東京インターナショナルスクール完全ガイド:高輪の新キャンパスとGrade 12までのIB一貫教育

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東京インターナショナルスクール(Tokyo International School、以下TIS)は、東京都港区にあるインターナショナルスクールです。IBO(国際バカロレア機構)の学校ページにはPYP・MYP・DPの3つのプログラムが掲載されていて、2026年8月には高輪ゲートウェイ駅の近くへキャンパスを移しました。「南麻布の学校」として覚えている方も多いかもしれませんが、今は新しい場所で学んでいるんです。

「幼稚園から高校まで、ずっと英語でIBを学ばせたい」「でも学費や英語の条件はどうなの?」と気になっているお母さまに向けて、公式の情報で確認できたことを順番にお話ししますね。

はじめに:この記事でわかること

この記事は、IBO公式の学校ページ、TISの公式サイト、東京都の「インターナショナルスクールポータル」や私立学校審議会の答申など、公式の情報で確認できた内容だけで書いています。確認日はいずれも2026年9月24日です。

  • IBの3プログラムとそれぞれの認定日
  • 1994年の創立から、2026年の高輪への移転までのあゆみ
  • 2026–27年度の学費(一回限りの費用と、学年帯ごとの年間費用)
  • 出願の流れと、英語についての条件
  • 2027年6月に予定されている最初の卒業と、進路のサポート

学校概要:プリスクールから始まったK〜12の学校

学校公式サイトによると、TISは1994年に「Tokyo International School Pre School」として、生徒5人で創立しました。その後、1997年に初等課程へ広がり、2001年に三田4丁目、2004年に旧港区立南海小学校の跡地、2013年に南麻布へと移りながら大きくなってきました。2017年には、学校公式の説明で「Gakko-Hojin(学校法人)」となり、非営利の学校になっています(学校公式:Our Story)。東京都の資料では、設置者は「準学校法人」と書かれています。各種学校を設置する法人は準学校法人と呼ばれるので、法律上の正式な区分はこちらですね。

項目 内容
学校名 東京インターナショナルスクール(Tokyo International School)
所在地(2026年8月から) 東京都港区三田3-15-2 TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCE
最寄り駅 都営浅草線「泉岳寺」徒歩約6分/JR山手線「高輪ゲートウェイ」徒歩約9分
対象 Kindergarten(幼稚園年長)〜Grade 12(高校3年生相当)
生徒数 約500人(東京都ポータル)/500人超(学校公式)
日本での区分 各種学校(設置者は準学校法人)
IBプログラム PYP・MYP・DP(IBO掲載)
そのほかの認定 CIS(2004年から。学校公式の沿革)
授業の言語 英語(日本語は日本語の授業のみ。東京都ポータル)

出典:学校公式:Location | Access | Contact、学校公式:Our School、東京都インターナショナルスクールポータル:東京インターナショナルスクール、東京都:令和8年度第3回東京都私立学校審議会答申(いずれも2026年9月24日確認)

東京都の答申では、学校全体の収容定員は572人とされています。これは定員で、実際の在籍数ではない点に注意してくださいね。

日本の制度では、TISは各種学校です。東京都の「私立各種学校一覧(令和8年4月1日現在)」にも載っています(東京都:私立各種学校一覧)。つまり、学校教育法の「一条校」(日本の小学校・中学校・高校)ではないということなんです。なお、この一覧は4月1日時点のものなので、住所は移転前の南麻布のままになっています。

東京インターナショナルスクールのあゆみ(1994年から2026年)
図1:東京インターナショナルスクールのあゆみ

IB認定状況:PYP・MYP・DPの3つがそろった

IBO公式の学校ページで確認した、TISのIBプログラムと認定日は次のとおりです。

プログラム 認定日(IBO掲載) 学校の案内での対象
PYP(初等教育プログラム) 2005年12月12日 5〜11歳
MYP(中等教育プログラム) 2007年12月19日 11〜16歳
DP(ディプロマ・プログラム) 2025年5月23日 16歳から

出典:IBO公式:Tokyo International School、学校公式:Learning(2026年9月24日確認)

PYPとMYPは20年前後の実績があり、DPは2025年に加わったばかりです。学校の案内では、Grade 11で2025–26年度にDPを始め、Grade 12を2026–27年度に開設するとされています。東京都ポータルにも、2026年8月にGrade 12まで広がったことが載っています。

つまり、TISでは幼稚園年長から高校3年生相当まで、PYP→MYP→DPとIBの流れで学び続けられるようになったということなんですね。

東京インターナショナルスクールのIBプログラム(PYP・MYP・DP)
図2:東京インターナショナルスクールのIBプログラムと認定日

教育の特色とカリキュラム:英語で学ぶ探究型の授業

東京都ポータルによると、授業は英語で行われ、日本語は日本語の授業で学びます。PYPでは教科の枠を越えたテーマで探究し、MYPでは教科ごとの学びを実社会とつなげていく、というのがIBの基本的な流れです。

