※本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます。
「感染症や世界の健康問題に関心がある子に、中高のうちから本格的に学べる場所はあるのかしら」と気になっているご家庭も多いのではないでしょうか。医療や国際協力の仕事に憧れるお子さんにとって、早い時期からテーマを持って学べる環境は魅力的ですよね。
2026年10月7日、朝日新聞のウェブサイト「with Planet」が、大阪府高槻市の私立中高一貫校・高槻中学校・高槻高校の取り組みを紹介しました。グローバルヘルス(国際保健)をメインテーマにしたコースで、生徒がどのように学んでいるのかを、授業の見学と校長へのインタビューで伝える記事です。
この記事では、朝日新聞の報道と学校公式サイトで確認できた情報をもとに、コースの中身、入り方、そして保護者として確認しておきたいポイントを順番にお話ししますね。なお、このコースは今年新しくできたものではなく、学校公式サイトの英語ページによると2014年4月に設置された既存のコースです。
ニュースの概要
朝日新聞 with Planet の記事「グローバルヘルスがテーマのコース設置 高槻中学校・高槻高校の狙いは」(2026年10月7日公開)は、高槻中学校・高槻高校のGAコース(Global Advanced Course)を取り上げたものです。記事には、2026年9月15日に撮影された中学3年と高校1年の授業の様子が掲載されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学校名 | 高槻中学校・高槻高等学校(大阪府高槻市沢良木町2番5号) |
| 設置者 | 学校法人大阪医科薬科大学 |
| 取り上げたコース | GAコース(2014年4月設置。学校公式の英語ページより) |
| コースの規模 | 中3から分かれる3コースのうち1コース・1クラス |
| 報道 | 朝日新聞 with Planet(2026年10月7日公開) |
記事によると、中学3年の授業は工藤剛校長が担当しています。授業では、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)という言葉が取り上げられていました。つまり「必要な保健医療を、世界中の誰もが払える費用で受けられること」という考え方で、グローバルヘルスを学ぶうえで欠かせない言葉だと校長は説明したそうです。夏休みに国連のSDGs(持続可能な開発目標)に関する記事を読んでリポートを書き、発表する課題もあったと報じられています。
工藤校長はコースの方針について、記事の中で「世界の人々の健康問題を考えるリーダーを育てること」と語っています。
高校1年の授業では、クラスが7つの班に分かれてタブレットを使いながら議論していたと伝えられています。感染症のような直接的なテーマよりも、生活習慣病や地域づくり、心理的ケアなど、身近で健康とつながる題材を選ぶ班が多かったそうです。担当の松村栄太郎教諭は「ヘルスに関係ないものはないので、生徒たちは幅広くテーマを探す」と話しています。
背景と解説
なぜ「グローバルヘルス」なのか
朝日新聞の記事は、このコースを設けた背景として、学校がもともと国際教育を進めてきたことと、同じ学校法人の大阪医科薬科大学などと連携してライフサイエンスの教育に力を入れていることを挙げています。
学校公式サイトによると、高槻中学校・高槻高校は文部科学省のスーパーグローバルハイスクール(SGH)の指定校(2016年度〜2020年度)で、2021年度からはSGHネットワークの参加校です。GAコースは、このSGHの5年間で作られたカリキュラムを引き継いでいると説明されています。また、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)は2024年度から第3期の指定を受けていて、こちらは理数系のGSコースが中心です。
4年間の学びの流れ
学校公式サイトと朝日新聞の記事をあわせると、GAコースの学びは次のように進みます。図1にまとめました。

