【2027年度高校入試】千葉県公立高の帰国生徒特別選抜、学科別の予定人員と出願要件を整理

千葉県公立高校 令和9年度 海外帰国生徒の特別入学者選抜の学科別予定人員 IB最新ニュース

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「海外赴任が終わって帰国したら、子どもの高校受験はどうなるの?」「帰国生の枠って、千葉県の公立高校にはどれくらいあるのかしら?」――海外駐在中のご家庭や、帰国したばかりのご家庭にとって、これは本当に気になるテーマですよね。

そんななか、千葉県教育委員会が2026年9月18日、令和9年度(2027年度)の公立高校入試で行う「海外帰国生徒の特別入学者選抜」などについて、学校・学科ごとの入学許可候補者の予定人員を公表しました。リセマムも2026年9月24日にこのニュースを報じています。

この記事では、帰国生入試を考えているご家庭に向けて、どの高校にどれくらいの枠があるのか、出願できる条件は何か、そしてこれからのスケジュールをまとめました。主に関わるのは、2027年4月に高校へ入学する学年、つまり2026年度に中学3年生のお子さまです。ただし、すでに中学校を卒業した人や、海外の学校の課程を修了した人なども、所定の志願資格・志願要件を満たせば対象になります。

ニュースの概要

千葉県教育委員会が公表したのは、令和9年度千葉県公立高等学校入学者選抜のうち、「海外帰国生徒の特別入学者選抜」「外国人の特別入学者選抜」「成人の特別入学者選抜」の3つについての予定人員です。ここでは帰国生のご家庭に関わる、海外帰国生徒の特別入学者選抜を中心に見ていきます。

項目 内容
発表主体 千葉県教育委員会
公表日 2026年9月18日
対象の入試 令和9年度(2027年度)千葉県公立高等学校入学者選抜
海外帰国生徒選抜の実施校 県立高校16校20学科(全日制)、参考として市立高校3校4学科
人数の扱い すべて「おおむね○名」という目安。一般入学者選抜の募集人員の中に含まれる

県立高校で予定人員が多いのは、幕張総合(総合学科)のおおむね15名、松戸国際(国際教養科)と成田国際(国際科)のおおむね12名です。ただし、この3学科の人数は「外国人の特別入学者選抜」と合わせた数として示されています。普通科では、船橋・国府台・松戸馬橋・柏中央・流山おおたかの森がそれぞれおおむね7名、千城台がおおむね6名などとなっています。

学科ごとの予定人員を図1にまとめました。オレンジ色の棒は外国人選抜と合わせた人数なので、帰国生だけの枠ではない点に気をつけて見てくださいね。

千葉県公立高校 令和9年度 海外帰国生徒の特別入学者選抜の学科別予定人員
図1:海外帰国生徒の特別入学者選抜の学科別予定人員(令和9年度・おおむねの目安)。千葉県教育委員会の公表資料(2026年9月18日)より作成

市立高校では、市立船橋(普通科)と市立松戸(普通科)がそれぞれおおむね5名、市立松戸(国際人文科)がおおむね3名、市立柏(普通科)がおおむね6名です。市立松戸の国際人文科と市立柏は、外国人選抜を含めた人数になっています。

ポイント:予定人員は「合格者数の約束」ではなく、あくまで県が示した目安です。しかも一般入学者選抜の募集人員の中に含まれる数なので、帰国生の枠が別に上乗せされるわけではありません。

背景と解説

「海外帰国生徒の特別入学者選抜」とは

海外で長く暮らしたお子さまは、日本の中学校の学習内容を一部しか経験していなかったり、日本語での受験に不安があったりしますよね。こうした事情に配慮して、一般入試とは別の選抜方法で選抜するのがこの制度です。つまり、「帰国生であること」を前提にした入り口がもう一つ用意されている、ということです。

令和9年度の実施要項によると、出願するには志願資格と志願要件の両方を満たす必要があります。志願資格は、中学校を卒業した人または2027年3月卒業見込みの人のほか、中等教育学校の前期課程を修了した人(修了見込みを含む)、学校教育法施行規則第95条各号のいずれかに該当する人も認められています。海外の学校で学んできた場合などは、実施要項の第1の1と別記6で、自分がどの資格に当たるかを確認しておくと安心です。そのうえで、次のどちらかの志願要件に当てはまることが必要です。

  • ア:外国での在住期間が、帰国時からさかのぼって継続して2年以上4年未満で、帰国後1年以内の人(判定日までに帰国から1年が経過していないこと)
  • イ:外国での在住期間が、帰国時からさかのぼって継続して4年以上で、帰国後2年以内の人(判定日までに帰国から2年が経過していないこと)

実施要項では、「帰国後1年以内」「帰国後2年以内」は原則として帰国した日から令和9年(2027年)2月1日までに1年(または2年)が経過していないことと定義されています。つまり、ちょうど1年(または2年)がたった日は含まれない点に注意が必要です。たとえば海外に3年住んでいた場合はアに当たるので、2027年2月1日の時点で帰国から1年たっていないことが条件になります。海外生活が4年以上なら、帰国から2年以内まで出願できるということです。

