2027年4月開校予定のCTIS国際高等学院、未来図と連携協定 通信制サポート校の仕組みと確認ポイント

CTIS国際高等学院・提携通信制高校・未来図の関係図 IB最新ニュース

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「高校から英語を本気で伸ばせる新しい学校ができるらしい」「推薦入試の対策まで入っているなら安心かも」。2026年10月2日に発表されたニュースを見て、そんなふうに気になった方も多いのではないでしょうか。

推薦入試情報プラットフォーム「未来図」を運営するリザプロ株式会社が、2027年4月に東京都港区三田で開校予定の「CTIS国際高等学院」と包括連携協定を結んだと発表しました。ただ、この学院は一般的な「高等学校」ではなく、通信制高校サポート校という仕組みの学校です。

この記事では、発表の中身と、開校前に保護者として確認しておきたい点を、学院の公式サイト・2027年度募集要項・文部科学省の資料をもとに順番に整理しますね。お子さんがいま中学3年生のご家庭は、出願がすでに始まっているので、ぜひ最後まで読んでみてください。

ニュースの概要

リザプロ株式会社の発表(PR TIMES、2026年10月2日)によると、同社が運営する「未来図」は、同日、CTIS国際高等学院と推薦入試(総合型選抜・学校推薦型選抜)を軸とした進路指導に関する包括連携協定を締結しました。学院は、キャピタル東京インターナショナルスクールを運営する株式会社CTISが開校する通信制高校サポート校です。未来図の学校向けプランで通信制高校サポート校と連携するのは、今回が初めてと説明されています。

項目 内容
発表主体 リザプロ株式会社(代表取締役:孫辰洋)
発表・締結日 2026年10月2日
連携先 CTIS国際高等学院(学院長:山田亜希子)
運営会社 株式会社CTIS(代表取締役CEO:佐藤崇弘)
開校予定・場所 2027年4月、東京都港区三田4-1-27 FBR三田ビル9F
募集人数 プレスリリースでは約20名。公式サイトでは初年度(2027年度)20名(学校全体の定員60名)

協定の主な内容は、次の4つです。

  • 「未来図 for School」の提供:合格者の志望理由書や、大学・入試方式ごとの出願情報を確認できる進路指導支援システム
  • 生徒向け「総合型選抜対策講座」:高校1年次から自己理解や社会課題の探究に取り組み、志望理由書の作成までを3年間で支援
  • 教員向け研修:推薦入試の動向や指導方法を学ぶ研修
  • 出口戦略の設計支援:進路実績を募集・広報に生かすための戦略づくりの支援

両者は3年間にわたり、志望理由書の作成状況などの指標を確認しながら進路指導体制づくりを進めるとしています。なお、2027年度募集要項には、未来図の「総合型選抜対策講座」の費用は学院の授業料に含まれると書かれています。

背景と解説

「通信制高校サポート校」とはどんな仕組み?

ここが一番大切なポイントです。学院の公式サイトの説明では、生徒は提携する私立高校の通信制課程に在籍しながら、サポート校であるCTIS国際高等学院に通い、提携校のオンライン授業と学院独自の授業を受けます。高校卒業資格は提携する私立高校から発行される仕組みです。つまり、「学院に入学する」と同時に「通信制高校にも入学する」ということなんです。関係を図1にまとめました。

CTIS国際高等学院・提携通信制高校・未来図の関係図
図1:CTIS国際高等学院の仕組みと今回の連携(リザプロ・株式会社CTISのプレスリリース、学院公式サイト、IBO公式より作成)

文部科学省の制度では、通信制高校と連携して面接指導(スクーリング)や学習支援を行う施設を「面接指導等実施施設」「学習等支援施設」として位置づけています。学院の募集要項によると、学院はこの学習等支援施設・面接指導等実施施設として認可を申請中で、認可は2027年4月1日の予定です。提携する私立高校の名前は、2026年10月2日時点の公式サイトでも「認可申請準備期間のため公表していない」とされています。

注意:提携する通信制高校の校名は、現時点では公表されていません。また学院の認可は、開校に向けて予定されている段階です。卒業資格を出すのは提携校なので、校名が公表されたら、その学校の所在地、スクーリングの場所や回数、卒業要件を必ず確認しておきたいところです。

IB校ではない点に注意

「CTIS」と聞くと、国際バカロレア(IB)の学校を思い浮かべる方もいるかもしれません。運営会社が手がけるキャピタル東京インターナショナルスクール(Capital Tokyo International School)は、IBO(国際バカロレア機構)の公式情報でPYP(初等教育)とMYP(中等教育)の認定校として掲載されています。DP(高校段階のディプロマ)の認定は掲載されていません。

一方、CTIS国際高等学院について、株式会社CTISは2026年7月21日の発表で「サポート校はIB認定を受ける予定はありません」と明記しています。学院のFAQでも、IBやケンブリッジのようなインターナショナルスクール向けカリキュラムは導入していないと説明しています。つまり、同じ会社が運営していても別の学校で、学院でIBの学びや資格が得られるわけではないということです。

