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「うちの子、学校の探究で地元のことを調べているけれど、調べて発表して終わりになっていないかしら」。そんなふうに感じている保護者の方も多いのではないでしょうか。せっかく気づいた地域の課題を、実際に形にするところまで経験できたら、きっと大きな自信になりますよね。
そんな高校生向けに、地域課題の解決に5か月かけて取り組む「ふるさとイノベーションプログラム」の第2期募集が始まっています。教育情報サイトのリセマムが2026年9月30日に配信したニュースで(同じ見出し・同日付の記事が教育業界向けサイト「リシード」にも掲載されており、本記事ではそちらを参照しています)、応募の締切は2026年10月10日(土)です。締切まではあまり時間がありません。
この記事では、主催団体の発表と報道をもとに、応募条件・締切・日程・選考の流れを整理し、ご家庭で確認しておきたいポイントをお話ししますね。
ニュースの概要
リセマムが配信し、リシードにも掲載された記事(2026年9月30日公開)によると、一般財団法人 地域・教育魅力化プラットフォームと株式会社BYDは、高校生が地域課題の解決に取り組む「ふるさとイノベーションプログラム」第2期を2026年11月から実施します。全国の高校生から4〜6人のチームを20チーム程度選び、5か月にわたって活動を支援するとしています。
主催者側の発表としては、地域・教育魅力化プラットフォームが2026年9月18日に参加チームの募集を、9月30日に企業・団体向けの協賛・参画の募集をPR TIMESで発表しています。役割は、主催が株式会社BYD、助成が一般財団法人 三菱みらい育成財団、連携が一般財団法人 地域・教育魅力化プラットフォームです。
| 項目 | 内容(第2期) |
|---|---|
| 対象 | 全国の高校1〜3年生(学校は問わない) |
| チーム | 4〜6人。他校の生徒とのチームも可 |
| 選出数 | 全国20チーム程度 |
| 参加費・支援金 | 参加費は無料。活動支援金は1チーム最大15万円 |
| 応募締切 | 2026年10月10日(土)※募集状況により早期終了の場合あり |
| 採択発表 | 2026年10月中旬 |
| 実施期間 | 2026年11月上旬〜2027年3月(オンライン中心) |
| 最終報告会 | 2027年3月21日(日)、オフライン開催・都内近郊 |
応募から最終報告会までの流れを、図1にまとめました。

締切に注意:応募締切は2026年10月10日(土)です。発表では「募集状況により早期終了の場合があります」とされています。確認できた発表には締切の時刻が書かれていないため、応募を考えている場合は早めに公式サイトで確認することをおすすめします。
背景と解説
「探究」を教室の外で形にする場
高校では「総合的な探究の時間」が必修になっています。文部科学省は、この時間の目標を、探究的な見方・考え方を働かせて教科を横断した学習を行い、よりよく課題を解決し、自分の生き方を考えていく力を育てることだと説明しています。つまり、正解が1つではない問いに、自分で課題を立てて取り組む学びということです。
一方で、主催者側の発表では、実際に地域に出て課題に取り組む機会は限られていると指摘しています。理由として挙げられているのは、校内に同じ関心を持つ生徒が少ないこと、活動資金や伴走してくれる大人を確保しにくいことです。このプログラムは、活動資金・社会人メンターの伴走・学校を越えた仲間の3つをあわせて提供する仕組みだと説明されています。
成果物は「イベント型」「ICT型」「商品開発型」の3つから選び、構想で終わらせずに実際に地域で形にすることを特徴としています。発表によると、学校側の運営業務はなく、応募・選考・メンタリング・活動支援金の管理は運営側(BYD)が行うとのことです。
第1期ではどんな活動があったの?
三菱みらい育成財団の助成事業として2025年度に始まり、初年度は全国19校・約100人が参加しました。発表では次のような事例が紹介されています。
- 熊本県立小国高等学校:温泉の蒸気を活用した茶碗蒸しを開発。茶碗蒸しにできる小さな穴や気泡「す」を、商品の個性として打ち出しました
- 茨城県立水海道第一高等学校:坂東市を好きになるきっかけづくりとしてクリスマスマーケットを企画し、目標300人に対して416人を集客しました
- 近畿大学附属豊岡高等学校:地元の方々の声が聞けるスタンプラリーアプリを、AIを活用して開発しました
また、昨年度の参加校では、生徒が「総合的な探究の時間」で扱った地域の課題を、実際に形にする場として活用したケースもあったと発表されています。
「地域みらい留学」との連携で何が変わる?
連携団体の地域・教育魅力化プラットフォームは、主に都市部の中学生が地方の公立高校に3年間進学する「地域みらい留学」を運営しています。発表によると、参画校は全国の公立高校189校(2026年度)です。第2期ではこのネットワークを通じて参画校や生徒に案内が届けられますが、応募は参画校に限らず、全国すべての高校の生徒が対象とされています。
ポイント:「自分が愛着を持つ地域」の課題に取り組むプログラムなので、今住んでいる地域だけでなく、祖父母の住む町や思い出のある地域をテーマにする発想もあり得ます。テーマ選びの条件の細かい点は、公式サイトで確認してみてください。
保護者への影響と今できる対応
対象は全国の高校1〜3年生なので、2026年度の高校1〜3年生なら応募できます。応募条件と支援内容を図2にまとめました。

