、藤枝東高校(定時制)、島田商業高校(定時制)の3校を統合・再編する形で誕生しました。

「統合って、つまり縮小でしょう?」と思われるかもしれませんが、実はまったく逆なんです。この統合は、静岡県が新しい時代の高校教育のモデルを作ろうという強い意志のもとに行われたもの。「多様な生き方を尊重し、生徒一人ひとりの個性を伸ばす学校」というコンセプトで、ゼロから教育方針を設計した、まさに静岡県教育の新たな挑戦なのです。

基本情報

項目 内容
正式名称 静岡県立ふじのくに国際高等学校
開校年 2024年4月
所在地 〒428-0018 静岡県島田市金谷根岸町35
課程 多部制・単位制・定時制課程
学科 普通科(単位制)
3部制 午前の部・午後の部・夜間の部
学期制 2学期制(前期4月〜9月、後期10月〜3月)
募集定員 160名(春季約130名、秋季約30名)
IB認定 2025年8月18日 IBワールドスクール認定
DP開始 2026年1月〜
アクセス JR東海道本線・大井川鐵道 金谷駅より徒歩約15分
電話 0547-39-5931

「フレックスハイスクール」という新しい学びのスタイル

この学校のもっともユニークな特徴は、「フレックスハイスクール」という仕組みです。「えっ、高校なのに自分で時間割を決められるの?」と驚かれる方も多いと思います。はい、その通りなんです。

ふじのくに国際高校は多部制・単位制の定時制課程。午前の部、午後の部、夜間の部の3部制をとっており、生徒は自分の生活スタイルや学びたいことに合わせて、通学する時間帯や履修する科目を自分で選択できます。

「うちの子は朝が苦手で…」「スポーツや芸術に打ち込みたい時間も確保したい」「アルバイトと両立できるの?」――そんなさまざまなご家庭の事情やお子さまの希望に柔軟に対応できるのが、このフレックス制の大きな魅力です。実際にアルバイトも認められていますし、制服もなく、校則もとてもシンプル。生徒の自主性・自律性を最大限に尊重する学校なんですね。

ある在校生は、「自分と違う価値観を持っている子たちがいて、みんな違うからこそ面白い」と語っています。多様なバックグラウンドを持つ生徒たちが自然に交流する環境。これって、実はIB教育が大切にしている「国際的な視野」や「多様性の尊重」と、まさにぴったり重なるんです。

探究型の学びが根幹にある

「自由な学校」と聞くと、「ちゃんと勉強するの?」と心配になるお母さまもいらっしゃるかもしれません。でもご安心ください。ふじのくに国際高校では、探究学習を教育の柱に据えています。

たとえば、地域の商店街の方々にインタビューを行い、その地域の魅力を発見して発表するプロジェクト学習。机の上の勉強だけでなく、実際に地域社会とつながりながら、課題発見力・解決力・表現力を養っていきます。こうした「自分で考え、行動する力」を育てる教育方針は、後述するIB DPの理念とも深くつながっています。

IB DP教育の特徴:世界基準の学びを公立校で

IBワールドスクール認定の意義

2025年8月18日、ふじのくに国際高等学校は、スイス・ジュネーブに本部を置く国際バカロレア機構(IBO)から正式にIBワールドスクールの認定を受けました。これは静岡県内の公立高校としては初めてのことであり、全国的に見ても、公立高校でIB DPを提供する学校はまだ10校程度と非常に少ない中での快挙です。

「IBワールドスクールって何がすごいの?」と思われる方にご説明すると、IBは多くの国・地域の大学で入学資格等として受け入れられています。ただし、必要なスコア・科目・語学要件・出願方式は大学ごとに異なり、認定方針が入学を保証するものではありません。詳しくは文部科学省の説明やIBOの大学入学案内をご確認ください。お子さまの進路の選択肢を考える際は、志望大学の要件を個別に確認することが大切です。

