ホーチミンのIB校ISHCMCがキャンパス施設を整備、駐在家庭が確認したいこと

ISHCMCのプライマリー・セカンダリー両キャンパスで完了した整備と次に予定されている屋外ジム IB最新ニュース

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ホーチミンへの赴任が決まったり、すでに現地で学校選びを進めていたりすると、「子どもが毎日通う学校の環境って、実際どうなんだろう」って気になりますよね。

インターナショナルスクールは学費が高いぶん、施設や安全面もしっかり見ておきたいというご家庭も多いのではないでしょうか。

そんな中、ホーチミン市のIB校International School Ho Chi Minh City(ISHCMC)が、プライマリーとセカンダリーの両キャンパスで新設・改修した施設の利用を始めたと発表しました。日本語の発表は2026年10月6日付で、ACROFAN Japanや時事ドットコムにも同じ見出しで掲載されています。

この記事では、学校の発表と公式サイトで確認できた内容をもとに、整備の中身と、駐在家庭が見学や問い合わせで確認しておきたいポイントをお話ししますね。

ニュースの概要

発表したのはISHCMC自身で、PR Newswireを通じて配信されました。英語版は2026年9月30日付、日本語版は2026年10月6日付です。発表では、両キャンパスの整備が完了し、生徒と家族がすでに新しい空間を利用していると説明しています。

項目 内容
発表主体 International School Ho Chi Minh City(ISHCMC)
発表日 英語版 2026年9月30日/日本語版 2026年10月6日
プライマリー・キャンパス 入口と送迎エリアの再設計、屋根付き待合スペース、新しいコミュニティ・カフェ、幼稚園と小学3年生(Grade 3)の学習環境の刷新、新しいプライマリー・ファブラボ
セカンダリー・キャンパス 屋根付きバスケットボールコート、ウェルネスセンターの拡充、教室のテクノロジー設備の更新
次に予定されている整備 セカンダリー・キャンパスの屋外ジム(時期の記載なし)

図1に、両キャンパスで完了した整備をまとめました。

ISHCMCのプライマリー・セカンダリー両キャンパスで完了した整備と次に予定されている屋外ジム
図1:ISHCMCが完了を発表したキャンパス整備(ISHCMC発表 2026年9月30日・10月6日より作成)

プライマリー・キャンパスでは、入口と送迎エリアを作り直し、動線がスムーズになって、バスの受け入れ能力と歩行者の安全性が上がったとしています。幼稚園と小学3年生の教室は「学びのユニバーサルデザイン(UDL)」の考え方で刷新されました。UDLとは、つまり一人ひとり学び方が違うことを前提に、教室の使い方や教材を柔軟に選べるようにする設計ということです。発表では、可動式の家具や使いやすい教材で、協働学習・集中した指導・自主的な探究を一日の中で切り替えられると説明しています。

新しいプライマリー・ファブラボは、ロボット工学やものづくり、プロジェクト型学習に取り組むスペースで、アイデアを設計して形にし、試して改良するための「より広いスペース」と紹介されています。セカンダリー・キャンパスの屋根付きバスケットボールコートは、すでに大会や体育の授業、学校行事で使われているそうです。

校長のMarco Longmore氏は発表の中で、「優れた学校で何より大切なのは人」としたうえで、生徒や教職員が集う空間も成果を形づくる重要な要素だと述べています。

背景と解説

ISHCMCはどんな学校?

学校公式サイトの沿革によると、ISHCMCは1993年に創立され、2011年に国際的な学校グループであるCognita(コグニタ)に加わりました。今回の発表にある「33年間」の取り組みは、この創立からの歩みを指しています。キャンパスは2つで、プライマリー・キャンパスがEarly Explorers(幼児クラス)からGrade 5まで、セカンダリー・キャンパスがGrade 6からGrade 12までを受け入れています。

IBO(国際バカロレア機構)公式の学校情報では、ISHCMCはDP(1998年5月25日)、PYP(2001年6月7日)、MYP(2004年1月9日)の3つのプログラムの認定校として掲載されています。PYPは幼児〜小学校段階、MYPは中学〜高校前半、DPは高校最後の2年間のプログラムです。つまり、幼児期から高校卒業までIBの学びを一貫して受けられる学校ということなんです。

ポイント:今回のニュースは新しい学校の開校ではなく、1993年創立の既存校が施設を新設・改修したという発表です。学年の受け入れやカリキュラムが変わったという内容は、発表には含まれていません。

学費の目安(2026-27年度)

学校公式サイトの「Tuition Fees」ページ(2026年10月7日確認)には、2026-27年度の学年別の年間授業料が掲載されています。Grade 1〜12の金額には、年間開発費(Annual Development Fee、ADF)6,750万VNDが含まれていると書かれています。一定の条件を満たすCOE(Certificate of Entitlement)を持つ家庭はADFを払わない、という説明もあります。図2に学年別の金額をまとめました。

