早稲田大学IPS「小野梓記念外国人留学生奨学金」2026年度募集、10月16日締切の応募資格

早稲田大学IPSの小野梓記念外国人留学生奨学金2026年度募集の要点 IB最新ニュース

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お子さまが日本の大学院に進んでいるご家庭や、これから日本への進学を考えているご家庭にとって、「留学生向けの奨学金って、うちの子も応募できるの?」というのは気になるところですよね。特に海外駐在が長いご家庭では、お子さまの国籍や在留資格によって、使える奨学金の種類が変わることがあります。

2026年10月1日、早稲田大学 大学院情報生産システム研究科(IPS)が、「2026年度 小野梓記念外国人留学生 奨学生の募集について」を公式サイトに掲載しました。締切は2026年10月16日(金)16時です。この記事では、公式ページに書かれている応募資格を中心に、締切前に確認しておきたい点を整理してお話ししますね。

ニュースの概要

今回の募集を発表したのは、早稲田大学の大学院情報生産システム研究科(英語名称 Graduate School of Information, Production and Systems、略称IPS)です。IPSは福岡県北九州市の北九州キャンパスにある研究科で、案内は2026年10月1日付で研究科のサイトに掲載されました。案内では、この奨学金を「経済的に特に修学困難な外国人留学生の支援を目的とする学内奨学金」と説明しています。

項目 IPSの案内に書かれている内容
奨学金の名称 2026年度 小野梓記念外国人留学生奨学金(学内・推薦)
給付額 年額40万円(給付。学生が届け出た本人口座に一括して振り込み)
IPS推薦人数 未定(後日掲載)
提出期日 2026年10月16日(金)16時【締切日厳守】
提出方法 IPS事務所の案内に沿って、申請書類を申請フォームにアップロード

応募条件として、案内には次の4つが挙げられています。

  • 大学院の正規課程に在学する私費外国人留学生であること(永住者/定住者/日本人(永住者)の配偶者・子の在留資格は対象外)
  • 標準修業年限内であること
  • 国費、外国政府、または企業や奨学財団などに学費を負担されておらず、経済的に修学が困難であること
  • 今年度(2026年度)、ほかの学内奨学金を交付されていないこと

さらに、2026年度の北九州学術研究都市奨学金(KSRP奨学金)、授業料減免奨学金、旭興産奨学金、関原大連市留学生奨学金、そして渡日前入試予約採用給付金を受けている学生は応募できない、と明記されています。図1に要点をまとめました。

早稲田大学IPSの小野梓記念外国人留学生奨学金2026年度募集の要点
図1:IPSの2026年度募集の要点(早稲田大学 大学院情報生産システム研究科の募集案内(2026年10月1日)より作成)

注意:今回の案内は、IPS(大学院)に在学する外国人留学生向けのものです。早稲田大学のほかの学部・研究科の学生が、同じ10月16日締切で応募できるという意味ではありません。奨学課は、学内奨学金の案内は所属する学部・研究科から届き、時期も奨学金ごとに異なると説明しています。

背景と解説

「小野梓」とはどんな人?

奨学金の名前になっている小野梓は、早稲田大学の前身である東京専門学校(1882年創立)の創立当初の功労者です。早稲田大学 学生生活課のページでは、小野梓が「学問の独立」を唱えたこと、東京専門学校の創立からわずか3年余りで、33歳の若さで亡くなったことが紹介されています。奨学課の説明によると、小野梓記念奨学金(在学生採用型)は「修学上、特に困難な学生を援助すること」を目的にしています。

なお、奨学課の「主な学内奨学金」のページには、小野梓記念奨学金(在学生採用型)が、学部・研究科とも年額400,000円、採用予定は学部200名・研究科188名と掲載されています。ただし、これは奨学課のページに載っている在学生採用型の数字で、今回のIPSの外国人留学生向け募集の採用人数ではありません。IPSの推薦人数は、先ほどの表のとおり「未定(後日掲載)」です。

早稲田大学の留学生向け奨学金は3種類

早稲田大学 奨学課の「留学生の方はこちら」のページでは、外国人留学生を対象にした奨学金を、次の3種類に分けています。

  • 学内奨学金:早稲田大学独自の奨学金。所属する学部・研究科に申請
  • 学外奨学金・大学推薦(学内選考あり):所属する学部・研究科に申請
  • 学外奨学金・公募(自由応募):財団へ直接応募

このうち学内奨学金と大学推薦の学外奨学金は、募集の案内が所属学部・研究科から届き、対象となる学生はその案内に沿って申請する仕組みです。つまり、「大学のどこかのページに募集が出ていたから応募する」のではなく、自分の所属先から届く案内を見落とさず、案内どおりに申請することが大切だということです。今回のIPSの案内も、まさにこの「所属先からのお知らせ」にあたります。