DP(ディプロマ・プログラム)とは

IB DPは、16歳〜19歳を対象とした2年間の教育プログラムです。ふじのくに国際高校では2026年1月から本格開始となります。

DPでは、以下の6つの教科群からバランスよく科目を選択し、加えて3つのコア(核)科目を履修します。

教科群 内容
グループ1:言語と文学(母語) 日本語の文学作品を深く分析する力を養います
グループ2:言語習得(外国語) 英語をはじめとする外国語のコミュニケーション能力
グループ3:個人と社会 歴史、地理、経済学などの社会科学分野
グループ4:理科 物理、化学、生物などの自然科学分野
グループ5:数学 数学の論理的思考力と応用力
グループ6:芸術(または他グループから追加選択) 美術、音楽等の芸術分野

さらに、DPにはすべての生徒が取り組む3つのコア科目があります。

  • EE(Extended Essay/課題論文):自分で選んだテーマについて4,000語の研究論文を執筆します。大学での研究活動の基礎となる力が身につきます。
  • TOK(Theory of Knowledge/知の理論):「知識とは何か」「私たちはどのように知るのか」を哲学的に探究する授業。批判的思考力が鍛えられます。
  • CAS(Creativity, Activity, Service):創造性・身体活動・奉仕活動を通じて、教室の外での学びを実践します。

「なんだか難しそう…」と感じるかもしれませんが、大丈夫です。これらはすべて、お子さまが「自分で考え、自分の言葉で表現し、社会に貢献する力」を身につけるためのプログラム。暗記中心の受験勉強とは違って、「なぜ?」「本当にそうなの?」と問い続ける力を育ててくれるんです。

デュアルランゲージ・ディプロマ・プログラム(DLDP)の採用

ふじのくに国際高校のIB DPで特に注目すべきなのは、デュアルランゲージ・ディプロマ・プログラム(DLDP)を採用している点です。

これはどういうことかというと、英語と数学は英語で授業を行い、その他の科目は日本語で授業を行うというスタイル。「全部英語で授業」と聞くとハードルが高く感じますが、DLDPなら日本語で学べる科目もしっかりあるので、英語力に不安があるお子さまでも段階的にチャレンジできるんです。

「英語がペラペラじゃないと無理なんじゃ…」という心配は、DLDPの仕組みによってかなり軽減されます。もちろん英語力は伸ばしていく必要がありますが、すべてが英語ではないという安心感は大きいですよね。

少人数制のきめ細かい指導

DPクラスは約10名の少人数制で運営されます。一般的な高校のクラス(30〜40名)と比べると、先生との距離が格段に近い環境です。双方向のインタラクティブな授業が中心で、「ただ聞いているだけ」ではなく、自分の意見を述べ、議論し、考えを深める授業スタイル。

また、DP履修生以外の生徒も、興味のあるIB科目を個別に選択して受講できる仕組みも設けられています。「DPフル履修はちょっとハードルが高いけど、IB的な学びには興味がある」というお子さまにも門戸が開かれているのは、とてもありがたいですよね。

入学方法:公立校ならではの選抜方式

春季選抜と秋季選抜の2回チャンス

ふじのくに国際高校では春季・秋季の選抜が行われます。検査時期や入学時期は年度ごとの募集要項に従って確認しましょう。

選抜区分 募集人数(目安) 時期
春季選抜 約130名 3月
秋季選抜 約30名 8月
秋季入学 — 10月

春季だけでなく秋季にも選抜があるのは、フレックスハイスクールの特徴です。令和8年度は秋季選抜が8月、秋季入学が10月の予定です。日程は年度ごとに異なるため、学校公式の年間予定と当該年度の募集要項をご確認ください。

静岡県公立高校としての入試

ふじのくに国際高校の検査内容は、年齢や部、入学・編入・転入の区分によって異なります。静岡県内の公立高校と同一の形式だと一括りにはできません。検査区分ごとの内容は令和8年度の公式募集要項で確認してください。

令和8年度の募集要項では、年齢・部・入学区分により検査内容が分かれています。

  • 共通枠A検査:20歳未満のⅠ・Ⅱ部は5教科、Ⅲ部および20歳以上は作文。いずれも面接があります。
  • 編入・転入の検査:20歳未満のⅠ・Ⅱ部はB検査(国語・数学・英語)、Ⅲ部および20歳以上はC検査(作文)。B・C検査のいずれにも面接があります。
  • 学校裁量枠:共通枠の検査に、国際教育プログラムへの適性・探究活動・意欲を踏まえた適応力検査等が加わります。

