千代田高等学校IBガイド:都心・四番町で学ぶ日本語DPと研究・開発コース、学費と入試(2026年度要項)

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千代田高等学校は、東京都千代田区四番町にある私立の高校です。2025年4月に「武蔵野大学附属千代田高等学院」から校名を変え、今は「千代田中学校・高等学校」として中高を運営しています。2018年2月にIBのディプロマ・プログラム(DP)の認定を受けていて、高校2年から日本語DPを選べます。「都心でIBを学べる学校を探している」「校名が変わったけれど、IBはどうなったの?」と気になっているお母さまも多いのではないでしょうか。

はじめに:この記事でわかること

この記事では、学校公式サイトと募集要項、IBO(国際バカロレア機構)公式の学校情報、東京都と文部科学省のページで確認できた内容だけをもとに、IBDPへの進み方、学費、入試、進学実績までを順番にお話ししますね。2027年度の高校募集要項は2026年9月24日の時点でまだ公開されていないため、学費と入試は2026年度の募集要項の内容でご紹介します。

学校概要:2025年に校名を変更した都心の共学校

項目 内容
学校名 千代田中学校・高等学校(高校は「千代田高等学校」)
旧校名 武蔵野大学附属千代田高等学院(2025年4月に校名変更)
所在地 〒102-0081 東京都千代田区四番町11番地
アクセス 半蔵門駅・麹町駅から徒歩5分、市ヶ谷駅から徒歩7〜8分、四ッ谷駅から徒歩7〜10分(学校のページにより表記が異なる)
IB認定 DP(2018年2月7日)

学校公式の沿革には、2018年に男女共学化と「武蔵野大学附属千代田高等学院」への校名変更、2025年に「千代田中学校・高等学校」への校名変更が記録されています(学校公式の沿革・建学の精神)。校名が変わっても、同じ法人の武蔵野大学への推薦制度があり、学業成績に応じた専願推薦と、武蔵野大学への入学の権利を持ったまま他大学に挑戦できる併願推薦が用意されています。推薦の条件はコースによって異なると書かれています(学校公式の武蔵野大学について)。

IB認定状況:2018年にDPの認定

IBO公式の学校情報では、千代田高等学校(Chiyoda High School)は2018年2月7日にDPの認定を受けた学校として掲載されています。授業言語は英語と日本語です(IBO公式の学校ページ)。校名が変わっても、IBO上の認定は続いています。

教育の特色:高1は研究・開発コース、高2からIBDPを選べる

学校公式サイトによると、高校の教育コースは「研究」「開発」「IB」の3つです。研究コースと開発コースは2025年度に新設されたコースで、研究コースは「0から1」を生み出す学び、開発コースは「1から10」に発展させる学びと説明されています(学校公式の「未来をつくる」3コース)。

IBDPは、高校1年で研究コースか開発コースで学んだあと、高校2・3年で選べる仕組みです。高校2年からIBDPに進むときには、英語の資格と成績による選抜があります。英語の資格の種類や必要なスコア、成績の基準の具体的な数字は、確認した学校のページには載っていなかったので、説明会で確認してくださいね。

千代田高校の3年間とIBDPへの進み方
図1:高校1年は研究コースか開発コース、高校2年から選抜を経てIBDPを選べる

「入学するときにIBに決めないといけないの?」と心配される方もいるかもしれませんが、高校入学時の募集は研究コースと開発コースで、IBDPは入学後に選ぶ形です。1年間、高校の学びにふれてから選べるのは安心ですよね。

日本語DP(Dual Language Diploma)

学校は「日本語DP(Dual Language Diploma)」を実施していて、一部の科目を日本語でも学べると説明しています。学校の現行の科目表では、日本語で開講する科目を赤字で示しています(ページ上の色分けで確認できます)。学校が公開している以前の教育課程の資料では、英語Bと数学を英語で学ぶとされていましたが、今の科目構成にそのまま当てはまるかは確認できませんでした。どの科目を英語で学ぶかは、学校に確認しておきましょう。

カリキュラム:IBDPの開講科目

学校公式サイトの科目表には、次のIB科目が掲載されています(括弧内は教育課程表に書かれた数値で、単位の表記はありません。学校は別に、SLは2年間で150時間、HLは240時間と説明しています)。

学年 IB科目
高校2年 化学SL(3)、数学SL(3)、英語B HL(5)、日本語A HL(5)、歴史HL(5)、音楽SL(3)、TOK(2)、CAS(1)、EE(1)
高校3年 化学SL(4)、数学SL(4)、英語B HL(5)、日本語A HL(5)、歴史HL(5)、音楽SL(4)、TOK(3)、CAS(1)、EE(1)

IBOの学校ページにも、数学(分析)、音楽、英語B、化学、歴史、TOK、日本語A(文学)が掲載されています。理科は化学、芸術は音楽というように、科目がはっきり決まっている構成です。お子さまが学びたい科目が入っているか、事前に確認してくださいね。

学費:2026年度の募集要項より

以下は、千代田高等学校「生徒募集要項 2026年(令和8年)度入試」に掲載された2026年度の予定額です(2026年度 生徒募集要項)。2027年度の金額は、新しい要項で確認してください。

費目(2026年度・月額) 研究コース 開発コース 2年次からIBを選んだ場合
授業料 49,200円 49,200円 49,200円
教育充実費 26,600円 16,600円 82,100円
生徒会費・保護者会費 2,200円 2,200円 2,200円
月額の合計 78,000円 68,000円 133,500円
千代田高校の毎月の費用(2026年度要項)開発コースとIBを選んだ場合の比較
図2:毎月かかる費用(2026年度の募集要項)

