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「アメリカの大学って、入学したあとはどんな毎日を送るんだろう?」と気になっている保護者の方も多いのではないでしょうか。合格までの情報はたくさんあっても、寮やキャンパスでの暮らしまではなかなか見えてこないですよね。
ニューヨークの日本語情報誌 NY Japion で、海外教育コンサルタントの矢島美紀さんが書いている連載「アメリカ大学の今を知る」の第九回が、2026年10月7日に掲載されました。UCLA、NYU、Rensselaer Polytechnic Institute(RPI)、University of Notre Dame の現役学生に、入学後の大学生活を聞いた回です。
この記事では、連載の内容を整理したうえで、2026–27年度の出願スケジュールや学生ビザのルールなど、日本からアメリカの大学を考えるご家庭に知っておいてほしい点をお話ししますね。
ニュースの概要
この連載は、筆者自身のお子さんの進学経験と制度の知識をもとに、アメリカの大学の入試から学生生活までを解説するシリーズです。2026年9月5日の第八回で「大学に入るまで」、今回の第九回で「入学後の大学生活」を取り上げる、2回続きのインタビュー企画になっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 媒体・連載 | NY Japion「アメリカ大学の今を知る」(筆者:矢島美紀さん・海外教育コンサルタント) |
| 第八回 | 2026年9月5日掲載。大学選び、出願、エッセイ、高校時代の活動 |
| 第九回 | 2026年10月7日掲載。キャンパス、寮、学生団体、授業の難しさと生活費 |
| 取材した大学 | UCLA、NYU、RPI、University of Notre Dame(各大学の現役学生) |
4大学の学生が語った大学生活
連載では、大学ごとの違いが具体的に紹介されています。主なポイントを図1にまとめました。

- UCLA: 広大なキャンパスに運動施設もそろい、寮は3人で1部屋のケースもあるそうです。科目によって難しさが大きく違い、有機化学が難関の一つだと紹介されています。
- NYU: まとまったキャンパスがなく、学生は「ニューヨークの街そのものがキャンパス」と表現しています。ニューヨークの生活費まで含めた計画が必要だとしています。
- RPI: 寮・教室・食堂が近く、時間を管理しやすい環境です。テニス部の学生は遠征と授業を両立していて、1年次は回数無制限の Meal Plan(食事プラン)を使っているそうです。
- Notre Dame: 寮を中心にした協力的なコミュニティが特徴で、Fraternity や Sorority(男女別の学生社交団体)の制度はないと紹介されています。
連載は最後に、大学と学生の相性を表す「College Fit」という考え方を紹介し、どの大学が一番かではなく、その学生が自分らしく学び成長できる大学かという視点が大切だとまとめています。
背景と解説
「College Fit」とは
College Fit は、つまり「ランキングや知名度だけでなく、その大学の環境がお子さんに合っているか」ということです。アメリカの大学は、キャンパスの規模や立地、寮の仕組み、学生同士のつながり方が大学ごとに大きく違います。
たとえば University of Notre Dame は、大学の規程で学部生に原則として最初の6学期(3年間)をキャンパス内で暮らすよう求めていて、社交目的の Fraternity・Sorority も認めていません。「寮生活が大学文化の中心」という学生の話は、こうした制度に裏づけられているんですね。
第八回で語られた「入るまで」の準備
前回の第八回では、成績(GPA)や履修科目の難しさ(Course Rigor)、エッセイ、課外活動などを総合的に見るアメリカの入試について、4人の経験が紹介されました。NYU の学生は、合格したら原則として進学する Early Decision(ED)を選ぶ決断が大変だったと振り返っています。
2026–27年度の出願スケジュール
多くの大学が使う共通の出願システム Common App は、2026年8月1日に2026–27年度の受付を始めました。締切は大学ごとに決まっていて、たとえば MIT は早期出願(EA)が11月1日、通常出願が1月4日、Northwestern University は ED が2026年11月1日、通常出願が2027年1月4日です。日本の学年でいえば、2026年度の高校3年生(2027年3月卒業予定)が2027年秋の入学をめざすサイクルにあたります(図2)。

