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「関西で英国式の教育を受けられる学校が増えるらしい」「六甲山に寮のある学校ができるって本当?」――神戸や阪神間にお住まいで、お子さまの中学・高校選びを考え始めたご家庭なら、こうしたニュースは気になりますよね。
2026年9月28日、日本経済新聞が「神戸・六甲山に英国式中高一貫校 八光エルアールが83億円調達」と報じました。対象となっているのは、英国ロンドンの学校と提携する North London Collegiate School Kobe(NLCS Kobe) が神戸市灘区の六甲山町に計画している新キャンパスです。
この記事では、報道の見出しと学校・運営会社の公式情報を照らし合わせながら、「何が決まっていて、何がまだ分からないのか」を整理します。英国式教育やインターナショナルスクールを検討しているご家庭が、今から確認しておきたいポイントもまとめました。
ニュースの概要
日本経済新聞は2026年9月28日、自動車ディーラー事業などを手がける八光エルアール株式会社が、六甲山に計画する英国式の中高一貫校のために83億円を調達したと報じました。ただし、調達の方法や金融機関、金額の内訳については、今回の調査では記事本文や運営会社の公式発表で確認できませんでした。そのため本記事では「83億円を調達したと報じられています」という扱いにとどめます。
一方、学校そのものの計画は、運営会社と学校の公式サイトで公表されています。主な情報を表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学校名 | North London Collegiate School Kobe(NLCS Kobe) |
| 運営 | 八光エルアール株式会社(本社:大阪市浪速区、1995年設立、代表取締役 池田浩八氏) |
| 提携先 | NLCS International(英国のNorth London Collegiate Schoolの国際ネットワーク) |
| 既存校 | 六甲アイランド(神戸市東灘区)のジュニアスクール。2025年9月開校 |
| 新キャンパス | 六甲山キャンパス(神戸市灘区六甲山町)。2028年開校予定 |
| 対象(開校当初) | Grade 6〜9。通学制と寄宿制(寮)の両方 |
| 工事の状況 | 2026年5月12日に着工・地鎮祭の開催を発表 |
| 資金調達 | 83億円を調達と日本経済新聞が報道(2026年9月28日)。方法・調達先は未確認 |
開校までの流れを図1にまとめました。2024年7月に神戸新聞が計画を報じてから、2025年9月のジュニアスクール開校、2026年5月の地鎮祭と、計画は段階的に進んでいることが分かります。

