※本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます。
「大学に入ってから家計が苦しくなってきた」「春の募集は見送ったけれど、やっぱり奨学金を考えたい」――お子さんが大学に通い始めてから、学費のことが気になり始めたというご家庭も多いのではないでしょうか。
横浜市立大学は2026年9月24日、公式サイトで「日本学生支援機構奨学金(秋募集)開始のお知らせ」を掲載しました。学部生向けの「高等教育の修学支援新制度(給付奨学金+授業料等減免)」と、学部生・大学院生向けの「貸与奨学金」の秋募集が始まった、という内容です。
この記事では、大学のお知らせと日本学生支援機構(JASSO)・文部科学省の公式情報をもとに、どんな人が対象で、どこで日程を確かめればよいのかを整理します。横浜市大生のご家庭はもちろん、ほかの大学に通うお子さんがいるご家庭にも共通する仕組みの話です。
ニュースの概要
今回のお知らせは、横浜市立大学が「大学からのお知らせ」として掲載したものです。要点を表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表主体・掲載日 | 横浜市立大学、2026年9月24日 |
| 募集1 | 高等教育の修学支援新制度(給付奨学金+授業料等減免)。学部生のみ対象。多子世帯向けの授業料等減免もこの制度を利用 |
| 募集2 | 貸与奨学金。学部生・大学院生が対象。貸与終了後に返還が必要 |
| 申請手続き | 金沢八景キャンパス(鶴見・舞岡キャンパスを含む)と福浦キャンパスで異なる。資料配布・申請方法の詳細は学内の「YCU-Board」のお知らせで確認 |
| 問い合わせ先 | 金沢八景キャンパス 学生支援課学生担当/医学部・医学研究科は福浦キャンパス 医学教育推進課学務・教務担当 |
お知らせで目を引くのは、「申請要件を満たしているにもかかわらず、家庭の事情等で申請が難しい場合は、申請を諦める前に各キャンパス事務室へ相談してください」という一文です。書類がそろわない、保護者の協力が得にくいといった事情があっても、まずは窓口に相談してほしいという大学からのメッセージと受け止められます。
一方で、公開されているお知らせには、学内の締切日や必要書類、申請の具体的な日程は書かれていません。これらは在学生がログインして見る学内ポータル「YCU-Board」で案内されています。図1に、対象と手続きの流れをまとめました。

注意:秋募集の学内締切や必要書類は、公開ページでは確認できません。お子さんに「YCU-Boardの奨学金のお知らせを見て、締切を教えて」と声をかけるのが一番の近道です。
背景と解説
「在学採用」は春と秋の年2回
日本学生支援機構の奨学金には、高校在学中に申し込む「予約採用」と、大学に入ってから大学を通じて申し込む「在学採用」があります。横浜市立大学の奨学金案内ページでは、在学採用について「毎年、春・秋の2回募集を行います」と説明しています。今回のお知らせは、その秋の回にあたるとみられます。
つまり、「入学前に予約採用を申し込まなかった」「春の募集に間に合わなかった」というご家庭にも、在学中にもう一度申し込む機会がある、ということなんです。
給付奨学金と授業料等減免はセットの制度
学部生向けの「高等教育の修学支援新制度」は、返さなくてよい給付奨学金と、大学に納める授業料・入学金の減免を組み合わせた国の制度です。横浜市立大学のお知らせでも、この制度を利用したい学生は日本学生支援機構の給付奨学金に申請するよう案内しています。
文部科学省の資料によると、国公立大学(昼間制)の授業料減免の上限は年額535,800円、入学金減免の上限は282,000円です。給付奨学金の月額は、国公立大学で最も手厚い区分の場合、自宅通学で29,200円、自宅外通学で66,700円とされています。実際の支援額は家計の状況に応じた「支援区分」によって変わります。
2025年度から広がった多子世帯への支援
日本学生支援機構によると、2025年度から、多子世帯に属する学生は所得制限なく授業料等減免を受けられるようになりました。「多子世帯」とは、おおまかにいえば、生計維持者(多くは保護者)が扶養する「子ども」が3人以上いて、学生本人もその扶養に入っている世帯のことです。
ただし、所得が一定の水準を超える多子世帯では、授業料等減免は受けられても給付奨学金は支給されません。また、資産の基準や学業成績などの要件もあります。「うちは3人きょうだいだから自動的に無償」というわけではない点は、知っておきたいところですよね。
ポイント:多子世帯の授業料等減免も、横浜市立大学では「高等教育の修学支援新制度」として申請します。所得制限がなくなったとはいえ、申請しなければ支援は始まりません。
貸与奨学金は第一種と第二種
貸与奨学金は、卒業後に返す奨学金です。横浜市立大学の案内では、無利子の「第一種奨学金」と、有利子の「第二種奨学金」があると説明されています。今回の秋募集のお知らせには、どちらの種類が対象かは明記されていないため、詳しくは学内の案内で確かめてください。
保護者への影響と今できる対応
横浜市立大学の授業料と減免上限の関係
横浜市立大学の2026年度の授業料は、国際教養学部・国際商学部・理学部・データサイエンス学部・医学部看護学科で年額557,400円、医学部医学科で年額573,000円です。先ほどの国公立大学の減免上限(年額535,800円)と並べると、図2のようになります。