全ての検査区分に共通する面接は、個人および集団で行われます。詳しくは令和8年度の公式募集要項をご確認ください。

利用できる選抜区分は年度によって異なります。区分や内容は当該年度の同校募集要項でご確認ください。

IB DPへの参加について

入学後にIB DPを履修するためには、学校内での選考や面談があると考えられます。DPは約10名の少人数制ですので、すべての在校生が自動的にDPを履修できるわけではありません。

IB DPへの参加を希望される場合は、入学前から英語力を高めておくこと、そして「なぜIBで学びたいのか」という明確な意志を持っておくことが大切です。学校説明会やIB説明会に積極的に参加して、最新の情報を直接確認されることをおすすめします。

学費:公立校だからこそ実現する優れたコストパフォーマンス

私立IB校との費用比較

正直にお話しすると、IB教育の最大のハードルの一つが「学費」ですよね。日本国内の私立IB校やインターナショナルスクールでは、年間100万円〜300万円以上の学費がかかるケースが少なくありません。「うちにはちょっと無理かな…」と諦めてしまうご家庭も多いのが現実です。

でも、ふじのくに国際高校は静岡県立の公立高校。学校の公式サイトでも、学費は一般的な私立IB校の「3分の1以下」と明記されています。これは、IB教育を受けたいすべての家庭にとって、本当に大きな朗報ではないでしょうか。

公立高校の学費構成

ふじのくに国際高校の令和8年度の費用は、学校公式ページで案内されています。

費用項目 令和8年度の案内
入学時 30,000円
在学中 24,300円
授業料 履修単位数×1,740円
実験実習費 選択した科目により異なる
DP関連費用 DP教材費・資格試験料は別途

DP教材費や資格試験料、実験実習費などは別途必要です。実験実習費は選択した科目により異なります。詳細は学校公式の費用案内をご確認ください。

高等学校等就学支援金制度の活用

授業料には支援制度を利用できる場合があります。令和7年度は「高校生等臨時支援」による先行措置として年額118,800円の支援が行われました。令和8年度の新制度は所得制限がありませんが、国籍・在留資格の要件があります。定時制単位制では履修単位数に応じた支給限度があり、30単位の場合は年額52,200円です。制度の対象要件や申請手続きは静岡県の案内をご確認ください。

授業料に対する支援額は制度の対象要件や履修単位数によって異なります。支援を利用した場合でも、授業料が一律に実質無償になるとは限りません。対象となる金額や申請方法は静岡県の案内でご確認ください。

IB DP関連の追加費用について

IB DPの履修にあたっては、IBO(国際バカロレア機構)への試験登録料や、英語の教材費などの追加費用が発生する可能性があります。ただし、これらの費用は私立IB校の学費と比較すれば格段に少額です。

学費の面での不安は、この学校を選ぶことでかなり解消されるのではないでしょうか。「経済的な理由でIB教育を諦める」ということが少しでも減るよう、静岡県が公立校でIBを実現してくれたことに、保護者として心から感謝したい気持ちです。

カリキュラムの特色:普通科の幅広い学びとIBの深い学び

多彩な選択科目

ふじのくに国際高校は普通科の高校ですが、選択科目が非常に充実しています。一般的な5教科に加えて、商業、家庭科、体育、美術、書道など、専門的な分野の科目も選択できるのが特徴です。

「うちの子は勉強だけじゃなくて、スポーツや芸術にも興味があるんだけど…」というお母さま、まさにこの学校はそういうお子さまのための場所です。自分の興味・関心に応じて科目を選び、自分だけのオリジナルな時間割を組み立てることができます。

3部制で実現する柔軟な学び方

午前・午後・夜間の3部制という仕組みは、さまざまなライフスタイルに対応しています。

  • 午前の部:朝から学びたい生徒向け。午後は自分の活動に充てられます。
  • 午後の部:午前中に別の活動をしてから登校するスタイル。
  • 夜間の部:日中は仕事やその他の活動に取り組み、夕方から学ぶスタイル。