このほか、2026年度の要項には、入学金250,000円(入学手続時)、宿泊行事積立(1・2年次で合計約500,000円)、学年費(各年次130,000円。コースによって変動)、制服・体操服など約120,000円、3年次の同窓会費20,000円が記載されています。教科書やBYOD用の情報端末は、入学後に各自で購入します。

「IBを選ぶと毎月の費用がかなり上がるのね…」と思われた方も多いと思います。正直にお話しすると、2年次からIBを選ぶと、教育充実費が月82,100円になり、月額の合計は133,500円(2026年度)になります。進路と費用の両方を考えて、ご家庭でよく相談しておきたいポイントですね。

国と東京都の授業料支援(2026年度)

国の高等学校等就学支援金は、2026年4月1日から所得制限がなくなり、私立高校(全日制)では年額457,200円を上限に授業料に充てられます(文部科学省:改正法の施行等について)。東京都の私立高等学校等授業料軽減助成金は、国の就学支援金などと合わせて、都内私立高校の平均授業料相当額まで支援する制度で、2026年度は合わせて最大501,000円と案内されています。国と都の制度は別々に申請が必要で、国籍・在留資格・居住地などの要件もあります(東京都:私立高等学校等授業料軽減助成金、東京都:よくある問い合せ)。これらの支援は授業料が対象で、教育充実費や行事の積立などは対象外と考えておきましょう。

入学方法:2026年度の入試(参考)

2027年度の入試の内容は、2026年9月24日の時点では学校公式サイトで確認できませんでした。参考として、2026年度の募集要項の内容をご紹介します。

  • 募集:男女100名(研究コース20名、開発コース80名)。推薦入試・一般入試は各50名
  • 推薦入試(2026年1月22日):国語・数学・英語の適性検査(各30分・各50点)
  • 一般入試(2026年2月10日または11日):国語・数学・英語の学力試験(各50分・各100点)
  • 海外帰国生一般入試(2025年11月30日):教科型(国語・数学・英語と日本語面接)または英語型(英語エッセイと英語面接)
千代田高校の入試日程(2026年度・参考)
図3:入試日程(2026年度・参考)

推薦・一般入試の試験科目の欄には、面接の記載はありませんでした。IBコースだけの独立した募集枠はなく、研究コースか開発コースで入学し、高校2年からIBDPを選ぶ形です。

進学実績:合格大学の例

学校公式の進学実績ページには、「3か年実績抜粋」として合格大学の名前が掲載されています(学校公式の進学実績)。

  • 国公立大学:東京都立大学、東京藝術大学、琉球大学 など
  • 海外大学:University of Massachusetts Amherst、The University of Melbourne、The University of Sydney など
  • 私立大学:慶應義塾大学、上智大学、明治大学 など

このページには、集計の対象年度や人数は載っていません。また、学校公式サイトではIBDPの成績(平均点や取得率など)は確認できませんでした。IBDPを選んだ生徒の進路は、説明会で聞いてみてくださいね。

IBと大学入試について

「IBなら東大や京大にもIBの入試枠があるの?」と聞かれることがありますが、大学ごとに扱いはさまざまです。たとえば、慶應義塾大学には国内のIB資格取得者を対象にしたIB入試がありますが、東京大学の学校推薦型選抜では、IBは提出できる資料の例の一つとして扱われています。志望する大学の最新の募集要項で、IBの扱いを個別に確認することが大切です。

お母さまが気になるリアルな疑問

Q. 英語が得意でなくてもIBDPに進めますか?

高校2年からIBDPに進むには、英語の資格と成績による選抜があります。日本語DPなので一部の科目は日本語で学べますが、英語で学ぶ科目もあります。高校1年のうちに、英語の資格の準備も進めておくと安心ですね。

Q. 校名が変わって、武蔵野大学との関係はどうなりましたか?

学校公式サイトでは、同じ法人の武蔵野大学への専願推薦と併願推薦が案内されています。推薦の条件はコースによって異なると書かれているので、IBDPを選んだ場合の条件も確認しておきましょう。

Q. 費用はどれくらいかかりますか?

2026年度の要項では、IBを選んだ場合の月額合計は133,500円です。入学金、宿泊行事積立、学年費、制服なども別にかかります。授業料には国と東京都の支援を充てられる場合がありますが、教育充実費などは対象外と考えておきましょう。

Q. 説明会では何を確認すればいいですか?

  • IBDPの選抜で求められる英語資格とスコア、成績の基準
  • 英語で学ぶ科目と日本語で学ぶ科目
  • 2027年度の学費と入試日程
  • IBDPを選んだ生徒の最近の進路
  • 武蔵野大学への推薦の条件(IBDPを選んだ場合)

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まとめ:こんなご家庭に向いている学校です

千代田高等学校は、都心の四番町でIBの日本語DPに挑戦できる学校です。入学後に研究・開発コースで学びながら、高校2年からIBDPを選ぶ仕組みなので、お子さまの気持ちを大切にしながら進路を考えられます。

  • 都内でIBのDPを学べる私立高校を探しているご家庭
  • 入学してから、IBに進むかどうかをじっくり決めたいお子さま
  • 武蔵野大学への推薦制度も視野に入れたいご家庭

まずは学校説明会に参加して、IBDPの授業の雰囲気や選抜の条件を親子で確かめてみてください。

出典・参考リンク

※本記事の内容は2026年9月24日に確認した情報に基づいています。2027年度の募集要項が公開されたら、入試日程・学費などは最新の情報を学校公式サイトでご確認ください。

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