応募前にご家庭で確認したいこと
- チームの人数:4〜6人がそろうか。校内で仲間が集まらなくても、他校の生徒と組むことができます
- 活動時間:オンライン中心で、発表では「隔週土曜19:30〜」とされています。ただし募集概要には「隔週・平日または土曜日夜」との記載もあるため、実際の曜日は公式の案内で確認を
- 機材:チームにPC1台以上とインターネット環境が必要です
- 保護者同意書:採択後に案内されるとのことなので、採択されたら手続きが必要になります
- 選考の準備:エントリーフォームによる書類審査と、3分以内のチームPR動画による審査があります。募集状況によってはオンライン面接も行われます。応募はプレエントリーと本エントリーの2段階です
- 最終報告会への移動:2027年3月21日(日)に都内近郊でオフライン開催の予定です。遠方の場合は交通手段も含めて考えておくと安心です
高校3年生のご家庭へ:活動期間は2026年11月上旬から2027年3月までです。大学受験や進路の手続きの時期と重なることも考えられるので、無理なく続けられるか、お子さんとよく話し合ってから応募を決めると安心です。
親としてどう関わる?
このプログラムは、参加する高校生のチームが自分たちで企画し、地域の人と協働しながら進めるものです。親が先回りして段取りを決めるよりも、「どうして地元のその課題が気になったの?」と問いかけて、お子さんの考えを言葉にする手伝いをするくらいがちょうどよいのかもしれません。
学校の探究学習や、IB(国際バカロレア)のようなプロジェクト型の学びに取り組んでいるお子さんにとっても、学校の外で社会人と一緒に「実装」まで進める経験は、視野を広げるきっかけになりそうです。ただし、学校の単位や評価の扱いについては発表で触れられていないため、気になる場合は在籍校に確認してくださいね。
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まとめ
- 何のニュース?: 高校生が地域課題に取り組む「ふるさとイノベーションプログラム」第2期の参加チーム募集です(主催:株式会社BYD)
- 応募条件: 全国の高校1〜3年生で、4〜6人のチーム。他校の生徒と組むこともでき、参加費は無料です
- 締切: 2026年10月10日(土)。早期終了の場合があり、締切時刻は公式サイトでの確認が必要です
- 支援内容: 1チーム最大15万円の活動支援金と社会人メンターの伴走。全国20チーム程度が選ばれます
- 日程: 採択発表は10月中旬、活動は2026年11月上旬〜2027年3月、最終報告会は2027年3月21日の予定です
出典・参考リンク
- リシード: 高校生の地域課題解決「ふるさとイノベーション」第2期募集…10/10締切(2026年9月30日)
- 一般財団法人 地域・教育魅力化プラットフォーム(PR TIMES): 地元の「もったいない」を動かしたい高校生を募集 1チーム最大15万円支援×社会人メンターの伴走つき(2026年9月18日)
- 一般財団法人 地域・教育魅力化プラットフォーム(PR TIMES): 全国約190校の高校と地域に、企業・団体がつながる「ふるさとイノベーションプログラム」第2期で協賛・参画を募集(2026年9月30日)
- ふるさとイノベーションプログラム公式サイト(2026年10月1日確認)
- 文部科学省: 総合的な学習(探究)の時間(2026年10月1日確認)


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