「定時制」と聞くと少し抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれません。でも、ふじのくに国際高校の「定時制」は、従来のイメージとはまったく異なります。「多様な学び方を可能にする柔軟なシステム」としての定時制であり、生徒一人ひとりが最も効果的に学べる環境を選べるという、むしろ先進的な仕組みなんです。

地域連携と実践的な学び

ふじのくに国際高校では、島田市という地域の魅力を活かした学びも重視しています。地元の企業や団体との連携プロジェクト、地域の課題に取り組む探究学習など、教室の中だけでは得られない「生きた学び」が豊富に用意されています。

島田市は旧東海道の宿場町・金谷宿として栄えた歴史ある街であり、大井川鐵道のSL列車や茶畑が広がる美しい土地でもあります。こうした地域資源を教育に活かせるのは、この学校ならではの強みですね。

進路展望:国内大学から海外大学まで広がる選択肢

IB DPスコアで広がる大学進学の道

IB DPの最大のメリットの一つは、IBスコアを活用した大学進学が可能になることです。現在、日本国内でも多くの大学がIBスコアを活用した入試を実施しています。

  • 国公立大学:IB入試を実施する大学があります。出願要件は各大学の募集要項でご確認ください。
  • 私立大学:IBスコアを活用する入試を行う大学があります。必要なスコアや出願方式は大学ごとに異なります。
  • 海外大学:IBディプロマを入学資格等として受け入れる大学があります。必要スコア・科目・語学要件・出願方式は大学ごとに異なり、資格や認定方針が合格を保証するものではありません。詳しくは文部科学省の説明とIBOの大学入学案内をご確認ください。

「IB DPを取得していると、一般的な受験勉強とは違うルートで大学に進学できるんですか?」――はい、その通りです。従来のセンター試験(共通テスト)型の受験とは異なる評価軸で、お子さまの探究力・思考力・表現力を評価してもらえる入試ルートが開けるんです。

海外大学進学の可能性

IBディプロマは、大学進学の選択肢を広げる可能性がある資格です。多くの国・地域の大学で入学資格等として受け入れられていますが、必要なスコア・科目・語学要件・出願方式は大学ごとに異なります。志望大学の公式要件を確認し、認定方針が入学を保証するものではない点にもご留意ください。詳しくは文部科学省の説明とIBOの大学入学案内をご覧ください。

「まさかうちの子が海外の大学に…」と思われるかもしれません。でも、IB DPで2年間しっかり学んだお子さまは、英語力はもちろん、論理的思考力やプレゼンテーション能力、研究する力を身につけています。海外大学で学ぶ準備が、高校時代に自然と整うのがIB教育の素晴らしさなんです。

IBで培われるスキルは社会に出てからも活きる

「でも、大学入試のためだけにIBをやるのはどうかな…」という声もあるかもしれません。確かに、IBの本当の価値は入試テクニックではありません。

IB DPで身につく力は、お子さまが社会に出てからも一生役立つものばかりです。

  • 批判的思考力:情報を鵜呑みにせず、自分の頭で考える力
  • コミュニケーション力:自分の考えを論理的に伝え、他者と議論する力
  • リサーチ力:課題を見つけ、調査し、結論を導き出す力
  • 自己管理力:DPの課題やスケジュールを自分で管理する力
  • 異文化理解力:多様な視点を受け入れ、グローバルに活躍する力

これらは、AI時代にますます重要になるスキルばかり。「答えのない問いに向き合う力」を高校時代から鍛えられるのは、お子さまの将来にとって本当に大きな財産になると思います。

静岡県の国際教育への取り組み

県を挙げた国際教育推進

ふじのくに国際高校のIB認定は、静岡県全体の教育戦略の中で重要な位置を占めています。静岡県は「ふじのくに」の名を冠したこの学校を、グローバル教育と先進的な探究学習の旗艦校(フラッグシップ校)として位置づけています。