ISHCMCの2026-27年度 学年別の年間授業料(百万ベトナムドン、Grade 1〜12はADF込み)
図2:ISHCMCの2026-27年度 年間授業料(学校公式「Tuition Fees」2026年10月7日確認より作成)

たとえばKindergartenは7億240万VND、Grade 11・12は10億5,530万VNDです(いずれも2026-27年度の年額)。支払いは1回・2回・4回から選べて、方式によって総額が変わることがあるとされています。円に換算した金額は為替で大きく変わるので、手続きの時点のレートで確かめてくださいね。

授業料に含まれるものとして、iPad(Grade 2〜5は1人1台)やGrade 6〜12のMacBook Air、制服1セット、放課後活動、EAL(英語を母語としない生徒向けの英語支援、該当する場合)、カウンセリングや保健室のサービスなどが挙げられています。一方で、通学バス、昼食、IB試験料、一部の海外行事などは別途費用です。

保護者への影響と今できる対応

今回の整備で、とくに関係が深いのは次のようなご家庭ではないでしょうか。

  • 幼稚園〜小学校低学年のお子さんの入学を考えていて、送迎や待ち時間の環境が気になるご家庭
  • ものづくりやロボットなど、手を動かす学びに興味のあるお子さんのご家庭
  • 中高生のお子さんの体育・部活動の環境や、心のケアの体制を重視するご家庭

ただ、施設はあくまで学校選びの材料のひとつです。駐在家庭にとっては、入学できる時期や英語の条件、帰国後の進路も同じくらい大切ですよね。見学や問い合わせのときに確認したいポイントを図3にまとめました。

駐在家庭がISHCMCの見学・問い合わせで確認したい5つのこと
図3:見学・問い合わせ時の確認ポイント(ISHCMC公式サイトと同校発表をもとに作成)
  • 入学時期:学校公式サイトでは、出願は通年で受け付け(空席しだい)、年度途中に入学する家庭もサポートするとしています。赴任時期が決まったら、希望学年に空きがあるか早めに聞いておくと安心です
  • 入学時の評価:学校公式サイトでは、出願後に年齢に応じた評価と面接を設けるとしています。その中身は段階で異なり、幼児・プライマリーの志願者は遊びを通した活動などに取り組む場合があり、セカンダリーの志願者は評価と面接を受ける場合があると案内されています。ベトナム国外からは、状況に応じて遠隔(オンラインなど)での評価も可能です。英語の支援が必要な生徒向けの「LEAP」という支援も紹介されています
  • 学年の区切り:学校は国際的な年齢基準で学年を決めるとしていて、日本の学年とそのまま対応しないことがあります。お子さんの生年月日でどの学年に入るのか確認しておきましょう
  • 費用の総額:授業料(Grade 1〜12はADF込み)に加え、入学時に一度だけ入学金(Early Explorers〜Kindergartenは2,500万VND、Grade 1〜12は5,000万VND)がかかります。兄弟姉妹の入学金割引(2人目以降50%、条件あり)も案内されています
  • 会社の補助:学費や入学金のうち、どこまで勤務先が負担するかも事前に確認を

注意:セカンダリー・キャンパスの屋外ジムは、発表の時点で「次に予定されている整備」とされていて、完成時期は書かれていません。屋外ジムを楽しみにしているご家庭は、見学のときに予定を聞いてみてください。また、施設の広さや収容人数などの数値は発表に含まれていません。

帰国後に日本の学校へ戻る予定があるなら、IBの学びが帰国後の受験や編入でどう生かせるかも並行して調べておくと、学校選びの軸がぶれにくくなりますよ。発表では、関心のある家庭に向けてキャンパス見学の予約や入学担当チームへの問い合わせを案内しています。

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まとめ

  • 何が起きた?: ISHCMCが2026年9月30日(英語版)・10月6日(日本語版)付で、両キャンパスの施設整備の完了を発表しました
  • 主な整備: 送迎エリアの再設計、幼稚園と小学3年生の教室刷新、新しいファブラボ、屋根付きバスケットボールコート、ウェルネスセンターの拡充など
  • 学校の基本: 1993年創立、Cognitaグループ。IBO公式でPYP・MYP・DPの認定校として掲載されています
  • 費用: 2026-27年度の年間授業料はKindergartenで7億240万VND、Grade 11・12で10億5,530万VND(Grade 1〜12はADF込み)。別途費用もあります
  • 次の一歩: 空席・入学時の評価・学年の区切り・費用の総額を、見学や問い合わせで確認しましょう

出典・参考リンク

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