履正社高が2027年4月に国際教養コース新設、10月18日の説明会で確かめたいこと

履正社高校 国際教養コースの説明会・入試・開設の日程 IB最新ニュース

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「英語をしっかり伸ばせる高校に行かせたい」「留学もさせてあげたいけれど、大学受験とどう両立するの?」。中学3年生のお子さまがいるご家庭なら、高校選びの秋にこんな迷いを抱えている方も多いのではないでしょうか。

大阪府豊中市の私立・履正社高等学校が、2027年4月に「国際教養コース」を新設すると発表しました。全員がカナダ留学を経験し、英語を重点に学ぶコースで、2026年10月18日(日)には中学生と保護者向けのコース説明会が開かれます。

この記事では、学校法人履正社のプレスリリースと学校公式サイトで確認できた内容を整理し、説明会で「授業の中身」と「卒業後の進路」をどう確かめればよいかをお話ししますね。

ニュースの概要

学校法人履正社は2026年10月6日、PR TIMESでプレスリリースを出し、運営する履正社高等学校(校長:篠岡正和氏)に2027年4月から「国際教養コース」を開設すると発表しました。同じ日に週刊大阪日日新聞も、「履正社高、国際人材の育成強化」の見出しでこの新設を報じています。

学校公式サイトでは、2026年3月24日のお知らせで「2027年新設」のコースとして紹介が始まっていて、9月15日には10月18日の説明会の案内が出ています。今回の発表では、定員や入試の方式も示されています。

項目 発表された内容
開設 2027年4月(1期生を募集)
定員 約40名(1クラス・男女共学・専願または併願)
留学 全員必修。1カ月の短期留学(カナダ西海岸・バンクーバー)か、1年間の長期留学(カナダ東海岸)
英語の授業 英語に関わる授業が週14〜15コマ。ネイティブ教員によるCLILの授業も
言語技術 1年次に週2コマ
入試 2027年2月10日(水)。英語の得点を2倍にして判定する方式と、英語と適性テストで受ける方式
目指す進路 海外大学、国内の英語特化型大学、難関私立大学

コース説明会は、2026年10月18日(日)9時30分開始で、説明は約1時間の予定です。会場は履正社高等学校(大阪府豊中市長興寺南4丁目3番19号)、対象は中学生と保護者です。事前申込制で、定員になり次第締め切ると案内されています。説明の後は、希望者に個別相談があります(当日の受付順。後日のオンライン相談も案内するとのことです)。

履正社高校 国際教養コースの説明会・入試・開設の日程
図1:国際教養コース1期生までの日程(学校法人履正社のプレスリリース・2026年10月6日、学校の説明会案内より作成)

日程の流れは図1にまとめました。2027年4月に高校1年生になるのは、通常の進級ならいま(2026年10月)中学3年生のお子さまです。説明会から入試まで4カ月足らずなので、気になる場合は早めに動いておきたいですね。

背景と解説

「全員が留学する」コースの仕組み

このコースのいちばんの特徴は、留学が全員必修であることです。短期(1カ月)か長期(1年間)かを選ぶ形ですが、学校公式サイトでは「準備状況や適性を踏まえて相談のうえ、入学後に決定」と説明されています。つまり、受験の時点で決めておく必要はなく、入学してからお子さまの様子を見て決めるということです。

1年間の長期留学を選んでも、3年間で卒業できるとプレスリリースに書かれています。「留学したら1年遅れるのでは」と心配される方もいると思いますが、その点は配慮された設計と説明されています。長期留学中の生徒には、ICTなども活用して学習や出願準備を続けて支えるとしています。

国際教養コースの3年間の学びと短期・長期のカナダ留学
図2:国際教養コースの3年間とカナダ留学(学校法人履正社のプレスリリース・2026年10月6日、学校公式「国際教養コース」ページより作成)

3年間の流れは図2の通りです。1年次は留学の効果を高めるための基礎英語力と国際的な視野を育て、2年次は留学や実践的な活動で英語を使い、3年次は大学進学後を見据えてアカデミックな内容も英語で学ぶ、という段階になっています。

CLILと「言語技術」とは

発表にあるCLIL(クリル)は「内容言語統合型学習」と訳される学び方で、英語そのものを学ぶだけでなく、英語を使ってほかの分野の内容も学ぶ授業のことです。つまり「英語を教科として学ぶ」から「英語で何かを学ぶ」へ一歩進める方法ということです。