つまり、この学校はただの新設校ではないんです。静岡県が「世界を見据え、地域社会に貢献できるグローバル人材を育てる」という明確なビジョンのもとに、県の教育政策の象徴として設立した学校なのです。

公立校でのIB実現の全国的な意義

日本全国を見ても、公立高校でIB DPを提供している学校はまだ非常に限られています。多くの場合、IB教育は私立のインターナショナルスクールや一部の私立校でしか受けられませんでした。

ふじのくに国際高校が公立校としてIB認定を取得したことは、「家庭の経済状況に関係なく、意欲のある生徒がIB教育を受けられる」という大きな一歩。これは静岡県だけでなく、日本の教育全体にとって意義深いことだと思います。

「IB教育は一部の恵まれた家庭のもの」という壁を、公立校の力で打ち破る。ふじのくに国際高校には、そんな挑戦の最前線に立つ学校としての使命があるのです。

学校生活:自由と多様性が共存するキャンパス

自主性を重んじる校風

ふじのくに国際高校の校則は、驚くほどシンプルです。制服はなく、生徒は私服で通学します。「制服がないなんて大丈夫?」と心配されるお母さまもいらっしゃるかもしれませんが、これは「自分で考え、自分で判断する」力を日常的に養うための環境づくりの一環。TPOに合わせた服装を自分で選ぶという行為自体が、社会に出る準備になっているんですね。

多様なバックグラウンドの生徒が集う場

フレックス制という仕組みもあって、ふじのくに国際高校にはさまざまな背景を持つ生徒が集まってきます。学業に集中したい生徒、スポーツや芸術に打ち込みたい生徒、社会人として働きながら学ぶ生徒、海外から来た生徒……。

こうした多様性のある環境は、IB教育が掲げる「国際的な視野を持つ人間の育成」にとって、この上なく理想的な場です。教室の中だけでなく、日常の中で自然と異なる価値観に触れられる。これは、偏差値で序列化された均質な集団の中では得られない、かけがえのない経験です。

アクセスと周辺環境

学校はJR東海道本線・大井川鐵道の金谷駅から徒歩約15分。静岡駅からは約45分の距離です。島田市の自然豊かな環境の中で、落ち着いて学びに集中できる環境が整っています。

都会のような便利さはないかもしれませんが、それがむしろこの学校の魅力でもあります。自然に囲まれた静かな環境で、じっくりと探究学習に取り組む。そんな贅沢な学びの時間を過ごせるのは、この立地ならではです。

よくある質問(FAQ)

Q1. IB DPは英語ができないと受けられませんか?

ふじのくに国際高校ではデュアルランゲージ方式(DLDP)を採用しており、英語と数学は英語で、その他の科目は日本語で授業を行います。すべてが英語というわけではないので、英語力に不安があっても入学後に段階的に力を伸ばしていくことが可能です。ただし、DPを履修する以上、英語学習への意欲と努力は不可欠です。入学前から英語の基礎力を高めておくことをおすすめします。

Q2. 定時制ということは、全日制よりレベルが低いのですか?

いいえ、まったくそのようなことはありません。ふじのくに国際高校の「定時制」は、多様な学び方を可能にするフレックス制という意味です。IBワールドスクールの認定はIBプログラムを提供する学校としての認定です。大学進学での評価や出願要件は大学ごとに異なります。

Q3. 学費は本当に安いのですか?

はい。県立の公立高校ですので、一般的な私立IB校やインターナショナルスクールと比べて学費は3分の1以下です。さらに、高等学校等就学支援金制度を活用することで、授業料の大部分が支給される場合があります。IB DP関連の追加費用(試験登録料など)は別途発生しますが、それでも私立校と比べれば格段にリーズナブルです。

Q4. 入試はどのような形式ですか?

検査内容は年齢・部・入学区分により異なります。令和8年度は、20歳未満のⅠ・Ⅱ部の共通枠A検査が5教科、Ⅲ部および20歳以上は作文で、いずれにも面接があります。編入・転入では、20歳未満のⅠ・Ⅱ部がB検査(国語・数学・英語)、Ⅲ部および20歳以上はC検査(作文)で、B・C検査のいずれにも面接があります。面接は個人および集団で行われます。学校裁量枠では共通枠の検査に適応力検査等が加わります。詳細は当該年度の公式募集要項でご確認ください。

Q5. IB DPを途中でやめることはできますか?

