【2026年募集開始】進学応援奨学金2026 supported by 日本生命とは?対象条件と申請期限を解説

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「大学に行かせてあげたいけれど、受験する前からこんなにお金がかかるなんて」――お子さまが高校3年生になったご家庭で、こんなため息をついたことはありませんか。授業料の心配はもちろんですが、実はその前に立ちはだかるのが、受験料や模試代、参考書代、そして受験会場までの交通費といった「入学前の出費」なんです。

そんな進学準備費用を支える奨学金の募集が、2026年8月24日に始まりました。認定NPO法人キッズドアが実施する『進学応援奨学金2026 supported by 日本生命』です。返還不要の10万円を、全国1,200名の高校3年生や浪人生に給付するというもの。締切は2026年9月23日18時と、期間はおよそ1か月しかありません。ただし給付は同年12月中旬の予定です。それ以前に支払う受験料などは、別途用意する必要があります。

この記事では、どんなご家庭が対象として案内されていたのか、何を準備すればよいとされていたのか、そして国の修学支援制度とどう違うのかを、保護者目線で整理してお伝えします。募集時の情報を振り返る際の参考にしてください。

ニュースの概要

認定特定非営利活動法人キッズドア(理事長:渡邉由美子、東京都中央区)は2026年8月24日、『進学応援奨学金2026 supported by 日本生命』の募集開始を発表しました。日本生命保険相互会社が資金を拠出し、キッズドアが募集事務・家計状況の審査・給付を担当します。同日、PR TIMESでプレスリリースが配信され、日本生命もニュースリリースを公表しています。

この取り組みは2021年度に始まり、2026年度で6回目。日本生命の発表によれば、2021年度から2025年度までの累計給付人数は3,285人にのぼり、支援は全国47都道府県に及んでいます。募集要項に記載されている主な条件は次のとおりです。

項目 内容
名称 進学応援奨学金2026 supported by 日本生命
実施団体 認定NPO法人キッズドア(協賛:日本生命保険相互会社)
給付額 1人あたり10万円(返還不要)
給付人数 1,200名
募集期間 2026年8月24日~9月23日18時(オンライン申込)
受給仮決定の通知 2026年11月上旬予定
給付時期 2026年12月中旬予定

応募できるのは、大学・短期大学・専門学校(専修学校)への進学を希望する、高校3年生、浪人生(1浪まで)、4年制定時制高校の4年生、または2007年4月2日から2009年4月1日までに生まれた方です。学校に在籍しているかどうかは問われませんが、5年制の高等専門学校の在学生は対象外とされています。

ポイント:家計の要件は、児童扶養手当の受給世帯、令和8年度(2026年度)の住民税所得割が非課税の世帯、生活保護の受給世帯、児童養護施設への入所や里親養育など社会的養護のもとにある方、離婚協議中などで実質的にこれらと同等の事情がある世帯――のいずれかに当てはまることです。評定平均やGPAといった成績の基準は設けられていません。

ちなみに理事長名は、募集リリースでは「渡辺由美子」と略字体で表記されていますが、キッズドア公式の団体概要では「渡邉由美子」と記載されています。

実施団体について、2025年度の募集案内はNPO法人キッズドア基金、2026年度の募集案内は認定NPO法人キッズドアが掲載しています。ここでは確認できた両年度の違いとして紹介しています。過去に応募された経験のあるご家庭は、申込先のページを改めて確認しておくと安心です。

背景と解説

「合格する前」にかかるお金は、意外と誰も助けてくれない

進学費用というと、入学金と授業料に目が向きがちです。でも実際には、合格通知を受け取るはるか前から支払いは始まっています。大学入試センターの令和9年度大学入学共通テスト受験案内によれば、成績閲覧を希望しない場合の検定料は3教科以上で18,000円、2教科以下で12,000円。閲覧を希望する場合は閲覧手数料300円が加わり、それぞれ18,300円と12,300円です。いずれも支払方法を問わず別途188円の手数料がかかります。検定料等の支払期限は2026年10月2日23時59分です。ここに各大学の個別試験の入学検定料が加わり、さらに模試代、参考書代、塾や予備校の費用、受験会場までの交通費や宿泊費が重なっていきます。

キッズドアの募集要項は、この奨学金の使途として受験料、塾・予備校費、模試の受験料、テキストや参考書、受験に関わる交通費、入学金などを挙げています。応募フォームに使い道の予定を書く必要はありますが、領収書の提出は求められません。ただし給付予定は2026年12月中旬です。例えば10月2日までに支払う令和9年度共通テストの検定料には間に合わないため、それ以前の支払いには別途資金を用意してください。なお、受験に不合格だった場合や、結果として進学しなかった場合でも返金は不要とされています。

国の修学支援新制度との違い

「国にも返さなくていい奨学金があるはずでは?」と思われた方もいらっしゃるでしょう。おっしゃるとおり、文部科学省と日本学生支援機構(JASSO)が実施する高等教育の修学支援新制度があります。これは、JASSOによる返還不要の給付型奨学金と、大学等による授業料・入学金の減免という2本立ての仕組みです。

国の制度では、JASSOの給付型奨学金を高校在学中に予約採用へ申し込めますが、現金の振込みは進学後です。授業料・入学金の減免は進学先で申請し、入学後に確定します。一方、入学前の納付期限については別の対応があります。文部科学省のQ&Aは、入学金などの納付が難しい場合、期限を猶予してもらえるか進学先に相談するよう案内しています。減免対象となる入学金は、実際に進学する大学等1校分だけです。その1校の入学金を先に納付した場合は、入学後に減免が確定すれば大学等から減免相当額が還付されます。他校に納付した入学金は減免の対象外です。猶予の対応は進学先に確認してください。