もう一つの柱が、1年次に週2コマある「言語技術」です。日本語で論理的に考え、書く力を育てる授業で、学校はこれを英語で議論したり発表したりする力の土台と位置づけています。「英語のコースなのに日本語の授業?」と意外に感じるかもしれませんが、母語で考えを組み立てる力があってこそ、英語でも中身のある発言ができるという考え方なんです。

ポイント:コースが育てたい素養として、「教養」「批評的思考」「当事者意識」の3つが挙げられています。同校は創立100周年の2022年に教育指針「RISEI VISION 2040」を定めていて、今回のコースはその方針を国際分野で形にするものと説明されています。

IB(国際バカロレア)との違い

このブログではIB校の話題を多く取り上げていますが、今回の発表資料にはIBへの言及はありません。2026年10月6日の時点で、IBO公式の学校検索や文部科学省のIB教育推進コンソーシアムの一覧でも、履正社高等学校の掲載は確認できませんでした。学校は国際教養コースを、英語重点のカリキュラムを持つコースとして紹介しています。IBディプロマを取得できる課程かどうかは確認できていないため、IBの資格を進路に使いたい場合は、説明会などで学校に確認しておきたいところです。

保護者への影響と今できる対応

対象になるのは、英語を伸ばしたい、海外大学や英語で学ぶ国内大学も視野に入れたい、と考えているご家庭です。一方で、新しいコースなのでまだ卒業生や進学実績がありません。1期生として入るということは、学校と一緒にコースをつくっていく立場でもあります。だからこそ、説明会では発表資料に載っていない部分を具体的に聞いておきたいですよね。

10月18日の説明会で確かめたい6つのことのチェックリスト
図3:説明会で確かめたい6つのこと(プレスリリースと学校公式サイトの掲載内容をもとに本記事で整理)

説明会では、コースの特色とカリキュラム、カナダ留学プログラム、進路サポート、担当教員と専門スタッフの紹介、入試制度が説明される予定です。図3のチェックリストをもとに、次のような点を確かめてみてください。

  • 授業の中身:週14〜15コマの英語の授業はどんな構成か。CLILの授業はどの科目で、どのくらいの頻度で行うか
  • 留学の決め方:短期と長期をいつ、どんな基準で決めるのか。希望どおりにならない場合はあるか
  • 長期留学中の学び:3年間で卒業できる仕組み(単位の扱い)と、留学中の学習・出願準備の支え方
  • 費用:学費と、短期・長期それぞれの留学費用の目安(今回の発表資料には金額の記載がありません)
  • 入試:英語の得点を2倍にする方式と、英語と適性テストの方式の配点・出願条件。適性テストは、日本語で物語を聴いて文章で再現する「再話」と説明されています
  • 進路:入学時からの面談と、2年次に始まる外部検定対策を含む本格的な進路指導の流れ。海外大学と国内大学の併願をどう支えるか

注意:説明会は事前申込制で、定員になり次第締め切りです。申し込みは学校公式サイトのお知らせから外部の申込サイトに進む形になっています。入試の配点や出願条件、学費は、今後出る情報や募集要項で必ず確認してくださいね。

留学の費用は家計への影響も大きいので、ご夫婦で事前に「どこまでなら出せるか」を話し合ってから説明会に行くと、質問の焦点がはっきりします。お子さま自身にも「短期と長期、どちらに興味がある?」と聞いておくと、個別相談がぐっと実りあるものになりますよ。

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まとめ

  • 2027年4月に新設: 履正社高等学校が「国際教養コース」(定員約40名・1クラス)を開設すると、学校法人履正社が2026年10月6日に発表しました
  • 留学は全員必修: カナダへの1カ月の短期留学か1年間の長期留学で、どちらにするかは入学後に相談して決めます。長期でも3年間で卒業できると説明されています
  • 英語と日本語の両輪: 英語に関わる授業が週14〜15コマ(CLILの授業も)、1年次には日本語で論理的に考える「言語技術」が週2コマあります
  • 入試は2027年2月10日(水): 英語の得点を2倍にする方式と、英語と適性テスト(再話)の方式があります。配点や出願条件は今後の情報で確認を
  • 説明会は10月18日(日)9時30分から: 事前申込制。費用や留学の決め方、1期生の進路指導を具体的に聞いておきましょう

出典・参考リンク

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