IBO公式の学校ページでは、各プログラムの「授業言語」の欄は空欄でした。英語で授業を行うことは東京都ポータルで確認できた情報です。

IBとは別に、学校の沿革には2004年にCIS(国際学校協議会)の認定を受けたことが書かれています。CISは、学校全体の運営や教育の質を外部から評価する国際的な団体です。東京都ポータルにはEARCOSやJCISも載っていますが、これらはCISとは分けて「その他」として掲載されています。

学費:2026–27年度の金額

学費は、ご家庭にとっていちばん大事な情報ですよね。TISは学校公式サイトに2026–27年度の学費を載せています(学校公式:School Fees)。正直にお話しすると、決して安い金額ではありません。まずは全体像を見ていきましょう。

新入生だけにかかる一回限りの費用(返金不可)

項目 金額(2026–27年度)
出願料(Application Fee) 30,000円
登録料(Registration Fee) 400,000円
開発費(Development Fee) 1,000,000円
合計 1,430,000円

学年帯ごとの年間費用

学年 施設費 授業料(年額) 年間の合計
Kindergarten〜Grade 2 200,000円 3,100,000円 3,300,000円
Grade 3〜5 200,000円 3,200,000円 3,400,000円
Grade 6〜9 200,000円 3,300,000円 3,500,000円
Grade 10〜12 200,000円 3,400,000円 3,600,000円

出典:学校公式:School Fees(2026–27年度、2026年9月24日確認)

料金表には、授業料を3回に分けた場合の各期の金額と期限も載っています。たとえばKindergarten〜Grade 2では、第1期が1,240,000円(5月15日まで)、第2期と第3期が930,000円ずつ(10月31日・1月31日まで)です。一方で、同じページには「在校生は年間の学費を5月15日までに全額納付、新入生は合格通知に書かれた日程で全額納付」という説明もあります。どの払い方が使えるかは、学校に確認してくださいね。

東京インターナショナルスクールの学年帯ごとの年間費用(2026–27年度)
図3:学年帯ごとの年間費用(2026–27年度)

初年度にかかるお金をイメージしてみると

たとえば2026–27年度にKindergartenへ入学する場合、一回限りの費用1,430,000円(2026–27年度)に、施設費200,000円と授業料3,100,000円(いずれも2026–27年度)を足すと、初年度は4,730,000円になります。ここに、使う場合はスクールバス代(片道280,000円・往復380,000円)などがかかります。

東京インターナショナルスクールの初年度の費用の例(2026–27年度)
図4:初年度にかかる費用の例(Kindergarten〜Grade 2、2026–27年度)

学費に含まれないもの

  • スクールバス(片道280,000円、往復380,000円)
  • Grade 6〜12は、学校の仕様に合うノートパソコンの用意が必要
  • 制服、昼食、一部の学校活動や行事、楽器の個人レッスン
  • 宿泊行事の交通費など
  • 延長プログラム「Beyond the Bell」(Kindergarten〜Grade 5が対象。年額260,000円、または1回2,000円)

奨学金・きょうだいの扱い

ここは大事なポイントなので、はっきりお伝えしますね。学校公式のFAQでは、学校としていかなる種類の経済支援も行っておらず、奨学金の基金もないと答えています(学校公式:FAQs)。

企業向けには「Corporate Contribution Program(CCP)」という仕組みがあります。これは、企業が従業員のお子さまの教育費を学校に拠出するためのもので、個人が申し込む奨学金とは違います。お勤め先で使えるかどうかは、学校のBusiness Officeに問い合わせる必要があります。

きょうだいについては、ほかの入学基準を満たしていれば入学で優先されます。きょうだいの授業料割引は、公式ページでは確認できませんでした。

入学方法:出願の流れと英語の条件

出願の流れ

学校公式の入学案内によると、出願は次の流れで進みます(学校公式:Admissions & Tours)。

  • オンラインで出願する(出願料は返金不可で、1学年度有効)
  • 必要書類を提出する(書類の一覧は出願システム内のチェックリストで確認)
  • 学校のリーダーシップチームと関係する教員が審査する
  • 入学できるかどうかの通知を受け取る

Grade 1〜11では、席が確認されたあと、学校が必要と判断した場合にだけアセスメントが行われます。全員が受ける筆記試験や面接として案内されているわけではないんですね。Kindergartenは、翌年度の入学に向けて1〜2月に、遊びを中心にしたスクリーニングがあるとFAQに書かれています。