ここが大切:受験料や受験のための交通費・宿泊費は、修学支援新制度で直接免除・給付される費用ではありません。本奨学金の公式募集要項は、受験料や受験関連交通費などを使途として例示しています。宿泊費の扱いは明記されていないため、利用できるかはキッズドアへ個別に確認してください。給付は2026年12月中旬の予定です。それより前の支払いには別途資金を用意してください。入学金の納付が難しい場合は、進学先に期限の猶予を相談できます。詳しくは文部科学省の申請手続きガイドも確認してください。

ちなみにJASSOの給付奨学金の進学前の予約採用では、学力基準は、5段階評価で高校1年から申込時までの評定平均が3.5以上(5段階評価を用いない学校は準ずる学習成績)、またはレポートや面談で進学後の学修意欲が確認できること、のいずれかです。「成績が届かないから無理」と早々にあきらめてしまうご家庭がありますが、意欲を確認する方法も用意されています。また2025年度からは、扶養しているお子さまが本人を含めて3人以上の多子世帯について、所得制限なしで授業料・入学金の減免を受けられるようになりました。ただしこちらは減免が中心で、現金の給付奨学金まで無条件に支給されるわけではない点は押さえておきましょう。

保護者への影響と今できる対応

まず「対象かどうか」を落ち着いて確認する

募集時に対象として案内されていたのは、ご家庭の状況が次のいずれかに当てはまる場合です。

  • 児童扶養手当を受給しているひとり親のご家庭
  • 2026年度(令和8年度)の住民税所得割が非課税の世帯(2025年の収入で判定されます)
  • 生活保護を受給しているご家庭
  • お子さまが児童養護施設に入所している、または里親のもとで養育されている場合(親族による養育は含まれません)
  • 離婚の協議中・調停中などで、実質的に上記と同等の状況にあるご家庭

募集時に案内されていた準備事項

募集期間は約1か月で、申込みはオンラインのみでした。募集時の案内では、お子さまが受験勉強の最中であることを踏まえ、書類まわりを保護者が整えておくと負担が減ると説明されていました。

  • 公式の募集要項を通しで読む:募集時の案内では、条件や必要書類は毎年少しずつ変わるため、前年の記憶で判断しないことが大切とされていました
  • 証明書類のあてを付けておく:募集時の案内では、仮決定の後に児童扶養手当証書、課税・非課税証明書、生活保護受給者証、施設在籍証明書などの提出が求められ、証明できない場合は給付されないとされていました
  • 作文の準備時間を確保する:審査では所得や家庭の状況に加えて応募時の作文の内容も考慮されると案内されていました
  • 使い道をざっくり書き出す:受験料、模試代、交通費など、実際にかかりそうな金額を親子で洗い出すことが、申請や家計管理に役立つと案内されていました
  • 生活保護世帯は高校生・浪人生とも事前相談を:募集要項は、高校生の家庭と浪人生で収入認定の扱いが異なる場合があると説明したうえで、どちらの場合も事前にケースワーカーへ確認するよう求めていました

忘れずに:受給後は、使い道や受験結果に関するアンケートへの回答が条件とされています。とはいえ難しい手続きではありませんので、給付を受けたら忘れずに対応しておきましょう。

国際教育を考えるご家庭へ

国際バカロレア(IB)や英語イマージョンなど、少し特色のある進路を選んだご家庭ほど、「特別な学び方を選んだのだから支援制度とは縁がない」と思い込んでしまいがちではないでしょうか。でも実際には、この奨学金では学校への在籍自体は問われません。ただし、家計の要件だけで決まるわけではなく、所定の学年・浪人年数または生年月日、進学先(大学・短期大学・専門学校/専修学校。海外大学への適用は下記のとおり要確認)、使途、家計の各条件をすべて満たす必要があります。また、5年制の高等専門学校の在学生は対象外です。IB校やインターナショナルスクールに在籍しているお子さまの場合は、応募前に個別にキッズドアの公式窓口へ確認してみてください。

海外大学への進学やその準備費用が対象となるかは、2026年9月23日に確認した公式募集要項には明示されていません。対象になるとも対象外とも断定できないため、海外進学を考えている場合は、同ページの問い合わせフォームからキッズドアに個別に確認してください。

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まとめ

  • 制度の概要: 認定NPO法人キッズドアが日本生命保険相互会社の拠出を受けて実施する『進学応援奨学金2026 supported by 日本生命』は、2026年8月24日に募集を開始しました
  • 金額と人数: 1人あたり10万円(返還不要)を1,200名に給付。仮決定の通知は2026年11月上旬、給付は12月中旬の予定と案内されていました。それ以前の支払いには間に合いません
  • 締切: 申込期限は2026年9月23日18時(オンライン申込のみ)で、募集期間は約1か月でした
  • 対象: 大学・短大・専門学校への進学を希望する高校3年生・浪人生(1浪まで)等で、児童扶養手当受給、住民税所得割非課税、生活保護受給、社会的養護下などの要件を満たす世帯。成績基準はありません
  • 国の制度との違い: 修学支援新制度は授業料・入学金の減免と、進学後に振り込まれる給付型奨学金の二本立てです。入学金の納付が難しければ進学先に期限の猶予を相談できます。本奨学金は受験料など進学準備費用に使えますが、給付予定は2026年12月中旬です

出典・参考リンク

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