沖縄尚学高等学校IBガイド:那覇で学ぶ国際文化科学コース(DP)と2027年度入試・学費

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沖縄尚学高等学校は、沖縄県那覇市にある私立の高校です。2015年2月にIBのディプロマ・プログラム(DP)の認定を受け、「国際文化科学コース」でDPを学べます。IBO(国際バカロレア機構)の記録では、沖縄県で最初にDPの認定を受けた学校です。「沖縄でIBに挑戦できるの?」「英語はどのくらい必要?」と気になっているお母さまも多いのではないでしょうか。

はじめに:この記事でわかること

この記事では、学校公式サイト・入試要項・学校案内、IBO公式の学校情報、文部科学省のページで確認できた内容だけをもとに、国際文化科学コースの学び、2027年度入試、学費、寮、進学実績までを順番にお話ししますね。金額や日程には、対象の年度を添えています。

学校概要:1983年創設、附属中学校を持つ私立校

項目 内容
学校名 沖縄尚学高等学校(附属中学校あり)
運営法人 学校法人尚学学園
所在地 〒902-0075 沖縄県那覇市国場747
共学・別学 共学
IB認定 DP(2015年2月23日)
IBを学ぶコース 国際文化科学コース

学校公式の沿革によると、前身の嘉数学園沖縄高等学校が1957年に開校し、1983年に沖縄尚学高等学校が創設されました。1986年に附属中学校を開設し、1991年に学校法人尚学学園として認可されています(学校公式の沿革)。校訓は「私たちは『怖れず 侮らず 気負わず』やるべきことに取り組みます」「私たちは『暖かみ 厳しさ 知性』を身につけ『感謝と奉仕』の心を実践します」です。

IB認定状況:沖縄県で最初のDP認定校(2015年)

IBO公式の学校情報では、沖縄尚学は「Shogaku Gakuen Educational Foundation」という名前で、2015年2月23日にDPの認定を受けた学校として掲載されています。共学で、DPの最終試験は11月です(IBO公式の学校ページ)。

「沖縄県初のIB認定校」と紹介されることもありますが、正確には「沖縄県で最初のDP認定校」(2015年2月認定)です。IBのプログラム全体でみると、沖縄インターナショナルスクール(OIS)が2011年7月に初等教育プログラム(PYP)の認定を先に受けています(IBO公式:Okinawa International School)。プログラムの種類を分けて覚えておくと安心ですね。

授業の言語

IBOの学校情報の授業言語欄には「英語」と掲載されています。一方、学校公式サイトでは、国際文化科学コースを英語と日本語による「Dual IBDP」と説明していて、沿革にも「IB英語・日本語DPを導入」と書かれています(学校公式の国際バカロレア認定校のページ)。英語で学ぶ授業としては、英語、歴史、TOKが挙げられています。どの科目をどちらの言語で学ぶかは、学校説明会で確認しておくと確実です。

教育の特色:高1のPre-IBから高2・高3のDPへ

学校公式の2025学校案内によると、国際文化科学コースでは、高校1年でPre-IB、高校2・3年でDPのカリキュラムを学びます。学校のIBのページでも「IBのカリキュラムは2年間」「1年次はPre IB」と説明されています(2025学校案内)。図1で流れを確認してみてください。

沖縄尚学 国際文化科学コースの3年間
図1:高校1年はPre-IB、高校2・3年でDPを学ぶ

いきなりDPの授業に入るのではなく、1年間の準備期間があるのは心強いですよね。高校1年のうちに、英語で学ぶことや、探究型の授業のスタイルに慣れていくことができそうです。

カリキュラム:主な授業と科目

学校公式ページには、国際文化科学コースの主な授業として、日本文学、English B、歴史、実験科学(生物・化学)、数学、美術、TOK、CAS、空手、体育、情報が掲載されています。日本の高校卒業資格に必要な科目や空手も含めた、英語と日本語のカリキュラムだと説明されています。

IBOの学校ページの「現在履修している科目」には、数学(分析とアプローチ)、生物、視覚芸術、英語B、化学、歴史、TOK、日本語A(文学)が掲載されています。開講する科目は年度によって変わることがあるので、気になる科目がある場合は学校に確認してくださいね。