- 中学3年:「グローバルスタディーズ入門」(週1時間)。SDGsや国際情勢、国際保健の課題を学びます
- 高校1年:「グローバル課題研究」(2単位)。班でテーマを決めて研究し、台北市の私立延平高級中学で中間発表をします。国立台湾大学と台北医学大学の公共衛生学院でも発表し、助言を受けると学校は説明しています
- 高校2年:1人1テーマで課題研究論文に取り組み、太平洋の島国パラオでフィールドワークを行います
- 高校3年:論文を英語で仕上げると報じられています
このほか、学校公式サイトでは、京都大学グローバルヘルス学際融合ユニットとの連携や、スタンフォード大学の国際異文化教育プログラム(SPICE)と共同で行う全8回のオンライン講座が紹介されています。朝日新聞によると、この講座は今年度、他コースも含む高校1年の希望者50人が英語で受講しているそうです。
ポイント:高槻中学校・高槻高校は、文部科学省IB教育推進コンソーシアムが公開する国際バカロレア(IB)認定校の一覧(2026年6月30日時点)には掲載されていません。探究活動の特徴に絞って比べると、自分で問いを立てて調べ、論文や英語の発表にまとめるという点で、IBの課題論文などと共通する経験を積める環境といえそうです。
保護者への影響と今できる対応
入口は中学入試だけ
まず押さえておきたいのは、高槻高校は完全中高一貫校で、高校からの募集は行っていないという点です。GAコースで学びたい場合は、中学入試で入学する必要があります。
中学入学時は全員がGLコース(Global Leader)に所属し、中学3年からGL・GS・GAの3コースに分かれます。学校の「中学入試Q&A」によると、定員はGLが3クラス、GSが2クラス、GAが1クラスです。中学1年・2年の総合成績によって、希望するコースを選ぶ権利が得られる仕組みなので、入学すれば必ずGAに進めるわけではないんです。図2で、今の学年と入学・コース選択の時期の関係を整理しました。

たとえば、2026年10月時点で小学6年生のお子さんは2027年4月に中学に入学し、コースに分かれるのは2029年4月です。小学5年生なら2028年4月入学、コース分けは2030年4月になります。
注意:学校のQ&Aでは、3コースの違いは「週に1〜2時間ある探究の時間の内容」だと説明されています。一方、GAコースのページには、高校の英語系の学校設定科目(グローバル英語表現など)も掲載されています。どこまでがコース共通なのかは、説明会で確認しておくと安心です。海外研修や講座の中には、コースを問わず希望者が参加できるものもあります。
2027年度入試で知っておきたいこと
学校公式サイトでは、2026年7月14日に2027年度の生徒募集要項が掲載されました。2027年度の生徒募集要項によると、募集定員は264名です。また、2027年入試から入学時特待生制度が新しくでき、A日程の男子・女子の合格者それぞれ上位5名を対象に、中学3年間の授業料の半額相当額が給付されます。学業不振などの場合は資格を失うこともあるので、条件は募集要項で確認しておきましょう。
英語選択型入試もありますが、英検などの資格は出願条件ではなく、取得級による加点もないとQ&Aに書かれています。
今からできる準備
- 学校見学会や入試説明会(事前予約制)で、GAコースの授業や研究発表の様子を聞いてみる
- 台湾研修やパラオのフィールドワークの費用・時期・参加の仕方を確認する
- ニュースや本を通じて、お子さんと世界の健康問題について話してみる
- GAに進めなかった場合も含め、6年間の学び方を家族で話し合っておく

図3に確認ポイントをまとめました。「健康」というテーマは、医療の道に進みたい子だけのものではありません。松村教諭の言葉のとおり、地域づくりや心の問題など、文系・理系どちらの関心からも入っていけるのがこの分野の面白さなんです。
【PR】お子さまの学びをサポートするサービス
Speak(スピーク)
AIを相手に英語を話して練習できる、スピーキング特化の英会話アプリです。お子さまの英語学習を支える保護者の方が、学校とのやりとりや面談に向けてすき間時間に話す練習をするのに使えます。
U-GAKU ニセコ留学(国内留学)
北海道ニセコで、日本にいながら英語で生活する国内留学プログラムです。無料のオンライン個別相談を申し込めます。
eFFISAGE(エフィサージュ)
海外子女向けのオンライン家庭教師サービスです。新規の無料体験を申し込めます。
当サイトはアフィリエイトプログラム(A8.net・もしもアフィリエイト・バリューコマース・楽天アフィリエイト等)に参加しています。リンク経由でお申し込み・ご購入いただくと当サイトに報酬が支払われる場合がありますが、掲載内容・順位に影響はありません。
まとめ
- 既存コースの紹介記事: 朝日新聞 with Planet(2026年10月7日)が、2014年4月設置のGAコースの授業を紹介しました
- 4年間で探究を深める: 中3の入門から、高1の台湾での中間発表、高2のパラオでのフィールドワークへと進みます
- 入口は中学入試: 高校からの募集はなく、中3でのコース選択は中1・中2の総合成績で決まります
- GAは1クラス: GL3クラス・GS2クラス・GA1クラスの構成で、学校のQ&Aではコースの違いは探究の時間の内容と説明されています
- IB認定校一覧への掲載: 文部科学省IB教育推進コンソーシアムの認定校一覧(2026年6月30日時点)には掲載されていません


コメント