「外国人留学生」に当てはまるかどうか

海外で暮らすご家庭にとって、いちばん大事なのはここかもしれません。奨学課は、留学生用の奨学金に申請できるのは、原則として「留学」の在留資格を持ち、正規の課程に在籍している私費外国人留学生だと説明しています。あわせて、次の点も明記されています。

  • 複数の国籍を持っていても、日本国籍がある場合は留学生用の奨学金には応募できない
  • 在留資格が「永住者」「定住者」「日本人(永住者)の配偶者等」の外国籍の学生は、日本人と同じ奨学金に申請する(その場合は奨学金情報「Challenge」を使った奨学金登録が必要)
  • 国費留学生や、外国政府・奨学金団体などに学費を負担されている留学生、交換留学生、科目等履修生は対象外

一方で奨学課は、学内奨学金や民間財団の奨学金の一部には在留資格を問わないものがある、とも書いています。今回のIPSの案内も、対象外となる在留資格(永住者・定住者など)ははっきり書いていますが、在留資格「留学」が必須かどうかまでは本文に明記していません。迷う場合は、案内にある申請要領を読み、IPS事務所に確認するのが確実です。図2に、確認の順番を整理しました。

早稲田大学の外国人留学生向け奨学金の対象を確かめる順番
図2:「外国人留学生」向け奨学金の対象になるかの確認の順番(早稲田大学 奨学課・留学センターのページより作成)

国の制度としては、日本学生支援機構(JASSO)の「文部科学省外国人留学生学習奨励費」もあります。JASSOのページによると、大学院レベル・学部レベルの給付額は月額48,000円で、対象は在留資格「留学」を持つ私費外国人留学生のうち、学業・人物ともに優れ、経済的理由で修学が困難な人です。申し込みは在籍する大学などを通じて行い、学校によっては申し込めないこともあるとされています。

保護者への影響と今できる対応

海外駐在中のご家庭では、お子さまが日本国籍だけでなく、ほかの国の国籍も持っているケースもあるのではないでしょうか。早稲田大学の基準では、日本国籍があれば留学生用の奨学金は対象外です。その場合は、日本人学生向けの奨学金(奨学課の案内する「Challenge」や奨学金登録)を確認する流れになります。逆に、外国籍で日本の大学院に「留学」している場合は、今回のような留学生向けの案内が届く可能性があります。

ポイント:今回のIPSの募集に応募できるのは、IPSの大学院正規課程に在学し、条件を満たす私費外国人留学生です。給付は年額40万円で、締切は2026年10月16日(金)16時。推薦人数は「未定(後日掲載)」なので、応募すれば必ず受けられるものではありません。

IPSに在学中のお子さまがいるご家庭は、締切までに次の点を一緒に確認してみてください。

  • お子さまが大学院の正規課程に在籍し、標準修業年限内か
  • 在留資格が「永住者」「定住者」「日本人(永住者)の配偶者・子」にあたらないか
  • 国費や外国政府、企業、奨学財団などから学費の負担を受けていないか
  • 2026年度に、ほかの学内奨学金や、案内に名前が挙がっている5つの奨学金を受けていないか
  • 申請要領(日本語版・英語版)を読み、必要書類をそろえて申請フォームにアップロードできるか
  • 10月16日(金)16時の締切に、時差を含めて間に合うか

これから早稲田大学への進学を考えているご家庭は、留学センターの説明にも目を通しておくと安心です。留学センターは、私費外国人留学生を対象とした奨学金の申し込みは原則として入学後になること、入学後すぐに奨学金を得るのは非常に難しいため、留学計画は奨学金を前提に立てるべきではないことを明記しています。

重要:奨学金はどれも選考があり、条件や募集時期は年度・所属先によって変わります。学費や生活費の計画は、奨学金がなくても成り立つ形で立てておき、採用されたら上乗せになる、くらいに考えておくのが現実的です。

海外にいる保護者の方が、大学の窓口に直接問い合わせる場面は多くないかもしれません。お子さま本人に「所属先からのお知らせを定期的に見ているか」「申請フォームの場所を知っているか」と声をかけるだけでも、締切の見落としを防ぐ助けになりますよ。

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まとめ

  • 何が発表された?: 早稲田大学 大学院情報生産システム研究科(IPS)が、2026年10月1日に「2026年度 小野梓記念外国人留学生奨学金」の募集を掲載しました
  • 給付と締切: 年額40万円の給付で、締切は2026年10月16日(金)16時。IPSの推薦人数は未定(後日掲載)です
  • 対象者: IPSの大学院正規課程に在学する私費外国人留学生で、標準修業年限内、学費の負担を受けておらず、2026年度にほかの学内奨学金を受けていない人です
  • 国籍・在留資格: 日本国籍がある場合や、永住者・定住者などの在留資格の場合は、留学生用ではなく日本人と同じ奨学金の対象になります
  • 計画の立て方: 留学生向け奨学金の申し込みは原則入学後で、早稲田大学は奨学金を前提にした留学計画を勧めていません

出典・参考リンク

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