【10月31日締切】本庄国際奨学財団の外国人留学生奨学金、月最大23万円の条件を解説

本庄国際奨学財団 外国人留学生奨学金の支給月額 IB最新ニュース

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「日本の大学院に進みたいけれど、生活費をどう工面すればいいのかしら」。日本国籍ではないお子さんを育てているご家庭や、海外で暮らしながら日本への進学を考えているご家庭では、奨学金の情報がいちばん気になるところですよね。

2026年10月29日、パキスタンのニュースサイト ProPakistani が「月額最大23万円の日本の奨学金が今月で締め切られる」と報じました。取り上げられたのは、公益財団法人 本庄国際奨学財団(Honjo International Scholarship Foundation)の「外国人留学生奨学金」です。国の国費留学生制度(MEXT奨学金)ではなく、民間の財団が出している奨学金なんです。

応募の締切は日本時間 2026年10月31日 23時59分。この記事を読んでいる時点で、残された時間はとても短くなっています。今回は財団の公式サイトと2027年度の募集要項で確認できた内容をもとに、対象となる人と条件、そして今回間に合わなかったご家庭がこれからできることを整理しますね。

ニュースの概要

ProPakistani の記事は、本庄国際奨学財団の奨学金を「日本の大学院で修士・博士課程に学ぶ留学生向けの支援」として紹介し、支給額は月18万円から23万円、締切は2026年10月31日と伝えています。ここまでの内容は、財団が公表している2027年度募集要項と一致しています。

財団の公式サイトによると、本庄国際奨学財団は1996年12月25日に設立された公益財団法人です。外国人留学生向けのほか、日本の大学院で学ぶ日本人や、海外の大学院に留学する日本人向けの奨学金制度も設けています。今回のニュースで締切が迫っているのは、このうち外国人留学生向けの制度です。

項目 内容(2027年度募集要項・財団公式サイトより)
実施主体 公益財団法人 本庄国際奨学財団(民間財団)
対象 日本国籍を持たない人で、日本の大学院の修士課程・博士課程で学位取得を目指す人
支給月額 支給期間1〜2年は月23万円、3年は月21万円、4〜5年は月18万円
応募期間 2026年9月1日11時〜10月31日23時59分(日本時間)、オンライン応募
募集人数 春採用で10名前後
最終結果 2027年3月31日

支給額は「最終的に目指す学位を取るまでの最短の年限」によって3段階に分かれています。図1にまとめました。

本庄国際奨学財団 外国人留学生奨学金の支給月額
図1:支給月額は支給期間によって月23万円・21万円・18万円の3段階(本庄国際奨学財団「2027年度募集要項」より作成)

ポイント:見出しの「最大23万円」は、支給期間が1〜2年の場合の金額です。支給期間が長くなるほど月額は下がる仕組みなので、「誰でも月23万円」というわけではない点に注意してくださいね。

背景と解説

国費留学生(MEXT)とは別の、民間財団の奨学金

日本への留学で「奨学金」と聞くと、文部科学省の国費外国人留学生制度を思い浮かべる方が多いかもしれません。今回の奨学金はそれとは別の制度で、財団に本人が直接オンラインで応募する形です。財団の英語ページでは、大学による事前の選考(学内選考)は必要ないと案内されています。ただし、指導教授などによる推薦書1通は必要です。つまり「大学を通さずに応募できるけれど、推薦してくれる先生は自分で探しておく必要がある」ということです。

ちなみに、在パキスタン日本大使館が案内している国費の研究留学生(2027年度)の募集は、締切が2026年5月26日で、すでに終わっています。国費と民間財団では募集時期が大きく違うので、「国費に間に合わなかったから終わり」ではなく、民間財団の奨学金も並行して調べておく意味があるんです。

応募資格のポイント

2027年度の募集要項と財団のFAQで確認できた主な条件は次のとおりです。

  • 国籍:日本国籍を持たないこと(国籍による制限はなし)
  • 在籍・入学時期:2027年4月の時点で日本の大学院の修士課程・博士課程に在籍しているか、2027年4月に入学予定であること。2027年秋入学予定の人も応募できます
  • 年齢:修士課程は30歳まで、博士課程は35歳までに入学すること(応募時ではなく、その課程に入学するときの年齢です)
  • 残りの在籍期間:奨学金の支給が始まる時点で、修了まで1年以上残っていること
  • 日本語:日常会話程度の日本語ができること。面接は日本語で行われます
  • 専門職大学院:原則として対象外ですが、研究計画書を提出できる場合は応募可能とされています

報道と公式情報の違いに注意:ProPakistani の記事は、海外からの応募者は日本の大学院の入学許可を得てから応募するという趣旨で説明しています。一方、財団の公式FAQでは、入試の結果がまだ出ていない段階でも応募でき、合格通知などは後日提出すればよいと案内されています。また、研究生(学位を目指さない課程)の期間は支給の対象外ですが、2027年度中に修士・博士課程へ進む場合は申請できるとされています。条件は必ず財団の公式ページで確認してくださいね。

選考はどう進むの?