入学の時期

KindergartenとGrade 11・12(DP)を除いて、ほかの学年は随時入学(ローリング・アドミッション)です。ただし、空席や選考基準、学年の構成をふまえて決まります。2026–27学年度の授業初日は8月25日で、この学年度はGrade 12への入学を受け付けないとされています。

英語についての条件

お母さまがいちばん気になるのは、ここかもしれませんね。TISの案内は、少し読み分けが必要なんです。

  • 2026–27年度の募集案内では、生徒の英語力は「選考で考慮する要素だが、必須条件ではない」とされている
  • FAQでは、保護者の少なくとも1人が英語を流暢に話し、読み書きできることを求めている
  • FAQでは、日本人の生徒は入学時に同級生と同じように学べる英語力が必要で、EAL(英語を追加言語として学ぶための支援)を必要とする日本人の生徒は受け入れないと書かれている

つまり、日本人のご家庭の場合は、お子さまにも保護者にも、かなりの英語力が求められるということなんです。「入ってから英語を伸ばせばいい」という考え方は、TISでは難しいと思っておいたほうがよさそうです。点数などの具体的な基準は公表されていないので、気になる場合は出願前にAdmissions Teamに相談してみてくださいね。

進学実績と進路のサポート

TISの高校段階はGrade 10〜12で、学校の大学進学相談のページによると、最初の卒業生が出るのは2027年6月の予定です(学校公式:University Counseling & Career Support)。最初の卒業がこれからなので、卒業生がどの大学へ進んだかという実績は、公式サイトでは確認できませんでした。

進路相談はGrade 9から始まり、大学進学のほか、ギャップイヤーや就職などの進路についても相談できるとされています。DPの詳しい内容は学校公式のDPのページで紹介されています(学校公式:IB Diploma Programme)。

日本の大学への出願資格は、大学・学部ごとに違います。IBのディプロマで出願できるかどうかは、志望する大学・学部の募集要項で必ず確かめてくださいね。

お母さまが気になるリアルな疑問

Q. 英語が話せない子でも入れますか?

日本人の生徒の場合、FAQでは入学時に同級生と同じように学べる英語力が必要とされていて、EALの支援が必要な日本人の生徒は受け入れないと書かれています。また、保護者の少なくとも1人が英語を流暢に使えることも条件です。英語に自信がない段階では、まずは学校に相談してみるのがいいと思います。

Q. 学費は総額でどのくらいかかりますか?

年間の施設費と授業料の合計は、学年帯によって3,300,000〜3,600,000円(2026–27年度)です。新入生はこれに一回限りの費用1,430,000円(2026–27年度)が加わります。バス代や制服、昼食、パソコンなどは別です。学費は年度ごとに改定されることがあるので、入学する年度の金額を必ず確認してください。

Q. 奨学金や学費の割引はありますか?

学校のFAQでは、学校としての経済支援や奨学金はないとされています。企業向けのCCPという仕組みはありますが、個人向けの奨学金ではありません。

Q. 途中の学年から入れますか?

KindergartenとGrade 11・12を除けば、随時入学の仕組みがあります。ただし空席しだいです。2026–27学年度は、Grade 12への入学は受け付けないとされています。

Q. 南麻布のキャンパスはどうなったのですか?

2026年8月から、港区三田3丁目の「TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCE」に移りました。最寄り駅は泉岳寺駅(徒歩約6分)と高輪ゲートウェイ駅(徒歩約9分)です。古い資料には南麻布の住所が残っていることがあるので、見学の前に学校公式のアクセスページを確認してくださいね。

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まとめ:幼稚園年長から高校まで、IBでつながる学校に

東京インターナショナルスクールについて、確認できたことを振り返りますね。

  • 1994年に生徒5人のプリスクールとして創立し、2017年に法人化して非営利の学校になった
  • IBO掲載のプログラムは、PYP(2005年)・MYP(2007年)・DP(2025年)の3つ
  • 2026年8月に高輪へ移転し、Grade 12まで広がった。最初の卒業は2027年6月の予定
  • 2026–27年度の年間費用は3,300,000〜3,600,000円、新入生は一回限りの1,430,000円が別
  • 学校としての奨学金・経済支援はない
  • 日本人の生徒には入学時の英語力が必要で、保護者にも英語力が求められる

PYPからDPまで、IBの流れで一貫して学べる環境が整った学校です。一方で、学費と英語の条件はしっかり確かめておきたいところです。気になったら、学校見学(ツアー)に申し込んで、新しいキャンパスの雰囲気を親子で確かめてみてください。

出典・参考リンク

※本記事の内容は2026年9月24日に確認した情報に基づいています。学費・入学の条件などは変更される場合がありますので、最新の情報は必ず学校公式サイトでご確認ください。

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