授業料が上限額を少し上回っているため、減免が認められても、上限を超える部分の扱いがどうなるかは大学の案内で確かめておくと安心です。「無償化と聞いていたのに請求が来た」と慌てないためにも、事前の確認をおすすめします。
申請前に家庭で確認したいこと
- 締切と提出方法:YCU-Boardのお知らせで、学内締切・資料の受け取り方・申請方法をお子さんと一緒に確認する
- キャンパスの違い:医学部・医学研究科(福浦キャンパス)は、手続きも問い合わせ先も金沢八景キャンパスと異なる
- きょうだいの人数と扶養:多子世帯にあたるかどうかは扶養の状況で判定されるため、扶養に入っているきょうだいの数を確認する。2026年度住民税を用いる判定では、一定所得の学生世代も人数に含まれる場合があります。この特例で本人以外のきょうだいを人数に含める場合は別途申告が必要なため、日本学生支援機構の最新条件を確認する
- 給付か貸与か:給付・減免は学部生のみ。大学院生は貸与奨学金が対象
- 返還の見通し:貸与を選ぶ場合は、卒業後の返還額を本人と話し合っておく
急な家計の変化があったときは
保護者の失職や病気、災害などで家計が急に変わった場合には、定期の募集を待たずに申し込める「家計急変採用」という仕組みもあります。日本学生支援機構の案内では、家計急変の事由が生じた場合は年間を通じて随時申込みを受け付けるとしています。支給開始は原則として申込月です。ただし、進学前に家計急変が発生し、進学後3か月以内に申し込む場合は進学月からとなります。いずれにしても、早めの相談が大切です。
大切なこと:大学生になると、手続きはお子さん本人が中心になります。とはいえ、収入や扶養の情報は保護者でないと分からないことも多いもの。「必要な書類があったら言ってね」と一声かけておくだけでも、申請のハードルはぐっと下がります。
まだ大学進学前のお子さんをお持ちのご家庭にとっても、これは他人事ではありません。国際バカロレアのコースに通っているかどうかにかかわらず、対象大学への進学や国籍・在留資格、家計・学業など、各制度の要件を満たせば申請できます。進学先を考える段階で、大学に入ってからも申し込める機会があることを知っておくと、学費の見通しが立てやすくなるのではないでしょうか。
【PR】お子さまの学びをサポートするサービス
U-GAKU(国内・海外留学)
国内留学・海外留学の相談ができる留学サービスです。無料のオンライン個別相談を申し込めます。
当サイトはアフィリエイトプログラム(A8.net・もしもアフィリエイト・バリューコマース・楽天アフィリエイト等)に参加しています。リンク経由でお申し込み・ご購入いただくと当サイトに報酬が支払われる場合がありますが、掲載内容・順位に影響はありません。
まとめ
- 秋募集が始まった: 横浜市立大学は2026年9月24日、日本学生支援機構奨学金の秋募集開始を公式サイトで知らせた
- 対象は2種類: 給付奨学金+授業料等減免は学部生のみ、貸与奨学金は学部生・大学院生が対象
- 日程は学内ポータルで: 締切・必要書類はYCU-Boardで案内。キャンパスによって手続きが異なる
- 多子世帯も申請が必要: 2025年度から所得制限なく授業料等減免の対象になったが、この制度への申請が前提
- 迷ったら窓口へ: 家庭の事情で申請が難しい場合も、諦める前に各キャンパスの事務室へ相談を
出典・参考リンク
- 横浜市立大学: 日本学生支援機構奨学金(秋募集)開始のお知らせ(2026年9月24日)
- 横浜市立大学: 日本学生支援機構(貸与奨学金)(2026年10月5日確認)
- 横浜市立大学: 学費・奨学金(2026年度)(2026年10月5日確認)
- 日本学生支援機構: 多子世帯支援について(2026年10月5日確認)
- 日本学生支援機構: 家計急変採用(給付奨学金)(2026年10月5日確認)
- 日本学生支援機構: 給付奨学金(予約採用)よくある質問(2026年10月5日確認)
- 日本学生支援機構: 給付奨学金の支給額(2026年10月5日確認)
- 文部科学省: 授業料等減免額(上限)・給付型奨学金の支給額(2026年10月5日確認)


コメント