DPでは、6つの教科グループから科目を選び、課題論文(EE)、知の理論(TOK)、創造性・活動・奉仕(CAS)の3つのコアにも取り組みます。沖縄の歴史や文化を学ぶ機会がある学校で、空手もカリキュラムに入っているのは、この学校ならではの特徴ですね。

附属中学校との関係

学校の英語版の言語方針では、附属中学校から進学する生徒も、ほかの中学校から入学する生徒も、DPで受け入れると説明されています(学校公式の言語方針(英語))。附属中学校から進学する生徒は、高校2年に進級するときに、国際文化科学コースを含む5つのコースに再編成されると学校案内に書かれています(学校公式の附属中学校について)。

寮について:県外や離島からの生徒も

学校公式サイトによると、沖縄尚学は県外・離島・沖縄本島北部からの生徒を受け入れていて、学校と協力して生活指導を行う寮があります(学校公式のキャンパス・学生寮)。

  • 尚学舎:学校から徒歩7分。個室4室で1つのユニットになっていて、シャワーとトイレは4人で共用です。食堂や自習室、洗濯コーナーもあります。
  • 尚学グローバル寮:外国人講師が交代で宿泊し、平日にはイングリッシュ・アワーがあります。留学生が滞在することもあると紹介されています。

2026年度の学校案内には、「2025年度 寮費」として、高校生の寮費が尚学舎65,200円、尚学グローバル寮92,700円(いずれも3食付き)と掲載されています。入寮時には、入寮費50,000円、維持管理費50,000円、業者清掃費15,000円がかかります。ただし、案内の表には寮費が月額かどうかの表記がないので、学校に確認してくださいね。2027年度の寮費はまだ公表されていません。

入学方法:2027年度入試

国際文化科学コースは、英検準2級の取得が出願条件です(外国籍の生徒は日本語能力試験N2)。以下は、学校公式の2027年度(令和9年度)の各入試要項で確認した内容です(学校公式の募集要項一覧)。

推薦入試(専願)

  • 出願期間:2026年11月9日〜13日(書類の提出は11月9日〜17日)
  • 試験日:2026年12月5日(本校)
  • 試験科目:国語・英語・数学(各50分)と面接(保護者同伴)
  • 国際文化科学コースの条件:英検準2級。学校推薦の場合は中学校3年間の9教科の評定平均4.0以上、自己推薦の場合は中学3年1学期の主要5教科の評定平均4.0以上などの条件があります
  • 募集人員:国際文化科学コース15名

(令和9年度 推薦入学者選抜試験 要項)

一般入試A方式(本校・宮古・石垣・東京)

  • 出願期間:2026年12月14日〜19日(正午まで)
  • 試験日:2027年1月10日
  • 試験科目:国語・英語・数学(各50分)。国際文化科学コースは面接あり
  • 募集人員:国際文化科学コース10名(全会場の合計)

(令和9年度 一般入学者選抜試験A方式 要項)

一般入試B方式

  • 出願期間:2027年1月25日〜30日(正午まで)
  • 試験日:2027年2月6日(本校)
  • 選抜方法:通知表、面接、学習状況や学力の到達度を示す資料などの総合評価
  • 募集人員:対象の3コース合計で15名程度

(令和9年度 一般入学者選抜試験B方式 要項)

このほか、東京会場を使えない地域の生徒を対象にした「県外出身者調査書推薦入試」もあり、国際文化科学コースも若干名を募集しています(令和9年度 県外出身者調査書推薦入試 要項)。

沖縄尚学の2027年度入試の主な日程
図2:2027年度入試の主な日程

学費:入学手続時と年間の費用

入学手続時(2027年度)

2027年度の入試要項によると、入学手続時に納めるのは、入学金と校納金1期分を合わせた290,140円です。国際文化科学コースは、これにIB費100,000円が加わり、390,140円になります(図3)。

沖縄尚学 国際文化科学コースの2027年度入学手続時の納付額
図3:入学手続時に納める金額(2027年度・国際文化科学コース)

年間の費用(2026年度の学校案内)