学院の学びの中身

公式サイトによると、学院は週5日、10時から16時30分までの通学型です。週25コマのうち17コマが英語の授業で、インターナショナルスクールで英語を母語としない生徒向けに行われる「EAL」という英語支援プログラムをモデルにしています。3年間で1,300時間以上の英語授業を行い、入学時の目安は英検3級程度、卒業時の目標はCEFR C1とされています。PBL(課題解決型学習)、プログラミング、ファイナンス、論理的思考と小論文は日本語で行う設計です。

ただし、FAQではC1について「保証はできない」と明記されています。あくまで目標として受け止めておくのがよさそうですね。

推薦入試が広がっている背景

今回の連携の土台には、大学入試で総合型選抜・学校推薦型選抜が広く行われている状況があります。文部科学省の「令和7年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要」(2025年11月26日公表)では、2025年度の大学入学者648,430人のうち、総合型選抜による入学者は126,766人、学校推薦型選抜は221,415人でした。文部科学省は、この年度から選抜区分の整理が変わったため前年度とは単純に比べられないと注記しています。

保護者への影響と今できる対応

募集要項上の出願対象

募集要項PDFでは、2027年3月に日本の中学校を卒業見込みの方(つまり、いま中学3年生のお子さん)を出願対象としています。公式サイトには既卒者等の記載もあるため、該当する方は学院に確認してください。出願は2026年10月1日から始まっています。入試は書類選考、英語の筆記試験、日本語の作文(15分)、面接(英語・日本語、保護者同席の面接を含む)で行われます。日程と手続きの流れを図2にまとめました。

CTIS国際高等学院の入試日程と入学手続きの流れ
図2:2027年4月入学までの流れ(CTIS国際高等学院「2027年度 募集要項」より作成)

実は、2026年10月2日時点で、公式サイトに載っている日程表と募集要項PDFの日程が一致していません。この記事では募集要項PDFの日付を載せていますが、出願前には必ず学院に最新の日程を確認してください。また募集要項には、各回の受験者数に上限があること、入学は入学金を納付した順に確定し、定員20名に達した時点で受付を終えることが書かれています。入学金は返還されない点も、併願を考えるご家庭には大事なポイントですよね。

費用は「学院分」と「提携校分」の二本立て

2027年度募集要項によると、学院の初年度合計は1,980,000円(税込)です。内訳は授業料1,650,000円、入学金110,000円、教材費110,000円、施設管理費110,000円です。図3にまとめました。

CTIS国際高等学院の初年度費用の内訳
図3:初年度にかかるお金の見取り図(CTIS国際高等学院「2027年度 募集要項」・公式サイト、文部科学省資料より作成)

これとは別に、提携する通信制高校の学費が必要です。文部科学省は、サポート校は高等学校等就学支援金の対象ではなく、通信制高校の授業料は対象になると説明しています。2026年度から就学支援金の所得制限はなくなり、私立の通信制課程の支給上限は年33万7,200円です。学院のFAQでは、提携校の授業料分は就学支援金の対象で、別途システム利用料などで7.5万円程度かかるとしています。さらに、MacBook(公式サイトでは約16万円)とヘッドセットは各家庭で用意し、受験料は10,000円(税込)です。奨学金制度は現時点ではないとされています。

ポイント:学院の1,980,000円は就学支援金で軽くなる部分ではありません。「学院分+提携校分+端末代」の合計で、3年間の資金計画を立てておくと安心です。

開校前に確認したいチェックリスト

新設校なので、まだ卒業生も進学実績もありません。学院長自身も今回の発表のコメントで「未だ進学実績のない新設のサポート校」と述べています。説明会や個別相談では、次の点を聞いてみてはいかがでしょうか。

  • 提携する通信制高校の校名、スクーリングの場所・回数、卒業要件はいつ公表されるか
  • 2027年4月1日予定の認可が予定どおり進まなかった場合の対応
  • 最新の入試日程(公式サイトと募集要項PDFの食い違いの確認)
  • 3年間の総費用(2年目以降の授業料・提携校の学費・その他の費用)
  • 「未来図」の講座が具体的にどの学年でどれくらい行われるか
  • 海外大学進学を考える場合の支援体制(FAQでは外部の専門会社と連携するとしています)

大切なこと:「推薦入試に強い学校」は学院側が掲げる目標で、まだ実績で確かめられる段階ではありません。英語のC1も目標です。お子さんが自分から学び続けられるタイプか、週5日通学のスタイルが合うかを、体験会などで親子一緒に確かめてみてくださいね。

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まとめ

  • ニュースの中身: 2026年10月2日、リザプロ「未来図」とCTIS国際高等学院が推薦入試を軸にした進路指導の包括連携協定を締結しました
  • 学校の仕組み: 学院は通信制高校サポート校で、卒業資格は提携する私立高校(通信制課程)から。提携校名は非公表で、認可は2027年4月1日の予定です
  • IBとの関係: 学院はIB認定を受ける予定がないと発表されています。IB認定校のキャピタル東京インターナショナルスクールとは別の学校です
  • 費用: 2027年度の学院の初年度合計は1,980,000円(税込)で就学支援金の対象外。提携校の学費や端末代が別にかかります
  • 今できること: 出願はすでに始まっています。最新の募集要項で日程を確かめ、提携校の情報と3年間の総費用を説明会で確認しましょう

出典・参考リンク

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