背景と解説
NLCSとはどんな学校なのか
North London Collegiate School(NLCS)は、英国ロンドンにある私立学校で、NLCS Internationalという枠組みを通じて海外にも提携校を展開しています。NLCS Kobeは、学校公式サイトで「日本の事業者が所有し、NLCS Internationalとのパートナーシップのもとで運営される学校」と説明されています。つまり、英国の学校が直接運営する分校ではなく、日本の会社が英国校のブランドや教育ノウハウの提供を受けて運営する形ということです。
授業は英語で行われ、国際的なカリキュラムに日本語や日本文化の学びを加えると公式サイトでは説明されています。運営会社の八光エルアールは、アストンマーティンやジャガー・ランドローバーなどの正規ディーラー事業で知られる会社で、インターナショナルスクール事業はその新しい柱という位置づけです。
「英国式」と「IB」の関係は?
ここは保護者の方が一番混乱しやすいところかもしれません。報道では「英国式」と表現されていますが、NLCS Kobeの公式サイトでは、国際バカロレア(IB)のPYP(初等教育プログラム)とMYP(中等教育プログラム)の候補校であると記載されています。
候補校というのは、IB認定に向けて準備を進めている段階の学校のことです。つまり、現時点ではまだ正式な「IBワールドスクール」ではなく、学校側も認定の取得は保証されないと明記しています。また、六甲山キャンパスの高校段階でIBディプロマ・プログラム(DP)や、英国の試験制度であるIGCSE・Aレベルを実施するかどうかは、今回の調査では公式な記載を確認できませんでした。
ここに注意:「英国式」という言葉から、英国の大学入試資格(Aレベルなど)が取れると早合点しないようにしましょう。現時点で公式に確認できるのは「PYP・MYPの候補校」という段階です。高校段階で何の資格が取れるかは、学校からの正式な発表を待つ必要があります。
なぜ六甲山に寮のある学校なのか
六甲山キャンパスは、通学制に加えて寄宿制(寮)を備える計画です。英国の名門校には寮生活を通じて自立心や協調性を育てる伝統があり、NLCSの提携校もこうした教育スタイルを取り入れているとみられます。山の上という立地は、自然の中で学べる一方、毎日の通学手段が気になるところですよね。この点も、今後の説明会などで確認したいポイントです。
なお、学校の公式資料には、六甲山キャンパスで生徒560人(うち寮生60人)を受け入れる計画が記載されているとの情報もありますが、現行の公式キャンパス案内では再確認できなかったため、本記事では確定情報としては扱いません。
保護者への影響と今できる対応
対象になりそうなご家庭
六甲山キャンパスは2028年開校予定で、開校当初はGrade 6〜9が対象とされています。学年の開始時期や年齢区分は学校によって異なり、NLCS Kobeの2026〜27年度は8月24日開始です。そのため「日本の何年生が対象か」は一概に言えませんが、現在小学生のお子さまがいるご家庭にとって、中学段階の選択肢の一つとして視野に入る可能性があります。具体的な入学可能年齢や出願時期は、学校の募集要項で、入学学年は学校の学年判定案内で確認してください。
学費の目安はまだ分からない
正直にお話しすると、六甲山キャンパスの授業料・寮費は、今回確認した公式情報では確認できませんでした。参考として、NLCS Kobe(六甲アイランドのジュニアスクール)の2026〜27年度の年間授業料は、Grade 1〜3が280万円、Grade 4〜6が290万円で、別途施設維持費が年41万円と公式サイトに掲載されています。
ポイント:上記はジュニアスクール(小学校段階)の金額で、六甲山キャンパスの中高課程の学費ではありません。寄宿制を選ぶ場合は寮費も加わるとみられるため、正式な金額が発表されるまで、ご家庭の資金計画は余裕を持って考えておくと安心です。
日本の学校制度との関係も確認を
インターナショナルスクールの中には、日本の学校教育法上の「一条校」ではない学校も多くあります。一条校でない場合、日本の中学校を卒業したことにならず、国内の高校・大学への進学ルートに影響が出ることもあるんです。NLCS Kobeが日本の学校制度上どのような位置づけになるのかは今回の調査では確認できなかったため、必ず学校に問い合わせてください。
検討中のご家庭が確認しておきたいポイントを図2にまとめました。

- 六甲山キャンパスの授業料・寮費・入学金などの総額
- 中高段階のカリキュラムと、卒業時に取得できる資格(IB DP、英国の試験資格など)
- IB認定(PYP・MYP)の進捗
- 通学手段(スクールバスの有無など)と寮生活のルール
- 日本の中学・高校卒業資格との関係、国内大学への進学実績の見通し
- 入学に必要な英語力と、英語が得意でない子へのサポート体制
気をつけたいこと:新設校は開校時期や計画が変わる可能性もあります。「2028年開校」はあくまで予定です。報道だけで判断せず、学校公式サイトや説明会で最新情報を確認しましょう。
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まとめ
- 報道の内容: 日本経済新聞が2026年9月28日、八光エルアールが六甲山の英国式中高一貫校のために83億円を調達したと報道。調達方法などの詳細は未確認です
- 学校の計画: NLCS Kobeの六甲山キャンパスは2028年開校予定。当初はGrade 6〜9で、通学制と寄宿制を備える計画です
- IBの状況: 現在はPYP・MYPの候補校で、認定校ではありません。高校段階の資格は公式発表待ちです
- 学費: 六甲山キャンパスの授業料・寮費は今回確認した公式情報では確認できず。ジュニアスクールの2026〜27年度授業料は年280万〜290万円(施設維持費別)です
- 今できること: 学費・カリキュラム・卒業資格・通学手段を学校に直接確認し、他の選択肢と比較しておきましょう


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