学校公式の校納金・学寮費のページは「現在調整中」となっていて、2027年度の年額はまだ公表されていません。参考として、2026年度の学校案内に掲載されている金額をご紹介します(2026年度 学校案内)。

費目(2026年度) 年額
授業料 396,000円(99,000円×4期)
施設費 120,000円(30,000円×4期)
冷房費 8,000円(2,000円×4期)
図書費・体育館維持補助費・諸会費・PTA会費・派遣費・生徒会費 23,840円
校納金の合計 547,840円
IB費(国際文化科学コース) 100,000円

入学金は120,000円(入学時のみ)です。模試代、教科書・補助教材代、検定料、制服・体育着代などは校納金に含まれていません。

就学支援金と奨学生制度

国の高等学校等就学支援金は、2026年4月1日から所得制限がなくなり、私立高校(全日制)では年額457,200円を上限に授業料に充てられます。申請が必要で、国籍・在留資格などの要件もあります(文部科学省:改正法の施行等について)。

学校独自の奨学生制度もあります。第1種は、国の就学支援金と調整したうえで最高で授業料の年額と入学金の全額、施設費の一部を給付し、第2種はその半額を給付します。国際文化科学コースも対象で、専願者から選考すると説明されています(学校公式の就学支援金・奨学生制度)。

進学実績:2026年度の大学合格

学校公式の大学合格実績ページには、2026年度の実績として、次のような大学が掲載されています(学校公式の大学合格実績)。

  • 国公立大学:東京大学1、京都大学1、大阪大学1、北海道大学3、九州大学4、琉球大学37(うち現役34)など
  • 私立大学:早稲田大学6、上智大学5、明治大学7、青山学院大学8、立教大学9、中央大学12、同志社大学10、立命館アジア太平洋大学5など
  • 海外大学:エディンバラ大学(イギリス)1、ジェームズクック大学(オーストラリア)1、メルボルン大学(オーストラリア)1、クイーンズランド大学(オーストラリア)1

これは学校全体の合格実績で、国際文化科学コースだけの数字ではありません。また、合格者数は進学者数とは異なります。

お母さまが気になるリアルな疑問

Q. 英語はどのくらいできればいいですか?

国際文化科学コースは英検準2級の取得が出願条件です。入学後は英語で学ぶ授業もあるので、英語で学ぶことに前向きかどうかも大切です。高校1年のPre-IBの期間に、少しずつ慣れていけそうですね。

Q. 県外からでも入学できますか?

一般入試A方式は東京会場でも受けられます。東京会場を使えない地域の生徒には、県外出身者調査書推薦入試もあります。寮もあるので、県外から入学するご家庭は、寮の空きや費用もあわせて確認しましょう。

Q. 費用はどれくらいかかりますか?

2027年度の入学手続時にはIB費を含めて390,140円、2026年度の学校案内では年間の校納金が547,840円、IB費が年100,000円です。授業料には就学支援金を充てられます。寮を使う場合は寮費が別にかかります。

Q. 説明会では何を確認すればいいですか?

  • 英語で学ぶ科目と日本語で学ぶ科目
  • 2027年度の校納金と寮費(月額か年額かも含めて)
  • DPの最終試験の受験料などIB費以外にかかる費用
  • 国際文化科学コースの卒業生の進路
  • 奨学生制度の選考の方法

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まとめ:こんなご家庭に向いている学校です

沖縄尚学高等学校は、2015年2月に沖縄県で最初にDPの認定を受けた学校で、国際文化科学コースで英語と日本語を使ってIBを学べます。高校1年のPre-IBで準備してからDPに進めるので、無理なくIBに挑戦できそうです。

  • 沖縄でIBのDPに挑戦させたいご家庭
  • 英語と日本語の両方で学びながら、国内外の大学を目指したいお子さま
  • 県外や離島から、寮で生活しながら学びたいお子さま

まずは学校説明会に参加して、国際文化科学コースの授業の雰囲気を親子で確かめてみてください。

出典・参考リンク

※本記事の内容は2026年9月24日に確認した情報に基づいています。入試日程・学費などは変更される場合がありますので、最新の情報は必ず学校公式サイトでご確認ください。

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