東広島市の高美が丘小に2027年度「グローバルクラス」開設へ:対象と授業内容を整理

東広島市立高美が丘小学校グローバルクラスの対象・人数・英語で学ぶ教科・指導体制をまとめた図 IB最新ニュース

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「小学校から英語で授業を受けられるクラスができるらしい」「うちの子も対象になるのかしら」――東広島市で年長さんのお子さまを育てているご家庭なら、気になるニュースですよね。

東広島市は、2027年4月に市立高美が丘小学校で「グローバルクラス」を開設する予定だと発表しました。1年生では音楽・図画工作・体育の3教科を英語で学ぶ計画で、教育家庭新聞も2026年9月30日にWebで報じています。

この記事では、市の公式発表をもとに、対象となる子ども、授業の中身、これからのスケジュールを整理します。入級を考えているご家庭が今のうちに確認しておきたい点もまとめました。

ニュースの概要

発表したのは東広島市です。2026年8月7日の市長定例記者会見で「東広島市立小学校グローバルクラスの開設」を公表しました。カリキュラムの開発や入級児童の公募は、東広島市教育委員会が担うと説明されています。

項目 内容(市の発表による)
実施校 東広島市立高美が丘小学校
開設時期 2027年(令和9年)4月の予定。小学1年生から開始
対象 東広島市在住で、2027年度に小学1年生になる希望者。校区外からも入学できるが、保護者の送迎が必要
特別枠 帰国児童と、英語でコミュニケーションができる外国につながる児童を対象に設置予定
募集人員 1学級26人程度の予定
英語で学ぶ教科 1年次は音楽・図画工作・体育が中心。2年次以降は順次拡充
指導体制 英語力のある日本人の担任と外国人講師(ALT)の2人体制

授業では、英語が分かるように絵や具体物を使って目で見て理解できる工夫をし、子どもの理解の状況に応じて日本語でも支援するとしています。市長は会見で、学ぶ内容は学習指導要領に基づいていて「普通クラスの皆さんと中身が変わるものではない」と説明しました。つまり、教える内容は同じで、一部の教科で使う言葉が英語になるということです。

会見では、記者の質問に答える形で、音楽・図画工作・体育以外の教科もグローバルクラスの同じメンバーで学ぶこと、2年生以降も基本的に同じクラスが続くことも示されました。図1にポイントをまとめました。

東広島市立高美が丘小学校グローバルクラスの対象・人数・英語で学ぶ教科・指導体制をまとめた図
図1:グローバルクラスの概要(東広島市の市長定例記者会見・市公式ページより作成)

背景と解説

なぜ東広島市で始まるのか

市長は会見で、市が「次世代学園都市」を目指す中で、多様な文化的背景を持つ人との交流が増えていると説明しました。これまで外国人市民の子どもたちは、公立学校の通常の学級で日本語の支援を受けながら学んできましたが、それが十分な指導につながっていない可能性があるという反省もあったそうです。会見では、市内の外国籍の小学1年生は本年度62人と説明されています。

そこで市は、2026年1月に「東広島市・広島大学国際教育検討会議」を立ち上げ、公立学校でのグローバルクラス設置と、インターナショナルスクールの誘致の2つを検討してきたといいます。グローバルクラスは高美が丘小学校をモデル校として検証し、最終的には小学1年生から中学3年生まで設けて、市全域へ広げていく考えも示されました。

「教育課程特例校制度」とは

グローバルクラスは、文部科学省の「教育課程特例校制度」を活用して実施するとされています。これは、学校や地域の特色を生かすために、通常の教育課程の基準によらない特別な教育課程を組めるよう、文部科学大臣が学校を指定する仕組みです。つまり、国の制度の枠組みの中で「一部の教科を英語で教える」形をつくる、ということなんです。

会見では、先行例として愛知県豊橋市の八町小学校や、熊本大学教育学部附属小学校の名前も挙がりました。東広島市は熊本大学教育学部附属小学校を視察したうえで、広島大学と協議して公立学校で実施することにしたと説明しています。