DPは2年間のプログラムですので、途中で挫折してしまうことが不安なお母さまもいらっしゃると思います。IBの仕組みとして、フルディプロマの取得を目指す以外にも、個別のIB科目を「サーティフィケート(証明書)」として取得する道もあります。また、ふじのくに国際高校ではDP履修生以外もIB科目を個別に選択できる仕組みがあるため、お子さまの状況に応じた柔軟な対応が可能です。詳しくは学校に直接ご相談されることをおすすめします。

Q6. 通学が遠いのですが、寮はありますか?

現時点で、学校が独自の寮を運営しているという情報は確認できていません。金谷駅からは徒歩約15分、静岡駅からは約45分の距離ですので、静岡県内の多くの地域から通学は可能です。遠方からの通学や住居について心配がある場合は、学校に直接お問い合わせいただくのが確実です。

Q7. 卒業後の進路はどうなりますか?

大学進学等の卒業生実績は、学校の公式サイトでは公表されていません。実績の有無や卒業者数・卒業年度については、学校へ確認してください。IBディプロマを入学資格等として受け入れる大学はありますが、必要なスコア・科目・語学要件・出願方式は大学ごとに異なります。志望大学の要件を確認し、合格が保証されるものではないことにもご留意ください。詳しくは文部科学省の説明とIBOの大学入学案内をご確認ください。

Q8. 学校説明会やIB説明会はありますか?

はい、ふじのくに国際高校では学校説明会やIB説明会を定期的に開催しています。実際に学校の雰囲気を感じたり、先生方に直接質問したりできる貴重な機会ですので、ぜひ積極的に参加されることをおすすめします。日程は学校の公式サイトで随時公開されます。

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まとめ:「ふじのくに」から世界へ羽ばたく未来を

静岡県立ふじのくに国際高等学校は、日本の公教育の新しい可能性を示してくれる学校です。ここまでの内容を振り返ってみましょう。

  • 静岡県初の公立IBワールドスクール:2025年8月に認定、2026年1月からDP開始
  • 公立校の費用案内:入学時費用や授業料、DP関連費用は学校公式ページで確認
  • デュアルランゲージ方式:英語と日本語のバイリンガル授業で、英語力に不安があっても挑戦可能
  • 少人数制(約10名):きめ細かい双方向型の授業
  • フレックスハイスクール:3部制で自分に合った学び方を選択できる
  • 多様な進路:IB入試や海外大学への出願を検討できる。要件は大学ごとに異なり、合格を保証するものではありません
  • 探究学習の充実:地域と連携した実践的な学び

「公立校でIB教育を受けられる」。このシンプルな事実が持つ意味は、本当に大きいと思います。経済的な事情に関係なく、意欲のあるお子さまが世界水準の教育にアクセスできる。それが、ふじのくに国際高校が私たちに提示してくれている新しい選択肢です。

もちろん、新しい学校ですから、卒業後の進路実績を知りたいと感じるお母さまもいらっしゃるでしょう。大学進学等の卒業生実績は学校公式サイトでは公表されていないため、卒業者数・卒業年度・進学実績の有無は、学校へ確認してみてください。

島田市の豊かな自然と歴史に囲まれた環境で、世界とつながる学びを体験する。「ふじのくに」の名を胸に、お子さまが世界へ羽ばたいていく姿を想像してみてください。その第一歩を踏み出す場所として、ふじのくに国際高等学校は最高の選択肢の一つになるはずです。

まずは学校説明会やIB説明会に参加して、学校の雰囲気を直接感じてみてください。きっと、「この学校なら、うちの子の可能性を広げてくれる」と感じていただけると思います。

お問い合わせ先:
静岡県立ふじのくに国際高等学校
〒428-0018 静岡県島田市金谷根岸町35
TEL:0547-39-5931
公式サイト:https://www.edu.pref.shizuoka.jp/fujinokunikokusai-h/

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