テストの扱いも大学ごとに違います。MIT は SAT か ACT の提出を求めていて、Yale は2026–27年度のサイクルから、提出するテストを SAT・ACT に限りました。AP や IB の成績は追加で出せますが、SAT・ACT の代わりにはなりません。
IB生にとってのポイント
IBO(国際バカロレア機構)は、大学ごとの IB の扱いを調べられるデータベースを公開しています。2,000を超える大学が載っていて、アメリカでは約800大学の単位認定などの方針を、科目やレベル(HL・SL)ごとに確認できるとされています。ただし、どれだけ単位が認められるかは大学・科目・得点によって違い、IBディプロマを持っていれば一律に認められるわけではありません。
ちなみに、IIE の Open Doors 2025 によると、2024/25年度にアメリカで学ぶ日本人留学生は13,814人で、そのうち学部生は6,327人でした(図3)。

保護者への影響と今できる対応
今回の連載が役に立つのは、国内のIB校やインターナショナルスクール、一般の高校からアメリカの大学を考えているご家庭です。伝えているのは、合格したあとの4年間の暮らしまで見て大学を選ぶことの大切さ。日本にいると現地の様子が見えにくいぶん、早めに情報を集めておきたいところです。
ポイント:同じ「アメリカの大学」でも、街なかで暮らす NYU と、寮が生活の中心になる Notre Dame では毎日の過ごし方が大きく違います。ランキングだけでなく、お子さんの性格に合う環境かどうかを親子で話し合ってみてください。
志望校ごとに確認しておきたいこと
- 寮に住む期間のルール(何年間キャンパス内に住むか)と、部屋の人数
- Meal Plan の仕組みと、都市部の大学なら生活費全体の見積もり
- 留学生が使える Financial Aid(学資援助)があるか
- テストの要件と、IBの単位認定(IBOのデータベースと大学の公式ページの両方で)
- ED を使うかどうか(合格したら原則として進学する約束になります)
学生ビザのルールにも注意
アメリカの学生ビザ(F-1)のルールも変わっています。米国務省は2025年10月1日から面接免除の対象を狭め、F-1を含む多くの申請者は原則として対面での面接が必要になりました。
さらに米国土安全保障省(DHS)は、留学生の滞在期間を「在学している間」から、プログラムの期間に応じた決まった期間に変える最終規則を、2026年7月17日に連邦官報で公表しました。発効日は2026年9月15日とされ、期間は原則として最長4年で、それを超えて在学する場合は延長の申請が必要になる仕組みです。
注意:この規則は米議会の審査の対象で、連邦官報には、発効日が変わった場合は改めて公示すると書かれています。出願やビザ申請の時点で、米国務省や志望大学の留学生オフィスの最新情報を必ず確認してください。
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まとめ
- 連載第九回の内容: NY Japion「アメリカ大学の今を知る」第九回(2026年10月7日)で、UCLA・NYU・RPI・Notre Dame の現役生が入学後の生活を紹介
- College Fit: キャンパス・寮・学生のつながりは大学ごとに大きく違い、お子さんに合う環境かが大切
- 出願スケジュール: Common App は2026年8月1日に受付開始。締切は大学ごとで、早期は11月1日、通常は1月4日の例も
- IB生の単位認定: 大学・科目・得点で異なるため、IBOのデータベースと大学の公式ページで確認を
- 学生ビザ: 対面面接が原則になり、滞在期間を決まった期間にする規則(2026年9月15日発効とされる)にも注意
出典・参考リンク
- NY Japion: 〈第九回〉アメリカ大学の今を知る―受験からキャンパスライフまで、現役学生に聞く(2026年10月7日)
- NY Japion: 〈第八回〉アメリカ大学の今を知る―受験からキャンパスライフまで、現役学生に聞く(2026年9月5日)
- Common App: Common App opens application to launch 2026-27 season(2026年7月31日)
- MIT Admissions: Deadlines and requirements(2026年10月8日確認)
- MIT Admissions: Tests and scores(2026年10月8日確認)
- Northwestern University: Application Dates and Deadlines(2026年10月8日確認)
- Yale College Undergraduate Admissions: Application Update 2026-2027(2026年8月17日)
- IBO: Find countries and universities that recognize the IB(2026年10月8日確認)
- University of Notre Dame Residential Life: Room Information and Policies(2026年10月8日確認)
- University of Notre Dame du Lac: Recognized Student Group Policies(2026年10月8日確認)
- 米国務省: Interview Waiver Update(2025年9月18日)
- 連邦官報(DHS): Establishing a Fixed Time Period of Admission and an Extension of Stay Procedure for Nonimmigrant Academic Students, Exchange Visitors, and Representatives of Foreign Information Media(2026年7月17日)
- IIE Open Doors: Japan Fact Sheet 2025(2026年10月8日確認)


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