ポイント:グローバルクラスは、学習指導要領に沿って一部の教科を英語で学ぶ公立小学校の取り組みです。今回確認した市の公表資料には、国際バカロレア(IB)の認定やIBプログラム導入の記載はありません。IBとの関係を確かめたい場合は、市教育委員会の説明を確認しておきたいところです。

なぜ音楽・図画工作・体育からなのか

学習指導要領では、英語は3・4年生の「外国語活動」から始まり、1年生には英語の時間がありません。市長は、体育・音楽・図画工作は言葉だけでなく、体の動きや作品など様々な表現で理解できる教科なので、ここから始めると説明しました。1学級を26人程度としたのも、通常の小学校の学級定員35人に対し、英語を使う授業では支援が必要なことや先行校の状況を踏まえたためだそうです。

保護者への影響と今できる対応

対象になるのは、東広島市在住で2027年4月に小学1年生になるお子さま、つまり現在年長さんのご家庭です。高美が丘小学校の校区外に住んでいても申し込めますが、通学は保護者の送迎が必要になります。6年間の送り迎えが続く可能性も考えると、ここは家族でしっかり話し合っておきたいところではないでしょうか。

いちばん大切なのは日程です。市の案内では、入級を申し込むには、子どもと保護者が説明会・体験授業に参加する必要があります。9月25日の保護者説明会はすでに終わりましたが、説明会・体験授業は2回用意されていて、どちらか1回に参加すればよいとされています。

申込期限に注意:説明会・体験授業の1回目は2026年10月13日(火)15時〜16時30分で、申込期限は10月7日(水)です。2回目は11月7日(土)10時〜11時30分で、申込期限は10月30日(金)です。会場は高美が丘小学校で、英語による図画工作の体験授業があります。申し込みは市のページの申込フォームから行います。

一方で、入級の申込期間や選考方法は、2026年10月1日時点では公表されていません。市長は会見で、26人を超える応募があれば「抽選等を検討」と述べましたが、確定したルールではありません。図2に流れを整理しました。

2027年4月のグローバルクラス開設までのスケジュールと説明会・体験授業の申込期限
図2:開設までのスケジュール(東広島市「グローバルクラスの取組」ページより作成)

検討中のご家庭は、次の点を確認しておくと安心です。

  • 説明会・体験授業の申込期限(10月7日・10月30日)に間に合うか
  • 校区外の場合、朝夕の送迎を続けられる体制があるか
  • 入級の申込期間・選考方法・特別枠の条件(今後の市の発表を確認)
  • 2年生以降にどの教科まで英語で学ぶことになるか(段階的に拡充予定で、詳細は未定)
  • お子さま自身が英語で過ごす時間を楽しめそうか(体験授業での様子を見る)

「英語が話せないと無理なのでは」と心配される方もいるかもしれません。市は、絵や具体物を使った視覚的な支援や日本語での支援を行うとしており、特別枠以外の一般の枠で入級に英語力が必要かどうかは現時点で示されていません。体験授業の場で、気になることを直接質問してみるとよいですよ。

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まとめ

  • 2027年4月開設予定: 東広島市立高美が丘小学校に、小学1年生から「グローバルクラス」を設ける予定です(2026年8月7日、市長会見で発表)
  • 対象と人数: 市内在住で2027年度に小学1年生になる希望者。1学級26人程度で、校区外からは保護者の送迎が必要です
  • 授業内容: 1年次は音楽・図画工作・体育を英語で学び、日本人の担任とALTの2人体制。内容は学習指導要領に基づくもので、今回確認した市の公表資料にはIB認定やIBプログラム導入の記載はありません
  • 今すぐの行動: 入級申込みには説明会・体験授業への参加が必要。10月13日(締切10月7日)か11月7日(締切10月30日)のどちらかに申し込みましょう
  • 未公表の点: 入級の申込期間や選考方法は、今後の市の発表を待つ必要があります

出典・参考リンク

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