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「次の学習指導要領で、情報の授業が大きく変わるらしい」というニュースを見て、うちの子は何年生から関係するの?家でパソコンやタブレットを用意したほうがいいの?と気になった方も多いのではないでしょうか。
2026年10月5日、文部科学省の中央教育審議会(中教審)の教育課程部会が「次期学習指導要領等に向けた審議まとめ」を取りまとめました。その中で、小学校・中学校・高校を通じて情報教育を見直す方向性が示されています。この記事では、2026年10月7日配信のリセマムのニュース(RSSでの表記)を取り上げます。参照先の教育業界ニュース「ReseEd(リシード)」の記事「小中高の情報教育を刷新」の掲載日時は10月6日15時15分です。
ただ、今回の審議まとめは「こういう方向で見直すのが適当」という段階のもので、まだ決定ではありません。この記事では、文部科学省の公表資料で確認できたことを中心に、子どもの学びと家庭のICT環境にどう関わるのかを整理してお話ししますね。
ニュースの概要
審議まとめを取りまとめたのは、中教審の初等中等教育分科会に置かれた教育課程部会です。文部科学省は翌10月6日、この審議まとめについてパブリック・コメント(意見公募)を始めると発表しました。報道発表では、次期学習指導要領等は「令和10年度(2028年度)以降に順次実施予定」と説明されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 取りまとめ | 中央教育審議会 初等中等教育分科会 教育課程部会(2026年10月5日) |
| 資料名 | 次期学習指導要領等に向けた審議まとめ |
| 意見公募の期間 | 2026年10月6日14時〜11月5日23時59分(予定) |
| 今後の予定 | 2026年度中に中教審答申を取りまとめる想定。告示時期:本記事では未確認 |
情報教育について、審議まとめが示した主な方向性は次のとおりです。いずれも名称を含めて検討段階のもので、今後変わる可能性があります。
- 小学校: 総合的な学習の時間に「情報の領域」を加え、「探究の領域」と「情報の領域」の2つで構成する方向。あわせて、小中学校の「総合的な学習の時間」の名称を、高校と同じ「総合的な探究の時間」に変える方向も示されています
- 中学校: 技術・家庭科の技術分野を発展させた新教科「情報・技術科」をつくり、家庭科は独立した教科とするのが適当とされています。情報・技術科は「情報技術」と「情報を基盤とした生産技術」の2領域で構成する案です
- 高校: 共通必履修科目の「情報Ⅰ」は残し、選択科目の「情報Ⅱ」は学校が単位数を柔軟に配当できるようにする方向。データサイエンスやAIに関する内容の強化も挙げられています
小・中・高の見直しの全体像を図1にまとめました。

背景と解説
今の学校では、1人1台の端末を使う授業が当たり前になりました。一方で、タイピングや端末の操作、情報モラルなどを、国語や社会などいろいろな教科の中で少しずつ教えている状態でもあります。審議まとめは、情報活用能力を育てる「要」となる教科・領域を学校段階ごとに決め、そこで集中的・体系的に学ぶ形にすることで、ほかの教科は本来の学びを深められると説明しています。
つまり、「パソコンの使い方はどの授業で教わるの?」がはっきりする、ということです。たとえば審議まとめには、小学3年のタイピングを「情報の領域」に移す例が書かれています。
小学校の「ミニ探究ユニット」と「情報ブロック」
小学校の「情報の領域」では、小さな単元で情報のスキルと探究の進め方を行き来しながら学ぶ「ミニ探究ユニット」と、探究の流れに組み込みにくい基礎的な内容を学ぶ「情報ブロック」を組み合わせる案が示されています。情報ブロックの内容は、第3学年から第6学年へ系統的に発展させるとされています。
生成AIとメディアリテラシー
審議まとめは、日常にあふれる情報の真偽や偏りを吟味する力を重視し、小学校の「情報の領域」、中学校の情報・技術科、高校の情報科でメディアリテラシーや情報モラルの育成を図る方向を打ち出しています。AIが作ったものをそのまま使ってしまう例にも触れていて、生成AIとの付き合い方も大切なテーマになりそうです。
ポイント:高校の「情報Ⅰ」は、前回の改訂で共通必履修科目になり、令和7年度(2025年1月実施)の大学入学共通テストから出題されています。審議まとめは、こうした経緯から科目構成を安易に変えると現場が混乱するとして、情報Ⅰは残す考え方を示しています。
IB校や国際教育を考えているご家庭へ
日本の学校教育法上の学校(いわゆる一条校)としてIBプログラムを取り入れている学校も、基本的には学習指導要領に沿って教育課程を組んでいます。どのように対応するかは学校ごとに異なりますので、学校説明会などで情報教育やICTの扱いについて聞いてみるとよいですね。
保護者への影響と今できる対応
「うちの子はいつから?」がいちばん気になるところですよね。文部科学省が2025年12月に示したスケジュール(イメージ)では、小学校は2030年度、中学校は2031年度から全面実施、高校は2032年度の入学生から順次実施し、2034年度に全学年がそろう想定です。ただし、これは前回改訂と同じ流れを仮定したもので、変更の可能性があると明記されています。
この想定どおりなら、新しい小学校の内容にかかわるのは2026年度に小学2年生以下のお子さま、新しい中学校・高校の内容にかかわるのは2026年度に小学4年生以下のお子さまが目安です(年度は4月始まりで数えています)。今後の流れと学年の対応を図2にまとめました。

注意:報道発表の「2028年度以降に順次実施」は、小学校の「情報の領域」が2028年度に始まるという意味ではありません。同じスケジュールでは、2028年度は幼稚園の全面実施の年で、小中高はその後に周知・移行期間を経て順に始まる想定です。移行期間の具体的な時期や先行して実施する内容は「今後検討」とされています。
家庭のICT環境で考えておきたいこと
学校の端末については、文部科学省がGIGAスクール構想の第2期として、1人1台端末を5年程度かけて計画的に更新し、故障に備えた予備機も整える方針を示しています(令和7年度予算資料では補助基準額は1台5.5万円)。今回の審議まとめで、家庭で新しく機器を買うよう求められているわけではありません。
一方で審議まとめは、家庭や地域の社会経済的な背景によって使える学習環境に差があることに留意する必要があるとも書いています。また、一律の宿題から少しずつ離れ、家庭学習の内容を子ども自身が決められるよう段階的に指導する視点も示されています。家での学び方が変わっていく可能性はありそうですね。
- 学校の端末を家に持ち帰るか、家庭の通信環境をどう使うかは自治体・学校ごとのルールを確認する
- 家庭で端末やネットを使うときの約束(時間・使う場所・SNSや生成AIの扱い)を親子で話し合っておく
- 検索結果やAIの答えを「本当かな?」と一緒に確かめる習慣をつくる
- 中学・高校受験を考えている場合は、志望校の情報教育やICT活用の取り組みを説明会で聞いてみる
- パブリック・コメントは11月5日まで。気になる点があれば保護者として意見を出すこともできる
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まとめ
- 中教審の審議まとめ: 2026年10月5日に教育課程部会が取りまとめ。11月5日まで意見公募中で、答申は2026年度中の予定です
- 小中高の情報教育: 小学校の「情報の領域」、中学校の新教科「情報・技術科」、高校の情報科の充実という方向性が示されました(いずれも検討段階)
- 対象学年の目安: 想定どおりなら、小学校は2030年度、中学校は2031年度から。2026年度に小学4年生以下のお子さまが中学・高校の新しい内容の対象になる目安です
- 家庭でできること: 機器の買い足しを急ぐより、端末のルールづくりと「情報を確かめる習慣」から始めるのがおすすめです


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