海外帰国生徒の特別入学者選抜の志願要件と検査内容
図2:志願要件(海外在住期間と帰国後の期間)と検査内容。千葉県教育委員会「令和9年度 海外帰国生徒の特別入学者選抜 実施要項」より作成

検査は3教科+学校ごとの検査

検査の中身は図2の下半分にまとめました。学力検査は国語・数学・英語の3教科で、国語と数学は各50分、英語は60分、配点は各教科100点です。英語には放送によるリスニングテストが含まれます。これに加えて、各高校が独自に定める「学校設定検査」があります。内容は学校によって異なり、実施要項の付表3に学校ごとに掲載されているので、志望校が決まったら必ず確認しておきたいところです。

また、要項では、通学区域などの規則に反しない限り、同じ高校・同じ課程で海外帰国生徒選抜を実施している別の学科を第2希望として申し出ることができるとされています。松戸国際や成田国際、流山おおたかの森、東金のように、普通科と国際系の学科の両方で帰国生選抜を行う高校では、選択肢の一つになりそうですね。

「外国人選抜を含む」表記の読み方

幕張総合や松戸国際(国際教養科)、成田国際(国際科)などは、海外帰国生徒と外国人の2つの特別選抜を合わせて実施し、予定人員も合わせた数で示されています。そのため、帰国生の枠がそのまま15名や12名あるとは読めません。どのくらいの割合になるかは公表資料からはわからないので、気になる場合は学校や県教育委員会に確認するのが確実です。

保護者への影響と今できる対応

今回の公表でいちばん影響を受けるのは、2027年4月の高校入学を目指す中学3年生のうち、海外から帰国した、またはこれから帰国する予定のご家庭です。特に海外駐在中のご家庭は、帰国の時期と志願要件の「帰国後○年以内」がかみ合うかどうかを、今のうちに確かめておきたいですよね。

注意:帰国後の期間は原則2027年2月1日で判定されます。帰国時期によっては、同じ海外在住年数でも要件から外れることがあります。出入国日がわかる書類(パスポートなど)を手元に用意して、早めに日付を確認しておきましょう。

これからの主な日程は図3のとおりです。海外現地校出身の志願者向けには、2026年11月16日・19日・24日・12月23日に個別相談会が、他都道府県や日本人学校などから志願する人向けには2026年12月15日に説明会が予定されています。どちらも予約制で、各回定員40名、予約の締め切りは開催日の1週間前(定員に達すると締め切り)です。ただし、千葉県内の中学校から志願する人、埼玉県・茨城県の本県隣接学区内の中学校から志願する人、千葉県内への一家転住により志願する人は、この説明会ではなく、在籍(出身)中学校で入学志願手続の説明を受けるよう案内されています。一家転住の場合は、在籍中学校から千葉県総合教育センターに連絡すると、中学校に資料が提供されるとのことです。説明会に出席できなくても志願はできますが、その場合は県教育委員会のページに掲載される配付資料を必ず確認するよう案内されています。

令和9年度 海外帰国生徒選抜までのスケジュール
図3:相談会・説明会(対象者別)から合格発表までのスケジュール。千葉県教育委員会の日程・説明会案内ページより作成

出願は、2027年1月12日から2月1日までに志願者情報の登録と入学検査料の納付を行い、2月2日から4日までに調査書などの書類を提出する流れです。海外帰国生徒選抜の本検査は2027年2月16日の1日のみで、入学許可候補者の発表は3月2日です。

今のうちに、次のポイントを確認しておくと安心ではないでしょうか。

  • お子さまの海外在住期間(継続した期間)と帰国日から、志願要件のアとイのどちらに当たるか
  • 志望する高校・学科が海外帰国生徒選抜を実施しているか、予定人員が外国人選抜と合わせた数かどうか
  • 学校設定検査の内容(実施要項の付表3)
  • 海外在住状況説明書(様式6)の作成に必要な、出入国日がわかる書類
  • 個別相談会・説明会の予約(開催日の1週間前が締め切り)。一家転住などで対象外となる場合は、在籍・出身中学校での説明になるかどうか

ポイント:海外現地校出身の方の個別相談会では、在留カード、現地校の第9学年の修了証明書や成績証明書など、出願に必要な書類を持参するよう案内されています。英語・中国語・ネパール語の通訳ボランティアがつく予定とされています。

なお、今回の予定人員や要件は令和9年度入試のものです。2028年度以降に受験する学年の方は、翌年度に公表される要項で改めて確認してくださいね。

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まとめ

  • 予定人員の公表: 千葉県教育委員会が2026年9月18日、令和9年度公立高校入試の海外帰国生徒選抜などの予定人員を公表しました
  • 実施校: 県立16校20学科と、参考として市立3校4学科。人数はすべて「おおむね」の目安で、一般入試の募集人員に含まれます
  • 表記に注意: 幕張総合(15名)や松戸国際・成田国際(各12名)などは外国人選抜と合わせた人数です
  • 志願要件: 海外に継続2年以上4年未満なら帰国後1年以内、4年以上なら帰国後2年以内(いずれも2027年2月1日までに1年・2年が経過していないこと)で判定されます
  • 日程: 相談会は2026年11〜12月、本検査は2027年2月16日、発表は3月2日です

出典・参考リンク

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