応募のあとは、書類審査、面接、最終結果という流れです。書類審査の結果は2027年1月31日までに知らされ、面接は財団の公式サイトで2027年2月8日と案内されています。最終結果の発表は2027年3月31日です。応募の際には、研究計画書や推薦書、成績証明書、在学または入学を証明する書類(未取得なら後日提出)、研究紹介動画、顔写真などが必要になります。流れを図2にまとめました。

2027年度募集の選考スケジュール
図2:応募締切から最終結果までの流れ(本庄国際奨学財団 公式サイト・2027年度募集要項より作成)

研究紹介動画が必須というのは、少し意外に感じる方もいるのではないでしょうか。研究の中身を自分の言葉で伝える力も見られている、と考えておくとよさそうです。

保護者への影響と今できる対応

対象になりそうなご家庭

この奨学金は大学院生向けなので、直接関係するのは、日本国籍を持たないお子さんが近いうちに日本の大学院への進学を考えているご家庭です。たとえば、海外のインターナショナルスクールやIB校を卒業して海外の大学に進み、その後の大学院を日本で、と考えているケースなどが当てはまりそうです。二重国籍の場合の扱いについては、今回確認した資料からははっきりしなかったため、該当するご家庭は財団に直接問い合わせるのが確実です。

一方、日本国籍のお子さんは今回の外国人留学生向け制度の対象外です。ただ、同じ財団には日本人向けの制度もあるため、将来の大学院進学を考えるなら、財団の公式サイトで制度の一覧を見ておくと参考になります。

今年の締切に間に合わない場合

締切は10月31日の深夜なので、これから推薦書や研究紹介動画をそろえるのは現実的には難しいかもしれません。でも、今回の募集要項は来年以降の準備の目安としてとても役に立ちます。財団の公式サイトでは募集期間を「9月〜10月」とし、詳しい日程は毎年の募集要項で発表すると案内しています。来年度の条件も、改めて発表される要項で確認してくださいね。

来年に向けたチェックリストの考え方:応募の段階で大学院の合格が出ていなくてもよい制度なので、「合格してから奨学金を探す」のではなく、「大学院の出願と奨学金の応募を同時に進める」スケジュールを組んでおくと安心です。

  • お子さんの年齢と、修士・博士課程の入学予定時期を書き出し、年齢条件(修士30歳・博士35歳までに入学)に当てはまるか確認する
  • 推薦書を書いてくれそうな指導教員や先生との関係を早めに作っておく
  • 研究計画書と、研究を説明する動画の準備を進める
  • 面接は日本語なので、日常会話レベルの日本語力を維持・強化しておく
  • 授業料や渡航費は別枠の助成がないため、学費は別に見積もっておく
  • 国費(MEXT)など他の奨学金の募集時期も並行して調べ、併給の可否を募集要項で確認する

大学院進学はまだずっと先、というご家庭も多いと思います。それでも「日本の大学院には、国費以外にも生活費を支える民間の奨学金がある」と知っておくだけで、お子さんの進路の選択肢を考えるときの安心材料になるのではないでしょうか。

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まとめ

  • 何のニュース?: 本庄国際奨学財団の外国人留学生奨学金(2027年度募集)が、日本時間2026年10月31日23時59分に締め切られます
  • 支給額: 支給期間1〜2年は月23万円、3年は月21万円、4〜5年は月18万円です
  • 対象: 日本国籍を持たず、2027年4月時点で日本の大学院の修士・博士課程に在籍しているか、2027年4月または2027年秋に入学予定の人(研究生は2027年度中に修士・博士課程へ進む場合に申請可)。修士30歳・博士35歳までに入学という年齢条件があります
  • 応募の特徴: 大学の学内選考は不要で本人が直接応募。推薦書1通と研究紹介動画が必要で、面接は日本語です
  • 今できること: 今年間に合わなくても、要項を来年以降の準備の目安にし、大学院出願と奨学金応募を並行で進める計画を立てておきましょう

出典・参考リンク

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